7. 聖書の中からの抜粋 .
ヨハネ祭 (夏至祭) は世界中どこでも、6月24日を中心とした
1週間の間に祝われています(ただし前祝の部分は除きます)
が、その根拠となっている、新訳聖書の記事を次に掲げて置
きます。また、日本語を含めた6ヶ国語のその部分の写真も最
下段に掲載して置きますので、興味のある方は見比べてみて
下さい。
ヨハネがイエスより6ヶ月早く生まれた事に関する記事
ルカによる福音書 (第1章 8~16章 :中略 : 24 ~ 38章)
さてザカリヤは、その組が当番になり神のみまえに祭司の務めをしていたとき、祭司職の慣例に従ってくじを引いたところ、主の聖所にはいって香をたくことになった。
香をたいている間、多くの民衆はみな外で祈っていた。
すると主の御使いが現れて、香壇の右側に立った。
ザカリヤはこれを見て,おじ惑い,恐怖の念に襲われた。
そこで御使いが彼に言った、
「恐れるな、ザカリアよ、あなたの祈りが聞きいれられたのだ。あなたの妻エリサベツは男の子を産むであろう。その子をヨハネと名づけなさい。彼はあなたに喜びと楽しみとをもたらし、多くの人々もその誕生を喜ぶであろう。彼は主のみまえに大いなるものとなり、ぶどう酒や強い酒をいっさい飲まず、母の胎内にいる時からすでに聖霊に満たされており、そして、イスラエルの多くの子らを、主なる彼らの神に立ち帰らせるであろう。彼はエリヤの霊と力とをもって、みまえに先だって行き、父の心を子に向けさせ逆らう者に義人の思いを持たせて、整えられた民を主に備えるであろう」。(中略)
そののち、妻エリサベツはみごもり、五か月のあいだ引きこもっていたが、
「主は、今わたしを心にかけてくださって、人々の間からわたしの恥を取り除くために、こうしてくださいました」と言った。
六か月目に、御使ガブリエルが、神からつかわされて、ナザレというガリラヤの町の一処女のもとにきた。
この処女はダビデ家の出であるヨセフという人のいいなづけになっていて、名をマリヤといった。御使いがマリヤのところにきて言った、
「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」。
この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、このあいさつはなんの事であろうかと、おもいめぐらしていた。すると御使いが言った、
「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名付けなさい。彼は大いなるものとなり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。
そして、主なる神は彼に父ダビデの王座をお与えになり、彼はとこしえにヤコブの家を支配し、その支配は限りなく続くでしょう」。
そこでマリヤは御使いに言った。
「どうして、そのんな事がありえましょうか。わたしにはまだ夫がありませんのに」。
御使いが答えていった、
「聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおうでしょう。それゆえに、生まれ出る子は聖なるものであり、神の子と、となえられるでしょう。あなたの親族エリサベツも老年ながら子を宿しています.不妊の女といわれていたのに、はや六ヶ月になっています。神には、なんでもできないことはありません」。
そこでマリヤは言った、
「わたしは主のはしためです。お言葉どおりの身になります様に」。
そして御使いは彼女から離れて行った。
ヨハネがイエスにバプテスマを授けた事に関する記事
マタイによる福音書 (第3章 13 ~ 17章)
そのときイエスは、ガリラヤを出て、ヨルダン川に現れ、ヨハネのところにきて、バプテスマ(*)を受けようとされた。ところがヨハネは、それを思いとどまらせようとして言った、
「わたしこあなたからバプテスマを受けるはずですのに、あなたがわたしのところにおいでになるのですか」。
しかし、イエスは答えて言われた、
「今は受けさせてもらいたい。このように、すべての正しいことを成就するのは、われわれにふさわしいことである」。
そこでヨハネはイエスの言われるとおりにした。
イエスはバプテスマを受けるとすぐ、水から上がられた。
すると、見よ、天が開け、神の御霊がはとのように自分の上に下ってくるのを、ごらんになった。また天から声があって言った、
「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」。
(*) バプテスマを受ける : ↓
聖職者(カトリックでは神父。プロテスタントでは牧師。)から
洗礼をうけて、キリスト者(クリスチャン)になる事を意味します。
また、洗礼を受けることを、受洗ともいいます。
筆者、八岳晴耕が受洗したのは 1982-04-11の復活日です。
★ ★ ★ ★
話は変りますが・・・・・・東京のわが家(仙了庵)には、
日本語・英語・フランス語・スペイン語・ロシア語・ギリシャ語の新訳聖書がありますが、各国語新約聖書の上記記事(ルカによる福音書 : 第1章 26節 の 「六か月目に」 に赤のマーカーを入れて置きます)の写真を下に列挙して置きますので、興味のある方は、見比べてみて下さい。
日本語聖書
ロシア語聖書 英語聖書 フランス語聖書
スペイン語聖書 ギリシャ~英語対訳聖書
日本語聖書 (6ヶ月目に赤マーカー) ↑
英語聖書 (6ヶ月目に赤マーカー) ↑
フランス語聖書 (6ヶ月目に赤マーカー) ↑
スペイン語聖書 (6ヶ月目に赤マーカー) ↑
ロシア語聖書 (6ヶ月目に赤マーカー) ↑
ギリシャ語~英語 対訳聖書 (6ヶ月目に赤マーカー) ↑
㋅24日に生まれたのはパプテスマのヨハネだという資料が
これだけ資料が集まったら
本来6月24日が祝祭日だった Juhannu はJohannesである可能性が
非常に高くなります。
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