6. “Juhannuspäivä” を、何故 『夏至祭』 って訳すンだろう?
夏至祭 : ← は誤訳であるとしか、筆者には考えられません・・・・・・!!!!
筆者はフィンランド語を習い始めてから3年程になりますが、時折、フィンランド語の参考書の中で、大きな焚火 (Kokko) の写真が紹介されており、ユハンヌス(Juhannus) は、俗にいう 『夏至祭』 の事・・・・・・と紹介されているのを見掛けますが、この 『夏至祭』 という俗称は、日本語だけの俗称であって、フィンランド語にも、英語にも、そのような意味は全く無いのではないないかと、シバシバ思う事があります。祝祭日『夏至祭』の名称は、2002-06-22 (土) に、第1回の2日目の 『夏至祭』 が Re-ex ホテルの草原で行なわれた際に、この祝祭のオリジナルの名称 “Juhannuspäivä” を 、このサイトの管理者 八岳晴耕 が、Juhannus の意味がよく分からないまま、フィンランド語の参考書の コッコ の説明に、俗にいう 『夏至祭』 の時に焚かれる、大焚火、とあるのを利用して、長湖畔のフィンランド・ヴィリッジで行うフィンランドのお祭りだから、 『夏至祭』 の前にフィンランドを冠して、『フィンランド夏至祭』 と当時の参加者に提案して皆のO.K.をとったのが、このイベントの正式な名称となったのです。
しかし、その後、昨 2009年 11月 05日 (このサイトの当日の日記(英文)をご参照ねがいます) に、フトした切っ掛けで、“Juhannus” という人名が聖書に出てくる 『バプテスマ(洗礼者)のヨハネ』 である事を知った八岳晴耕が、調べれば調べるほど、 “Midsummer Day”、“Midsummer”、“Juhannus”、という 3語が、バプテスマのヨハネに関係の深い言葉であることが分かって来たため、ついに、2010年 01月 20日 に至り、『夏至祭』、『フィンランド夏至祭』 と言う訳語は、正確な訳語ではなく、正しくは、当該祝祭日は 『ヨハネ祭』 、もしくは 『真夏祭』 ( 又は『盛夏祭』) と訳されるべきであったという結論に達たのです。
この結論に至った主な理由は下記の 5点です。
1. Juhannus が 『バプテスマのヨハネ』 らしい事が分かったこと。
2. Midsummer の第一義が 『真夏』 である事。
3. Midsummer Day が、本来は 『洗礼者ヨハネの祭日(6月24日)』 であった事。
4. その事が各国語の聖書で確認できること。
5. その一方で、 『夏至』 を意味する正確な英語は Summer solstice であって、Midsummer ではない事
5. シェークスピアの Midsummer's Night Dream が 『夏至の夜の夢』 と訳されないで 『真夏の夜の夢』 と訳されている事。以上の理由により、今後、このサイトの管理者 : 八岳晴耕は、これからは 『夏至祭』 という名称の代わりに、本来の意味の 『ヨハネ祭』、『真夏祭』 ( ← この2者のどちらか1ツを選ぶとしたら、どちらかと言えば本来の意味の 『ヨハネ祭』 の方がイイと思います。勿論、フィンランドの人達の様に、『真夏祭』 『ヨハネ祭』 の二つを両立させて使う事も可能だと思いますが・・・・・・) という名称を使ったほうが良いのではないかと、考えてにおります。
ヨハネ祭 :
バプテスマのヨハネの聖誕祭。 6月24日。ヨハネがユダヤの祭司ザカリヤと妻エリサベツの子としてイエス・キリストより6ヶ月早く生まれ、長じて後、キリストに洗礼を施した事は聖書に詳しく記されている。(→ このページの 6. 『聖書の中からの抜粋』を参照下さい。)
従って、クリスマスが12月25日に定められると、ヨハネの誕生日は6月24日の Midsummer Day の日となった。人々は日増しに天空高く昇り行く太陽がこの日をもって上昇をやめるのを見て、その前夜に盛大な火をたき、太陽に力を与えようと考えた。ヨハネ祭の祝い方は地方によって異なるが、共通に見られる特徴は、燃料の薪やわらを住民全てが負担し、戸外で共通の祝火をたくことである。(平凡社:世界大百科事典より)という幾つもの理由を挙げて、筆者 八岳晴耕 は、 “Juhannuspäivä” は “ヨハネ祭” と訳さされるべきだという意見を主張し続けて参りましたが、よく考えてみますと、以上の理由は、全て状況証拠であって、 Juhannus という言葉そのものについて、その歴史上の時間的証拠・印刷物や史跡などで確認できる事実 などが揃っていません。
その為、次の章では
その辺りの物的証拠・事実確認・歴史上のデータの確認をどうsたらイイカ
・・・・・・ etc. etc. 等に着き色々と論じて参りたいと存じます!!
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