本当はとっても眠いのに・・・・・・そして、本当はとっても疲れているのに・・・・・・
2階のロッキングチェアに座りっぱなしで
「もう少し・・・・・・もう少し・・・・・・!!」と
窓の外の嵐の音に耳を傾け
一向に腰を上げようとしない僕。
窓の外では轟々と嵐が鳴り
風が息をつく度に、家が 「ミシッ!」と身震いをする。
その度ごとに、僕は思わずハッとして・・・・・・
眠気のドロ沼から、現実の世界に引き戻されるけど、
・・・・・・でも、もう・・・・・・駄目!!
「ファ〜〜・・・・・・ッ!!」と、
大きな欠伸を(あくび)を一つすると、
僕は、一気に、眠気の渦に巻き込まれてしまったようだ。
どのくらいの間、眠っていたのだろう?
窓がガタリと鳴った音に、ぼんやりと目を覚ました僕は・・・・・・
いつの間にか、自分がロッキングチェアに坐ったまま
グッスリと眠っていた事に気がついた。
嵐の夜の部屋を照らしている
頼り無げな裸電球・・・・・・
それから・・・・・・旅の夜を思い起こさせる嵐の音・・・・・・
・・・・・・そう言えば、さっき Y ちゃまから届いたメールに
こんな一節があったっけ・・・・・・
「風がびゅうびゅう吹いています。
すごい早さで流れる雲の間から、満月が見えました。
今夜あたりは台風が通って行く時
強風が吹くかも知れませんね。
どうぞ気を付けて下さい〜 Y. 」
・・・・・・そう言われてみれば・・・・・・
窓の外の嵐は一段と強まって来たようだ・・・・・・
Y ちゃまは今頃、何をしているんだろうか・・・・・・??
( 2004-09-08 掲載 )