2004 年 12 月の高原日記
2004-12-01(水) 自宅(都内)
午前11時、自宅発、ヒュッテに向う。
午後3時すぎに、小海着。早速、役場に行き、転出証明書を提出して、小海町への転入届を完了し、早速、寿江ちゃんに住民票発行の申請書を提出し、出来たばかりの住民票を 1部 発行して貰った。
ジャ〜〜ン!!・・・・・・これで、僕も晴れて、小海町の住人という事になった次第である。ところで・・・・・・人生とは、実に不思議で面白いものである。
今から、26年前・・・・・・初めて、小海町にやって来て、民宿「湖水荘」 さんでお世話になった当時・・・・・・将来、僕が、この町にセカンドハウスを建て、この町に現住所を移すなんて事を、誰が想像し得ただろうか・・・・・・??そんな事を考えると、本当に人生とは、味わい深いものだと、沁み々々と感じさせられてしまう・・・・・・
・・・・・・ところで、パソコンの方は、相も変わらずインターネットには接続出来ない。
そして、色々とやってみるのだが、どうも、接続出来ない理由が分からない。我家の Web site の事情は、少し複雑である。
・・・・・・っていうのは、どうしても光回線が使いたいので、So-net の TEPCO ひかりに加入しているが、So-net ではホームページの容量を 10MB までしか許可していないので、実際のホームページのサーバーは、プロバイダ「Angel」のサーバーコンピューターをりようしている。
要するに、So-net のひかり回線を使ってインターネットにアクセスし、Angel のサーバーにアップロードをしているという・・・・・・勿体無い事をしているのである。だから、HPの容量を 100MB まで許可しているプロバイダがあれば、直ぐに So-net を止めて、そちらの方に移行してしまう積りだが、そんなプロバイダは無いので、現在のような複雑で、勿体無い事をしている次第である。
それにしても、一体、何が起きたというのだろう?
2004-12-02(木) 晴 ヒュッテ
・・・・・・今日も朝から何回かパソコンを立ち上げてはみたものの、我がパソコンは、So-net のひかり回線を介してインターネットに接続は出来るものの、HP のサーバーがある Angel には、どうしても接続ができないンでありんす。
ところで、正午過ぎ、ヒュッテの全景写真を摂ったが、その時、ついでに摂った門のところの写真を見て驚いた。門の入口の地面に移っている木の影が、とにかく長く地面を這っていたからである。
木の葉が落ちただけでも、とても淋しい気がするのに、こうして木立の影が長く地を這い、日の光も弱々しくなってくると、本当に冬の訪れを沁み々々と感じさせられてしまう。
・・・・・・この素晴らしい、冬のひと時。
いつも、僕の心の中に鳴り響いている言葉が、改めて脳裏を掠めて行く。
森羅万象は、いっさいが色即是空・・・・・・
サラサラと全てを流す事こそが、最も美しい!
そして、流れ行く時の中、今のこの一瞬を
伸び伸びと生きる事が、最も素直で透明だ!
本当に、生きてるって・・・・・・どうして、こんなに素敵なんだろう・・・・・・!!
2004-12-03(金) 晴のち曇 ヒュッテ 気温(最低= 4℃、最高= 11℃)
昨夜遅くパソコンを立ち上げ、Outlollk Express を起動した時の事である。
また、Angel-net のサーバーに上手く接続出来なかったが・・・・・・
ふと気が付くと、ウィザードのタイトルが「接続を解除」
となっているのに気が付き、思わず僕は
「エ〜〜ッ、ナンジャア、コリャ〜〜〜?!」
と叫んでしまった。でも、その後で、突然、ある事に気が付き、慌てて受信 Mail 一覧を開いてみると、来ていたんです・・・・・・こんなメールが・・・・・・!!
エンジェルネットをご利用いただき誠にありがとうございます。
平成16年11月30日が契約更新期日となります。
下記使用料を平成16年11月30日(火)15時までに
お振込下さる様お願い致します。
平成16年11月30日(火)15時までにご入金の確認ができない場合は
平成16年11月30日(火)18時にて停止がかかります。ご了承下さい。
尚、退会を希望される場合は、至急事業部までご連絡下さい。
要するに・・・・・・何の事はない!
一年間の契約期間が過ぎたのに、契約更新をしていなかっただけの事なのである。今朝9時になると同時に、僕は Angel に電話を入れると、早口で
「スミマセン! お世話になっている八岳ですけど、契約更新の年間使用料を、振り込むのを忘れていた為に、現在、接続が解除されているんです。 これから、至急、使用料を振り込みますので、入金が確認されたら、大至急、接続を解除を解除して戴けますか・・・・・・?」
と、まくし立て・・・・・・
プロバイダの担当者の
「分かりました・・・・・・」
という確認の返事を貰うと、愛車の Jimny に飛び乗り、エンジンをかけると、一目散に山を下りて、110km 先の (こんな時、山の中って、ホントに不便ですよネ〜〜!!) 八十二銀行まで、車を飛ばし・・・・・・大急ぎで、メールに記載されていた、口座に一年間の Dial-up の接続料 (ヒュッテは山奥の中にある為、光も ADSL も通じておりません!) を振り込んだ次第である。
・・・・・・そして、待つ事 6時間・・・・・・午後5時過ぎになってから、やっと、ホームページが開かれ、メールを使う事が出来る様になりました。メデタシ、メデタシ・・・・・・!!
チョン・・・・・・!!
2004-12-04(土) 曇のち雨 ヒュッテ 気温(最低= 5℃、最高= 12℃)
今日は、恒例になりつつある、小海町の年末行事の、フィンランドのクリスマス会の日でした。
このフィンランドのクリスマス会のイベントが、小海町で開かれるようになったのは、2年前からで・・・・・・今年が、その第 3 回目。 ・・・・・・その発端は、どうも・・・・・・夏の 「フィンランドの Juhannus 夏至祭」 と並んで、冬にも 「サンタの国フィンランドのクリスマス」 を祝おう・・・・・・という事で、始まったようである。
でも、その理由の如何を問わず、お祭りとバカ騒ぎが大好きな筆者の事である。
午前中は、クソ忙しいスケジュールの合間を縫って、愛車 Jimny を駆って山を下り、中学校脇の駐車場に積み上げられた、巨大なコッコ(キャンプファイア)の写真を摂って来たが・・・・・・
どうです? 大きなコッコでしょう・・・・・・??
Hitomi と Yuki は、爽やかでキュートなお嬢様です・・・・・!!
・・・・・・それに続いて、午後の 4時半過ぎ、山間の町が少し暗くなり始めた頃、僕は、再度、Jimny を走らせて、山を下った。 途中、フロントガラスにポツリポツリと、小さな雨滴を残した雨は、中学校脇の駐車場に着く頃には、スッカリと本降りになり・・・・・・暗くなった雨の広場のでは、コッコが景気よく、大きな火柱を上げていました。
雨の中でも、元気に燃え続けるコッコ・・・・・・
古くなったプティリッツァ人形を、コッコで燃やす慣わしも
今では、スッカリと町の中に根を下ろしてしまったようである。
天気が良ければ、このコッコの周りで、イベントが行われるのだけど、今日は雨天の為、会場は町の公民館の大ホールに移され、皆さん、元気よく、一足早いクリスマスをお祝いしました。それでは、クリスマス・パーティの様子を、沢山摂った写真で紹介する事に致しましょう・・・・
今日のイベントの準備で
スッカリとお腹の空いたサンタさん達・・・・・・
食べているのは、
ソバ打ちグループ 「八手峰会」(やってみねえかい?)の皆さん方が打った
美味しいお蕎麦・・・・・・です!
ところで、このソバ打ちグループの蕎麦は、
とにかく、美味しいので有名ですが・・・・・それも、その筈
一番だいじな蕎麦粉は
全部、自分達の畑で育てているという
蕎麦キチ達が集まったグループだからです。
ゆくゆくは・・・・・
筆者も、このグループに入りたいと願っていンです・・・・ハイ
見て見て見て・・・・
可愛らしいでしょう・・・・・・?!
ブカブカの大人のサンタ服を着た子供達・・・・・
ご覧の通り、ズボンの裾を引き摺りッ放しなので
自分で自分のズボンを踏ん付けて、スッテンコロリン・・・・・!!
盛んに、大人達の笑いを誘っていました!!
駅前の八十二銀行の皆さん達
イイデスネエ・・・・・あのお堅い銀行の方達の参加が得られたなんて!
これからも、毎年、参加して下さい・・・・・・ネ!
今日の写真の最高傑作・・・・・・!!
どうです?
ミウちゃんの表情が何んとも言えず素敵でしょう・・・・・・??
それに、赤いマントが、クリスマスらしくて
我ながら、いい写真だと思います。
2004-12-05(日) 雨のち晴 ヒュッテ 気温(最低= 10℃、最高= 19℃)
兎に角、暖かい一日だった。
最低気温 10度、最高気温が 19度・・・・・・という事になると、これは、もう初夏の気温である。NHK のラジオ放送では、盛んに、この暖かい気温は、12月としては、観測史上初めてだと、盛んに放送している。
全く、最近の地球は、どうなっちゃっているんだろう??
2004-12-06(月) 雪のち晴 ヒュッテ 気温(最低= -1℃、最高= 5℃)
朝、窓のカーテンを開けてビックリした
あたりは、白銀の世界だったからである。昨日が初夏の気温だと思っていたら、今朝は、一足飛びに初雪という、ドラスチックな気温の変化!
単純に、最低気温だけを比較してみても、何んと 11度という驚異的な気温の降下である。・・・・・・この劇的な温度差の為、また風邪引きが増える事でしょう・・・・・・
僕も、空気の乾燥と、寒さに気を付けて、風邪を惹かないように注意をしなければ・・・・・・と思います。
今朝起きて、窓のカーテンを開けたら、外は一面の銀世界でした。
話が変わるけど・・・・・・・
ヒュッテでは・・・・・・もう何ケ月もの間、ホームページのアップロードが出来ないでいる。
兎に角、現在使っている HP 作成ソフトで、FTP を立ち上げようとすると、ヒュッテで使っている回線が dial up で時間が掛かりすぎる所為か、サイトウインドウが開く前に「 タイムアウト : エラー 550 」
のメッセージが出てしまうのだ!
このメッセージが出るようになってから今日に至る迄、当方としては、色々な事をやってはみたが、これが、どうも、いま一つ、上手く行かないのである。
・・・・・・言葉をつめて言うと・・・・・・要するに、同じような事を、もう何ンか月もやっているのに、今の現状はチットモ改善されない・・・・・・っていう事である。
まず第一に、この 「タイムアウト」 が、何故、出てしまうのが分からない・・・・・・のが、聊か(いささか)口惜しいし、HP 作成ソフトの担当窓口に電話を入れても、プロバイダの A に電話を入れても、一向に埒があかないっていう事である!
プロバイダの A に電話を入れて事情を話すと・・・・・・・
⇒ 当方 には、接続に要する、時間を設定する項目は全く存在しないので、もし、お客様が HP作成ソフト の FTP を使って、アップロードをなさろうとしていらっしゃるのなら、その HP 作成ソフトのご担当窓口の、GoLive の方に伺ってみて頂けませんか?
・・・・・・という、返事が返ってくるし・・・・・・HP 作成ソフトの担当窓口 宛に電話を入れてみると・・・・・・
⇒ 当ソフト の FTP には、接続時間を設定する項目は全くありませんので、プロバイダ さんに聞いてみて頂けるとあり難いのですが・・・・・・という返事が返って来るのである。・・・・・・とは言うものの、僕の本心は、ヒュッテで更新したページは、出来る事ならば、矢張り、このヒュッテに居るうちにアップロードしたい!・・・・・・という所が、偽りのない気持ちである。
そんな気持ちがあるものだから・・・・・・僕は、改めて今日の今日・・・・・・性懲りも無く、プロバイダの A に連絡をとり、いつもと同じ答えを貰ったあと、今度は、HP作成ソフト の テクニカル・サービスに連絡を入れてみたのである。
すると、受話器の奥から、
「・・・・・・ ○○○ 担当の S でございます・・・・・・・」
と、今回は、珍しく若い女の子の声がしたので、いつものように、状況を説明した上で、
「・・・・・・っていう訳で、アップロードしようとすると、いつも、「タイムアウト : エラー550」 のコメントが出て来て、うまく行かないんだけど、どうしたらいいんだろう・・・・・・?」
と、聞くと、
「チョットお待ちください・・・・・・調べてみますから・・・・・・」
と言われたので、そのまま待っていると1分ほどして
〔お待たせ致しました・・・・・・」
という言葉に続いて
「当ソフトには、接続の待ち時間を設定する項目がありませんので・・・・・・」
という、いつもの答えが返ってきた。 そこで
「でもさあ、東京の自宅で光回線を使ってアップロードすると、このソフトについている FTP で、いとも簡単にアップロードが出来ちゃうのに、この八ヶ岳で、ダイヤル・アップ回線を使って、アップロードしようとすると、何故、タイムアウトのコメントが出ちゃうのかなア〜〜〜?」
と、半分、ブウたれて言うと・・・・・・このお嬢様は、明るい声で、再度
「少々、お待ち願います・・・・・・」
と言ったあと、暫くすると、また受話器の向こう側に戻って来て
「・・・・・・お待たせ致しました。 アノ〜〜、お客様はアップロードの際、どの FTP をお使いになっていらっしゃるんでしょうか?」
と、聞いてきたので
「えっ? 勿論、お宅のソフトに付いている FTP を使ってやっているよ! だって、東京では、それで、簡単にアップできちゃうんだもの・・・・・・」
というと
「もしかすると、別のFTPをダウンロードなさってお使いになると、八ヶ岳でも、上手く行くかも知れませんので・・・・・・」
と彼女。
「エ〜〜〜ッ、そんな事、言ったって、具体的にはどうしたらいいのか分からないよ。 大体、僕は、あのダウンロードってえ奴が苦手でネエ!! いつも途中で、分かんなくなっちゃうんだモノ・・・・・・! そのやり方を教えて呉れれば、今、この場でやっちゃうけどさあ〜〜〜〜」
というと、彼女は明るい声で
「では、今、お客様のパソコンはどうなってますか・・・・・・?」
と聞いて来たので
「・・・・・・今は、デスクトップが画面に表示されていますが・・・・・・・」
「では、インタネットに接続してみて頂けますか?」
「だめですよ・・・・・・だって、電話回線は、今、貴女と話すのに使っちゃってるもの・・・・・・」
というと、
「あ、そうですね・・・・・・」
と、言ったあと、明るく屈託のない笑い声が受話器の奥から聞こえて来た。
・・・・・・その素敵な対応に接していると、兎に角、彼女が一生懸命に、僕の抱えているトラブルに応対しようとしている誠実さが、ビンビンと僕の胸に響いてくる。
・・・・・・そこで、今回は、このヒュッテに携帯電話を持って来ている事に気が付いた僕は
「・・・・・・そうだ、じゃあ、携帯で掛けなおすから、チョット待っててヨ・・・・・・!」
と言ってから、改めてパソコンに再起動を掛け、パソコンが立ち上がったところで、今度は、携帯電話で 、同じ電話番号に電話を掛け直し、再度、電話口に現れた S さんに・・・・・・
「さあ、どうぞ・・・・・・今度は、いつでも、インターネットに接続出来ますから・・・・・・」
と、に言うと・・・・・・彼女は・・・・・・
「それではインターネットに繋いで、検索エンジンを開いて見て下さい」
「OK. OK. ハイ、Yahoo に接続しました」
「それでは、その検索欄に、エフ・エフ・エフ・ティー・ピーと入力して頂けますか?」
と、彼女は言ったけど、年をとり、聴覚の衰えている僕には、彼女が・・・・・FFFTP と言っているのか FSFTT と言っているのか、よく聞き取れないのである。 ・・・・・・そこで
「アノ〜、お嬢様! 僕は年をとっていて、耳の聞こえが余りよくないんです! それで、ヒトツ・ヒトツ聞きたいんですけど・・・・・・最初は France の F ですよね?」と、聞き返すと、このお嬢様は、明るく笑いながら
「ハイ!」と答えてくれました。
「その次は、Sweden の S かな?」
ときくと、
「いいえ、その次も、France の F です!」
と彼女。こんな風にして最期の P まで来た時に
「そして、最後が、フィリピン の P ダヨネ?」 と聞くと
「いいえ、パリ の P です!」という返事が返ってきたので
「ああ、ゴメンナサイ! パリ の P ね?・・・・・・はい、これで FFFTP と入れました」
というと、
「それでは、検索ボタンをクリックしてみて下さい・・・・・・」
と言った後、概ね、次の通りの案内をしてくださったのでありんす。
Yahoo で FFFTP を検索 > 窓の杜の FFFTP を探す > FFFTP をダウンロード > デスクトップ上に出来た ffftp1.92.exe をダブルクリック > デスクトップ上に開かれた FFFTP のウイザートに色々なデータを入力していったが、途中で、データが分からないものがあったので、「どうも有り難う・・・・・・ここから先は、自分のノートを見てもよく分からないので・・・・・・この後は、この電話を切った後、プロバイダの A さんに聞いて、この FFFTP を使える様にするから大丈夫・・・・・・また、何か分からない事があったら、あしたにでも、電話をするから教えて下さい・・・・・・今日は本当にどうも有難う。 色々と、優しく教えて下さって・・・・・・」
・・・・・・と言うと、
「いえいえ・・・・・・お客様の方こそ、本当に優しく応対して下さいました・・・・・・ホントです」
という彼女の言葉。
・・・・・・僕は、彼女が一生懸命に応対して呉れたことと、モウ直ぐ、今迄の懸案事項が一挙に解決されそうなのが本当に嬉しくて、もう一度、心から、S さんに、お礼の言葉を言ってから、電話を切った。
・・・・・・さて、事はココまで来れば、後は一瀉千里(いっしゃせんり)である。
僕は、改めて プロバイダの A に電話を入れると、担当者の指示を仰ぎながら 10分ほどで FFFTP を使えるようにし・・・・・・その後、このヒュッテで・・・・・・たった今できたばかりの FFFTP を使って・・・・・・半年振りに HP のアップロードをしたである。まったく、バンザーイ・・・・・・である。
また、明日にでも、改めて、あの優しかった S さんにお礼を言うことにしよう・・・・・・!!!!!
S さん、僕は明るく親切に案内をして下さった貴女が大好きです・・・・・・!!
ホントです・・・・・・!!
2004-12-8(水) 晴 ヒュッテ 気温(最低= -1℃、最高= 4℃)
昨夜、真夜中近く、パソコンのスイッチを切り、寝る前に冴え渡った冬の星座を見たいと思い、窓のカーテンを開けた時、僕は、窓枠の上部に変なものを見つけた。
「何んだろう・・・・・・?」
・・・・・・そう思った僕は、暫くの間、その不審な物を眺めていたが、突然、ビクリと体を震わせると
「アッ、これは換気口だっ・・・・・・」
と呟いた。
・・・・・・それで、今日の午後、改めてその換気口を調べてみたら、その換気口の作りは下の写真のようになっていたのである。
ヒュッテの建築以来、チットモ気が付かなかった
寝室の窓枠の上部にあった換気口
「こんなものがあったんだ〜〜〜??」
そう思った僕は、改めて、この換気口をしげしげと眺めた次第である。
今から考えると・・・・・・このヒュッテに住んでいた4年の間・・・・・・あの2月上旬の厳寒期、真夜中の氷点下20度近くのガチンガチンに冷え切った空気が、寝室の三方にある窓の換気口から、部屋の中に流れ込んでいた訳である。
何せ、当時は・・・・・・・部屋の中の電気ストーブを最高にして、付け放しで寝ても、明け方になると、10度以下まで冷え込んだものだったが・・・・・・いつも、それを当然の事としていたが、いまから考えると実に勿体無いことをしていた訳である。僕は、改めて、半分錆び付いた様に動かなくなっていたこの換気口のノブを、ガチャガチャと10分ほど動かして、開口部を閉じてみた。
・・・・・・・すると、ご覧の通りに、その開口部はピシッと閉まるじゃありませんか・・・・・・・!!
まあ、何んていう事!!
半分、口惜しく思うと同時に、これからは、寝室も暖かくなる事と思い・・・・・・
思わず
「ツスススススス・・・・・・・」
と、苦笑いをしてしまった。今迄、こんな事に気が付かなかった為に、寒い思いをすると同時に、電気代も結構損をしていた自分の間抜け加減が、とても可笑しかった。
さあ、今夜は暖ったかくして寝るぞ〜〜〜〜〜
2004-12-09(木) 快晴 ヒュッテ 気温(最低= 3℃、最高= 10℃)
換気口の効果は絶大である。
昨夜は、パネルヒーターのスイッチを今迄の半分の一つだけにして寝たが、部屋の中は、今迄、ダブル(2ケ)にしていた時と同じ位の暖かさだった。
・・・・・・でも、窓枠の換気口に気が付いて本当に良かったと思う。
素敵、素敵!!ところで、明日は、10日間の滞在を終え、東京に帰る日である。
・・・・・・という訳で、いつものように、前日の今日・・・・・・水抜きを始めたが、例の・・・・・・新しいボイラーの 「電磁弁セット」 の取り外しは出来たものの、元に戻す取り付け工程のところでトラブってしまい(具体的には、奥のパイプを接続するところで、いくら上のパイプを左右に回して差し込もうとしても、パイプを左右に回す事が、どうしても出来なかったのである)、ゴムとプラスチックのパッキングをボイラーの中に落としてしまうわ・・・・・・・右腕の腱鞘炎が再発するわ・・・・・・で、とうとう・・・・・・復旧作業を諦め、長野日化サービスに電話をいれ、明朝10時に、応急修理に来て貰う事にした。一体全体、これからは・・・・・・どうなっちゃうんだろう?
こんなにムツカシイ処置を、ユーザーにやらすなんて、絶対に、設計担当者の設計ミスだと思うよ!
2004-12-10(金) 晴 ヒュッテ ⇒ 自宅
午前10時、日化サービスの N さんが、ボイラーの事後処置に来て下さった。
N さんは、僕がボイラーの中に落としてしまった、パッキンを付け替えた後、電磁弁セットをはめて呉れ、今後は、この電磁弁セットの水抜きはしないで下さい・・・・・・という事になった。N さんの言葉によると
@ 電磁弁セットは、以前は縦型をしていたが、凍結して破損した事があった為、新しいセットは、我家のもののように、水平型に切り替え、切り替えた後は、現在に至るまで、凍結による破損事故は報告されていない。
A 内部資料によると、取り扱い説明書通りの処置をしておけば、電磁弁セットの水抜きは不要という連絡が入っているので、この水抜きは不要・・・・・・・との事。
B 電磁弁セットのスペア部品は、営業所にひとつあり、凍結破損をした場合は、工場の方に請求できるので、お客様は、取り扱い説明書通りの、水抜き処理をなさって下さい・・・・・と再三、念を押して下さった。
それを聞いて、マジに、
「フワ〜〜〜〜ヨカッタア・・・・・・・!!」
と、胸を撫で下ろしてしまいました。だって〜、真冬の厳冬期に、木枯らしが吹きすさぶ中で、あんな作業をやったら、また、確実に腱鞘炎が再発しちゃうもの〜〜〜〜
マジに、ヨカッタ〜〜〜でした!!
午後4時、ヒュッテ発・・・・・・・午後7時半、自宅着。晩ご飯は、一家揃って、美味しいご馳走を楽しく戴きました。
2004-12-11(土) 晴 自宅
午後5時。
今日は、高円寺福祉交流会館で、SO の卓球の忘年会があった。それから、8時までの3時間、僕達は、子供達やファミリー達と一緒に、楽しい一夕を過ごしたが、最後の方になって、去年、林コーチの呼びかけで、僕が作った 「スペシャル音頭」 を披露させて戴いた。
って言うのは、去年、林コーチが
「・・・・・・出来れば、スペシャルオリンピックスの歌を作りたいと思うんです。 たとえば、アスリートと閻魔大王が競争をしたら、アスリートが閻魔様をやっつけてしまった・・・・・・っていうような楽しい歌を・・・・・」
と言われたが、その時、僕が手を上げて
「・・・・・・分かりました。 出来れば、僕もやってみたいと思います。 確約は出来ませんけど・・・・・・」
と、言っていた為である。まあ、そんな様なことがあった為、今夜、この 「スペシャル音頭」 を、踊りながら歌わせて頂いた次第だが、歌い始めて暫くすると、子供達が、僕の歌と踊りに併せて、舞台の上に集まって来て、僕と一緒に踊りだしたのには、本当にビックリ・・・・・・・そして、本当に嬉しく思いました。
アスリートの皆さん、ファミリーの皆さん、そしてコーチの皆さん・・・・・・・又、来年もヨロシクお願い致します。
2004-12-15(水) 晴 自宅 気温(最低= 4℃、最高= 11℃)
わが家の山茶花(さぜんか)が、今年も、見事に咲きました。
今日は、忙しくて、写真を撮る暇が無かったので、明日、写真をとって、HP に載せる事にしたいと思います。きょも、又、一段と寒くなったようです。
皆様、風邪などをお召しにならぬ様、呉れ々々もご自愛下さいませ・・・・・・
2004-12-16(木) 曇 自宅 気温(最低=●℃、最高=●℃)
頃は元禄十五年・・・・・・師走半ばの十四日。
・・・・・・言わずと知れた、浪曲忠臣蔵の出だしの一節だが、毎年、この季節になると
「サ〜テ、そろそろ年賀状を始めるか・・・・・・」
と、重い腰を上げるのだが、そうそう、いつも思うように行かないのが世の習い。今日も、来年の干支の酉(とり)のイラストを探そうと、2人で、インターネットの検索エンジンで探し回った挙句、ヤットコサットコ、気に入ったものを探し当てたのはいいけど・・・・・・その後・・・・・・そのイラストを年賀状作成ソフトに取り込むところで、行き詰まってしまった。
大体・・・・・・拡張子に ”bmp” なんてえ文字が付いたイラストを、どの様に料理したらいいのか、皆目、検討がつかないからである。・・・・・・って、いう訳で、今日の日記はここで中断です。
チョン!
2004-12-18(土) 晴 自宅(都内)
午後5時半、小田急線は祖師谷大蔵駅近くの「きちんと」で、LYPP 恒例の忘年会が開かれた。
2004-12-19(日) 自宅(都内)
朝食後、家内がダイニングルームのラジカセの上に、恒例の小ちゃなクリスマスツリーを飾りつけた。
・・・・・・その仕草が、小さな女の子みたいで、何か、とても可笑しかったので、このサイトのトップページに、そのツリーの写真と共に、こんな独り言を載せた・・・・・・その写真をアップロードした後、そのトップページを開いて読み直してみたら・・・・・・自分で言うのも可笑しいけど、何か、とってもホッとしました。
変ナノ・・・・・・!!!!
間もなくクリスマスです・・・・・・
わが家では、毎年、クリスマスが近付いてきますと
この可愛らしいツリーに灯がともります。
高さ 10cm 程の小さな小さなクリスマスツリーですけど
家内が、子供のように、楽しそうに飾っているのを見ていると
大きなツリーよりも暖かく感じるから不思議です。
2004-12-20(月) 曇 自宅(都内) 気温(最低= 5℃、最高= 13℃)
日記記述。
スタッドレス・タイヤ交換。
年賀状作成。
2004-12-21(火) 曇 自宅(都内) 気温(最低= 7℃、最高= 12℃)
キリタンポ
2004-12-23(木) 晴 自宅 ⇒ ヒュッテ
有山宅にて、こうみ塾忘年会
2004-12-25(土) 晴 ヒュッテ「色即是空」 のお話会。
2004-12-26(日) 晴 ヒュッテ ⇒ 自宅(都内)
ドライブ ⇒ LYPP
2004-12-29
「あら、雪だわ・・・・・・」
・・・・・・家内の声に、テレビを見ながら紅茶を飲んでいた僕は、慌てて居間に飛んで行き、
ガラス戸越しに庭のビワやツバキの葉に、
ウッスラと雪が積もっているのを見て、ポツリと言った・・・・・・
「ホントだ・・・・・・!!」・・・・・・見上げると、鉛色の空から、霰(あられ)の様な大粒の雪がサンサンと落ちて来る。
静かな午前のひと時・・・・・・
暫く、空を見上げていたら・・・・・・耳の奥の奥の方で、
昔々、何回も何回も聞いた事のある古い古い歌が、小さく小さく鳴っているのに気が付いた。雪の降る夜は楽しいペチカ・・・・・・
ペチカ燃えろよ、お話しましょ・・・・・そうだ、今夜あたりは、久方振りに一家三人で、トランプでもして遊ぼうかな?
・・・・・・と、フト思ったけど、どうしてだろう・・・・??
2004-12-30(木) 晴 自宅(都内) 気温(最低= 2℃、最高= 9℃)
あと 2 日で新しい年がやって来る。
・・・・・・大晦日が近付いてくると・・・・・・僕は、毎年のように、長靴を履いて、玄関の前に立つ。
言わずと知れた玄関の大掃除である。
まず、玄関の土間にある、靴と鉢植えの植物それから傘立てを外に出し,その後で、今度は、ホウキで土間をキレイニ掃き、最後にホースの水とデッキブラシで、玄関の一年間の汚れをスッカリと洗い流す。
別に、どうという事ではないけれど、この玄関周りの大掃除が終らないと、何んとなく・・・・・・清々しいお正月が来ないような気がするから、妙なものである。
どうだい・・・・・・?
これで、イイ正月が来るっていうもんである・・・・・・
ホッ・・・・!!
・・・・・・ところで、その後
お昼前のひと時、キレイニなった門扉に、家内と2人で、門松を飾り付けていたら、
「イヨウ・・・・・・いよいよ正月だね・・・・・・!!」
と、元気な声がした。
・・・・・・振り向くと、小学校時代、教室で僕の前の席に座っていた正明ちゃんが、ニコニコと笑いながら立っていた。
「何んだよウ・・・・・・正明ちゃんじゃないかア?! 買い物かい・・・・・・?」
と、聞くと
「いや、チョットそこまで、ヘボ用があってさア・・・・・・」
と、言ったので
「正明ちゃんとこじゃ、もう玄関掃除したの・・・・・・?」
と聞くと、意外や意外、
「イヤ、掃除ナンテしてないよ・・・・・・!」
という返事が返って来た。
・・・・・・そこで・・・・・・
「エ〜〜〜〜ッ、正月が来るってえのに、掃除しないの〜〜〜ッ??」
って聞くと
「ウチはねえ・・・・・・暮れには、大掃除はしないんだよ・・・・・・」
と彼の曰く。
「エ〜〜ッ、どうしてえ・・・・・?」って、聞くと
「だって、福が逃げてっちゃうもん・・・・・・! 皆んな、正月が来るってえと、大掃除をするけど、ホントは、アリャア、間違いなんだよ・・・・・・ だって、今、言ったように、福が居心地よく居てくれるのに・・・・・・大掃除なんかしちゃったら、居心地悪くなって、福がサヨナラって・・・・・・どっかア行っちゃうんだよ! 皆んな知らないんだよネエ・・・・・・こんな大事なことオ・・・・・・!!」
と、大真面目で言って、大きな目でクルクルと僕と家内の顔を見比べた!!見ると、家内はビックリしたような顔をしている・・・・・・
・・・・・・僕は可笑しくなって、正明ちゃんに言った。
「成る程オ・・・・・・!! 福が逃げちまうってエ訳(わけ)かア〜〜〜? 成る程ねエ・・・・・!! でも・・・・・・いいなア・・・・・・正明ちゃんトコは〜〜幸せでエ・・・・・・!! ウチなんざネエ! ・・・・・・ウチじゃあ、それどころの話じゃアねえんだよネエ・・・・・・!! ウチなんざ・・・・・・今さっき、大掃除終ったとこなんだけど・・・・・・正明ちゃんトコと違って・・・・・・ウチあたりじゃ、ヤッパ、大掃除しなくちゃダメなんだよウ・・・・・・!!」
と言うと、今度は、正明ちゃんがビックリして
「ヘエ〜〜〜〜、そりゃ又、ド〜〜シテエ・・・・・・??」
と聞き返して来たので・・・・・・
「エエエエ? ・・・・・・どうしてって・・・・・・ウチあたりじゃ、正明ちゃんトコの 「福」 と違って・・・・・・もう、「貧乏神」 が住み付いちゃってサア・・・・・・ホレ、もう、”居心地がイイ!”、 ”居心地がイイ!!” って、もう、どうしても出て行かネエもんだから・・・・・・とうとう、痺れ(しびれ)エ、切らして・・・・・・大掃除やっちゃったって訳(わけ)・・・・・・なんだよネ〜〜〜!!」
・・・・・・と言ったら、家内は
「プッ・・・・・・!!」
と笑い出し、正明ちゃんも
「・・・・・・ソウカア?! ハハハハハ・・・・・・貧乏神ネエ?! ・・・・・・それじゃあ、ホント、大掃除やらなくちゃアねえ〜〜〜!! ハハハハハ・・・・・・」
と言ったあと、
「成る程ネエ・・・・・・・?! それじゃ、イイ年を迎えられそうだよねエ・・・・・・ まあ、オメデトウございます!!」
と、一足早い、オメデトウ・・・・・・の言葉を残して、ニコニコしながら帰って行きました。・・・・・・てえ訳で、この一件も、無事、楽しく落着・・・・・・した次第でありんす。
チョン・・・・・・!!
2004-12-31(金) 雪のち雨 自宅(都内) 気温(最低= 1℃、最高= 5℃)
雪