(2003-09-14:自宅)
昼間はあんなに暑かったのに
夕方になると、突然の夕立がやって来て
屋根の火照り(ほてり)を洗い流したら
爽やかで涼しくて素晴らしい夜がやって来た
余りの気持ちよさに
真夜中過ぎまでパソコンをいじくっていたのに
今度は、2階の寝室の窓際に座椅子を持ち出し
青畳の上に両脚を投げ出して、この詩を書いている僕
窓から入って来る風が余りにも爽やかなので
・・・・・・本当は、大嫌いな蚊が入って来るかも知れないのに
そんな事はお構い無しに、網戸を開け放ち
爽やかな風を室内に招じ入れている僕
左肘を窓ガラスの敷居の上に載せ
後頭部を座椅子の後ろの壁に凭(もた)せ掛けて
体全体の力を抜くと、頭の中の一番奥の部分が
ジーンと疲れているのが、素晴らしく気持ちいい。
良寛の漢詩に
「双脚を等閑に投げ出す」 という詩句が
所々(ところどころ)に散見されるが
あれは、きっと、こんな気持ちを言っているのに違い無い!!
(2004-06-08 掲載)