2007 年 05 月の高原日記
2007-05-06(日) 雨 都内 気温(最低= ℃、最高= ℃)
サルゴジとロワイヤルの2者の間で戦われている、フランスの大統領の投票が始まった。 日本時間の明朝午前3時頃には、選挙結果の大要が纏まっているだろう・・・・・・との事。 選挙結果は、6〜7ポイントの差で、サルゴジが大統領になると思うけど、その後、フランスはどうなるのだろうか?
話は変るけど、今日の午後、3ヶ月振りに LYPP の卓球に出掛けたら、これもタイミングよく、久方振りに Baba ちゃんがモスクワから帰って来ていた。 彼の卓球はとても素敵だが、彼のロシア語は本当に素晴らしい。 聞くところによると、彼はロシア語の中で育ったらしい。だから、アレだけのロシア語をはなすのだと納得が行く。
練習の後、皆で小一時間ほど、話をしたが、彼の言葉によると、ロシアの 製造業の工場は、可なりの割合で、左前になっているとか・・・・・・ ソ連からロシアに移行して以来、海外の製品が大幅に大都市に流入し、その品質の良さに太刀打ちできる地元産の製品が殆ど無い為らしい。それと同時に、貧富の格差が大きくなり、大金持ちが現れ、物価も可なりの勢いで、上向きになっているらしい。 モスクワの中心地では、マンションの値段も急上昇中とかで、今では、5000万円くらい出しても、大して良いマンションは買えないとか・・・・・・もしかすると、マンションなどは、東京よりモスクワの方が高いかもしれない・・・・・・・と思った次第である。
2007-05-07(月) 晴 都内 気温(最低= ℃、最高= ℃)
朝刊を見ると、矢張り、サルゴジが大統領になったとの事。
これで、フランスは、ヨーロッパ型の社会保障制度型の国から、アメリカ型の自由経済の国に、移行していくのだろうが、貧富の差の大きな社会の国になって行く事だろう・・・・・・
2007-05-08(火) 晴 都内 気温(最低= 15℃、最高= 27℃)
つい一昨日のことだが、友人の一人から電話があり
「こんど時間がある時、また、我が家の刀の手入れをして呉れないかナ?」
と言ってきた。考えてみると、ここ 4 〜 5 年の間、
筆者の日常の余りの忙しさにかまけて、友人知人から寄せられる刀の手入れに、以前の様に、協力出来ていないのに気が付いた。「何んとかしなくちゃネ・・・・・・」
そう気が付いた僕は、今日の午後のひとときを、久方振りに、友人と知人の刀の手入れに充てる事にした。
ここで、話は横道にそれるけど・・・・・・
生前、筆者の親父は、剣道と刀が大好きという、古色蒼然としたガンコ親父でした。
・・・・・・その頑固さが大嫌いだった筆者は、随分とこの親父とケンカをしたものでしたが、晩年の或る日の事、刀の手入れをしていた親父の傍に行き、色々と刀を眺めているうちに、フト、日本刀の美しさに気が付き
「お父さん、刀って、キレイだねェ〜〜〜」
と言うと、いたく喜んだ父親は、
「どうだ、俺が教えてやるから、刀の手入れの勉強をしてみないか?」
という話になり、最終的には、親父の生き方に反発していた一族郎党の中で、筆者一人だけが、この頑固者の父親から、刀の手入れを教わることになったのでした。そんな事もあったりして、今では、我が家の近くで、刀の手入れが出来るのは筆者ひとりだけ・・・・・・という事になってしまった様だけど、そんな事の為でしょうか、何かと言うと、今日の日記の冒頭のように、知人友人から、刀の手入れを頼まれるようになってしまいました。
友人と知人からの刀の手入れの依頼により
今日の午後、我が家に持ち込まれた四振りの刀
・・・・でも、刀って本当に美しいですよ!!
4本の刀の手入れをしたら
何か・・・・・・もう、スッカリと疲れてしまいました!
歳(とし)ですねぇ!!