(1999-08-12)   

 

午後、明るいうちに・・・・・

     遠くの方で鳴りだした雷の音が

夕方になると・・・・・

     あたり一面のひどい雷雨になってしまった。

二階の窓際の机に向かって座り

     目の前のガラス戸を開けると

冷え冷えと流れ込んで来る風が

     火照(ほて)った頬にとても心地よい。

こんもりと繁った近所の家の樹々に

     ザアザアと銀色に降り注ぐ小気味よい雨。

・・・・そして、ひっきりなしに光る青い稲妻と

     不気味な音を立てる雷の音が憂鬱な心に爽やかだ。

  

  

夕食後・・・・八千穂村に

     卓球の練習に行くのだから

行き帰りのドロ水のはね返りを考えると 

     本当はイヤ気がさすのが普通なのに

このひどい雨と雷の音に聞きほれ

     親しみさえも感じている僕。

そして・・・・こんなにひどい雨の夜は

     ヒュッテで静かに本でも読んでいればいいのに

真っ暗闇の大雨の中を

     ワイパーの速度を最高にして、走りたがっている僕。

どうして僕はこんなに雨が大好きで 

     雨の音を聞いていると、気持ちが安らぐのだろう?

    

  

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