2007 年 01 月の高原日記
2006-01-01(月) 曇 自宅(都内) 気温(最低= ℃、最高= ℃)
新しい年がやって来ました。
新年の一番最初のお仕事は、門扉に飾られた門松の撮影。
例年だと、暮れのうちに撮っちゃうんだけど、パパちゃまは、八ケ岳山麓は標高 1,300m にあるヒュッテでのお仕事が忙しく、暮れも押し詰まった、晦日(30日)の夜遅く帰宅したので、今回は新年の撮影となった訳でアリンス。
ところで、パパちゃまがママちゃまの許に帰って来ると、色々なお仕事がパパちゃまに自動的にバトンタッチされます。・・・・・・その中の一つが、家の周りの掃き掃除。塀の中の勝手周り、玄関周りに始まり、家の前からお向かいの塀まで、さらに横丁の通りから、家の裏手にある川公園までと、その守備範囲は聊か(いささか)広うゴザンス。
でも、ご主人様にしてみれば、ヒュッテと違って・・・・・・ナニシロ朝ご飯を作らなくっていいんですから、もうホクホクの恵比須顔!
・・・・・・オマケに・・・・・・お掃除の最中に、商店街の靴屋のウーピーの旦那とか、小学校時代 (60年前に通った学校です) の友達の正昭ちゃん等が通り掛ろうものなら、箒の手が20分も30分も止まっちゃって、馬鹿ッ話に花が咲いちゃうって訳。まあ、今日の元日は、そんな悪餓鬼連中も通り掛らなかった為、無事、時間通りにお勤めを果たして、家の中に戻ってくると、これ・・・・・・この通り、お元日のお雑煮が待っていました。
・・・・・・ってな訳で、新年の初雑煮を祝い、テレビの女流棋士の、お好み将棋チーム戦を夢中になって眺め(・・・・・・でも、将棋の 「指し手」 を見ているのか、着物姿の美しく可愛らしい女流棋士をポカンと、口を開けて眺めているのか、よく分からなくて、チト首を傾げる人もあるそうな・・・・・・?)ているうちに午前中が過ぎ、午後には、奥ちゃまの身内を訪ね、帰宅8時過ぎ。
それから、奥ちゃまの手になる、すき焼の晩御飯を美味しく戴き、2007年のお元日が静かに終わりました。
・・・・・・今夜のすき焼は、正直な話、今まで食べたすき焼の中でも、1,2 を争うほど美味しいすき焼でした。 家内の言葉によると、「・・・・・・それはそうだと思うわ! だって、今夜のお肉は、和牛のナントカ牛(残念、牛の名前を忘れちゃいました!)だもの〜〜」との事でした。
本当に静かで、素敵なお元日でごわした。
2006-01-02(火) 曇 自宅(都内) 気温(最低= ℃、最高= ℃)
今日は、一家3人で、浅草の浅草寺に初詣!
と言うより、僕がダンス靴を買いに仲見世通りのトヨダヤ靴店まで出掛けるのを知った家内と息子が、一緒にクッツイテ来た・・・・というのが本音で、そのついでに浅草寺で、初詣をして来た次第です。
雷門の前で、息子と・・・・・・
仲見世通りで・・・・・・
どうです?
・・・・・・この大勢の初詣客の数は・・・・・・
ヴァイオリニストのマリオネットを操る外人の大道芸人・・・・・・
このマリオネットは物理学の大天才
アインシュタインに似てると思いませんか・・・・・?
僕も道の上に置かれた帽子の中に
100円玉を一つ入れて来ました・・・・・・ご存知ですか・・・・・・?
アインシュタインがヴァイオリンの名手だった事を・・・・・・?
2006-01-04(木) 曇 ヒュッテ 気温(最低= -11℃、最高= 6℃)
人間の生き方は、本当に千差万別です。
それと同時に、人の価値観も人様々です。でも、よく考えてみると、価値観の組織体系が、人の生き方を形作って居る様に、僕には思えます。
時たま、ニュースや新聞で、奥さんや家族、場合によっては従業員に保険をかけ、その人達を殺害して、保険金を手に入れようとする殺人犯の事が報道される事があるけれど、その人達は、奥さん・家族・従業員よりも、お金が大事だと考えている・・・・・・要するに、そういった価値観をもっている人間だとしか、僕には考えられないし・・・・・・時折り報道される、贈賄や収賄をする人達や、公金を横領したり使い込んだりする人達は、人々の利益よりも、自分の利益の方が大事だという、価値観を持っている人達なのだという風にしか、僕には考えられません。そんな事を考えていたら、ふと、カラオケ Pub 「アミー」で、時おり見掛ける 3人の仲の良いお嬢様方を思い出しました。
この3人の女性達は、とても素敵な・仲の良い友達同士の様に見受けられます。
よく、3人で顔を合わせると・・・・・・話をし、語り合い、助け合い、笑いあい、カラオケを楽しみ、一緒に出掛け・・・・・・などなど。
・・・・・・この3人を眺めていると、このお三方の価値観体系の中では、お友達の価値というものが、可なり上の部分・・・・・・(要するに、友達というものを、非常に大切なものと考えている)・・・・・・に位置している・・・・・・という事が分かって来ます。時折ですが、筆者 八岳晴耕は・・・・・・この3人のお嬢様方と一緒に、お話をすることがあります。
そんな時、「何んて素敵な友達同士なんだろう!」
・・・・・・と沁み々々と、感じさせられます。・・・・・・この3人程じゃないにしても、僕自身も、同じような価値観体系を持てるとイイナ・・・・・・と思っているのかも知れません。
それでは、この3人姉妹をご紹介いたしましょう・・・・・・
本当に素敵な3人の間柄です!!
・・・・・・マイクを持っているのは
お客様の中で、1〜2の美声を持つ K子さん デ〜〜ス。
隣に腰掛けているのは、
仲良しトリオのお姉様役のM江さん、
通称 Mッチャンです。
・・・・・・・3人に共通しているのは、
皆さん、全員が、とても優しくて明るいことです。
こちらは美声ママの Y子さん
・・・・・・ところで・・・・・・
上の上の写真で、マイクを持っている K子さんは
上の写真の Y子ママが
セーラー服を着ていた高校生の頃から
K子さんを
知っていたんですって・・・・・・どんなに可愛らしい高校生だったんでしょうネ・・・・?!
2006-01-06(土) 雪 ヒュッテ 気温(最低= -4℃、最高= 2℃)
昨夜来の雪空だが、午前中の気温がマイナス1℃と、とても暖かかったので、冬枯れした樹々の枝葉に重い雪がフンワリと積もった為、庭の景色は、素晴らしい雪景色になりました。
・・・・・・・これを見た奥ちゃまは、昨夜遅くヒュッテに着いた疲れも何処へやら・・・・・・
息子に
「雪だるま作ろ〜〜〜〜ッ!」
と叫ぶと、スキーウエアに着替えて庭にサッサと飛び出して行ってしまいました。
何んだか、子供みたい・・・・・・・・・・・・暫くして、遅まきの年賀状作りに追われていた僕が庭を見ると、午前中に新しく降った雪が、庭一面に降り積もり、あたりは本当に素晴らしい雪景色になっていたので、デジカメを抱えて外に飛び出すと、ヒュッテの全景や、嬉々として雪ダルマ作りに夢中になっている、奥ちゃまと息子の写真を、無我夢中で 片っ端から撮り始めました。
以下は、晴耕レポーターのデジカメ報告です。
どうです? ・・・・・・この雪景色・・・・・・!!
ここで、撮影場所を少し移動し、
カメラアングルを右に変えてみると・・・・・・
奥ちゃまとコッチロ殿下が雪ダルマの
製作に余念無く精進していました!それで、その現場に近付いてみると
どうです?
もう二つめ雪ダルマの製作に
・・・・・・取り掛かっているじゃありませんか?
タン、タン、タマタマタマ・・・・・・って形を整えてから
目鼻を付けて
ハイ、
これで出来上がり〜〜〜〜!!
やった! やった!
ハイ、ポ〜ズ!
・・・・・・っと。
ネ?! 可愛らしいでしょ〜〜!!
ところで・・・・・・
ひと休み中の奥ちゃま・・・・・・たら
庭の白樺の木を見上げて、
「ウワ〜〜、これがホントの白樺だわ!!」
ですって・・・・・・
ホントに巣晴らしい、あたりの雪景色!
この景色を眺めて、ホッとひと休み・・・・・・それが、終わると・・・・・
サア、今度は門の所に、もう一つ作ろォ〜〜〜〜っと!
ヨイショ、ヨイショ!
ソレ〜〜〜ッ!
ワッセ、ワッセ・・・・・・!!
土台の雪玉の形を整えて・・・・・・っと!
ソレ〜〜ッ!!
1・・・2・・・のォ・・・3・・・っとォ〜〜〜!
「これで、いいのかな?」
「うううん、もうチョット、コッチに廻して・・・・・」
「これで、イイ?」
「イイワヨ、これで・・・・・・・」
頭のテッペンの形を整えて・・・・・・
ヤマハンノキのお目目を付けて・・・・・・
耳を大きくしてェ〜〜〜
ヨシ、ヨシ・・・・・・これで良し!!
・・・・・・って、いう訳でェエエエエ・・・・・・
やっと、出来上がりました・・・・・・何んて楽しい、ひと時だったんでしょう・・・・・・
それにしても・・・・・・
もう一度、庭を歩いてみると・・・・・・
何んて、美しい雪景色なんでしょう!!
この素晴らしい雪景色の中での
雪ダルマ作りを一家で楽しんだ後、
夕方近くになってから、
家族全員が家の中に引き上げました。チョン!
夕方、門の所に出てみると、
門の脇の雪ダルマちゃんが、
静かに門番をして呉れてました。重いお役目ご苦労様・・・・・・
ホントに思い出に残る一日でした・・・・・・
2006-01-08(月) 晴のち雪 ヒュッテ 気温(最低= -6℃、最高= 0℃)
午前8時前、低い太陽が庭の東側の林の上に昇ると、雪の上に美しい白樺の影が映し出される。
・・・・・・静かな朝の満ち足りたひと時。
僕は、早速、その素晴らしい光の影をデジカメに収めた。
ネエ??・・・・・・こうやって見ると、
ヒュッテからの眺めも、ナカナカ素敵でしょう・・・・??!
ところで・・・・・・今日は、家内と息子が東京に帰る日。
いつも思う事だけど、人の一生の中で、同じ日、同じ時刻、同じ瞬間というのは2度とやって来ない。そうだとするならば、同じ人生・・・・・・出来るだけ、素敵な思い出とか、楽しい思い出とか、美しい思い出が一杯詰まっている方が、イイに決まっている。僕が、この日記を書き続けているのは、多分、そんな気持ちが多分に働いているのではないかと思う。
・・・・・・もっとハッキリ言うと、 このホームページは、僕自身の為に、作り続けているのだという気がしてならない。だって、オトトイの日記だって・・・・・紙製の日記帳に日記をつけるとしたら、撮った写真をプリンターで印画紙に焼き、それを日記帳にペタペタと貼りつけ、その日記帳の余白にボールペンで、雪景色と雪ダルマ作りの文章を書き綴ることになる訳で、書き損じた場合は、ホームページならば、「アッ」という間に、キーボードで書き直せるのに、日記帳だと、その部分を「白消し」で塗りつぶし、そのデコボコした部分に改めてボールペンで書き直すという煩雑さである。こんな事を考えると、このホームページというものが、自分自身の足跡を残すのに、どんなに素晴らしいものかと言う事が、自ずと、分かってくるというものである。
多分、そんな事を考えつつ、僕は毎日、自分の日記をここに書き続けているのではないかと、改めて思う次第でアリマス。
そんな気持ちで、今日の日記を書き続ける事に致しましょう!!
話は変るけど、今日は4日前にヒュッテにやって来た、奥ちゃまとデコ助殿下が東京に帰る日!
家内と息子が帰京するのは、いつもの通り、中央高速バス・・・・・・
当然の事ながら、小淵沢まで2人を送るのは僕のお役目です!!
・・・・・・この小淵沢の高速バスのバス停・・・・・・普段ならば、1時間ほどで、着いてしまうのだけど、今日は八ケ岳横断道路が凍てつき、アイスバーンになっていると大変なので、2時間半前にヒュッテを出て、小淵沢でお茶をする事にしました。午後3時半、ヒュッテ発。
・・・・・・午後5時少し前、小淵沢のパン・ケーキ工房 “Cercle” に着いた時は、もう日はトップリと暮れていました。
でも・・・・・・ここで、小1時間ほど、一家3人の静かなお話の時間を持つ事ができました。
この僅かなひと時も、わが家の3人にとっては、暖かくて楽しい思い出のひと時となっています!!そして・・・・・・・18時40分。
雪の為、大幅に遅れた高速バスは、バス停に待っていた10人程の乗客をピックアップして、小淵沢のバス停を出発。
・・・・・・・バスの中から手を振っていた、家内とコッチロの2人の姿が印象的でした・・・・・・
・・・・・・2人を見送った後は、双葉のサービスエリアを出た時と、八王子を通過した時に奥ちゃまから携帯メールが届き、家に着いた時には、彼女から電話連絡が入りました。・・・・・・
こうやって書いた今日の日記を読み直してみると、別に、どうって事もない普通の一日の日記だけど、よく考えてみると、こんな普通の一日を送れることが、実は、とても幸せな事ではないのかナ?・・・・・・って、フト思っちゃいました。チョン!!
2006-01-10(水) 晴 ヒュッテ 気温(最低= -12℃、最高= 3℃)
僕は雲を眺めるのが大好きである。
今日もそう・・・・・・庭先の林の上の空をボンヤリと眺めていたが、途中でクスリと笑うと、デジカメを持ち出して、カチャリとシャッターを押した。
・・・・・・その時、撮ったのが下の写真である。この写真・・・・・・何んとなくダボハゼに似てませんか?
そう・・・・・・池とか、川に棲んでいる体調 6〜7 cm の黒褐色をした、頭デッカチの小さくて可愛らしい小魚です。
「・・・・・・ナーンダ、又、ダボハゼだァ〜〜〜!」
小学生時代、魚獲りに出掛けた時、僕たちは、こう言って、この魚が獲れた事を馬鹿にしたものだけど、それでも、この魚をその場で捨てることなく家に持ち帰り、わが家の庭の池に、ソッと放してやったものである。そんな小魚に、何んとなく、今日のこの雲が似ていたのである。
・・・・・・そう・・・・・・
この雲を眺めながら、暫くの間、幼き日の思い出に浸ったものである。
2006-01-13(土) 晴 ヒュッテ 気温(最低= -10℃、最高= 3℃)
今日は、町の消防団の出初式の式典と行進と放水イベントがあった。
午前9次50分より、中学校の体育館で式典が催され
それが済むと、今度は土村の清水酒店の前で、消防団の観閲式
消防団員の分列行進が終わると
今度は、消防自動車のパレードが続きます。
最後が、農産物加工所の下の、千曲川の河川敷で、放水イベントです。
放水開始
途中から、赤・緑・黄 3色の放水が披露され
出初式も無事おわりました。それにしても、気温は -1℃・・・・
寒いのにご苦労様でした。
2006-01-14(日) 晴 ヒュッテ 気温(最低= -15℃、最高= 0℃)
やっと、ワカサギ釣りが解禁になった。
暖冬の為、松原湖がなかなか凍結しなかったが、氷の厚さが 20cm ほどになったので、いよいよ解禁です。
写真をとりに行ったのが、午後のおそい時間だったので、釣り客は、もうまばらになっていました。
・・・・・・その中で、小ちゃな子供連れの一家が、穴釣りをたのしんでいたので、その場面をパチリして来ました。
パパが釣り上げたワカサギを
「どれどれ・・・・・??」
と覗き込む小ちゃな男の子とお兄ちゃん・・・・・・
ピンクの女の子は
穴釣りに余念がありません。こういった場面でよく見受けられるのが
手持ち無沙汰そうにしているママゴンちゃま・・・・・・
餌のサシに触るのが、
気味悪いんでしょうかネェ〜〜〜?!
2006-01-15(月) 晴のち曇 ヒュッテ 気温(最低= -11℃、最高= 5℃)
わが家の北隣に、一軒の古びた手作りの、ログハウスがある。
夏の間は、時々、訪れる人もあるが、晩秋から翌年の春が来るまで、訪れる人は殆どいなくなってしまう。
・・・・・・実は、この誰も居なくなった、山小屋風の佇まいが、僕は、実に好きなのである。今日もそう・・・・・・!
自分の寝室から眺めた、静かで寂しげな姿がとても素敵で、朝起きた後、10分程の間、僕は静かに、このログハウスを眺めていた程である。それから、その場の雰囲気を壊さないように、静かに階下に下り、デジカメを持ってきて写したのが、下の写真である。
どうです?
・・・・・・素敵でしょう・・・・・・??