88. 深夜の夕立

(2003-09-14:自宅)

深夜・・・・・・

ホームページに、今日の日記を書き込んでいたら

突然、 外で、バラバラッという音がした。

「何んだろう・・・・・・?」

と思って、耳を澄ますと・・・・・・真夜中のひどい夕立だった。

    

   

雨が大好きな僕のことだ・・・・・・

慌てて、窓際に飛んで行って、窓を開けると

熱帯夜の部屋の中に、サッと吹き込んで来る

冷たい雨飛沫(あめしぶき)を

何回となく胸の奥まで吸い込んだ。

    

    

でも・・・・・・暫くして気が付くと

路地の入口の所に、一列に並んで掛けられた

氷川神社大礼祭・・・・・・と書かれた提灯の灯りが

ひどい雨の中で、ひとり煙(けぶ)り泣いている様で

何か、妙に哀しくなってしまった・・・・・・

    

     

もしかすると・・・・・・

一日中、お囃子が鳴り響き

子供達が引く太鼓の音や

お神輿を担ぐ掛け声で賑わう

昼間のこの路地の事を思い出した為かも知れない。

   
(2004-06-08 掲載)