2011 03 月の高原日記

    

2011-03-05(土)   晴   仙了庵    気温(最低 = ℃、 最高 = ℃)
         

        

3月05日(土)~3月06日(日)の2日間
毎年恒例の「さくら館まつり」が
東京は中野区1丁目の地域センターで
開かれました。

この「さくら館まつり」では
こども達からご老人までの色々なサークルが
普段、技を磨いている習い事の
お披露目が行なわれるのですが・・・・・
5日の土曜日の午前の部の
最後に行なわれた
知的障害をお持ちの方々のハンドベルの発表は
とても見事なものでした。

曲目は・・・・・・
「里の秋」 「おぼろ月夜」 「かあさんの歌」の
3曲でしたが・・・・・・
その出来栄えは実に見事!
私自身
今日に至る迄、何回か
ハンドベルの発表を目にしたことがありましたが
この日の発表は
私が今まで目にして来た
どのグループにも引けを取らない位に
見事なものでした。

更に感動したのは
この日の曲目、3曲の中の2曲の指揮を
障害をお持ちの方が行なった事で
しんみりとした美しい音色を耳にしているうちに
聞いている私自身も
思わず感動の涙を流してしまったほどでした!!

チャンスがあったら皆様も
ぜひ一度、お聞きになって見て下さい・・・・・・
本当に見事ですので!!

尚、最後になりましたが
全員が身に着けているネクタイは
全部自分達で作ったものだそうです・・・・・
素敵ですよね?!
    

   

2011-03-06 (日)  晴 仙了庵  気温(最低 = 2℃、 最高 = 15℃)

    

 午前中、この間切り落とした我が家の庭のアンズの太枝の整理をする。  午後になると急にあたたかくなったので、長男とサイクリングに出掛ける。
最高気温は 15℃。 コート無しで出掛けたが、汗ばむほどの暖かさ。 途中、荻窪の太田黒公園で散歩。
 散歩中に息子に写真を撮って貰う。

  

         


 僕が大好きなサイクリングコースは、一周 14Km ・・・・・・太田黒公園を出ると、こんどは善福寺川に沿って 6Km ほどのサイクリングロードを気持ちよく一気に下っていく。 途中、対岸の大きな梅の木に紅梅が満開だったので、一休みしてシャッターを押す。

      

 このサイクリングコースは、もう何回走ったか分からないが、木の葉がスッカリ落ちた、冬の期間も素敵である。

    

2011-03-07(月)  雨のち雪  仙了庵  気温(最低 = 1℃、 最高 = 8℃)

 春の日は三寒四温と言うけれど、きのうの暖かさとは打って変わって今日は朝から真冬の寒さ。
しかも、ご丁寧に・・・・・・朝のうちは冷たかった雨が、午前10時ころから、突然、雪に変ってしまうという念の入れよう。
僕は慌てて愛用のデジカメを持ち出すと、何回となくシャッターを押し続けた

         

    

 どうです・・・・・・この雪景色は?
そうだ! こんな日は、家の中を暖めて、ユッタリとした一日をユックリとくつろごう!
そう思ったトタン、寒さで緊張していた気持ちが一瞬のうちにバラバラに解きほぐれ、急に幸せな気持ちに包まれてしまったから不思議である。
 

      

 

 ・・・・・・さあ、今日一日をユックリと過ごすことにしよう!    ウワーイ!

      

2011-03-11(木)    晴   仙了庵 @ Tokyo    気温(最低 = ℃、 最高 = ℃)

気が付けば、いつの間にか庭の片隅で、何年か前に家内が植えた クロッカスが咲き始めていた。 3日前には、雪が降ったわが家だったけど春は着実にやって来ている。

     

 

   
   

 午後2時45分。
中野サ
ンプラザ 8F に居た時、D教室にいた時、突然、部屋全体が大きく揺れだした。『キャ~・・・・・地震よ!』
女性達の逃げ惑う声。
『気を付けろ。外に出ろ・・・・・!』
・・・・・・と男性達の声。
僕は、天井と壁を見回し、梁の下、柱の根本に立ち、揺れが収まってから、階段を伝って外に出た。 8Fにいたせいだろうか? 今までに経験した事のないような大きな揺れだった。 

 外に出ると、物凄い人の数。
 暫くしてから帰宅すると、テレビで先刻の地震のことを盛んにレポートしているので、聴いていると、先刻の地震のマグにチュードは 8.8 だという事であった。 
  

   

2011-03-11(日)  晴 仙了庵  気温(最低 = 2℃、 最高 = 15℃)

一昨日、東北地方三陸沖を襲った大地震のマグニチュードは当初 8.8 と発表されたが、本日、再度、精密に計算し直したら、ナント、そのマグニチュードは、 9.0 という我が国の観測史上最大の地震である事が分かったという事で、わが家で手に入れた読売新聞では、特別夕刊を発行した次第である。。

        


    

 

 

2011-03-15 (火)    晴    ヒュッテ     気温(最低 = 6℃、 最高 = 12℃)

 パソコンを開いたら、一昨年まで僕が町会議員をしていた長野県南佐久郡小海町の土橋勝一氏よりメールが届いていた。
『サテハ・・・・・?!』
と思って、メールを開いてみたら、案の定、ザゼンソウの写真が添付されたメールでした。 ・・・・・・ってな訳で、早速、その中の一枚をトップにアップしてみました。 
 それが下(↓)の写真です。

 話は変るけど、この土橋氏は・・・・・・この小海軽井沢のザゼンソウを、この町の観光の目玉の一つにしようとして、地道に努力してきた方。 その地道さと、誠実さには少なからず頭が下がります。 
 特に・・・・・・僕って言う人間が、いい加減でチャランポランなだけに同氏の誠実さと正直さには頭が下がります。

 いずれ、土橋さんの事は、別に紹介する機会があると思いますので、今日は、この位にしておく事に致しましょう。 

     
  

       
皆さん、今日は・・・・・・!
今年も亦

ザゼンソウの季節がやって来ました。
いつも・・・・って言うより
毎年思うことですが、出てきたばかりの
ザゼンソウ達を見ると
何か、この子達がとても幸せそうに
思えてなりません。何か日に当たって
フカフカと暖かい空気を一杯に吸い込んだ
やわらかそうな土のフトンの中から
瑞々(みずみず)しい顔を覗かせている
ザゼンソウ達の表情が
とても晴れやかだからです・・・・・・
  

 

2011-03-21 (火)    晴    ヒュッテ     気温(最低 = ℃、 最高 = ℃)      
  

 ▼  小海町高原美術館レストラン貸出し募集への応募の結果について

 首記、高原美術館のレストランについては、平成23年度当初現行の貸出し契約が同年3月の年度末に2年間の貸出し期間が満了となる為、次期の貸出しに対する借主の公募が行なわれましたので、わたし達も本年(H23年2月中旬)に応募の手を挙げた次第です。 ここで応募者を私達と断わっております “私達” とは、この風光明媚な小海町を誠意を以て、美しい町にする事を心に希(ねが)っている、長野県と東京都内に在住する金儲けが下手クソで、とにかく不器用な位に融通の利かない少人数の人達の集まりです。  尚、今回の公募に対して手を挙げたのは、今までのレストランの借主の方と私共の2者だけでしたが、その何れに貸し出すかについては、両者から提出された : 今回の応募の理由・目指すところ・経営形態・営業日数・特色・メニュー・値段・サーヴィス形態・・・・等々を、美術館協議会に於いて比較審議し、結果として、次期の貸出しは、今迄の経営者に対して引き続き貸し出す事になった旨の連絡が、2月末日に美術館の担当者から筆者宛に寄せられました。
その折りの受け取った電話にて、今回の決定の理由を伺ったところ、その一番大きな理由は、当方の NPO 法人 『人と自然の学術愛好会サロン』 の立ち上げに要する期間が(3~8ヶ月) と長期にわたる事、又、 メニュー自体も (我々が出したメニューより現行のレストランのメニューの方が良い) という事が一番大きな理由だったという事でした。  以上が、『高原美術館レストラン貸出し募集への応募の結果』ですが、この結果を何人かの友人や仲間達に伝えたところ、卓球・将棋・ダンス・音楽・語学・・・・etc. etc.  色々な趣味の仲間やアチコチの人生の友達たちから 
『ヨカッタ! ヨカッタ! お前を高原美術館のレストランに取られなくって・・・・』 とか、
『ヨカッタわよ・・・・八岳さんが、また、居なくなっちゃわなくって・・・・・』 とか
・・・・・実に身勝手なコメントが何件も寄せられたのを見て、
『オヤ、オヤ、オヤ・・・・・・』
と、思わずボヤいた次第。
中でもオカシカッタのは、“レストラン経営に応募するのは時期尚早!” と言い張っていた NPO 立ち上げの同行の士の一人からのメールで・・・・・・曰く、
『 “お前が NPO 立ち上げを決意したのは小さい成功!” それから “今回の応募で、我々が選ばれなかったのは 大成功だッ!!” 』 
というもの・・・・・・・!!!
このメールを読んだ時の筆者は・・・・・・
『・・・・・・何んじゃ、こりゃ~?  バッキヤロ~メ~!』
と、パソのモニターに映ったその旧友からのメールに向かって俄鳴り立てたものの、そのメールを2~3回読み直してみると、成る程、そういった考え方もある事に気が付くと同時に、いつの間にか全ての事が、彼の思惑通りに動いていた事に思わず感心!! 
『成る程、ウメエ事を言いやがる!』
と、唸ったあとで・・・・・・
ひと呼吸おいてから、私自身も
『アハハハハハハハ・・・・なる程、お前の言う通りだ! いや・・・・参ったサン、参ったサン!!』
と、遅まきながら大笑いしてしまいました。  ・・・・・・てな訳で、本件は一件落着と相成りましたが、これから先、NPO の立ち上げをどうするかについては、改めて、最初の一歩から考え直して参りたいと思います。 

    

2011-03-21)  晴  仙了庵   気温(最低 = 9℃、 最高 = 11℃)

 夜、学生時代に仲のよかったK氏に電話を入れる。
 彼の奥さんのH子さんが、今回地震で壊滅的な被害を受けた、女川の出身である事を思い出したからである。 ・・・・・・Kと話したのは、本当に、何年ぶりの事だったろう? 彼と暫く話した後、H子さんと話したが、彼女の兄弟4人の内のご家庭のうちの3~4人が未だに、行方不明だとか・・・・・・その話を聞いたトタン思わず息を呑んでしまった次第。 彼女の話によると、テレビでも盛んに報道しているように、町は、本当に被害を受けてしまっている由。
 『とても心配だったので・・・・・・“毛布や衣類のほか、食料などの生活必需品をもって、支援に行くから”・・・・・・と言ったんだけど、“生活必需品は、現在までのところ、色々なソースを通して入手できている。一番入手が難しいのが、現時点ではガソリンのなので、来て貰ったも、駅に迎えに行く事も出来ないし、駅まで送り帰すことも全く不可能! ・・・・・・だから、気持ちはあり難いが、移動手段が全くないので、出来れば来ないで呉れ!” って言うの・・・・・・。 だから、主人もとっても心配しているんですけど、事情が事情なので行く事は止めにしたの・・・・・・』
との事。
 ・・・・・・このひと言を聞いた時、僕も
『ウ~~~ン?!』
と唸ってしまいました。
 その後で、彼女の曰く・・・・・・
『・・・・・・去年もそうだったんだけど、主人と、こんど八岳さんに会いたいね!・・・・・・って話していたの・・・・・・だから、今度、皆んなで会いません?』
との事。それには、ボクも大賛成!
『・・・・・・ウン、そうしようよ! それだったたら、八ヶ岳のヒュッテの方に、夏になったら出掛けて来ない? 7月~8月は、兎に角、ベストシーズンだから!』
と言うと
『それでは、主人と話して、出来るだけそうしたいと思います。・・・・・・楽しみにしています!』
との事。
 人生って、ホントに不思議なものだという気がします。
 だって、今度の千年に一度と言われている大地震のお蔭で、昔の親友一家に合う事になりそうなので・・・・・・

 

2011-03-22)  雨    仙了庵     気温(最低 = 6℃、 最高 = 7℃)

 夜、S社にいた当時、広報室で一緒だったドイツ語の名手のS君と電話で話をする。
 用件は Yoseph von Eichendorff のドイツ語版の詩集を入手出来ないかという内容である。
 アイヒェンドルフは、この僕が一番大好きな詩人。彼の詩の中でもとりわけ好きなのが

  
   異郷にて

赤い稲妻のひらめく
かなたのふるさとから
雲がながれてくる
だが 父も母もいまはなく
ふるさとには私を知るものもない

ああ しずかな時がおとずれるのも
もうすぐだ もうすぐなのだ
すると私もやすらい 頭上には
うつくしい寂寥の森がそよぐであろう
そこでも私を知るものはいなくなる

 という詩である。
 この詩のドイツ語の原詩は、どんな響きをもつ詩なんだろう?
 そう思ったトタン、無性にこの詩の原詩を読んでみたくなった為である。

 20年ほど前、弱冠20歳ほどでドイツに赴任したS君は、現在43歳の若さで部長の地位にあるという素晴らしい切れ者。
 ・・・・・・愚鈍な僕となんという違いなんだろう?!

    

2011-03-26 (日)  晴 仙了庵  気温(最低 = 2℃、 最高 = 15℃)

          

 


皆さん
、今日は・・・・・・!
2011 年のザゼンソウの第2弾です。
このサイトでは 2006年より
5年間にわたり
ザゼンソウを紹介して参りましたが
このザゼンソウを
小海町の観光の目玉の一つにしようと
地道な努力を続けて来たのが
上の写真の
土橋勝一さんです・・・・・・
(注:土橋さんの右足の先の方に
ザゼンソウが一株あるのに注意下さい

3月15日の日記もご覧下さい。)
それでは、次に・・・・・・
今回送られて来たザゼンソウの写真を一葉と
もう一葉の素敵な写真を
掲載して置く事に致しましょう!!

      


   
     

どうです?!
可愛らしくて素敵な写真でしょう!!
・・・・・・・・・
少し逆光っぽいのチト残念ですが
娘さんの可愛らしい写真が
特に素敵です。断わって置きますが・・・・・・
今回の写真の紹介は
土橋氏の了解を得たものではなく
八岳晴耕 の全くの独断で行なったものです。
ですから・・・・・・!!
土橋氏からお叱りを受けたら・・・・・・
即座に、写真を
引っ込めなくてはなりません。そんな事が無い様に
ひと言オマジナイをして置く事に致します。『南無八幡大菩薩
土橋氏にお叱りを受けませんように・・・・・・
エイヤッ!!』


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さて話は、再々度変りますが
東京の自宅の仙了庵では
いま、ボケとアンズの花が満開ですので
そちらの花の紹介も
ここでして置く事に致しましょう。   

 

  

     

上の2組の写真の
季節の違いには本当に驚かされます。
小海町のザゼンソウの谷あいでは
まだ雪が積っているというのに
東京の仙了庵には
もうボケの花とアンズの花が満開です。
本当に・・・・・・
何という季節の違いでしょう!でも、夏になれば立場は逆転。
東京の夏は大変な夏
下着まで脱いでもまだ暑い夏
・・・・・・そんな時は
皮膚までぬぎたくなっちゃうのに
ヒュッテでは
7~8月がベストシーズン! ここ数日の間に
東京では、ご覧の通り
樹々に花々は開いたのに・・・・・・
高原の町小海では
チョット寒い夜になると温度計も
マイナス10℃くらいです。そんな高原の町ですが
小海町は景色がよくて、とても素敵なところです。
どうです・・・・・・?!
一度・・・・・・

小海町に遊びにいらっしゃいませんか?