201109月の高原日記

  

2011-09-01 (日)     晴    ヒュッテ     気温(最低 = 17℃、 最高 = 22℃)

  上の写真は・・・・
ごく最近のヒュッテの庭の佇まいです。
どうです?
・・・・・・キレイになったでしょう?

・・・・・っていうのは
つい先週まで、ヒュッテの庭には
こんな (↓) にイッパイ雑草が
蔓延 (はびこ) っていたからです!!

        
それもその筈・・・・
例年ですと
春が来て暖かくなると
5月、6月、7月の3ヶ月の間・・・・
毎月1回
必ず、1週間から10日程のあいだ
ヒュッテに遊びにやって来て
キレイに草刈をして行くのですが
今年は余りにも忙しくて
その3ヶ月の間
1回も来られなくって・・・・・
8月に入って
ヤットコサットコやって来てみたら
この有様(↑)だったのです!
   
    

でも、大丈夫
草刈と薪割りが大好きな僕のこと
大車輪で草刈をしたら
アッと言う間に
こんなにサッパリしてしまいました


結構手間は掛かるけれど・・・・・
こんなヒュッテが
僕は大好きです・・・・・     
アハハハハハ・・・・・!!


     

     

2011-09-03 (土)     曇のち雨    仙了庵 (@Tokyo)   気温(最低 = 21℃、 最高 = 25℃)

 今日は夏休みの後の最初のフィンランド語の授業の日である。
 授業は、いつもの様に過ぎ去ったが、授業のあと、クラスメートの I さんとスオミ教会の近くの喫茶店 “ E'cailler ” に入って話をする事にした。
 話題は2人に共通した米国 Ectaco 社製のフィンランド語/英語の電子辞書 EFn800 の事である。 店内に入り、2人とも豆乳の抹茶アイスティーをオーダーして、席に座ると、僕は恭子ちゃまに(ハワイに住んでいる彼女の娘さんが、どのようにして Default product とも言える問題の EFn800 のキーボードで、フィンランド語の Ä と Ö の文字の入力方法を見付けたのかに関して、矢つぎ早やに次から次へと質問をし始めた。

 その結果、分かった事は、僕の辞書のあとに注文した、恭子ちゃま自身のセットが娘さんの家に届いた時に、タイミングよく僕のセットの Ä と Ö の文字の入力方法が不完全であるというニュースが娘さんに伝わり、その事を聞いた、“娘さんのご主人が、なるほど僕が言うように、(本機の英文の User's Guide の説明通りにキーの操作をしても、 Ä と Ö の2文字の入力ができない)ことを確認したあと、長いこと 恭子ちゃまの器械をひねくり回しているうちに・・・・・・たまたま・・・・・・ロシア語の “J” のキーのあとに、英語の“Q” のキーを叩くと “Ä” の文字。 同じく、ロシア語の “J” のキーのあとに、英語の“P” のキーを叩くと “Ö” の文字の入力が出来る・・・・・・ということを偶然見付けた次第です・・・・・・ というのである。

 その間、時間にすれば、2時間近かったのかも知れない。
 話の終わった我々が、代金を支払って外に出ようとした時、カウンターの前の席に座り、パソコンを使っていた若い女性が
 『ドウモアリガトウございました。また、お出掛け下さい。』
 と言ったのを切っ掛けに、
 『ねえ、そのパソコンで インターネットをやっているの?』
と声を掛けたところ・・・・・・
 『はい、そうです』
という返事をしたあと、その女性は・・・・・・この店では、将来、お客様がパソを持っていらしても、店内では自由にパソを使う事が出来る環境を作れないものかを検討中・・・・・・との事だったので
 『もし、それが実現されたら、僕もそのシステムの利用者の1人になるかも知れないよ・・・・・』
と感想を伝え、自分のサイトの URL とメルアドとペンネームの入った名刺を、彼女に渡してから、恭子ちゃまと一緒に店を出てきた次第である。

 この時、ふと気が付いたのであるが、この匂やかな少女のような女性の視線が、町の中で見かける現代の女性達の視線とは、桁違いに真っ直ぐで素直である事に気が付いた僕は、思わずハッとして、(今まで、初対面の時、こんなに素直に僕の目をみつめた女性が何人いるだろうか?) と、自分の過去を振り返ってしまった次第である。

閑話休題
 ・・・・・・寝る前に、パソを開いて、日課となっている、毎日のメールの到着確認をしたところ、今日、喫茶店で名刺を渡した女性から、短い Thanking e-mail が届いていた。 彼女の苗字は M さんという方らしい。

    

2011-09-06 (火)     曇のち晴    仙了庵 (@Tokyo)  気温(最低 = 21℃、 最高 = 29℃)

 午後、いつもの様にチャリンコでひと回りして来た際、少し足を伸ばして、先週の土曜日にフィンランド語のクラスメートの恭子ちゃまと一緒に立ち寄った、スオミ教会の近くの 『エカイエ』 ( E'cailler )に立ち寄ってみた。 ・・・・・・チャリンコを道路わきに止め、中に入ろうとしてドアの取っ手に手を伸ばすと、ガラス越しに僕の姿を見止めたのだろうか、テーブルでお客様の1人と話していた M さんが僕に向かって可愛らしく手を振った。

 『やあ、今日は・・・・・』
 店内に入り、後ろ手にドアを閉めながら彼女に声を掛けると、Mさんはいそいそと僕の近く迄やって来て
 『いらっしゃいませ・・・・・』
 と挨拶をすると、僕が立っていた脇のテーブルをキレイに拭き
 『どうぞ・・・・・・』
と、明るい声で席を薦めて下さった。

 ・・・・・・その時、フト気が付いたのだけど、先週の土曜日 初めて彼女と声を交わした時と同じ様に、今日も亦、僕の目を真っ直ぐに見詰めた彼女の視線が余りにも素直に、僕の心の中にまで入って来たので、僕はフト (何んて素直な女性なんだろう・・・・・・!)って思ってしまった程である。
 しかも、この M さんは、先週の土曜日の日記にも書いたように、本当に匂やかな美しい女性なのである・・・・・!!

 ・・・・・・
 ・・・・・・薦められた席に座り、ローズ・ハーブティーを注文すると、僕は改めて店内をグルリと眺め回して見た。 彼女の説明によると、この店は彼女のお友達たちと、何日か交代で、自分達のやりたいお店をやっているという話だったけど (注、この店の大代表の店名は エカイエ であるが、Mさんを含め、お友達たちが、曜日を決めて開いているお店には、それぞれ、別の屋号がつけられており、Mさんが月~火曜日に開いている喫茶店のやごうは 『云々』 [← ウンヌン と読みます] だと言うことです。)・・・・・・店自体の佇まいは、かなり年季の入った木造のつくりではあるものの、全体的に清潔に掃除が行き届いており、かえって、その木の柱の古さが気持ち良い落ち着きを醸し出しているという、そんな店なのである。
 (気持ちのイイ店だな・・・・・・!)
 そんな事を考えていると、つい先刻まで Mさんと話をしていた女性客が帰り、広いテーブルが空くと、Mさんは、そちらの方にハーブティーを運びながら
『こちらの方にいらっしゃいませんか? ・・・・・・広いですから・・・・・』と誘って下さった。
 席を移り、カウンター越しに調理台の所に戻ったMさんと話し出した僕が、何事かを言った彼女にに向かって
『ゴメンナサイ! いま何て言ったの? 僕、耳が少し遠いものですから・・・・・』
と言うと、彼女は僕のテーブルの所までやって来ると
『私も少し耳が遠いンです。 失礼してよろしいですか?・・・・・・』
と言って、私のテーブルの向かい側に座ると、私に聞こえるように少し大きめの声で、話を続けてくださったが、理科大の数学家を卒業なさったという M さんとの会話の面白かったこと・・・・・・

 数学の美しさ、微積分、幾何、素数列と円周率πとの関係から始まり、化学、管理栄養士、保育園、病院での仕事の経験の話、ドイツでの留学体験、ドイツ語や英語の話題、更には、般若心経、写経、座禅・・・・・・ctc. etc. etc.
次のお客様が見えるまでのかなり長い間、僕は もう本当に、夢中になって彼女との話しに夢中になっていた次第である。

 次のお客様が来られた後しばらくして、僕は 月曜日と火曜日 M さんが開いている 喫茶店 『云々』 を失礼したけど、,サヨナラを言う時、感謝の意をこめて 彼女と握手をすると、Mさんが 『 又、いらして下さいね・・・・・・』 と 言って下さったのが、とても嬉しかったしだいである。 その後・・・・・チャリンコで家に戻ってくる間の10分間ほどの間、なぜ、こんなに話しに夢中になっていたんだろうと考えていたら、我々2人の間に、世の中の数多の女性との間では、今まで経験した事の無い・・・・・ある共通点があることに気が付いて、思わず笑い出して仕舞った次第である。

 その共通点とは・・・・・・まず第一に、2人とも理科系の人間であること。 物事に余りこだわらない事。 ・・・・・・僕もそうだけど、素直な気持ちで質問をすれば、何を訊いても正直な答が素直に返って来ること。
 人間が好きな事。 子供達みたいに好奇心が強い事。 今までの 我々2人の人生は、非常に恵まれてはいたものの・・・・・・お互いの人生は、決して平坦で真っ直ぐな人生ではなく、本当に色々な苦しみや苦労に悩まされつつも、素敵な友達や人々と出会い、色々なことを経験してきた人生であった事・・・・・・新しい事にぶつかると、いつも一生懸命に全身全霊をこめて、ブチ当たって来たこと  etc. etc. etc. ・・・・・・色々な共通点があるみたいだったけど・・・・・・中でも、ただ一点・・・・・・Mさんの口から聞いた沁み々々とした次の言葉

    『数学って、本当に美しいと思うわ・・・・・!!』

は、僕自身が常日頃から、いつも その様に感じており、まさか女性の口から、こんな言葉を聞くことは、生涯あり得ないことだと思っていただけに・・・・・・僕の人生の未曾有の決定的なショックとして、我がウスラトンカチ頭にさえも、ガ~~~ンと響いた次第で あるんで ありんす!!

 しかも、この彼女・・・・・・本当に少女の様に美しい女性なンです。

          (↑ ← これホント!)

 ・・・・・・ってな訳で、今まで 生きていて本当に良かったと思います。

          (↑ ← これも ホント です!)

 

   

2011-09-13 (火)      曇のち晴     仙了庵  気温(最低 = 25℃、 最高 = 33℃)

 とにかく忙しい毎日。
 この歳になっても、何故、毎日がこんなに忙しいのか?・・・・・大した事はチットモしちゃいないのに!・・・・・・と、思っていたら、つい最近、知人の女性から届いたメールにこんな ひと言が書いてあった。

 『 私も・・・・・歳をとっても、何故、こんなに忙しいのか? 大した事はチットモしちゃいないのに! と、よく考えていたの! そんな、或る日のこと、フト、こんな事に気が付いたの! “ そうだ、歳をとって来ると、何をやっても (若いときのようには) 捗らないの・・・・・・だから、こんなに忙しいンだわ!” ・・・・・・・って!! 』

 彼女からのメールに書いてあった、このひと言を読んだ時の僕のショックの大きかった事!!
 このひと言を読んだ時から、まる一日・・・・・・僕は呆然として、何事も手に付かなかった。
 ・・・・・・そして、24時間後・・・・・・僕は、突然、今までの生き方を 180度 転換させる事にした。

 今までの僕の生き方は、簡単に片付くものや人様から笑われるのが嫌なコトから順にドンドンと片付けて行き、それが全部済んだ時点で、一番、大切にしている、『 常識で分かる“●●●●” 』 の原稿を、ユッタリとした気持ちで書き上げよう!!・・・・・・っていうモノでした!!
 でも、その様に思い始めてから、もう丸2年が経つのに、本の原稿の方は指一本も触れていない状態である。
 『 よし、それならば・・・・・・そうと分かった以上、人から何んと思われてもイイから、僕の人生の中で一番大切にしている、本の原稿を書き上げることを、最優先にして生きてみよう!!・・・・・・その結果、人に笑われたり、馬鹿にされたりする事があるかもしれないけれど・・・・・・!! 』
 と、心に決め、突然、今までの生き方を 180度 転換させて、本の原稿を書き上げることを最優先に!!

 そして、2日が過ぎ去ったが・・・・・今日現在、僕は本当に夢中になって、本の原稿の書き上げに集中しているけど、今日現在・・・・・・この180度変換をしてみて、本当に良かったと思っている。
 と言うのは、本の原稿の書上げた分が着実にドンドンと増えていっている事が、現実に着実に起きつつあるからである。

 Nxnx 本当に有り難う!!
 貴女を、心の中で、力いっぱい Hug!します・・・・・・

 

2011-09-30 (火)    曇のち晴    ヒュッテ  気温(最低 = 17℃、 最高 = 25℃)


  

 多忙にかまけて
スケジュールがままにならず
久方振りに、ヒュッテに出掛けてみたらば
どこの田圃も稲刈りは
ほとんどが終わっていて・・・
手付かずの稲田はホンのわずか・・・

それでも
ジムニーに乗ってトコトコと町に
買物に出掛けてみたら
まだ何枚かの田圃には稲が残っていました
・・・・・・・・・
その中の1枚の稲田が上の写真です。

この田圃・・・・
どちらかと言えば、小さな稲田ですが
左端の轍(わだち)の跡がハッキリと残っている
農道の趣が素敵だった為
愛用のデジカメを取り出し・・・・・・
思わずパチリとシャッターを下ろしてしまいました。

皆様のお近くでは・・・・
稲刈りは、もうスッカリとお済みですか
秋の紅葉も、間もなくですね??