小学生たちの プティリッツァの人形作り!!!!
どうです?・・・・・・勢揃いしたこの素敵な小人さん達は・・・・
今年(2003年)の夏の事である。
町役場のハーチャンから、事の経緯は、よく分からないが・・・・・・
「町の小学校の子供達が、プティリッツァの人形作りをする事になってるんですが、もしヨロシケレバ、その日の朝、子供達が作業を始める前に、八岳さんから子供達に話をしてやって欲しいと話があったですが、如何(いかが)ですかい・・・・・・?」
と話があった。
小海町には、北牧小学校と小海小学校の2ツの小学校があるが、その両方の小学校で・・・・・・という話である。
子供達が大好きな僕は・・・・・・
「はい、分かりました・・・・・・」
と・・・・・・喜んで 2 ツ返事をした。そして・・・・・・7月22日、僕はクラシックカーとも言えるくらいに古くなってしまった我が家の VWのカブリオレを駆って、山を下った。
午前9時。
体育館に集まった5〜6年生を前にして、まず教頭先生の挨拶があり、最初に役場のハーチャンこと井上係長の挨拶、つづいて「故郷の森、協力隊」の理事長の話があり、最後に、僕とプティリッツァの出会いについて10分ほど話をした。その後、子供たちは運動場に展開し、先生や役場の職員、そのたボランティアの人達からペンキを筆を受け取ると、思い思いの場所で、プティリッツァの人形作りを始めた。
ペンキと筆を受け取り・・・・・・
「サテ、どんな顔にしようか?」
と考えあぐんでいる子供達・・・・・が居るかと思えば
・・・・・・一部の子供たちは
「よし、オレ偵察に行って来る!」
と言って、帽子だけ描いた人形を置いて、
何処かに素っ飛んで行ってしまいました。
7月の22日なんていうと、東京あたりでは、もうクソ暑い毎日が続いているが、ここ高原の町、小海町では・・・・・・日向の直射日光に当たっていても、爽やかな風が吹いて、とても気持ちがいい・・・・・・!!
その校庭で子供たちは、「森の小人プティリッツァ」の人形を作り始めたのである。プティリッツァ人形の作り方はこうである。
・・・・・・まず、一番最初に、カラマツなどの間伐材を用意し、次にその間伐材を長さ 40cm 〜 90cm 位の長さに切るのであるが、その切り口の一端は幹に対して直角に多端は幹に対してチェーンソーを斜めに入れ、その斜めになった切り口にプティリッツァの顔を描く・・・・・・という簡単なものものなのである。
いかにも元気の良いプティリッツァに仕上がった男の子の小人さん
勿論、チェーンソーを使った間伐材の切断は、子供達がやると大変危険なので、この素材だけは、森林ボランティア「故郷の森協力隊」とか町興しのボランティア・グループ「こうみ塾」の大人達が、前以て用意しておいたものなのである。
さて、子供達がこの人形を作る時の姿を見ていると、とても面白い。
仲間が描いているプティリッツァの顔をジット見守る子供達・・・・・・
ひとりの子 「ウワア、上手上手・・・・・可愛いよ!」
もうひとりの子「ソッカ〜、そうやって描くんだア・・・・ウマイナあ〜〜」
「ウ〜ン、どうしよ〜・・・・・・?」
芸術的な思索に耽る男の子・・・・・・・・
「ナ?・・・・・ホントは、プティリッツァは、ホレ、ここに長いヒゲがあるだよ・・・・・」
白ペンキを持って・・・・・・
男の子に、ヒゲの描き方を指導する役場の井上係長
2人並んでプティリッツァの人形作成に夢中になっている仲良しさん
出来上がったプティリッツァの人形と一緒に・・・・・ハイ! パチリ!
十人十色・・・・・・オッ、凄っげエ!
サングラスかけたようなプティリッツァも出現しました・・・・・
「ヘーイ、やったね!」
プティリッツァと一緒に一列に並んで並んで指でVサインを作る子供達!
「皆さん、今日はご苦労様でした・・・・・・
お陰様で、可愛らしい小人さんのお人形がたくさん出来ました・・・・・
この小人さん達は、すっかりペンキが乾いたら
オウチに持って帰って、オウチの近くとか、小人さん達がよろこびそうな所に
置いて上げて下さい・・・・・・」
プティリッツァの人形を作り終え、教頭先生のお話を聞く子供達・・・・
杉尾に登っていく坂道にも真夏の陽が当たり、青く晴れ上がった空には真っ白な雲が浮かんでいます。
サア、いよいよ待ちに待った夏休みです・・・・・・ウワ〜イ!