(1999-01-28)
真夜中、轟々と鳴る風の音に目を覚ました。
階下のトイレに行って来て、ベッドに入る前
ふと、気が変わって、窓のカーテンを引き
ガラス窓の外を覗いてみた。
月明かりは無いけれど
雲ひとつ無い空に、窓一杯の星屑(ほしくず)
サソリ座、シシ座・・・・それに今日初めて知ったテンビン座にカラス座
もう、余りの美しさに我を忘れて、索星図と首っぴき
屋根のひさしに半分かくれて大きな星が二つ
その星座の名前がどうしても分からない
ナイトガウンの上にコートを羽織り
東向きの窓と、南向きの窓の間を行ったり来たり
四半刻(しはんどき)もたってから
乙女座のスピカと 火星だったことに気が付いて大笑い。
やっと、安心してベッドに入ったら
今度は、体中がガタガタ震えて、どうにも止まらない。
左肩を下にして、ハムスターのように丸くなり、
温かくなって、ウトウトしかけたら
当然、増沢英子さんの事を思い出し
ビックリして、目を覚ましてしまった。
「どうして桂花と雅美じゃなくて、増沢さんなの・・・・?」
そんなことを考えていたら、カーテンの隙間が明るくなって来た。
今では、体中が温まり、ヌクヌクと世界中が温かい。
・・・・僕は世界中で、一番幸せかも知れない・・・・。
フロント・ページに戻る