2006 年 03 月の高原日記
2006-03-03(金) 曇のち晴 ヒュッテ 気温(最低=-8℃、最高= 1℃)
午後、新幹線の軽井沢駅で、昔お世話になった恩師に会い、10分ほど立ち話をしたあと、頼まれたものをお渡しし、間もなく迎えに来た車に乗られた先生を見送った後、2箇所に立ち寄ってから、ヒュッテに戻って来た。
始めに立ち寄ったのは、このサイトのリンク集にも載っている、ホームページ「東しなの日記」の管理者の「志な乃」さんから伺ったサテンの丸山珈琲と、もう一箇所は駅前の案内資料で見た 「堀辰雄文学記念館」 である。
さて、最初の丸山珈琲であるが、筆者は大の喫茶店愛用者である。
東京にいるときは、行きつけの喫茶店 3 軒の中の何れかに三日と空けずに、通っているが、ここヒュッテにいるときには、喫茶店に出掛ける事は殆ど皆無である。 ・・・・・・この話を聞くと、僕を知っている友人達は、みな一様に大変ビックリするが、理由は簡単・・・・・・わが町小海には、所謂、純喫茶店が一軒も無い事に加えて、わがヒュッテから町の中心部までは 10km 近くも離れているからである。そんな事もあってか、僕は少し遠出をするときは、大抵の場合、何処か感じのいい喫茶店を見付けてはフラリと立ち寄って来ることにしている。
だから、今日の様に、軽井沢まで出掛けるなんていう時も、出来れば喫茶店に立ち寄って来るのであるが、軽井沢なんていうと、片道1時間半ほど掛かってしまう位に遠いから、喫茶店は誠に不案内である。
そこで、つい昨日のこと・・・・・・比較的最近、インターネット上で知り合った、軽井沢近くにお住まいの 「志な乃」 さんに・・・・・・「明日、軽井沢に行くんだけど、どこか素敵な喫茶店があるかな?」とメールを打ったら、程なくして、5ツほどの喫茶店の案内が、メールで送られて来たので、その中の最初にリストアップされていた、丸山珈琲に、恩師に会ったあと、立ち寄って来た・・・・・という次第なのである。
さて、この丸山珈琲は、軽井沢警察から車で2〜3分の所にある、素敵な感じの喫茶店である。
中に入ると、シックでホッとするようなインテリアが素敵で、メニューに「初めてのお客様には丸山ブレンドがおすすめです」と書いてあったので、その薫り高く、適度に苦味の利いた珈琲を美味しく戴いて来た次第である。
・・・・・・でも今回は、
駅の周りの案内板で見付けた、堀辰雄文学記念館にも、急遽、出掛ける事にしたので、残念ながら、この丸山珈琲には 20分ほどしか居られませんでした。
・・・・・・次回はもっとユックリとくつろいで来る事にしたいと思います。★ ★ ★
・・・・・・・ここで、話は変わるけど・・・・・・・
僕は、本を読むのが大好きである。
本と言ったら・・・・・・そう、純文学でも、大衆小説でも、随筆でも、歴史書でも、翻訳物でも、数学、物理、科学、漫画、ポルノ・・・・・・などなど・・・・・・手にとって見て、面白ければ、それこそもう・・・・・・・「金儲け」の本以外なら、ホントになんでも読んでしまいます。でも、昔から、そうだったかと言うと、少なくとも、夢多かりし、東京商船大学の学生だった頃は、今とは全く違っていて・・・・・・「戦争と平和」、「アンナカレーニナ」、「復活」、「カラマーゾフの兄弟」、「静かなるドン」などのロシア文学、「魅せられたる魂」、「ジャンクリストフ」、「チボー家の人々」、「椿姫」、等などのフランス文学、ゲーテ、ヘルマンヘッセ、アイヒェンドルフ、ハイネ、等などのドイツの作家や詩人の作品・・・・・・などなど外国文学を中心として、夢中になって夜遅くまで読み漁っていたものでしたが、日本人の作品で印象に残っているのは、倉田百三の「出家とその弟子」、それから堀辰雄の「風立ちぬ」、「菜穂子」、「聖家族」、などなどの透き通るような香りのする作品群で、いわゆる古臭い日本の古典とは違った、鮮烈なショックを受けた事を記憶している。
だから、今日の午後、軽井沢の駅近くの案内板で、追分宿の近くに 「堀辰雄文学記念館」 があると知ったときは、もう、本当・・・・・・震える程の興奮と驚きを感じた次第である。 ・・・・・・・だから、丸山珈琲の美味しい珈琲も 20分ほどで切り上げるやいなや・・・・・・僕は、次の追分宿に車をすっ飛ばした次第である。
そして、辿り着いた、「堀辰雄文学記念館」
・・・・・僕は震えるような、青春時代の感動を思い出しながら、この記念館の門を潜(くぐ)ったしだいである。
記念館の入り口
資料館の中
堀辰雄が住んでいた旧邸
素敵な書庫
「風立ちぬ」などに出て来る
婚約者 矢野綾子作品の中で・・・・
哀しい位に透き通っていた彼女!
今日まで・・・・
顔を知らなかったけど
その透き通った哀しさは・・・・
青春時代の僕の心の中に
いつも生きていたような気がします
「ああ、青春時代!!」
・・・・・・の思い出に浸った 鮮烈な2時間程!!
現在の時刻は午前4時・・・・・・だから・・・・・・
堀辰雄記念館を出てから、もう12時間近くが経っているのに・・・・・・
僕の心は・・・・・・今でも、ワクワクと沸き立っています。ホントに素晴らしい一日でした・・・・・・
2006-03-04(土) 曇のち晴 ヒュッテ 気温(最低= -8℃、最高= 8℃)
午後7時、臼田の喫茶店 「さんぽやの四季」 に急行する。
今日は、この喫茶店で、北相木村のヴォーカリスト、井出教子さんとギタリストのご主人 「正さん」 のデュエット・コンサートが開かれるからである。僕が「さんぽやの四季」さんに着いたのは、7時すこし前だったけど、コンサートはもう始まっていました。
・・・・・・毎年6月、フィンランド・ヴィリッジで開かれる夏至祭の野外コンサートで2人の演奏は耳にしていたけど、こうした屋内の静かな会場で改めて聞いてみると、二人の絶妙なアンサンブルが、とても素晴らしく思えてくる。
・・・・・・世の中には、色々な形のカプルがいるけれど、この2人の人間関係の在り方は本当に自然で素敵!・・・・・・僕なんか、歌よりも、この2人の生き方の方に、どうしても目が往ってしまう程である。曲は、ご主人の正さんが作曲したものが中心になっていて、その間に、ジョン・レノン達が歌っていたものだとか、ずっと以前によく歌われていたフォークの名曲が幾つかちりばめられていて、早春の宵の素敵なひと時が、アッという間に過ぎてしまいました。
2人の歌声に・・・・・・
「さんぽやの四季」の春の宵は
美しく暮れなずんで往く
ところで、僕が教子さんと初めて出会ったのは、以前、僕がお手伝いをしていた松原湖の観光案内所での事・・・・・・僕が自分の都合で、そのお手伝いを止めたあと、半年ほどしてから、教子さんが新入生として、やって来た時の事である。当初は、どちらかと言うと、僕の方が、多弁だったけど・・・・・ある時を境に、その立場が逆転して、今では、教子さんの方が、僕の倍以上、話をするようになってしまっている。
なぜ、そうなったのか、僕には、よく分からなかったけど、今日のコンサートの曲と曲の間に、挟まれていた彼女のトークを聞いているうちに、
「あっ、そうか・・・・・・」
と思ったことがある。
それは、トークの部分で彼女が話した言葉・・・・・・
「皆さん・・・・・・夢を、ジ〜〜〜ッと心の中で持っていると、必ず、その通りになって行きます・・・・・・ですから、夢をどうぞ、お持ちになって下さい。ホントですよ!」
「世の中には、人間関係より、お金を大切にしている人がいるけど・・・・・どうして、あんなにお金に夢中になるんでショ〜ネ〜・・・・・?!」
「お金なんて、毎日の生活を維持して行くのに必要な額より、チョットだけ余計にあれば、それでイイノニサ・・・・・・」
「世の中のお金持ちの人達が、自分達の事ばかりしか考えないから、ますます、世の中がオカシクなって行っちゃうんです・・・・・・」・・・・・・などなとの言葉は、
その頃の僕達がよく話し合っていた事柄で
・・・・・・その当時の僕達は、そんな事を話し合っては、お互いに
「そう、そう、そう、そう・・・・・・そうだよねえ?!」
とか
「ホントにそうよねえ・・・・・・どうして、あんな風にしか考えられないのかしら?!」
って言い合っていたものでしたが、
その頃から、教子さんは、 それまでの僕よりもズットズット話すようになったのを、今夜の彼女のトークを聞いているうちに、フト、想い出した次第です。
コンサートが終わると
「さんぽやの四季」のマスターの井出宏さんが
ステージに上がって、マイクを取り
本日のコンサートにいらして頂いたお礼を述べその後で・・・・・・
「ウシロの方に、コーヒーと紅茶を用意イタシマシタ。
それから、美味しい自家製のお菓子を
お持ち下さった方がいらっしゃるので、召し上がりながら
楽しく、お話をなさってください・・・・・」
と案内して下さいました。勿論、僕は大好きな紅茶を3倍もお代わりをし
お菓子もたくさん戴きました・・・・・!!
最後になりましたが、この写真だと、教子さんの表情が、よく分かりにくいので、去年の秋、松原湖観光協会の前で撮った、近影を掲げて、今日の日記を終わります。
彼女が被っているセーリングキャップは
筆者の愛用のキャップです・・・・
世の中って、どうして、こんなに素敵な人達が・・・・・
こんなに沢山いるのでしょうねえ・・・・・?!
2006-03-08(水) 曇 気温(最低= -4℃、最高= 4℃)
「独りで生活をしていると、どんなものを食べているの・・・・・・・?」
と、心配して下さったお嬢様がいらっしゃるので、今日の top page に、今朝の食事をアップし、こんな書き込みをして置きました。
H さんへ・・・・・
バゲット4切れ & バター、
大皿一杯の生野菜サラダ、ヨーグルト、紅茶、
エート、それから・・・・・・
スーパーで買ってきた緑色野菜ジュース
が、僕の朝食の定番メニューです。
今朝の、レースのカーテン越しの陽光は
もうスッカリと春の陽射しでした。ア、ソレカラ、もう一つ・・・・
写真右下の De POLA の P.16 には
去年の秋、取材を受けた
僕と有山さんの記事が載っています。ンじゃあ・・・・又ねっ!!
( 2006-03-08 掲載)
・・・・・・話は代わるが・・・・・昨日、青色申告会に H17 年度の青色申告を提出して来た。僕が、この町の青色申告会に入ったのは、つい、2週間ほど前の事だったけど、決算書までキチンと計算しておけば、申告書 B の部分は、申告会のご担当の方が、源泉徴収票、各種の保険の支払証明書などを見ながら、一緒に考えて B 票作成をして行って下さるので、本当に有り難い。
・・・・・・というのは、この B 票の部分が、僕には一番分かり難いからである。こんな事なら、東京に居た時から、もっと前から、青色申告会に入って置けばよかったと思う。
お陰さまで、15日の締め切り前 1週間の 8日に提出したなんて言う事は、前代未聞のこと・・・・・・!!
例年だと、大体、15日に提出するのが通例で、一昨年の、まだ東京に居た時などは、 締切日の 15日過ぎに提出したら、罰金 ¥ 15,000.- を追徴された事があった程だからである。
2006-03-11(土) 雪のち曇 ヒュッテ 気温(最低= -1℃、最高= 13℃)
ここの所、毎日、朝の 1時間ほど、雪が降る日が続いている。
今日もそう・・・・・・ご覧の通り、またウッスラと雪が降りました。
2006-03-14(火) 雪のち快晴 ヒュッテ 気温(最低= -10℃、最高= 4℃)
午後11時・・・・・・
ふと窓のカーテンを開けたら
外は、満月の光に照らされた蒼白い雪景色。余りの美しさに・・・・・・
分厚い防寒具と、
手編みの帽子とマフラーを身につけると
マイナス10℃の月明かりの中を
1時間ほど、歩いて来た。
木の陰もクッキリ写す蒼白い月の光
暖かく灯(とも)る、どこかの家の門柱の明かり
ひと回りして、ヒュッテに戻って来たら、とてもホッとしました。
本当に美しかった、月下の白樺林と森陰に憩う家々。
独りで散歩していても、こんなに楽しかったのだから・・・・・・
妻の K子ちゃんと、一緒に歩けたら、どんなに素敵だっただろう・・・・・・そんな事を考えながら、ヒュッテに戻って来たからかも知れない・・・・・・居間に入ったトタン、思わず受話器をとって東京に Tel. を入れちゃいました。
そして、お互いの、きょう一日にあった事などを話し出したら、アッという間に30分以上が経過。最近は、お互いに相手の事が、以前よりもズット好きになっているみたい・・・・・・
その所為(せい)だろうか・・・・・・?
電話を切る前に、お願い事を一つしてしまいました。
( ↑ 彼女の油彩の自画像を、僕に描いて呉れる事です・・・・・・)
・・・・・・でも、恥ずかしがり屋の事だ・・・・・・すぐに返事をしなかったので、未だに pending.......!!
・・・・・・彼女が、 “No !” って言いませんように・・・・・・アブラカタブラ〜〜〜〜ッ!!ア!・・・・・・それから・・・・・・・
たった今、気が付いたンだけど・・・・・・
今年は、僕が生まれてから結婚するまでの年の長さと、結婚をしてから今日までの年の長さが丁度同じ長さの年回りです・・・・・・・結婚してから、35年かァ!
・・・・・・本当に沁み々々と、そう思います・・・・・・
2006-03-23(木) 雪のち曇 ヒュッテ
昨夜から今朝に掛けて、又、雪が降った。
と言っても・・・・・・この季節の雪は、直ぐにとけて、無くなってしまう。
・・・・・・ところで、皆様はご存知だろうか?
ヒュッテでは、1月末から、2月始めに掛けての、ギンギンの真冬の冬景色よりも、3月末から4月上旬に掛けての、グジュグジュのボタン雪の、雪景色の方が、絵としては面白い事を・・・・・・って言うのは・・・・・・真冬の雪はサラサラとした、乾いた砂のような雪なので、っ木の枝や葉の上に、残りにくいのだが、この頃のグジュグジュのボタン雪は、ベトベトとした感じなので、小枝や針葉樹の葉っぱの上に、残り易いからである。
春のボタン雪は、
小枝や針葉樹の葉の上に残り易い・・・・・
雪やコンコン、あられやコンコン
降っては、降っては、ズンズン積もる
山も野原も綿帽子かぶる
枯れ木のこらず、花が咲く・・・・どうです・・・・?!
この歌の通りに・・・・・・・
ヒュッテの、玄関先のレンゲツツジに、
純白の花が咲いて仕舞いました。
キレイでしょう・・・・??
2006-03-24(金) 晴 ヒュッテ 気温(最低= -6℃、最高= 10℃)
夕方、今日の午後ヒュッテにやって来た、妻のK子ちゃんと別荘地の中の散歩に出掛けた。
・・・・・・3月下旬とは言え、まだまだ、冬の夕暮れのこの辺りは、極端に静か。
家内の、今回のヒュッテ訪問は、明日の午後の卓球の試合を控えた息子を、東京に残して来ている為、たった一人だけ。
その為、今夕の散歩は、珍しく、僕と家内の2人だけ・・・・・・美しい木肌を見せている白樺林や、葉の落ちた静かなカラマツ林の中を2人だけで歩いていると、遠い遠い、新婚時代の事が思い出されて、いつの間にか僕達は腕を組んで歩いていた。
そう・・・・・・僕達2人が腕を組んで歩くなんて、何年ぶりの事なんだろう・・・・?!でも、こうして人っ子ひとりも居ない静けさの中を、仲良く一緒に散歩していると、なんて幸せなんだろう・・・・・・と思わず想ってしまう。
その所為なんだろうか?
最近の僕は、以前にくらべると、ズットズット家内のことが好きになって来ている。
・・・・・・それから、これは、直接 K子ちゃんに聞いた訳ではないので、よく分からないけど、普段の僕とのやりとりを見ていると・・・・・・K子ちゃんも、僕に対して同じ様な気持ちで居るのではないかと思ってしまう。そう・・・・・・いつまでも、こんな気持ちでいられたら、どんなに幸せだろうか!・・・・・・と、フ想ってしまった。
2006-03-25(土) 晴 ヒュッテ
「佐久平駅周辺は、前とスッカリ変っちゃったから一緒に散歩してみようか?!」
・・・・・・自分でも佐久平駅周辺を歩き回ってみたいと思っていた僕は、そう言うと、妻のK子ちゃんを、愛車のジムニーに載せて、新幹線の佐久平駅まで送って行った。正直な話し、僕は、新幹線の駅周辺の地理には、全く明るくない。
だから、佐久平に着くと、何はともあれ、車を一番安全な JUSCO の駐車場にパークすると、K子ちゃんと一緒に、新幹線の駅までの道を散歩して道筋と時間を確かめてから、改めて JUSCO まで戻り、店内を色々と散歩をした後で、2人で食事をした。話は変るけど・・・・・・僕と家内は、2人で居ると、兎に角、ひっきりなしに話をする。
話題は、その時、その時により、自分達の趣味の話だったり、政治の話だったり、息子の話だったり、料理の話だったり・・・・・と、一貫性が無いが、そんな事は、どうでもいい事。
兎に角、一緒に居さえすれば、幸せな、最近の2人である。今回、K子ちゃんにお願いしてヒュッテに来て貰った一番大きな理由は、明日の町長選の、期日前投票をして貰う為だったけど、一泊しかして貰えないのは、矢張りチョット淋しい感じがする。でも、明日、息子の大事な卓球の試合予定が入っている事を考えると、どうしてもK子ちゃんに、応援に行って貰わなければならず・・・・・・淋しいけれど、今日のところは、佐久平の駅で、サヨナラをしなければならない。
・・・・・・ってな事を考えていても、時間はアッと言う間に経ってしまうもの。
13:26 の 「あさま」 が入って来てドアが開くと、K子ちゃんは小さく手を振って、入り口から車内に消え、座席に座った彼女の白い手が、僕の方に振られると、新幹線は静かに動き出した。 僕は、2〜3歩、進行方向に歩きながら、手を振り続けたけど、新幹線は音も無くスピードを上げると、ほんの15秒ほどの間に、視界から消え去ってしまった。いつもそうだけど、駅での見送りって、何かもの淋しい!!
目の前に光っている線路の上を、今、分かれたばかりの人を乗せた列車は走っていることを想うと、早く車内販売の女の子が、K子ちゃんの所にやって来て、彼女が、大好きなコーヒーを飲んで呉れればいいのにサ・・・・・・と思ったりしてしまう。
改札を出、愛車ジムニーの運転席に座ると、僕はズボンの左ポケットから、車のキーを取り出し、鍵穴に差し込んで、キーを右に捻った。
・・・・・ブルルルルルウルル・・・・・
車のエンジンが小気味よい音を立てて、回り出すと、僕は静かにクラッチを入れた。(・・・・・・そうだ、今日は、3時に、代金引換の新しいブラウザ “ Firefox ” の解説本が届くんだったっけ・・・・・・)
そう気が付くと、僕は、一路ヒュッテに向かって、アクセルを踏み込んだ。
2006-03-31(金) 晴 ヒュッテ
明日は、もう4月だって言うのに、昨夜から今朝にかけて
又々、10cm の雪がふりました。でも・・・・もしかすると
これが今冬最後の雪かな・・・・?今朝は、素敵に晴れ渡った朝でした・・・・・