200608 月の高原日記

   

2006-08-03(木)   曇のち雨    ヒュッテ    気温(最低= 15℃、最高= 23℃)

 7月後半、近くの人が白樺林の下草を刈ったので、ご覧の通り、林の中が、とても明るくなった。
 ところで、面白い話を一つ・・・・・・
 今日のような日、家の中の日陰ににいると、とても暑苦しいのに、白樺林のなかの日陰に居ると、本当に爽やかなんです!

 要するに、人の手によって作られた建築物の日陰より、植物の木陰の方がズット涼しいという事です。
 そう思って、改めて、ヒュッテの写真を眺めてみると、何か涼しそうに見えるから不思議です。

         

           


 ところで、ここんとこメッチャ忙しかったけど・・・・・・原稿書きも、一段落で、今日のこの日も、ほんのチョッピリ、ひと休み!
 だから、日記の更新も少しはできそう・・・・・・
 とは言っても、明日からは、「小海町の蝶」の原稿下記が待っているので、又々、そちらの方に時間をとられそうです!

 でも、今のこの一瞬を一生懸命に生きるのが、僕の生き方!!

 今はこのホームページの更新を大切にする・・・・事だけを考える事に致しましょう。

     

      

2006-08-11(金)   晴    ヒュッテ    気温(最低= 16℃、最高= 27℃)

きのうの午後、東京から戻って来た。
 一夜あけて眼が覚めたら、標高 1,300m の朝の空気の爽やかな事。
 ・・・・・・東京の朝といったら、起きたときから、もう汗が噴出す感じ・・・・・・Tシャツを脱いでも、まだまだ暑く、思わず皮膚が脱げたらいいのになァ・・・・・・と思ったくらいなのに、ヒュッテの朝と言ったら、思わずクシャミがでそうになるくらい涼しい!

 嬉しくなって、階下に降り、ベランダのサンダルを突っ掛けて外に出たら、ベランダの脇の畠では、キューリとモロッコ・インゲンが大きくなっているのにビックリ・・・・・・!!

もう、こんなに大きくなっちゃいました。

 しかも、よく見ると、キューリの葉隠れに、おおきなキューリが3本も・・・・・
 嬉しくなって、キッチンから竹ザルを持ち出し、早速、キュウリ 3本を、もいで来ました。
 どうです?
 これが、僕が、自分の人生で、生まれて初めて作った、自分の畠産の自作のキュウリです・・・・・・ウッヒッヒッヒ・・・・・・
        

僕が、生まれて初めて作った、自分の畠産のキュウリです!!

 ところで、このキュウリですが、真ん中のキュウリは、とても太くて(正直な話・・・・・・僕の右手首くらいの太さがありました)、とてもじゃないけど売り物にもなりそうもないほど大きなものでした。
 ・・・・・・そんな訳で、ちっとも美味しそうには見えなかったので、
 「どうしよう? ・・・・・・捨てちゃおうかな?」
 と思ったけど、
 「まあ、折角つくったんかだら、食べてみよう・・・・・・!」
 と、思い直して、サラダにしてみたらば、物凄く美味しくてビックリしました。

 ・・・・・・っていう訳で、このバカデカキュウリ・・・・・・全部、2日かかって食べちゃいました。
 ・・・・・・ところで、今日の午後、スーパーに行ってビックリしました。
 ここの所の、連日の雨模様の為か・・・・・・
 ・・・・・・ナント!
 キュウリが 1本 \ 79.- もしてるんです・・・・・・

 ナンタルチア、コリャ!
 オッタマゲーションの 3乗でありんす・・・・・

 って言う訳で、畠つくっておいて、ホントにヨカッタと思います!!

   

    

2006-08-14(木)   晴    ヒュッテ    気温(最低= 15℃、最高= 23℃)

 午前10時過ぎ、居間の電話が鳴った。
 受話器をとると、観光案内所の教子ちゃんの若々しい声がした。
 「八岳さん? 今、こちらの八岳さんの蝶の展示を見にいらしてる方で、Mさんと仰る方が、八岳さんは、今日、何時頃こちらにお見えになるんですか?ってお聞きなんですが・・・・・・」
 「Mさん、っていう方ですって?」
 そう答えると、僕は、過去に遡って、Mという苗字の記憶を辿り始めていた・・・・・・
 「ええ、そうです。・・・・・・何んでも、八岳さんが中野にいらした時のお知り合いだと仰ってるんですが・・・・・。 チョットお待ち下さい。今、ご当人とかわりますから・・・・・・」
 10秒ほど経つと、受話器の中から、静かな男性の声が聞こえて来た。
 「今日は! 八岳さんですか? 中野時代にお目に掛かったMですが・・・・・・」
 という言葉から始まった 20秒の会話が始まったが、どうもよく分からない。
 だって、僕が知っている中野時代のMという男性は、2人いるけど・・・・・・高校時代の同級生のMは数年前に、他界しているし、もう1人のM君は、もう何年か前、愛知県に転居していて、確か・・・・・・僕のパソが調子が悪くなり、住所録を紛失して以来、音信不通になっている。 しかも、それも、本当に随分前のことである。 このM君は、僕と同じ蝶の採集の趣味をもっていて、何回か、彼と一緒に採集行を共にしているが、もし、そうだとしても、その彼が、こんな所に顔を出す筈が全くないのである。 何故って、僕がヒュッテに住んでいるなんて、どうして彼に分かるんだ? ・・・・・・それ以外に、僕には、Mという男性の記憶が全く無いから・・・・・・ 兎に角、この当人に会ってみるしか埒(らち)が開かない!
 「・・・・・・エート、ちょっと、そこで待ってて呉れませんか? 今、そちらに行きますから」と言うと・・・・・・
 「よろしいんですか・・・・・・? お忙しいのではないですか・・・・・・」と、相変わらず、静かな声が、受話器の中から言葉を継いで来た。
 「ええ、大丈夫です。 7〜8分したら、そこに行きますから・・・・・・・では!」
 と会話を打ち切ると、僕は玄関を飛び出し、愛車の白の Jimny に飛び乗り、キーを捻り、エンジンを掛けると、一目散にヒュッテを飛び出し、山を下った。

 数分後、観光案内所のあるキャリフールセンターに着き、蝶の展示室に入ると、痩せ身で背の高い男性が、前かがみになって標本箱を覗いていた。
 ほかに、展示室には誰もいないので、僕は、その傍に近づき、静かに立ち止まった。
 (一体、誰だろう?)
 そう思いつつ、待つ事、数秒の後・・・・・・
 その彼は、僕に気が付くと、僕の方に振り返り、僕の顔を見ると
 「八岳(やたけ)さん、今日は・・・・・・暫くです!!」
 と、静かな声で会釈をした。
 ・・・・・・・その彼の顔を見た瞬間、僕は大きな驚きの声を上げていた。
 「エ〜〜〜〜ッ、M君じゃないか? どうして、貴方が、こんな所に居るんだい???」
 この彼こそ、先刻から、(こんな所に現れる筈が絶対に無い!)と心の中で言い続けていた、当のM君だったのである。
 「ええ、そうなんです! 僕も、八岳さんが、なんで、こんな所にいらっしゃるのかと思って・・・・・・」
 「いやあ、ビックリしたな・・・・・・もう!」
 と言って、右手を差し出すと、彼も右手を差し出し、ガッシリと握手をすると
 「いやあ、ホントです・・・・・・今日、ホントに偶然にコチラの方面にやって来ると、たまたま、クラフトフェアをやっている事が分かったものですから、皆で行ってみようかという事になり、松原湖まで来て見ると、八岳さんの名前の蝶の展示会があったものですから、ビックリして・・・・・・だって、八岳さんなんていう苗字の人って、そういらっしゃらないものですから・・・・・・)
 「いや、そうかあ・・・・・・そりゃあ、もしそうだとすると、こりゃあまあ、ホントに奇遇だよね〜〜〜」

(つづく)


     

     

2006-08-16(水)   晴    ヒュッテ    気温(最低= 15℃、最高= 23℃)

   今夜は、恒例の
松原湖の・・・・・・お盆の花火大会です。

花火大会と言えば、
隅田川や多摩川の花火の様に・・・・・・
何千発、何万発という景気の良い花火大会も素敵ですが

 


   
・・・・・・
湖岸に、かすかに10店舗ほどの出店が立ち並び
若くて可愛らしい女の子達が
爽やかな装いの浴衣に身を包み
三々五々、夜店で求めた、串刺しのご馳走を片手に
楚楚とした、静かな語らいを楽しむ中・・・・・・

冷え冷えと肌寒いくらいの
高原の夜気に包まれた湖のうえで・・・・・
たとえ、大きな音であっても
時間を置いて・・・・・・
・・・・・・ポツリ・ポツリと・・・・・・話し掛ける様に
打ち上げられる花火も、
とても風情のあるものです・・・・・・

そして、斯く言う筆者自身の肌にも、
沁み々々とした、この様な高原の花火大会の方が
シンミリと、心密かに近しく感じられるのです。

・・・・・・皆様はご存知ですか?
この花火大会が終わると
暦の上では、葉月とはいっても、
もう、高原の佇まいは、
スッカリと秋だという事を。

    

     

2006-08-20(日)   晴    ヒュッテ    気温(最低= 15℃、最高= 23℃)

 ここ3日ほど掛かって庭の草刈をした。
 先月から今月にかけて、(いつもの事かも知れないけど)、メッチャ忙しかった為、草刈も出来ず、チョットむさ苦しかっただけに、庭がキレイになって、とても嬉しかった。

 それと、改めて気が付いた事だけど、ドーモヤッパリ、家族と言うのは、一緒に住んでいるほうが素敵らしい。
 ・・・・・・って言うのは、独りですんでいると、例え、朝6時半に起きても、朝食を作って、朝ごはんを食べ、後片付けをすると、もう、8時ちかくだけど、家族が一緒だと、色々と手分けをして事に当れる為、同じ時間の8時までに、庭の手入れなどもひと仕事できてしまうからだ・・・・・・

 それから、もう一つ・・・・・・
 独りで生活をしていると、仕事の合間のオヤツなども、事務的に、手を休めてお茶を飲むだけだけど・・・・・・家族が一緒だと、日常の小さな事かもしれないが、色々な話をしている間に、いつの間にか、暖かい心のやりとりを沁み々々と感じている自分が居る事に気が付いた・・・・・・


  
キレイに刈り込んだ庭で
オヤツのトウモロコシを戴きながら談笑する KR と KK
・・・・・・このあと暫くしてから
2人は東京に帰って行きました・・・・・・
ツマンナイノ!!

 どうも、家族と言うのは、一緒に住むのが一番自然な様であるらしい・・・・・・特に夫婦は・・・・・・!!

      

     
2006-08-22(火)   晴    ヒュッテ    気温(最低= 18℃、最高= 25℃)

 今日、6月下旬に買ったあと、まだ一度も使った事のない薪割機を初めて使ってみた。
 今迄、太い木を割るのは本当に大変だったけど、薪割機を使ってみると直径 25cm くらいの薪もバリバリと割ってしまうから、本当に楽である。 今迄は、チェーンソーをと楔と木製ハンマーを使って薪を割る事が本当に楽しかったけれど、考えてみると、僕ももう70歳!少しづつだけれど、以前のようには無理が利かなくなっている今日この頃。 この薪割機は本当に良い買い物だったと思う。

 ・・・・・・所がである。
 1時間ほど使っていたら、突然、薪割機が動かなくなってしまったではありませんか?
 使い始めてから、暫くしてから、気が付いたのだが、使用時には緩めるようにと取り扱い説明書に書いてあったエアーブリードのネジ穴から、油圧油が漏れていた事と、薪を載せかえる時に、スイッチを切らなかった事と、薪を載せかえる時に、毎回、スイッチを切らなかった事が影響しているのかも知れない。
 明日、メーカーに電話を入れて、聞いてみる事にしよう・・・・・・!

   

  

2006-08-23(水)   曇のち晴    ヒュッテ   気温(最低= 16℃、最高= 26℃)

 きのう調子がおかしくなった薪割機に触ってみた。
 ・・・・・・なにせ、きのうはエアブリードの穴ぼこから油圧オイルが噴出した後、調子がおかしくなったので、とにかく、メーカーのナカトミに電話を入れて、色々と訊いて見る事にした。

 ● エアブリードを6〜8回左に回したら、ボルトが外れてしまうが、それでいいのか?
     ⇒ 外れても特に支障はない由。でも、ボルトを紛失するといけないので、付けて置いた方がいいのでは・・・・・との事。
 ● 使用中、エアブリードのネジ穴から油が噴出すが、どうしてだろう?
     ⇒ 普通は、そういうことは無い。もしかしたら、水平でない所で使ったのでは・・・・・・との事。
     → 使った。エアブリードが低いスロープで使ったが、油が出てきたので、逆の向きにしてみたが・・・・・
     ⇒ 今度、使う時は、水平の位置で使ってみて下さい・・・・・・との事。
 ● 取り扱い説明書には、薪を載せかえる時は、Fスイッチを切るようにと案内があるが、これは、毎回、薪が割れたらスイッチを切らなくてはいけないのか?・・・・・・きのう、スイッチを入れ話にして1時間ほど使ってしまったが、これは問題だろうか?
     ⇒ 一般的には、特に問題は生じないと思うが、出来れば、こまめに切った方が良いかも・・・・・・
 ● スイッチを切らないまま 1時間ほど使ったら、突然プッシャーが動かなくなってしまったが、これはどうしてか?
     ⇒ ・・・・・・???? 何んとも言えないが、次回お使いになる時には水平の位置で使ってみて下さい。
 ● オイルが噴出した為に、油圧オイルが少なくなってしまったのでは?
     ⇒ オイルの量をしらべてみて頂けませんか?
     → 老いるゲージは何処にあるんですか?
     ⇒ オイル注入口の6角ネジを外すと、その先が、自動車のエンジンのオイルゲージの様になっています。
 ● オイルの量を測るときは、機械を立てたいが、タイヤ(x2)と操作ハンドルの3点で支えていいのだろうか?
     ⇒ それは、避けて下さい。
     → では、タイヤ(x2)と、操作ハンドルを外した後のサポートプレートの3点で支えていいのだろうか?
     ⇒ それも避けて頂きたい。・・・・・・立てた機械の下に当てを入れて、機械を立てて下さい。
 ● オイル不足の場合は、注ぎ足しでいいのだろうか? それとも、全部オイルを抜いてから、再度、注入しなくてはいけないのだろうか?
     ⇒ 継ぎ足しで構いません。
 ● オイルは、普通に、大型店などで売っているオイルで構わないのか?
     ⇒ 構わないです。

 ・・・・・・という事だったので、とにかく、ヤナショーに電話を入れてみた。 そして、電話口に出てきた男性に訊いて見ると、油圧オイルは、トッちゃんチにあるというので、サービステーションに出掛けて行って、オイルを2リットル買って来て、薪割機を立てて、注入口を開き、オイルを少し注ぎ足してから、改めて、オイルゲージで油量を測ってみた。

 ・・・・・・っと、どうだろう?
 説明書には、適正な油量は、ゲージに記された2本の筋の間と書いてあるのだが、何回、やりなおしてみても、オイル量は適正量よりはるかに多いのである。



2006-08-25(水)   晴    ヒュッテ   気温(最低= 18℃、最高= 26℃)

 きのう


   
お願い!!

8月17日、西馬流のトッちゃんチのワン公(↑)

種類:エアデルーテリア
性別:メス  
年齢:8歳  
名前:ベガ  
首輪:ピンク

・・・・が、突然、行方不明になりました。
詳細はよく分かりませんが

飼い主は、大変、心配しております。
このワンちゃんを
お見かけの方は
ご一報下さる様
・・・・・・・・・・お願い致します。


・・・・・・皆様にご心配頂きましたが
その後、ベガちゃんは
発見され
元気でおりますので
お知らせ致します。

本当に有難うございました!!