2000 年 7 月の高原日記

  

   
2000-07-01(土)   曇のち夕立     自宅 → ヒュッテ

午前 11 時。
中野発、ヒュッテに向かう。
途中、高野町で物凄い夕立に遭った。
・・・・ワイパーを最高速度にしても、フロントガラスの先がよく見えないような奴である。

午後 3 時。
高原美術館着。
・・・・予定通り、パターゴルフ場の近くの四阿で、焼き肉パーティーが始まった。
ところが、その直後から、今度は、このあたりが物凄い夕立。
・・・・でも、雨に対する心配は全く無く、とても楽しく焼き肉を戴くことが出来ました。

 

月に一度の例会の時も、この位の出席者がいるといいのですがねえ・・・・!!

  
・・・・話は変わるが、今日も中野からヒュッテに来る間、わが愛車ゴルフ・オープンのアクセルを踏み込むと、キュキュキュキュと軋んだ音がするのが気になった。

あれは、タイヤが軋む音とは違うようだ、どうもエンジンルーム内のベルトが軋む音に違いない。
・・・・あした、Sオートに車を持っていって、ベルトを調整して貰う事にしてみよう。

   

   
2000-07-02(日)   快晴      ヒュッテ

カブリオに乗って山を下り、”高原のパン屋さん”で食事を済ませたあと、顔馴染みの自動車修理工場にカブリオを届けてベルトの交換をお願いし、僕自身は小海の駅まで小海線の線路を歩いて行くことにした。
・・・・小海駅の近くのグランドに乗り捨ててある、ポンコツの箱バンをピックアップし、そのポンコツ車でヒュッテまで帰る為である。

・・・・僕は日がカンカンと照る小海線の線路の上を歩き始めたが、ものの 10 分と経たぬ内に、線路の上を歩く事をアキラメテしまった。

遠くから見ると、列車の軌道内を歩くのは、とても楽チンそうに見えるのだが、実際に歩いてみると・・・・線路の下に敷いてある尖った砕石が厚手の底のブーツに、切れ込むように当たる為・・・・その痛さに悲鳴を上げた僕は、鑰掛(かぎかけ)の部落の近くで、線路の上をあるくことをギブアップしてしまったと言う訳である。

そう言えば、集団疎開で伊那谷で一年間を過した僕は、5 km ほど線路の砕石の上を歩いて、耳鼻科に通った事があったが、あの当時は痛くも何んともなかったような気がする。

 「どうして、あの頃は痛くなかったのだろう・・・・????」

と暫くの間、考えていたが、間もなく、その答えを発見して
 「ああ、そうか・・・!!」
と、自分で納得した。

 ・・・・あの当時の履物と言えば、いつも下駄だったからである。


   

  
2000-07-07(金)  曇のち雨    ヒュッテ

年に一度の七夕の夕方は、雨になってしまいました。

今日は午前中、和市さんが、以前、探していた上智大の山小屋を探しに行って来ました。

稲子湯から、色々と道草を食いながらユックリ歩いて 1時間半。
・・・・二つの橋「白樺橋」「上智橋」を渡った先の林道から 10 分くらいの所に、小屋はヒッソリと建っていました。

 和市さん・・・・これが、以前、貴方が探してらした上智大のヒュッテです・・・・

 
林道から歩いて約 10 分、小屋の屋根を遥かに望む!!
   

小屋の裏側にある小屋の入口・・・・
   

かっての山男達を偲ぶ、入口の宣言文・・・・

帰宅、午後 3 時。
・・・・久方振りに、登山靴を履いた気分は最高でした。

そうだ、こうして八ヶ岳の山麓に住んでいるのだから、もっと、八ヶ岳に登ってみよう。
・・・・まことにお恥ずかしい話しであるが、考えてみたら・・・・僕はまだ八ヶ岳の縦走ってしたことがなかったよ・・・・

  
   

   
2000-07-09(日)    曇ときどき晴      ヒュッテ

台風 4 号が過ぎ去った後の高原の空気の清々しさ・・・・

今朝、案内所にやって来る途中、高原野菜の畑を通ってきたら、とても景色がきれいだったので、デジカメでその風景を撮って来てしまった。

 
どうです!! 素晴らしい景色でしょう・・・・

   

   
   

   
2000-07-11(火)  曇ときどき晴    ヒュッテ

ベルト交換に出していたゴルフ・カブリオレと、今度、購入する事になった、真っ白なジムニーが我が家に届いた。

このジムニーは、可愛らしくて、僕のお気に入りの車になりそうである。
・・・・車自体は 10 年ほど経った車だが、走行距離は 約 17,000km、塗料も可成りキレイである。・・・・越しをかがめて、車体の下を除いてみたが、シャーシはとてもキレイである。

・・・・このジムニーに乗って、又、小海町の林道を走り回ってみよう。

長い間、待っていた甲斐があった・・・・と言えるような車である。

   
    

2000-07-12(水)  晴   ヒュッテ

午前中、小淵沢のエスペラント館に、生まれて初めてエスペラント語の勉強会に参加した。

前もって連絡をとっておいた為だろうか、僕が入って行くと、皆さんは、とても親しく僕に話しかけて下さった。

・・・・今日は折悪しく、4 人の方が欠席しているとかで、勉強会の出席者は全部で 4 人。
その中の一人・・・・僕より少し年上と思われる品の良いご婦人が、この素晴らしい施設を、Japana Esperanta-Instituto に寄贈なさった森田さんと仰言る方であった。

・・・・僕が席に着くと、暫くの間、お互いの紹介やら、それに伴う雑談が続き・・・・その後で、1時間ほどの勉強会が続いたが、語学好きの僕にとっては、とても楽しいひとときであった。

勉強会が終ると、メンバーの一人の提案により、近くのレストランから釜飯を注文して昼食をすることになったが、その間も、本当にいろいろな話題に話しが及び、結局、僕がエスペラント館をしつれいしたのは、午後 2 時少し過ぎてからであった。

午後 3 時。
歯科で治療を受ける。

午後 4 時半。
八千穂村のハーモナイズの美しい芝生の上にしつらえられた白いテーブルで、大好きな紅茶を美味しく戴いた。
・・・・このハーモナイズからの景色・・・・遠景の八ヶ岳からすぐ下を流れる大石川に至る緑豊かな景色・・・・が、僕は大好きである。
今日も、先刻、勉強したばかりのエスペラント語のプリントを何回も繰り返して読みながら、僕は、ここから眺める素敵な景色をユックリと楽しんだ。

この素晴らしい景色を眺めていると、ハーモナイズのマスターじゃないけれど・・・・
「この辺にいたら、都会なんかにゃ住めないですよ・・・・!!」
・・・・と言う意見に僕は大賛成である。

   
   

  
2000-07-14(金)   快晴    ヒュッテ → 自宅

・・・・この頃、僕の上には、どうして、こうも色々な事が起きるのだろう?

今日も、また結構大変な事が持ち上がったのである。

・・・・今日は、2 週間振りに中野に帰る日・・・・!!
しかも、今夜は年一回の高校時代のクラス会が開かれる日でもある。

・・・・僕は、もう嬉しくて、午前中にヒュッテの整理をし、正午近くに愛車を駆ってヒュッテを出発した。

途中、高原のパン屋さんで昼食を済ますと、上信越自動車道を通って僕の車は一路、中野に向かった。

・・・・ところがである。
佐久インターから入った僕の車が、例のトンネル続きの暗やみの中を走っているうちに、突然、計器盤に赤いランプが二つ点いたのである。

・・・・見ると、そのランプには電池のマークと、CAT というマークが書かれている。

この CAT マークが点いたのは、今日が初めてである。

「・・・・ン? 何かがオカシイ・・・・!!」
不安になった僕は、トンネルの中の次の緊急避難所に車を止めると、自動車の取扱説明書を取りだすと大急ぎで、該当個所に目を走らせた。

すると、オドロイタ事に、CAT は排気ガス温度の異常上昇・・・・・
電池マークの説明には、場合によってはベルトが切れている可能性があるとの事。

「あ、ヤバイ・・・・!」
心の中でこう叫ぶと、僕は、早速ボンネットを開け、懐中電灯の明かりを頼りに、ベルトまわりを調べて見ると、確かに一本のベルトが影も形も無く素っ飛んでいるではないか・・・・!!

(あ、これは万事窮す!! これ以上、この車を走らせたらエンジンが火を噴いてしまう)
・・・・と、思い直すと、
(さて、これから、一体どうしたらいいんだろう??)
と、腕組みをして考え始めた。

・・・・高速道路のトンネルの中というのは、兎に角、物凄く空気が悪い!!
息を吸うと、空気がザラザラしたような感じがするのである。

(よーし、兎に角、すぐに助けを求めないと・・・・)
と思って、電話を探すと、チャンと黄色い非常電話が電話ボックスの中にあるではないか!
(へーえ、こうなってるのかね・・・・トンネルの中の非常電話を使うなんていうのは面白いじゃん!! よーし、掛けてみよう!!)
と、思って、電話ボックスの中に入ってみると、この電話には、ダイヤルがついておらず
「受話器をとって、お待ち下さい」
と大きな文字で分りやすく書かれているだけである。

受話器をとって耳に当て、2 〜 3 秒待つと、受話器から声が聞こえた
「はい、こちら道路公団非常時対策室(だと、思ったが?)ですが・・・・」
・・・・僕は、その声に答えて言った。
「トンネルの中で、エンジンルームの中のベルトを一本切っちゃったので、避難所に退避したのですが・・・・」
「場所はどこですか?」
・・・・・僕は、電話機の脇に書かれた現在位置を読み上げた。
「八風山トンネル・上り・No. 14 の避難所ですが・・・・」
「上り・・・・ですね?」
「はい、上りです」
「・・・・修理は、どうしましょう? どこかに連絡をお取りになりますか? それとも、道路公団の関連の修理工場にしますか? ・・・・JAF とか・・・・」
「JAF にお願いできますか?」
「・・・・分りました。それでは、JAF につなきます・・・・」
と言ったかと思うと、その同じ声の主が
「あ、それから・・・・今、車が止まっている個所は、レッカー車で牽引する場合は、非常に不便になりますので、後ろの方・・・・佐久側の方に車を移動しておいて下さい・・・・」
と、同じ声がアドバイスをして呉れた。
・・・・どうやら、道路公団の人はビデオカメラか何かで、こちらの様子を見ているようである。
・・・・その後で、呼びだし音が二三回鳴ると、別の男性の声が受話器の中から聞こえて来た。
「JAF ですが・・・・」
「えーと、私は今、八風山トンネルの・・・・」
・・・・僕は、手短に、今、自分が置かれている状況(現在位置・故障の状況・車種などなど)を手短に説明した。
「・・・・分りました。では、JAF の会員番号を仰言ってください・・・」

・・・・僕が、会員番号を伝えると、受話器の中の男性の声はこう言った。
「それでは、30 分くらいで、現場に着きますので・・・・」
その声を聞くと僕は車の中に戻り、車の取り扱い説明書を、もう一度読み始めた。

  
さて、30 分ほどして現場に到着した JAF の人は 30 分ほど、頑張ってベルト交換に兆戦してくれたが、
「・・・・ビスが 2 本ほど、抜けてしまっているので、どうしてもベルトを緩めることが出来ません・・・・何故、こんな事になってしまったのか、よく分りませんが、ここから先は、手持ちの工具ではできませんので、一度、高速を降りて、軽井沢駅の近くの修理工場までお車を運びますので、工場の人とご相談下さい・・・・」
・・・・という話しになり、結果的に、そのレッカー車が、ゴルフをその修理工場まで運ぶ事になってしまったのである。

さて、その修理工場「草軽自動車整備工場」に着いてみると五時近く、
「今日は、もう、見ることは出来ませんので・・・・修理ができましたら、こちらから、連絡をいたします」
・・・・との事である。
「えっ? ホント?」
僕は、本当にビックリしてしまった。
・・・・だって、僕はこれから東京に帰ってから、大急ぎで着替え、同窓会に出席しなければならないのである。

僕は、今回のベルトの交換をしてくれた自動車工場に連絡をとり、事の経緯(いきさつ)を話すると、社長さんは大変に驚いて、
「それは、申し訳ない事をしました。・・・・それでは、荷物も沢山あることと思いますので、
今日はレンタカーで東京にお帰り願います。ワーゲンの方は、明日、引き取りに参ります」
との事。

結局、今日はレンタカーを借りて、東京に戻ってきた。

中野に着いて時計をみると、午後 8 時 15 分・・・・・
結局、同窓会には、とうとう間に合わず、今年も見送る事になってしまいました。

   

・・・・いやはや、飛んでもない事になってしまった今日の一日でした。

・・・・でも、何も大きな事故がなかったのは、とても幸い!!
その他にも、トンネルの中の非常電話を使ったり、レンタカーで今まで乗ったことのない車に乗れたのも、とても、面白い経験だったと思う・・・・

  
(つづく)

   
2000-07-20(木)       ヒュッテ

 キャリフール・センターのギャラリー「創」で、今日から 30 日までの 10 日間、蝶の展示会が開かれる!!

 今回は、僕が自分のコレクションを町に寄贈して以来、初めて全コレクションが展示されることになった。
 ・・・・気が付かなかったけど、こうやって眺めて見ると、よくもまア、飽きもせずに集めて来たものだと、自分でもあきれ返ってしまう。j

ほとんどの人がビックリするアレキサンドラ・トミバネアゲハ・・・・
    

 久方振りに、Q氏からメールが届いた。
 何事かと思ったら、カブトムシを取っ捉まえて、「一獲千金・ぬれ手に粟」のボロ儲けをしたいと言うメールである。
 ・・・・このメールには、チャント但し書きが付いていて「ホームページ」には、掲載禁止だと言う。

 読んだ後、余りの可笑しさに抗しきれず、こうして偏見・独断・勝手気侭にそのメールをここに掲載することにした。
 ・・・・・とは申せ、発信した当人がHP掲載を嫌がっているのだから、筆者も彼の意向に従わざるを得ない。

 そこで一計を案じ、どうひっくり返しても発信人がQ氏だという事が分らないようにして、このメールを読者の皆さんに公開することにした。

 もしQ氏が、その事に気が付いて詰問をしたらどうするか?・・・・って?
 ・・・・いや、その点なら大丈夫!!
 彼も人の子!
 ・・・・自分のメールを読んで、思わず爆笑すること・・・・請け合いである!!

 以下はQ氏からの、そのメールである!!!!

******************

 夏にな-ると思い出す.....
と言うわけで、八岳さん御無沙汰して申し訳ありません。お元気ですか?

今日は凄い話を耳にしたので、相談のメールを出すことにしました。

これ絶対内緒の話ですよ!

1.面白い商売の種を見つけましたので、どうしても自力で一旗あげたい!
2.でも、私は貧乏でその資金がない。(宝くじにも見放されつづけてるし)
3.資本家を募るにも、確実性の少ない商売だから出資をさせるのも無理だし、それに金を出す
  やつは絶対口も出すからいやだ。(はい、わがままです)
4.女房の貯金を貸せと言ったら貸すかも知れないけど、後が怖いからだめ。
5.でもやっぱりこの仕事を軌道に乗せたい。
6.この仕事の協力者にもちゃんとした正当なギャラを払いたい。

で、八岳さん!おねがい!
カブトムシが異常に高値で取引されてるらしい。
すごいカブトムシが取れる場所を知ってたら連れてってください。思いっきり高く売れるやつが
良いです。
うまく取れたら東京へ持ってきて売るか、インターネットでオークションに出します。
虫にとってはとてもかわいそうな運命になるのが胸を締め付ける!でも、この仕事をどうしてもやってみたい!

この悪魔のような資金調達作戦が成功して、仕事が軌道に乗った暁には Special Thanks で八岳さ
んの名前を、その商品に入れさせて頂きます。

作ろうとしている商品はたぶん、日本で200個ぐらいしか売れないけど、世界に出したら面白が
るヤツが5,000人ぐらいはいると思う。
もし間違って何万個も売れてしまって金が余ったら、カブトムシの好きそうな木を何本か植えて
彼等の棲家を少しでも増やしましょう。

この話、Xさん、Yちゃん、Zの人々には秘密ですよ。それにホームページに掲載は禁ですからね。

もし乗れない話だったら、一言「バカ!」とお返事下さい。

Qより

*****************************

いかにもQ氏らしい、このメールを読んだトタン、僕は爆笑をしてしまった!!
・・・・でも、メールはメール・・・・
キチンとした返事を出さないと、義理と人情と面子が立たない!!
・・・・僕は、誠心誠意、真心をこめて、次のような返事を発信した!!

*****************************

Qちゃん、今晩は!!


●Qちゃんからの下のメールを一読して、大爆笑(失礼)してしまいました。
・・・・だって、Qちゃんは何も分っちゃいないな・・・って思ったからです。

Q wrote:
>
> これ絶対内緒の話ですよ!
> 八岳さん!おねがい!
> カブトムシが異常に高値で取引されてるらしい。


●これって、オオクワガタの間違いじゃない?
だって、カブトムシだったら、雄雌ペアで、せいぜい、350 〜 500 円ってとこ
ろだからです。
・・・・オオクワガタなら、確かに、高い値で取引されているようです。
小さな個体でも、3〜5万円。
大きなものですと10 万円前後。
超弩級のものになると、一匹数百万円から一千万円を越すものまであるようで
す。
・・・・では、何故、オオクワガタはこんなにも高いのか?
そのお話をチョットすることにいたしましょう!!


> すごいカブトムシが取れる場所を知ってたら連れてってください。思いっき
> り高く売れるやつが良いです。


●・・・・まず第一に、コイツを捕まえるのは兎に角大変なのです。
だって、簡単に捕まえられるものなら、こんなに高い値がつく筈がない・・・・
って事は、Qちゃんでもすぐに想像できますよね?

●・・・・僕は蝶の採集はしているけど、クワガタムシの採集をやっていないので
よく分りませんが、このムシムシ・・・・プロが行っても、そう簡単に採れるもの
ではないようです。・・・・と言うのは

 ○このオオクワガタは夜行性のため、プロは夜中に採集に出掛けるようです。
 ○その上、プロは、このムシムシがどこに行けば採れるかを、絶対に他人に言わ
  ない・・・そうです。
 ○採集場所は深い森の中の、大木の高い (2 - 3m) ところにあるウロの中にいる
  そうです。・・・・だから、真夜中に、長い梯子をもって出掛けるって訳。
 ○・・・・その上、真夜中になると、色々な毒虫や蛇も行動を開始するようで
  す。・・・・この中で、特にオソロシイのがマムシなどの毒蛇たち!!
  このマムシちゃんにカミカミされると、どうなるかっていうのは、Qちゃんも
  よく知っているよね?
 ○だから、何人かがグループになって出掛けることもあるようです。
 ○更に・・・・「そんな事、オラまったく気にしねえ!!」
  と、Qちゃんがどんなに啖呵を切ったところで、この「金のなるムシムシちゃん」
  に痛くご執心のプロの連中が、おいそれと、この虫が採れるポイントを教える筈
  がねえって訳!!

 
●・・・・って言う風に、とにかく、コイツを捕まえるのはタイヘンなんです・・・・!!

 
> うまく取れたら東京へ持ってきて売るか、インターネットでオークションに
> 出します。


●・・・・インターネット・オークションもいいけれど、その前にQちゃんが無事
に戻ってこられるかどうかが・・・・まず、最初の難関だと言う話しです。


> 虫にとってはとてもかわいそうな運命になるのが胸を締め付ける!でも、この仕事
> を、どうしても軌道に乗せたい!
> この悪魔のような資金調達作戦が成功して商品がが出来た暁には Special
> Thanks で八岳さんの名前を商品に入れさせて頂きます。

  
●・・・・っていう説明で、Qちゃんも分ったと思うけど・・・・
僕の手許には、オッカナーイ資料しかありません。


●もし、それでも・・・・と言うならば、月刊「むし」か何かを取って、毎号く
わしく読んでいれば、あるいは、Qちゃんが必要としているデータが載っているか
も知れません!!


●まあ、オオクワガタは諦めたほうがいいんじゃないでしょうか?

  
●・・・・こんな事しか、僕には言えないけどゴメンナサイ!!


●Qちゃんへ!!

*********************

さて、ここで、読者の皆さんにしつもんです・・・・・!!

このQちゃんの年齢は次の中のどれでしょうか?

 ● 10 才台?

 ● 20 才台?

 ● 30 才台?

 ● 40 才台?

 ● 50 才台?

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

はい、ピンポーン!!

正解は、50 才台でした!!!!!


●・・・・ではお休みなさい!!

      バイバイッ!!
     

   

   
2000-07-24(月)    曇ときどき雨    ヒュッテ

メールボックスを覗いてみたら、久方振りに佐藤さんからメールが届いていた。

そのメール、読んでみたら、大爆笑!!!!
・・・・余りオカシイので、文句無く、そのメールを高原日記の中で紹介することにした。

***********************************

八岳さん

東京の灼熱地獄から逃れんもの、と先週の金曜日から軽井沢に滞在、先程東京に
もどりました。地獄から逃げたつもりでしたがどっこい軽井沢も30度を越す暑
さ、どうもうまくいかないものです。もっとも夜だけは安眠出来ましたが。

所で金曜日の朝なにげなしにテレビを見ておりましたらキャスターが面白い事を
言っておりました。あるいは八岳さんもごらんになったかもわかりませんが何回聞
いても笑えますのでここに書いてみます。

サミットで各国の首脳が来日しましたがある外務省の高官が事前に森総理に次の
アドバイスをしたそうです。

曰く、総理がクリントン大統領をお迎えする時、挨拶だけは英語でお願いしま
す。まず

How are you?(ご機嫌、いかがですか?・・・・筆者、注)

と言って下さい。すると大統領は

I'm fine, thank you. And you?(元気です・・・・どうも、で、貴方は?)

と答えますから総理はただ、

Me too.(私もです)

とだけ言って頂けば結構です。その後は全て通訳がお手伝い致しますから、ご心
配なく。

さて、その挨拶をする瞬間がやってきました。総理は堂々とした態度で、

Who are you?(貴方は、どちら様で?<首相は How と Who を間違えてしまった

と言いました。驚いたのはクリントン。しかしそこはユーモアあふれるアメリカ人。

I'm Hilary's husband.(私はヒラリー(大統領の奥さんの名前)の夫ですが・・・・)

ときりかえしました。総理は慌てず騒がず

Me too.(わたしも、そうなんです)

と言った、とか。

真偽の程はわかりません。でもテレビキャスターが言っていましたからまんざら
でたらめでもなさそうです。

*********************************

この対話は、ホント・・・・何回よんでも、読むたびに僕は噴き出してしまう。
余りにオカシイので、談話室の第六話として、掲載することにしたいと思います。
・・・・佐藤さん・・・・ホントに素晴らしいメールを有り難う御座いました。

では、又。

*********************************

・・・・・・・・
 夜、寝る前にメールボックスを覗いて見たら、知らない女性から下記のようなメールが届いていた。

  
 八岳さん、暑い日が続いていますが、お元気ですか?
 毎日忙しい八岳さんのことだからばてる暇もないかしら?
 私は毎日西瓜にかぶりついているので、旦那さんから「カブトムシ」と嬉しくない呼ばれ方をしています。

フルーツを食べると体が冷えて気持ちいいんだもん。
スーパーでいろいろ買いまくりです。
ちなみに今日はアップルマンゴーを買いました。(^o^)/

 昨日、何ヶ月ぶりかにお出かけをしました。(#^▽^#)あまりの暑さに耐えかねて出かけた「あぶくま洞」がとっても楽しかったです。
 寒いぐらい涼しくて、中の探検コースは岩をくぐったり狭いところを通り抜けたり。最後には汗ばんでました。
まわりは鍾乳洞だらけだったので今度は別の鍾乳洞に行こうと思ってます。
はまっているかもしれない。
近くには天文台やプラネタリウムもあったのでかなりお勧め。
温泉やロッジ付きのキャンプ場もあったので泊まりでもいいみたい。
夜にも天文台が開いているらしくて、観察ができるということだったんですが、
そのあとに「ナイトサファリ」の予定だったので帰ってきてしまいました。
今度はどこかに予約をとって遊びまくろうと思ってます。

 「ナイトサファリ」もGOODでしたよ。

えさの値段の高さにびっくりしたけど(1袋1000円なんだよーー。ぼったく
りだーーーーー)(@o@)
麒麟や象に舐められたりすることもまずはないのでいい経験でした。 (;^_^A やっぱ動物は夜のほうがくつろいでました。
ライオンなんかバスが通っても「かんけいないじゃん」という顔をして道をふさいでました。
ホワイトライオンは家族でくつろいでいましたし。
ちょっとおすすめ。
それでもって、時間は2回目以降がおすすめ。
1回目は7:30だったんだけど、子供が多くて子供との戦いになってしまって
(大人気ないでしょー。まじ戦ってしまった)
次のバスのほうがすいていて「もう一回」と言っていたのですが引きずられるように帰ったのでした。しくしくしく・・・・・
また行ってやるーーーーーー!!!

 以上報告でした。

八岳さんのところは涼しいのであまり関係ないでしょうけど、東京に帰って辛くなったら遊びにいってみてください。
 それでは、また。

PS。自分勝手なメールで失礼しました。m(._.)m

***************************
さて、このメール・・・返事を書こうとしたら、ハテ?、発信人が誰だかわからないのである。
・・・・と言うのは、メールの最後にサインも署名も無いばかりでなく、メールアドレスだって、見たことも聞いたこともないものだったからである。
・・・・それでも、このメールをもう一度読み直した瞬間、
「ハハン・・・・彼女かな?」
と、ひとりの女性が思い当たったのである。
・・・・そこで、もう一度、メールを読み直してみると・・・・この文章である・・・・
それでもって、時間は2回目以降がおすすめ。
1回目は7:30だったんだけど、
子供が多くて子供との戦いになってしまって
(大人気ないでしょー。まじ戦ってしまった)
次のバスのほうがすいていて「もう一回」と言っていたのですが引きずられるように帰ったのでした。しくしくしく・・・・・
また行ってやるーーーーーー!!!
・・・・
この年甲斐もなく ”マジ子供と戦ってしまった”あたりの事を考えると・・・・
これは、もう・・・・このメールの発信人は・・・・次の写真の彼女である事は明々白々である。

 

・・・・そこで、僕は急いで、次の様なメールを書いて発信した。

**************************

メール有り難う!!

  
 ・・・・とは言ったものの、貴女が誰だか分らなくて、チョット困っています。・・・・と言うのは、メールに貴女の名前が書いてないし、メールアドレスを調べてみましたが、marieru なんて女性からメールを貰ったこと無いし・・・・全く、お手上げ状態です。

文体から判断すると、ropurosu ちゃんではないかと思うん・・・・すっけど・・・・ちがいますか?
・・・・では又・・・・ねっ!!

**************************

ハテサテ・・・・結果は、どうなりますことやら・・・・????

   

   
2000-07-26(水)   晴のち雨     ヒュッテ

一昨日、Yoshimi ちゃまに・・・・
「発信人の名前の書いてない・・・・しかも、今まで全く見たことのないメールアドレスからのメールが届いたけど、これは、貴女じゃないかな・・・・?」
と、問合せたところ、今夜、彼女から
「失礼しました・・・・アッタリー!!」
という内容のメールが届きました。

以下は、そのメールです。
・・・・でも、どう?
このメールが、レッキとした家庭の主婦が書くメールの内容かよ!!

ったく!!・・・・Yoshimi ちゃまって、一体どうなっちゃてる女性なんだろう?

************************************

 失礼いたしました。
あたりです。\(*^o^*)/

すっかり名前を記入するのを忘れてました。
おばかなやつと笑ってください。(;^_^A
このアドレスはほとんどポストペットのみで使用しているアドレスなので忘れてました。ペット以外に名前がつかない事を・・・

 八岳さんのHP、最近ばりばりレイアウト変更なってます?
見るたび違うんですけど。
昨日は日記のページがありませんでした。
がんばってるなーーーーーと感心してます。

 来週、東北の夏祭りが始まります。
Masami さんがお友達
(このお友達って、確かアメリカ人の女性だったろ思うけど・・・・筆者、注)を連れて遊びに来るんですけど、実家で「花笠祭り」を見て、翌日仙台で「七夕祭り」を見て帰るらしい。それで、浴衣を着るの着ないのってわたわたしてます。
「帯ってどうやって結ぶんだっけ?」となっている私。
最後にはお子ちゃまの帯でリボンでも作ろうかとも思っている。
長さが足りなかったら・・・・かなりショックだわ。

 あ、ながながと失礼いたしました。
以後名前の抜けないよう気をつけます。

 それでは、また。

                  by Yoshimi

  

  
2000-07-29(土)   曇一時雨     ヒュッテ

・・・・この頃の、クソ忙しさったらありゃあしない!!

7/20 〜 7/30 の期間は、
「小海の蝶・日本の蝶・世界の蝶」
というタイトルの蝶の標本の展示会。

今日は子供達を対象にしたチョウの採集と標本作りの講座。
・・・・楽しいけれど、忙しさには代りがない・・・・!!

ああ、体が二つ欲しいよう!!

   

   
2000-07-30(日)    晴一時雨      ヒュッテ

町の祇園祭で、将棋クラブ主催の「第一回大道将棋大会」を開催。
・・・・当日の将棋クラブの名人と棋聖が、挑戦者の土村南町の篠原宣久氏にネジ臥せられて、賞品(子供用の水中呼吸器)を持って行かれてしまった。

でも、結果は大成功・・・・この篠原宣久氏と小海自動車の井出理雄氏の二人が、次回の練習日から出席して下さるとか・・・・・
ホントに良かったと思う。

話は変わるが、篠原氏と当日の棋聖が熱戦を展開している最中、祇園祭の打ち上げ花火が夜空を美しく彩っていた。

東京と違って、日が落ちると冷え冷えとしてくる、この高原の町の花火大会はとても素敵な思い出となりました・・・・・

  

夜。
メールボックスを開けたら、Yoshimi ちゃまからメールが届いていた。
・・・・今月の 20 日に紹介したQ氏からのメールに関する
「オオクワガタの値段は大暴落しています・・・・」
というコメントのメールである。

「へえ、そうかね・・・・?!・・・・それにしても、Yoshimi ちゃまってえのは、一般的な女性が余り興味を持たないような事柄をよく憶えているもんだ・・・・!!」
と、僕は感心の面持ち・・・・である。

******************************

 八岳さん、こんにちは。

 今日、HP見て笑ってしまった。
カブトムシは安いからねーーーー。(笑)
八岳さん、“オオクワガタが高値”と返事のメールしていたけど、オオクワガタですが、今は暴落しています。
 オオクワガタは養殖というか飼育ができるらしくて、クワガタの幼虫の時に与える餌が“みそ”らしくて誰でも大きくできるようになったらしいです。

今までは1社だけだったんだけど、マスコミのせいで情報がもれてしまって、どこの飼育会社も同じ餌にしてオオクワガタがみんな大きくなってしまったので、オオクワガタの値段が下がったんだそうです。
最初に“餌がみそ”を発見した人が悔しがっていました。(TVで見たの)教えてあげてください。
天然はまだ高値かもしれないけど、なかなかいませんよ。黒いダイヤモンドはもう、なくなってしまったと。

 それではまた。

                      by Yoshimi

     
  
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