200609 月の高原日記

   

2006-09-07(木)   曇のち雨    ヒュッテ    気温(最低= 15℃、最高= 23℃)

 トッちゃんチのベガが見付かり、無事、飼い主のトッちゃんに保護されました。
 メデタシ、メデタシ・・・・・・っていう訳で、早速、こんな写真をトップページに載せました。

         

   ○ 有り難う御座いました!!
お陰様で、
トッちゃんチのワン公(↑)
ベガは無事戻って来て
飼い主に保護されました!!

皆様からのご声援を心から感謝致します。
本当に有り難うございました・・・・


      

2006-09-09(土)   晴    ヒュッテ    (最低= 16℃、最高= 27℃)

 ・・・・・・毎年、夏の間の僕の重要な仕事の一つに薪割りがある。
 これをキチンとやって置かないと、冬を楽しく送ることが出来ない事になる。
 だから、毎年、薪割りに精を出すことになるのであるが、兎に角、大変なしごとなのである。

 だから、この度、わが家に、この薪割機がやってくる事になった時、僕は、本当に心からの歓迎をしたものである。

 でも、正直な話、心の中には、一抹の不安があったものである。
 と言うのは、この中国製の薪割機についての評価は、聊か芳しからぬものがあったからである。
 「何せ、中国製だからなア!」
 「油圧式だという話だけど、中国製だからネエ!」
 ・・・・・・と、マア、こういった感じだったからなのである。

 ところで、僕には一つ困った癖があるのである。
 それは、噂というものを、余り信用しないという、ヘンな癖である。

 例えば、今回の薪割機の場合のように、ナンヤカヤと噂がたったときなど・・・・・・
 「本当にそうなのかなァ・・・・・・??」
 と思ってしまう事である。
 そうなると・・・・・もう大変、アッチコッチに連絡を入れて、実際に使った人を捜して、実際の機械の実力を聞き出そうとしてみたけど、こんな機械を使っている人は、僕の周囲には更々居る筈も無く、最終的には
 「・・・・・・それなら、自分で買って見るより、ションネ〜〜ジャン!」
 と言うわけで、大枚ン万円を投じて、わが家の薪割り大臣に就任して貰ったという訳(わけ)・・・・・・
 ここで、裏情報を一つ・・・・・・そのン万円という金額は、わが家にとっては、なかなかの出費なのであるが、今迄の薪割機の価格の常識からすると、驚くほどの低価格なのである。

 ってな訳で、兎に角、わが家に持って来たのはよかったけど、実際に使う前に、もう一つの難関があったという訳!!!!
 っていうのは、わが家に持って帰った薪割機は、そのままの状態で使えるものでは更々なく、組み立てをしなくてはならないという難関があり、もともと好奇心の強い僕などは、取扱説明書の組み立ての部分を参考に、アアデモナイ、コウデモナイ・・・・・・と、首を傾げながら、2時間ほどかかって組み上げたけど、こういった事に余り興味の無い人達や、女の人達だったら、結構くろうするのではないかと思うしだいである。

 さて、こうして出来上がった、機械をつかってみたのは、組み上げた翌週の事! 実際に、使うだんになってみると、矢張り、中国製と言う事が念頭にあり、説明書には、直径 25cm くらいの薪までは割れます・・・・・・と書いてはあるものの、
 「先ずは、小手調べに、細いものから・・・・・・」
 という訳で、直径 15cm くらいのカラマツを機械に載せ、運転レバーを手前に引くと、薪割機は、プッシャー(薪を斧刃の方に押しやる部品)で薪をおして、バリバリバリッと一気に割ったあと・・・・・・
 薪割機は自慢げに、
 「ドウデス・・・・・・凄いでしょう?」
 と言いたげに、主人の僕の方を見上げなかった(これ、当たり前!)!!

 喜んだのは、僕である!
 「ヒャ〜〜凄い凄い・・・・・・じゃあ、今度は 20cm のヤツを!」
 と言いながら、太さ 20cm 位のヤツを機械にかけると、これも何なくクリヤー
 続く 25cm もオッケーノコンコンチキ!
 「ソンジャバ・・・・・

わが家に、薪割りの強力な助っ人が
やって来ました。

その名も・・・・ズバリ・・・・薪割機

その雄姿を早速、ご紹介致しましょう!!


どうです?・・・・・・この勇ましい姿は?

ナヌ?・・・・・・こんな物で、薪が割れるのか・・・・・だって?
それじゃあ、お立会い!!
・・・・・・早速、その仕事っプリを
ご覧に入れて進ぜよう・・・・!!

     
 

ホレ・・・・・・見てご覧!
こんな太い、薪材でも
ホレ・・・・・・こうして、薪割機の上に載せ
運転レバーを手前に引けば
ホレ・・・・薪の手前の黒くて四角いプッシャーが
薪を向こうの方向に押しやり・・・・・・

    
 

アッと言う間に・・・・・・・
ホレ、この通り・・・・太さ 25cm の落葉松材を
バッチシと、景気よく割っちまうって訳(わけ)。
その間・・・・・・タッタの約 8 秒・・・・・・

      
 

・・・・・・機械の反対側に回ってみれば
ホレ、この通り
見事に・・・・バッサリでありんす・・・・ハイ!!

   

     

2006-09-14(木)   雨    ヒュッテ    (最低= 12℃、最高= 16℃) 

 ここの所、もう4日ほど雨が降り続けていましたが
 今朝になって、ようやく雨が止みました。

 雨が止んでみると、辺りはもうスッカリと秋の気配
 ヒュッテでは、もう4〜5日前から
 ストーブを炊いています。

   

 まだ、樹々の緑は残っていますが
 あと10日ほどすれば
 ヒュッテの周りは、もうスッカリと
 秋の気配になっている事でしょう・・・・・・

     

       

2006-09-18(月)   曇のち雨    ヒュッテ    (最低= 12℃、最高= 23℃) 

 三連休も今日で終わり・・・・・
 さっきまで居た家内と息子が、東京に帰ってしまったら、何か急に、年をとったような気がした。
 何んとなく落ち着かないので、家の周りを散歩してきたが、僕を取り巻いているのは、台風の余波の強い風と、ざわめく樹々の葉音ばかり・・・・・・
 そして、家に戻って来てから、もう30分近くが経つのに、未だに、佐久平通過の連絡が無い・・・・・・
 家内と息子は、今頃、何処を走っているのだろう?

 話は変るけど、つい最近、わが家のストーブが新しいストーブに変った。
 薪の取り入れ口のガラス前面のカーブ格子のデザインが素敵で、とても気に入っている。
 ここ2〜3日の間、何回か試運転をしているが、今迄のストーブに比べると、熱効率が格段に優れている。

 今年の冬は、こんなに素敵なストーブとお話が出来ると思うと、寒い冬も意外と楽しいかも知れない。
 そんな事を考えていたら、ふと、頭の片隅から、こんな言葉が聞こえて来た。

 「家内と息子が一緒だったらいいのにな・・・・・・」って!

   

    

     

2006-09-19(火)   曇のち雨    ヒュッテ    (最低= 13℃、最高= 21℃) 

 「町」からの帰り道、ヤナショーに寄って、DVD 4本を買って帰宅。
 夕食後、その中の1本の「三銃士」を見たが、兎に角、面白かった。
 ダルタニアンを演じる、往年の、若々しく活力溢れるジーン・ケリーも適役だと思うが、相手役の純情派のジューン・アリスンも素敵! 彼女は、ロミー・シュナイダー、オードリー・ヘップバーンと共に、若かりし頃の僕が、お熱を上げた3大女優の1人である。 彼女の初々しい姿を、久方振りに目にしたら、目から涙が出そうになったから不思議である。

 ・・・・・・ところで、ここのところ、暫くの間、とても忙しかったので、こうして、ヒトリポッちのヒュッテで、ユックリとビデオで映画を見るのが、本当に素敵! 残りの3本・・・・「桑港(サンフランシスコ)」、「キングソロモン」、「赤い河」を見るのが、とても楽しみ・・・・・・だ!

 映画を見終わったあと、インターネットで小海町のピンポイント天気予報を見たら、明日の予報は、終日、曇の予報・・・・・・
 溜まっている薪割りが出来ればいいが、と希うこと仕切りである。

    

     

2006-09-22(金)   晴    ヒュッテ    (最低= 13℃、最高= 21℃) 

 夜、最終日が終わって「町」から帰って来て、ヒュッテの居間に入ると、部屋の中が焦げ臭い匂いがした。 おかしいなと思って、ストーブの扉を開けて、匂いを嗅いでみると、燃焼室が匂いの発生源だと分かった。

 その後、暫くして、室内が肌寒くなって来たので、ストーブに火をつけたら、煙が煙突に、吸い込まれないで、室内に流れて来たので、急いで、全ての吸気口を閉じて、火を消した。
 ・・・・・・その後、(え? 何故?)って考えてみたが、煙突が詰まっているとしか、どうしても考えられない。

 煙突掃除は、今年の春に一度やったきりで、煙突の野鳥よけの網を外してもらった後も、全くやっていない。

 明日の午後、煙突掃除をやってみたいと思うが、新しいストーブの 150mmφ の部分の掃除の仕方がよく分からない。

 明日の午前中にでも、カネトに連絡をとってみたいと思うが、カネトって、土曜日やっているんだろうか?

  

      

2006-09-23(土)   晴    ヒュッテ    (最低= 11℃、最高= 16℃) 

 保育所の運動会から帰ってきてから、カネトに電話を入れたが、思った通り土曜日はお休み。・・・・・・それでは・・・・・・という訳で、早速、煙突掃除に取り掛かった。 とは言っても、室内の・・・・・・新しいストーブの近くの掃除方法は全く分からない。仕方なく、屋外の部分だけの煙突掃除を 30分ほど掛けて行なった。
 その後で、リビングの室内は暑いくらいに暖かかったけど、ベランダのガラス戸を網戸にして、少し紙を燃やしてみたら、煙はうまく煙突内に吸い込まれて行く。
 (これでヨシ!)
 僕は、安心して薪作りに精を出した。

 薪作りは、カラマツ材の寸法切り・・・・・・太さ 20cm 〜 40cm 位のカラマツ材を長さ 42cm か 43cm に輪切りにする作業である。
 使うチェーンソーは、昨日、ヤナショーの東スタンドで目立てをして貰ったばかりの Makita の家庭用電動ソーである。

 目立ての効果は如何に?
 と、思いつつ、材に鋸歯を当ててみると、こは如何に?
 ・・・・・・目立ての効果は抜群で、Cutting speed は、昨日までの 2.5 倍ほど!
 昨日までだったら、おおよそ2時間半ほど掛かる作業を、今日は1時間ほどで終わってしまった。
 こんな事なら、もっと以前に目立てに出して置けば、ズ〜〜〜ッと楽だったのに!
 と、仕切に思った次第である。

 さて、夜が来て、いよいよ、最愛のヂュアル・クリーン・バーン・ストーブのお出ましとゴザ〜〜〜イ!
 と、ばかりに着火材と乾燥したカラマツをストーブ内に入れ、マッチで火を点けたところ・・・・・・何んと、煙が煙突内に吸い込まれず、室内に逆流される始末。

 (エ〜〜〜ッ、ソンナア!・・・・・・昼間やった時は、あんなにケムが煙突内にスイケコマレテイッタノニ、〜〜〜〜!!)と、ボヤキのプーさんを演じてしまった。
 (え〜〜、でも〜〜〜? こりゃあ、何かの間違いだべ・・・・・ストーブだって、癇の居場所が悪いことだって、あるずらァ〜〜〜)
 そう思った僕は、5分ほどして、再度、着火してみたが、今度も見事に失敗!!
 (え〜〜、お前、一体どうしちゃったんだよ〜〜〜????)
 と、煙突を擦りながら、半分ベソをかいてしまった・・・・・・

 でも、ベソをかいていても、一向によくなる訳が無い!
 (錯覚イケナイ、ヨク見ルヨロシ・・・・・・!)
 将棋の升田名人が大ポカをやったときの、口真似をすると、僕は初心に帰って、改めて、取り扱い説明書を読み直してみた。

 すると、あった、あった!
 ・・・・・・ストーブがよく燃えない時、煙が室内に逆行するとき・・・・・・の項に載っているではありませんか・・・・・!!
 煙が逆行する場合の一つとして、特に新しいタイプの密閉度の高い家では、空気の取入れがスムースに行かないので、Fresh air を取り入れる為の空気口を作るか、ガラス戸などを少し開けて、空気を取り入れるための隙間を作って下さい・・・・・・と書かれているではござらぬか?

 (ソッカ〜〜? もしかしたら、これかも〜〜〜?)
 と思いつつ、ベランダ口のガラス戸をパッと開けたら・・・・・・・
 ボワッ!!
 と音を立てて、一斉に薪に火が点いたではありませんか・・・・・・

 という訳で、無事
 (これにて、一件落着!)
 という仕儀に相成り申し候・・・・・・アハハハハ、目出度し、目出度し!!

 (編集後記)
 この Dual Clean Burn 方式のストーブ、上記の様に、一度、燃焼がスタートしてしまうと、わが家の場合は、ベランダとの境のガラス戸を締めても大丈夫!

 あとは、焚き口ドアを閉めた後、空気取り入れ口(一次空気)と、空気取り入れレバー(二次空気)、それにダンパーを全開し、温度を clean burn の範囲内に納めつつ、十分にオキが出来たら、空気取り入れ口(一次空気)を閉じ、空気撮り入れレバー(二次空気)を全開、ダンパーも閉じると、定常的な Clean Burn 状態に入る・・・・・この時のストーブの状態は、本当に素晴らしく、将に、ストーブとお話出来る状態になっていると言う事です・・・・・・!!

    
 

どうです?
このトロトロと燃えている
Clean burn 状態のストーブは?
こんな炎をジッと見詰めていると
耳の奥の方で
ずっとずっとの大昔に聞いた歌を思い出します

雪の降る夜は、楽しいペチカ
ペチカ燃えろよ、お話しましょう
むかし、昔よ、燃えろよペチカ

       

     

2006-09-25(月)   晴    ヒュッテ    (最低= 11℃、最高= 19℃) 

 

9月25日、松原湖高原にて
温泉建設の起工式が行なわれました。
場所は、高原美術館近くの
八ヶ岳の秀峰を望む
素敵なロケーション・・・・
完成は、来年初夏の予定です。

・・・・・ここで、もう一つビッグニュースを!

来年度には、近くを走る
高原鉄道の小海線に・・・・・・
環境に配慮した
世界初のハイブリッド車両が投入され
鉄道ファンを始めとする
大勢の人々の
耳目をそばだてる事と思います。

このトップページをご覧の皆様!
来年の初夏、
出来れば、JR 東日本の
新型ハイブリッド車両に乗って・・・・・・
爽やかな高原の風と
泉質も最高と折り紙つきの高原の温泉を
満喫しにいらっしゃいませんか?

屹度、色々な新しい出会いが
あると思いますので・・・・

     

      

      

2006-09-30(土)   曇のち晴    ヒュッテ    (最低= 11℃、最高= 19℃) 

 今日は一日中、薪割りをしていた様な気がする。
       

これが、ヒュッテの薪割り作業現場です・・・・・・(午後3時撮影)

    

そして、これが、この薪割り現場の立役者の薪割機です・・・・・・