有山さんは色々な意味で個性の強い人である。
まず第一に、誰とでもよく話をする人である・・・・・
・・・・・・だから、初めての人と会っても、昔から知っている人の様に、実によく話をする。
それから、友達を自宅の食事に誘うのが好きな人である・・・・・・
美味しくて素敵な食事を用意する奥様も大変だと思うけど
ご夫婦で皆さんとの食事を楽しんでいらっしゃるためか
一宿一飯ならぬ、一時(いっとき)一飯の恩義に預かった人は数知れない!!
かく言う筆者も、或る時、話をしていたら、いきなり
「・・・・・・よかったら、ウチで食事をしながら話しませんか・・・・?」
と言われたが、その言い方が余りにも自然だったので
「え、いいの・・・・・?」 と言うと
「ええ、いいですよ! 今から、どうぞ・・・・・」
と言われたので、そのままお邪魔をして、ご飯を食べて来ちゃいました。
それは、二度目に彼に会った時の事でした。
また、彼で驚くのは、長いこと日本テレビで番組制作のお仕事をしていたせいだろか・・・・
とにかく、何んでもよく知っている雑学博士なのである。
だから、彼と話をしていると話の種は尽きないし、
いつまで話していても面白い。
奥様も、食事の準備中も、皆さんとの食事中も
一緒に楽しい話をなさるので、食卓にはいつも笑いが絶えない。
自然が大好き、緑が大好き、澄んだ空気が大好き!!
・・・・・・と3拍子が揃ったナチュラリスト!
その所為かどうか分らないけど
大量に自然の生態系を変えてしまうゴルフは
夫婦揃って全く興味がないらしい。
・・・・・・その代わりと言ってはナンだが、
マウンテンバイクを乗り回すのが大好きで、別荘地内の起伏を乗り回している。
・・・・・・ここまでは筆者と全く同じだが、
或る日の有山家の昼食時、筆者が
「今日も、自転車乗ってきたの・・・・?」
と聞いたら
「ええ、町まで言って来ましたよ」
と事も無げに言ったので
「ウヘー凄いね! じゃあ、帰りは 10km の坂道を登って来たんだ!」
と言ったら
「いいや、実はね・・・・・・」と前置きして
山を降りた時は、奥様に電話を掛けて、小型トラックで自転車を
山の上の別荘まで持って帰って貰うんだと言う。
「じゃあ、帰りは自分が運転して行くんでしょう?」
と、聞いたら奥様が
「・・・・・・それが、いつも私なのよ・・・・・・!!」
と言われたので
「 エ〜〜〜〜〜ッ、ドシテ〜〜〜〜ッ?」
と聞いたら、彼は平気な顔をして・・・・
「・・・・・・だって、僕は免許証を持ってないんだもの!!」
ですって!!
ねえ、変わってるでしょう?
でも、この位で変わってるってオドロイチャイケマセン!!
・・・・・・また別の機会に、奥様に
「ねえ、有山さんの趣味って何んナンデスカ?」って聞いたら
奥様は
「アイロン掛けかな〜・・・・・・そうよねえ?」
と仰って彼の顔を見た。
それで、すかさず、
「何んですか・・・・・・それ?」
と筆者が聞くと、奥様の曰く。
・・・・・・ご主人は、自分の下着全部にピシッとアイロンを掛けるのが好きなのだと仰る。
「エ〜ッ、下着って・・・・・・あのパンツとか、アンダーシャツとかですか?」って、聞いたら
「そうなの、それで・・・・・・気に入った下着があると、すぐ買って来ちゃうから、
ブランドもののパンツやなんかが、どんどん増えちゃって・・・・
・・・・でも、それでも、全部キチンと何時間も掛けてアイロンをかけるの・・・・」と仰る。
驚いた筆者が奥様に
「・・・・・・じゃあ、彼は貴女のもアイロン掛けてくれるの?」
って聞いたら、奥様は即座に
「いいえ・・・・・・自分のしかやらないわよ!」
と言ったあと、チョット首を傾げて
「・・・・私なんか、あの干したままの肌触りがいいと思うんだけど
当人はパリッとした肌触りがいいって言うの・・・・・・!」
と付け加えて、可笑しそうに笑われた。
ウ〜〜ン、僕なんかも、奥様の言葉の方がよく分るけど
ねえ、有山さんって変わってるでしょう!
と言うより、こう言った夫婦のあり方って、とても面白いと思います。
さて、話は変わりますが・・・・・・
いつも来客の多い有山邸に、このほど新しい調度品が加わりました。
・・・・・・それは、玄関脇に新しくしつらえられた
新しい Fire place (屋外暖炉)です。
これから先、この暖炉を中心に、又、新しい仲間が増えて行くことでしょう!
( 2002-10-02 記 )