2006 12 月の高原日記

     

2006-11-03(金)   晴    ヒュッテ    気温(最低= 4℃、最高= 15℃)

      

12月2〜3日、松原湖高原スケートセンターで、
 第12回小海町長杯小中学校スケート大会が開かれました。

選手一同、
雄大な八ケ岳の霊峰をバックに・・・・・・
無我夢中になって
ビュンビュンとすっ飛んで行く様は
本当に感動的!

スポーツ大好き人間の筆者は
何回、感動の涙を流したか分かりません!

筆者の傍に人が近づいて来る度に
筆者は、素早く涙を拭ったものでした・・・・・。

どうです?
上の写真のスケーティング・フォームの美しい
小学生達・・・・・・!!
コレ、4年生ですよ〜〜〜〜!!

    

     

2006-12-04(月)   晴    ヒュッテ    気温(最低= -6℃、最高= 4℃)

 ついきのうの事だけど、南牧村で音楽教室をなさっている K さん宅にお邪魔した時の事である。

 グランドピアノの上に載っていた、沢山の楽譜をパラパラと捲(めく)っていたら、突然、目の中に飛び込んできたのが、C-dur の 「故郷を離るる歌」 の五線譜の下に綴られた、ドイツ語の歌詞である。

             Der letzte Abend

       Wenn ich an den letzten Abend gedenk
       Als ich Abscied von dir nahm
       Wenn ich an den letzten Abend gedenk
       Als ich Abscied von dir nahm
       Denn die Sonne scheint nicht mehr、
       Ich muss scheiden vor ihr,
       Doch mein Herz bleibt stets bei dir
       Nun ade ade ade
       Nun ade ade ade
       Nun, ade, Schatz lebe wohl.

       Das ew'ge Leben, viel Gluck und Seg'n,
       Wunsch ich dir viel tausend Mal.
       Das ew'ge Leben, viel Gluck und Seg'n.
       Wunsch ich dir viel tausend Mal.
       Und du bist mein Schatz.
       Und du breibst mein Schatz.
       Bis in das kuhle Grab ! 
       Nun ade ade ade
       Nun ade ade ade
       Nun, ade, Schatz lebe wohl.

このドイツ語の歌詞こそ、僕がもう何年も何年も、欲しい欲しいと思っていた歌詞なのである。

この歌は、日本語で

       園の小百合、撫子、垣根の千草
       今日は汝(なれ)を眺むる終わりの日なり
       思えば涙ひざを浸す、さらば故郷
       さらば故郷、さらば故郷、故郷さらば。

       つくし摘みし、岡辺よ、やしろの杜よ
       小鮒釣りし小川よ、柳の土手よ
       別かるる我を、あわれと見よ、さらば故郷
       さらば故郷、さらば故郷、故郷さらば

・・・・・・と歌われている、ドイツ、ケーテン地方の民謡であるが、こうやって並べてみると、オリジナルのドイツ語の歌詞の意味は、日本語の歌詞の意味と、全く違うのである。

 この二つの歌詞を並べておいて見ると、僕はドイツ語の歌詞より、日本語の歌詞の方が、遥かに素敵だと思ってしまう。
 この日、僕が長い事、一度、見てみたいと思っていた、旅愁の歌詞をみつけて、小躍りしたものであるが、その原歌詞

     Dreaming of Home and Mother

 は、又、別の機会に、この日記で紹介したいと思う。

 本当に、素晴らしき哉、人生! である。     

         

       

2006-12-06(水)   晴    ヒュッテ    気温(最低= -7℃、最高= 5℃)

 今朝、トイレに入ったトタン、とてもビックリしました。
 ・・・・・・だって、こんな風に

    
 ・・・・・トイレットペーパーがキレイに折り畳んであったからです。
 こんな事って、ヒュッテが出来て以来、初めてのことでした。

 だから・・・・・・次の瞬間、「エ? どうして・・・・?」って思っちゃいました。
 でも・・・・・・その犯人は、直ぐに思い当たりました。
 ・・・・・・きのう、お客さんにやって来た、S子ちゃんの仕業です。

 S子ちゃんは、背が僕より高くて、目がパッチリと美しい、20歳台前半のキュートな女の子です。
 「フーン、そうなんだァ・・・・・・!」
 暫くの間、僕は、美しく畳まれたトイレット・ペーパーを眺めていましたが、次の瞬間、猛烈な勢いで、外に飛び出すと、デジカメを引っ掴んで、トイレにとって返し、そのトレペーを、パチリと写真撮影・・・・・・!!

 アハハハハハ・・・・・・
 何んとなく、可愛らしさと可笑しさが混じった、微笑ましい朝のひと時でした・・・・・・!!

 今日の一日、何んとなく、朗らかに過ごせそうです。

      

      

2006-12−15(金)   晴    ヒュッテ    気温(最低= -2℃、最高= 8℃)
       

    
待ちに待った初雪がやっと降ってきました。

・・・・・・でも・・・・・
・・・・・・こんなに遅い初雪は今回が初めてです。

初雪がこんなに遅いと言う事は
矢張り地球の温暖化は確実に進行しているのかも知れません。

・・・・そんな事を考えていると
何故かは分かりませんが・・・・・
何か物凄く淋しい気分に襲われます・・・・・・!!

これは僕ひとりだけの事なのでしょうか・・・・・・??
皆さんは如何ですか??

   

     

2006-12-18(月)   雪のち曇    ヒュッテ    気温(最低= −9℃、最高= 0℃)




    
今朝の雪は、今冬、三度目の雪。

・・・・・・今回の雪は軽くて乾いた雪
ようやく松原湖高原の冬らしい雪となりました。

朝、目を覚まし、着替えをすると
早速、薪ストーブに火を入れ・・・・・・
 ・・・・・・・分厚い防寒用の上着を羽織って、
この写真を撮ってきました。

・・・・・・そして・・・・・・
デジカメを構えて、ヒュッテを見た時、
キレイな薪ストーブの煙が
煙突から立ち上っているのに気が付きました。

・・・・・・でも・・・・・・
その煙を見ていたら
思わず、「イケネエ!」って叫んじゃ
ました
・・・・・・だって・・・・・・
まだ割っていない薪が、たくさん残っていた事を
ふと、思い出しちゃったからです。

薪が凍らないとイインダケド・・・・・・!!

2006-12-18 八岳撮影

    

      

2006-12-20(水)   晴    ヒュッテ    気温(最低= −6℃、最高= 5℃)

 ヒュッテの隣に、旧い手作りの山小屋風のログハウスがあります。
 晩秋になると、もう訪れる人は誰も居なくなってしまいます。

 でも、そんな山小屋を静かな冬の日の午後、ボンヤリと眺めていると
何か、とても幸せな気分になって来ます。
 あたりには、何んとなく小人さん達の歌が漂っているような気がするからです。

      

            

2006-12-23(土)   晴    ヒュッテ    気温(最低= −6℃、最高= 5℃)

 今日は洗濯をしました。
 ・・・・・・でも、洗濯物を干すのは家の中です。
 何故なら、標高 1,300m のこの高原では、チョットでも陽が翳(かげ)ると、気温は直ぐに零下にさがるので、洗濯物は直ぐに凍ってしまうからです。

 家の中には、そんな時の為に、洗濯用のハンガーを何本も掛けられる様に、細いロッドを、壁に取り付けてあるのです。
 ご覧下さい。
 見事な洗濯物でしょう!

   
 午後・・・・・・
 家の前を片付けていたら、散歩をしていた男性に
 「八岳さんですか?」
 と、声をかけられた。
 「そうですが・・・・・」と答えると、
 破顔一笑して、その男性は、
 「今年の9月に、中古の別荘を買って、この別荘地に住み始めた者ですが、もとはと言えば、八岳さんのホームページに出会ったのが、そもそもの始まりなんです・・・・・・」
 と、言って目を細めた。
 名前を聞いてみると、東1*の **yama ですが、と言ったあと、
 「八岳さんのホームページの働きは、本当に大きいですよ・・・・・・日記も、詩も、お笑いコーナーもあり、本当に素晴らしいホームページです・・・・・!」
 と、言って下さった。

 本当に、あり難い限りである。

        

   
   
2006-12-24(日)   曇    ヒュッテ    気温(最低= −4℃、最高= 2℃)

 今夜は、クリスマスイヴ。
 夕食後のひと時、1人ぽっちで、ラジオから流れるクリスマスキャロルを聞いていたら、急に淋しくなったので、町のカラオケ・バブの Amie まで出掛けて、カラオケでクリスマスソングとゴスペルを歌ってきました。
 僕はアルコールが一滴も飲めません。
 写真の女性は、僕が注文した紅茶を淹(い)れる途中、ふと、手を休めてクリスマスソングを歌って呉れたキュートなママの Yoshiko ちゃんです。

      
 ・・・・・・ところで・・・・・・
 このお店にやって来るお客様には Yoshiko ちゃんのファンが多い様です。
 彼女の飾らない性格と、キュートなルックスが、皆さんに愛されているのかも・・・・・・
 ・・・・・・ファンクラブがあったら、俺らとも入っちゃうかも・・・・・・
 な〜〜〜んちゃって・・・・・・!!

    

    

2006-12-26(火)   終日雨    ヒュッテ    気温(最低= −6℃、最高= 5℃)

 なんとまあ・・・・・・今日は、師走の26日だと言うのに、終日、雨模様の一日。

 普段は、雨が降ると・・・・・・暖冬だ、暖冬だと、文句ばかり言っている僕なのに、今日は・・・・・・「このまま、明日まで、雨だったらイイノニサ!」
 って思っちゃいました。
 ・・・・・・だって、そうすれば、明日の雨あがりには、薪割りができるから・・・・・・


 

 雪が降ると、薪材を雪の中から掘り出さなければならないし、
 そんな時って、薪材も凍っているのでいるので、薪割りなんて、全く、お話にならないからです。

    

      
 

2006-12-29(金)    雪のち晴     ヒュッテ    気温(最低= −6℃、最高= 5℃)

 また雪が降りました。

    
今朝、目を覚ましたら、積雪 17cm......
思ったより積もりました。

おやおや・・・・・・
本当は、今日の午前中に年賀状を仕上げようと思っていたのに
これで、またスケジュールが狂っちゃいました。

ンもうッ・・・・・
いつになったら、ユックリ出来るんだろ・・・・・・??

   

 午後6時。
 八那池の三四郎さんと一緒に、北京飯店の忘年会に出掛けた。
 行って見てビックリ。
 初対面の人が半分近く居ましたが、話し出してみると、皆さんユニークで面白い方達ばかり・・・・・


 
 なんだかんだの話に尾鰭(おひれ)がついて、爆笑に継ぐ大爆笑で、大いに盛り上がり、二次会はアミーでのカラオケ大会。
 ムモンアカシジミの論陣をはって、かなり酔った人が、若干 1名ほどいましたが、とても楽しいひとときを過ごす事が出来ました・・
・・・・!!

 チョン!!

    

     

2006-12-30(土)    晴     ヒュッテ    気温(最低= −10℃、最高= 0℃)

 午前11時。
 昨夜、三ちゃんを自宅まで、送り届けた際、
 「あしたおらほで、餅つきやるだけど、もしよかったら、来ませんか?」
 と餅つき大会へのと、招待を受けていたので、今日の午前中、三ちゃんの家まで出掛け、何十年振りかでお餅を点いて来ました。

 以下の写真は、その時のスナップです・・・・・・・

2臼がつき終わり、
3臼目のもち米がふける迄の間の、
チョットした休憩時間

    

杵を振り上げた三四郎さん
「返し」をしているのは
末娘のお嬢さんです・・・・・・

      

 続いて登場したのは
この HP の作者の八岳晴耕氏(?)
 15回ほど、杵を振り下ろしたら・・・・・・
すぐに息が上がっちゃいました。

三四郎さんに言わせると、
力を入れて、杵を振り下ろす所為だよと言われました。
正しくは、杵の自重で振り下ろすのがコツとか

・・・・・・なある程ねェ〜〜〜〜!!

この後、大至急で水抜きを行い・・・・・・
19:33 の小海発下り列車で
ひと月半振りに東京に戻って来ました。

 

2006-12-31℃   天気予報     東京    気温(最低= −℃、最高= ℃)

 夕食後、飴横(飴屋横丁)〜浅草仲見世通りまで、ダンスシューズを見付けに出掛けた。

 ・・・・・・ところが、中央線で中野駅を出てから 2分くらい経った時、家内から僕の携帯に電話が入った。
 話を聞いてみると
 「今日、突然、別荘地内の “松原湖少年探偵団” の団長の昆野さんが亡くなったんで、至急、話をしたい」って、I さんから電話が入ったんです。 I さんに至急、連絡獲って下さらない?」
 っていう事である。

 驚いた僕は、電車の中から、I さん宛に連絡を入れ、僕が知っている事をすべて話をして、打ち合わせを終わったが・・・・・・
 ・・・・・・いつもニコヤカで、健康だった昆野さんがと思うと、人生って本当に分からないものだと、改めて思い知らされた。
 ・・・・・・今野さんのご冥福をお祈り致します。

    
 閑話休題
 探しに出掛けたダンスシューズは、飴横には売っている店が一軒も無く、結局、浅草の仲見世通りに一軒だけある事が分かりました。
 でも、着いた時刻が8時半だった為、7時閉店のお店はトウの昔に閉まっていた為、年が明けてから、再度やって来る事に致しました。

   
 帰宅後は、NHK の「往く年くる年」を見ながら、恒例の盛り蕎麦(わが家では全員が盛り蕎麦が大好きです!)の年越し蕎麦に舌鼓を打ち、静かで楽しい大晦日を終わりました。

   
 
ZZZZZZZ...........! !