4. ヨ-ロッパの他の国々にも .
夏至祭ってあるの?
フィンランド・ヴィりッジにやって来るフィンランド人達を通して
小海町の 『フィンランド夏至祭』 という
イベントに辿り着いた筆者は
当初、その事実だけに満足しておりましたが
2002年に第一回の夏至祭が済んで
1~2年が過ぎたある日の事、ヨーロッパの国々の文化は
お互いに色々な影響を及ぼしつつある事を思い出し
『ヨーロッパの他の国々にも 夏至祭ってあるのかナ・・・・・・?』
と興味をもって・・・・・・調べ始めたのです。
そして・・・・・・
その事を調べ始めた当初は、
兎に角、我が家にある平凡社発行の「世界百科辞典」で調べてみて、
分からない部分は、各国大使館に逐一連絡をとり、
時間をかけて調べてみれば何とかなると思っていましたが、
或る日の事・・・・・・
たまたまインターネットにアクセスした際、
今回もマタ・・・・・・面白半分に
Wikipedia の Free Encyclopedia に
アクセスしてみましたら
フィンランドの 『夏至祭』( “Juhannuspäivä”)を含めた
ヨーロッパ諸国の・・・・・・
国によっては 『ヨハネ祭』 と呼ばれている
各国のお祭の、祝祭名・祝祭日の英文の一覧に出会ったのです。
その時の嬉しかった事・・・・・・
早速、その概略を一覧表に纏めてみる事にました。
ただし、原文はA4版の用紙に印刷して 12ページにもわたる
長大なものでしたが、それを分かり易くする為に
下記のような一覧表にまとめ、細かい部分は割愛する事に致しました。
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尚、表中に使用されている Midsummer という単語は更に、和英辞典で 『夏至』 を逆引きをしてみますと
殆どの辞典には、“the summer solstice” は
載っていても、“midsummer” は載っていない事が分かります。
このことからも、Midsummer という単語が
『夏至』 という意味よりも 『真夏』、『盛夏』 という意味が
強い単語である事が分かります。
★ ★ ★ ★
⇒ 下表からも分かるように .
フィンランドで 俗称 “Juhannus” と呼ばれている
夏至祭 (正式名称は “Juhannuspäivä”) は、
ヨーロッバ諸国では、ドイツを除くと
一般的には、“ヨハネの日” “聖ヨハネの日” “洗礼のヨハネの日”
等と呼ばれている事が分ります。
ただ、ドイツだけは 本当に “solstice” という単語を使い
“夏至の日” という名称をつけているのが
如何にもドイツ人らしい・・・・・・
と思います。
それでは、この一覧表をユックリとご覧頂きましょう。
・・・・・・そして・・・・・・その後で・・・・・・
時間的余裕が 少しでも あるようでしたら
次の第5章では “夏至祭” “真夏祭” “ヨハネ祭” などを意味する
フィンランド語の “Juhannuspäivä” の前半の
“Juhannus” についてシッカリと考えてみたいと思います。