TVARJANKAって何あに?

TVARJANKA(トヴァルジャンカ)は、この地球上の生物のうちノームだけが持っている特別な感覚です。


皆さんもご存知のとおり、われわれ人間には視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感が与えられていますが、ノーム達にはこの五感の他にTVARJANKAと言う6番目の感覚が与えられているのです。

さて、このTVARJANKAですが、この感覚を人間に説明するのは、とても難しい事なのです。と言うのは、人間にはこの感覚が全く備わっていないからです。・・・・でも、心の優しい皆さんは、この愛らしいノーム達が持っているTVARJANKAと言う素晴らしい感覚のことを、どうしても知りたいと思っていることでしょう。

そこで、とても難しいことなのですが、何とか説明してみますので、しばらくの間、私の説明を聞いてみて下さい。その上で、まだ分からないことがあれば、どうぞ投書箱にご質問を投函ねがいます。後日、このホームページ上でお答えしたいと思っていますので・・・・。

さて、ここでTVARJANKAのことを説明する前に、この単語をよりよくご理解頂くため、われわれ人間のことを少し考えてみましょう。・・・・

私たち人間はどんなに立派なことを言っても、命を維持して行くためには、野菜とか果物とか魚とかお肉とかのように、生きているものを食べることがどうしても必要不可欠ですネ。・・・・・それは、ノーム達も同じことです。もっと平たく言えば、この地球上の動物界のほとんど全ての種が、生きて行くためには生きているものを食べなければならないと言う宿命を背負っているのです。

この『生きて行くためには、生きているものを食べなければいけない』、『お腹が空いたら、生きているものを食べよう』と言う自然界の摂理に適った適度の食欲(これは一種のエネルギーなのですが・・・・)のことを、ノームのことばでは"Ar"と言うのだそうです。

ところが、ここで大切なことは、われわれ人間が美味しいものを前にした時についついやってしまう『必要以上にむさぼり食う』と言う過度の食欲エネルギーのことを、ノーム達は強めの接頭辞"V"をかぶせて"Var"と呼び、とても戒めているのです。と言うのは、この"Var"こそが今の地球を破滅の淵に追いやっている張本人だからなのです。・・・・・チョット耳が痛いかも知れませんが、もう少しの間だけ我慢して聞いて下さい。すぐに終わりますから。

さて、こんどは逆に、この"Var"と正反対のこと・・・・・すなわち、『生きとし生けるもの全てを慈しみ、自然と共に健やかに生きようとするエネルギー』のことを表す単語も、ノーム達の辞書にはのっているそうです。その単語が"Var"に反意接頭辞"T"をかぶせて出来た言葉"Tvar"だということです。

もう、お分かりですね。
・・・・今までのことを整理しますと・・・・・

"Ar"は、自然界の摂理に適った適度の食欲エネルギー
"Var"は、必要以上にむさぼり食おうとする過度の食欲エネルギー
"Tvar"は、生きるもの全てを慈しみ、自然と共に健やかに生きようとするエネルギー


・・・・・を意味することになると言うわけです。

『ハハン、ナールホド・・・・のーむハ頭ガイイ!!!』
と感心なさっている方もいらっしゃると思いますが、ここまで来れば、もう一息です。

残るのは"Tvarjanka"の"-janka"だけですが、これはもうとても簡単です。と言うのは、この"-janka"は日本語の『感覚』を意味する接尾語で、あの視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などに使われている『覚』に相当する言葉だからです。

ホーラ、そんなに難しくなかったでしょう!!
これで、私もホッとひと安心です。

とは言っても、実はもう一つたいへん大きな問題が残っているのです。
それは・・・・それでは、"Tvarjanka"と言う言葉を何という日本語に訳すのが適当かという問題なのです。・・・・イヤハヤこの問題には本当にてこずりました。・・・・と言うのは、日本中どこを探しても、この"Tvarjanka"という感覚を持っている人は、誰ひとりとして居ないからです。

そこで、私は広辞苑を含めいろいろな辞書を持ってきて、本当に徹夜で調べたのですが、ついにいい言葉が見つかりませんでした。その時の私のショックは本当に大きなものでした。

ところが、ある日のこと、わが家にあった古ぼけた漢和大辞典を何気なく開いたところ、そこに素晴らしい漢字を見つけたのです。

その漢字は『生き物』の『生』という字を横に二つ並べて書いた『シン』と言う字だったのです。
この『シン』と言う字は漢和辞典に載っていたくらいですから、もちろん正しい漢字なのですが、この『シン』と言う字のもともとの意味は『生き物が並び立つさま』を意味したそうです。
そうすると、この字こそ『生きるもの全てを慈しみ、自然と共に健やかに生きようとするエネルギー』を意味する"Tvar"の訳語として一番ふさわしい漢字に思われ、私は"Tvarjanka"を『シン覚』と訳すことにしました。・・・・それいらい今日に至るまでの5年間、私は、"Tvarjanka"の訳語として、この『シン覚』という日本語(????)を使って参りました。

いかがですか? お分かり頂けたでしょうか??

もし、お分かり頂けない個所があれば、どうぞ投書箱にご質問を投函ねがいます。後日、このホームページ上でお答えしたいと思っていますので・・・・。
本当にご清聴ありがとうございました。

さて、話はかわりますが、このホームページでは、将来、英語版作成をも考えています。その時のために、"Tvarjanka"の英訳を考えていますが、目下のところ、どうも適語訳ができなくて困っております。どなたか、素晴らしい適語訳を見つけられたら、是非とも、投書箱に投函願います。

ファーーーーーッ、疲ッカレタアーーーー!!!!

            

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