200708 月の高原日記

     

2007-08-08(水)     晴     ヒュッテ     気温(最低= ℃、最高= ℃)

 最近、時々ある事だけど、パソコンに夢中になって、午前4時近くまで起きていることがある。
 そんな時、4時半を過ぎると、決まって、

     ピョッ・ピョッ・ピーー、 ピョッ・ピョッ・ピーー

 と、大きな声で鳴く鳥がいる。
 今朝もそう、4時40分ころ・・・・・・突然、

     ピョッ・ピョッ・ピーー、 ピョッ・ピョッ・ピーー

 と、すぐ近くで鳴き出したので、僕は読書室の西側の窓を開けてみた。
 ・・・・・・そう、本当に、すぐ近くの耳元で鳴いているのだが、肝心の鳥の姿がどうしても見る事が出来ない。
 それならばとて、今度は南東側の窓を開けてみた。
 だが、鳥の姿はどうしても見えない。

 それならばとて、デジカメを左手で引っ掴むと、僕は玄関からソッと外に滑り出て、屋根の上を見上げると・・・・・・いた!
 テレビのアンテナの素子棒の上に、どちらかと言えば小型の野鳥が一羽・・・・・・盛んに・・・・・・ピョッ・ピョッ・ピーー、 ピョッ・ピョッ・ピーーとやっている真っ最中!
 (シメタッ!)・・・・心の中で、そう呟くと同時に、デジカメのスイッチを入れた。
 と・・・・・・その瞬間・・・・・・何かの気配を感じたのだろうか・・・・・・アッと言う間に、その鳥は、白樺林の奥の方へと、飛び去ってしまった。

 (チェッ!)
 心の中で、小さく舌打ちをして、家の中に入ろうとすると・・・・・・

     ピョッ・ピョッ・ピーー、 ピョッ・ピョッ・ピーー

 少し離れたカラマツ林の方から、別の個体の声が聞こえるじごわせんか!

 僕はデジカメのスイッチを入れたまま、抜き足・差し足で・・・・・・新しい個体の声を頼りに、その方に歩き始めた。

 ・・・・・・すると、我が家の物置の少し先のカラマツ林の中の枯れた枝先で、別の個体が盛んに囀っているでは御座らぬか!

 僕はもう夢中になって、何回もデジカメのシャッターを押し続けた。

 その中の比較的よく撮れたのが下の写真である。
     

 

 どうです?
 素敵な写真でしょう・・・・・・?

 でも正直な話・・・・・・この写真を撮るのには、本当に苦労しました。
 ・・・・・・って言うのは、この写真は、ここまでひき付けると、ホンの少しでも手が動くと、写真が大きくブレる事が先ず一つ!
 それから、朝の4時過ぎという暗さの中で、この写真をフラッシュなしで撮っている為に、その分だけシャッタースピードが遅くなるという、二重の意味で写真がブレるというハンディの中で、この写真がとられてたからである。

 だから、この時とった、約20枚の写真の中で、とにかく、何かの偶然で、この写真だけが、使い物になるような写真だったのである。

 ・・・・・・さて、この写真の撮影の苦労話はこれでオシマイである。
 あと一つ残されたおおきな問題は、この野鳥が何んという鳥かと言う同定の問題が、もう一つ残されているのであるが・・・・・・僕の考えでは、クロツグミかアカハラのどちらかではないかと、思っている次第です。

 その理由は、高原のパン屋さんの店の中にある正時になると、機械仕掛けで鳴るクロツグミの声が、この鳴き声にソックリな事。でも、図鑑で調べたクロツグミの姿を、この辺りでは一度も見かけた事が無いけど、同じツグミ族の中のアカハラなら、毎日の様に見慣れた鳥であると同時に、そのページの中に書かれていたアカハラの鳴き声が、少し、上の鳴き声に似ていたからである。

 誰か、野鳥の鳴き声に詳しい人が居れば・・・・・・と思うこと仕切りである。

   

    

2007-08-09(木)     晴     ヒュッテ     気温(最低= ℃、最高= ℃)

    


   

     

2007-08-26(木)     晴     ヒュッテ     気温(最低= ℃、最高= ℃)

   

       
つい二三日前のこと・・・・・・
ヒュッテの玄関前のブッドレアに
新鮮なミヤマカラスアゲハの♀がやって来ました。

それを見た瞬間
(凄ッゲエ・・・・・・!!)と心の中で叫ぶと
家の中にとって返し、
オッ取り刀で、デジカメを手に引き返し
パチリとシャッターを押したのが上の写真です・・・・・・

正直な話し、蝶の写真って、
実は・・・・・・撮るのがとても難しいのです。
先ず、最初に
この写真の様に・・・・・・
自然界で、ビカビカな個体に遭遇するのがケッコウ大変なこと
次に、新鮮な個体は非常に敏感な為、
写真を撮る時、少し体を動かすと
蝶はパッと逃げてしまうからです・・・・・・

・・・・・・ってな訳で
上の写真は
筆者のお気に入りの写真の一枚です。