2007-06-23(土)     晴     ヒュッテ     気温(最低= 16℃、最高= 25℃)

 今日は夏至祭の日!
 夏至祭とは、毎年、小海町にある、フィンランド人達の休暇村で開かれる、フィンランドで2番目に大きなお祭の夏至祭に、小海の人達を中心にした、地元の人達が参加するという、大変に珍しいお祭です。
 ・・・・・・そして、このフィンランド・ヴィリッジの夏至祭も、フィンランド本国の夏至祭に合わせて、夏至の日の後の最初の土曜日に開かれます。

 さて、今日のお天気は・・・・・・きのうは終日、あんなにも雨が降っていたのに、今日はカラリと晴れた素晴らしい日本晴れの一日。
 普通ならば、毎年のように、今回も、朝早くから Finland Village に出向いて、馬鹿でかいコッコ(キャンプファイヤーの大きなもの)を組み立てるのに参加さるのだが、今回は、たまたま、夏至祭の前夜が、TA Final Day に当り、当夜の帰宅が午前様になることが、もう、見え見えだった為、今回は、10時半過ぎからの途中参加とさせていただく事にしたが、僕が現場に着いた時には、もう、コッコは可なり出来上がっていました。 ・・・・・・クシュン!

 どうです、この素敵なコッコの佇まいは・・・・・・??
 昨年のコッコより、美しい姿に仕上がりました。

   

 コッコの組み上げに参加して下さったのは
 この夏至祭の話を聞いて、集まってきて下さった、自然愛好家、森林ボランティア、
町の観光協会の方々、町興しの「こうみ塾」の皆さん、役場の方々・・・・・・等々
その裾野は、毎年、広がりつつあります。
上の写真で、バックにとおく見える山々は、夏沢峠より北にある北八つ(北八ヶ岳)の峰峰です。


コッコが組み上がると、
最後に、着火口を開け・・・・・・それが終わるとコッコの完成です。
上の写真の、画面右下に沢山置いてあるのが
小海町に棲んでいると謂われている
町のシンボルの小さな妖精のプティリッツァの人形達。
このお人形さん達は、古くなると・・・・・・
毎年のように、こうして、夏至祭の日に、コッコの火で焼かれ
元の自然の中に戻っていくのです。
コノ画面でひと言追加・・・・・・
画面左側に立っている髭メガネのお兄様が
プティリッツァのオリジナル・デザイナーの 「勝ちゃん」です!

南北両八ヶ岳を背景に・・・・・・コッコの前で、「ハイ、ポーズ!」
清々しく透き徹った、高原の空気と眩しい夏の陽光が、
とても爽やかでした・・・・・・! ところで、画面左上・・・・・
の雲の中に八ケ岳主峰の赤岳は、姿を隠していました。

   

   
一方、今回の会場となる本部前では・・・・・・
日・フィ 両国旗を飾った、テントの組み立てが進行中・・・・・・

二つの国の国旗を並べて掲揚する場合は
向かって左が上位になる為
相手側の国旗を左側に置くのが、国際的な礼儀となっています。

       

    

     
松原湖高原の夏至祭の夕べを彩るのは、皆で組み立てた大型のコッコだけではなく、
涼しげな長湖の水面を、爽やかに飾る水上コッコもあります。

この「水上コッコ」の発案者は、フィンランド・ヴィリッジのビューステットさん。
実際の製作に当ったのは、「工房あらい」 の新井公男さんです。
上の2葉の写真で、青の菜っ葉服にカンカン帽、首にタオルを巻いたのが、その 「公サ」 です。

上の左の写真は、燃焼台の上に焚き付けのおが屑を盛ったところ
右の写真は、その「おが屑」にの上に、コッコを組み上げたところです。
どうです? 素敵でしょう・・・・・・?????

    

今年は、今迄に無い・・・・・・新しい企画が加わりました。
それが、この長湖の岸辺の芝生の上と、長湖の水面に浮かぶ、
1000 個のローソクの明り、夜になるのが、とても待ち遠いですよネ!

   

午後5時・・・・・・
例年のように、まず、観光協会長のご挨拶
黒澤会長の挨拶は、簡単明瞭、とても元気なショートスピーチでした。

    

それに続いて・・・・・・フィンランド側代表の日本語のスピーチ。

夏至祭の由来と、その今昔物語!
 夏至祭の夜、娘さん達が・・・・・・代表的なフィンランドの七草の乾し草を
枕の下に入れて眠ると、その夜に夢見た男性と結婚するという
言い伝えのお話は・・・・・・何か、とても奥ゆかしく、そして、ロマンチックでした!

    

本部前の芝生は、ご覧の通りの大盛況
テーブルの上には、色々なご馳走がならんでいます

   

・・・・・・そして、日没の頃を合図に
日フィ双方の代表者により、コッコに火が灯されます。

一番左の白ハットの男性は町長さんでした。

    

    

   
暮れなずむ松原湖高原の夏至の夕空を飾る、美しいコッコの灯・・・・・・・

背景を飾る、八ヶ岳連峰のロマンチックなシルエットも・・・・・・
今の時間は、主峰の赤岳もハッキリと見えています(右の写真の左端)!

    

夏至祭には、色々な行事が盛り沢山!
音楽堂のクラシック、ヴォーカル、サキソフォーン等のコンサート
野外コンサートでは、合唱、ラテン系、パーカッション等々の聴いてヨシ、
踊って楽しい夏の夕べの音楽が目白押し!

上の写真は、お楽しみの賞品が沢山の、ビンゴゲーム
・・・・・・将に、ビンゴビンゴで夜も更ける〜〜〜〜ってェ訳です!!

     

日没時間が過ぎると、いよいよ水上コッコに火が灯り
1000個のローソク・ランプに明りが灯ります・・・・・・

どうです? 素敵でしょう・・・・・・?????

      

    

この辺りから、もう、本当のダンシング・タイム・・・・・・
色々なグループの飛び入りがあったり
パーカッションやギターの名手が現れたり・・・・・・と
夜の更けるのも忘れてしまいそうです!!


    

ギターヴォーカルやパーカッションの熱演に合わせて踊り狂う人々!!

パエリヤ、ステーキ、サラダ、竹の子の炭火焼き・・・・・・等々に
ビール、日本酒に、ワインや小海町名産のヤーコン焼酎も・・・・・・!!

もう、こうなって来ると、ダンシング・タイム・・・・・・と言うよりは
猫も杓子も、誰でもが参加する、盆踊りさながらの賑わい様・・・・・・

 

ネエ、物凄いでしょう?!
中央の身長 2m の長身の アメリカ人の Bill、アイリッシュ・ガールの Mai****、
音楽が鳴ると、直ぐに体が動き出してしまう Yoshi、
どちらかと言うと、チョッピリはにかみ屋の勝っちゃんも・・・・・
鉢巻頭の手に缶ビール・・・・という出で立ちで、踊りの輪に入っているから面白いです!

ここから先は、このサイトの責任者の八岳晴耕も、踊りの輪の中に飛び込んで仕舞った為
写真のネタが無くなって仕舞いました! だから、今日の日記もここで終わり・・・・・・です!

     

    
イイエ・・・・・・あと1枚だけ、シャッターを押していました。
それは・・・・・・踊りの波の中で見付けた、僕のフィンランド人の友人の Mr.Bystedt と
僕達2人の共通の友達の Mai の写真でした。

2人を見付けた時、僕が
“ Hi, Clas! Let me take your picture with Mai !” と叫ぶと
こんな風にポーズをとって呉れました。

    とっても、素敵な写真ですよね・・・・・!!
そう言えば、昼間は、この Clas が、僕と Mai の写真を撮って呉れました。
そのうち、その写真と上の写真を
思い出の写真集に、並べて飾る事に致しましょう・・・・・・!!