2004 年 11 月の高原日記
2004-11-01 (月) 雨のち曇 自宅(都内) 気温(最低= 16℃、最高= 20℃)
夕方、KR と一緒に高田馬場で開かれている Special Olympics の卓球教室に出掛けたら、伊藤さんが、昨日おこなわれた皇居一周の 「500万人トーチラン」 の写真記事が載っている産経新聞を持って来て下さった。
写真には、トーチランナーの後を走っている、KR と僕も写っていた。
「八岳さん、この新聞、お持ちになって下さい・・・・・」
と、言って下さった伊藤さんに、お礼を言って、その新聞を頂戴してきたが、折角なので、その新聞写真を、ここにアップする事にした。
写真、左より5人目、白いセーリングキャップを被っているのが筆者
その右2人目、バンダナを目深に巻いているのが長男です。
2004-11-03(水) 晴 自宅(都内) 気温(最低= 13℃、最高= 21℃)
初めて、新宿のヨドバシカメラに息子と2人で、自転車に乗って買い物に行く。
・・・・・・息子は電気カミソリ、僕はデジカメの電池である。
我家らの距離は、おおよそ 4km、約 15分ほどの道程である。
・・・・・・いつもは電車で行くのに、今日は2人共チャリンコ・・・・・・
帰宅後、聞いてみたら、
「・・・・・・そんなに疲れなかった・・・・・・」
との事。
結構、いい運動になったので、気持ちよかったのではないだろうか・・・・・・?又、チャンスがあったら、自転車で出掛けてみようかな・・・・・・
2004-11-04(木) 晴 自宅(都内) 気温(最低= 13℃、最高= 22℃)
長男の卓球の練習を見に、体育館まで同伴する。
・・・・・・ここのところ、僕が腱鞘炎で息子の卓球の相手をしてやる事が出来なくなったので、最近、息子はママさん達の仲間に入れて頂いて、卓球の練習をしている。
そんな時、僕は息子に付いて行って、多球練習の球拾いをしたり、往年の名選手の園田さんからコーチを受けている息子の傍に居て、息子がどんな事を注意されているのかを聞いたりしている。・・・・・・何せ、息子の奇妙なフォームは、僕の下手糞な手引きで、20年近くを掛けて、出来上がったものなので、そう簡単に、フォームが変えられるものではない!
目下の課題は、スマッシュする時、右足に載っていた体重を、踏み出した左足に移動すると同時に、バックスイングをとった右腕で、球を叩くと言う基本中の基本の練習だが、この基本フォームがなかなかスムーズにとれないのが、悩みの種・・・・・・
KRがやると・・・・・・ピョンと飛び上がって、左足に体重が乗ると右足が宙に浮き、しかも体がクルリと一回転してしまうから、何か踊りを踊っているような感じになってしまう・・・・・・
園田さんに・・・・・・それこそ、もう何回も何回も注意されて、少しよくなったと思っても・・・・・・次の時には、もう上手くいかない・・・・・・という始末。
そこで、息子を捕まえて、体育館の片隅で、面と向って脚の練習をしていたら、幹事の藤井さんがやって来て
「・・・・・・そうそう・・・・・・そこで、脚を開いて構えたら、イーイ、右足に載っている体重を、こうして右足で床を蹴ると同時に、スリアシ(擦リ足)で左足を一歩踏み出しながら左足の上に体重を移すの・・・・・・そして、その瞬間に、同時に、右腕で球を叩くのよ・・・・・・・それから、もう一つ大事な事は・・・・・・球を打ち終わった時に、右足の親指の内側が微かに床に着いている事なの!・・・・・・と丁寧に指導して下さっている。勿論、KRは、そのように説明されても、一回で分かる訳は無く、彼女は美しい足でポーズをとりながら
「イーイ、よく見て・・・・・・こうよ・・・・・・こうして、ここでスリアシで、ソレッって、一歩踏み出して・・・・・・」
と、何回もやって見せてくれている。
・・・・・・息子は、それを見て真似をしようとするのだが、全体的に見ると、本当にギコチ無い。
最後には、堪り兼ねた僕が、床の上に四つん這いになって、息子の右足の先を手で抑え
「いいか、打ち終わった時に、ココの親指の左側の脇の所が、床に軽くついてなくちゃイケナイノ・・・・・・」
と、大きな声で、注意した程である。
・・・・・・それを見ていた藤井さんは
「そう、そう・・・・・・親指の左側よ!・・・・・・中指の先が床に付いて、足の裏が見えちゃ駄目なの・・・・・・」
と本当に一生懸命に説明して下さっている。ここで、話がチョット脱線するけど、ひと言を追加させて頂くと・・・・・・
・・・・・・今迄、我家の息子は色々な人から・・・・・・球の打ち方、返球の仕方、肘の動かし方、足の動かし方・・・・・・等々について、大まかな線に沿って、十数年の長きにわたって教えて頂いて来たが・・・・・・園田さんのコーチは、目を瞠るほど、今迄の指導方法と異なっていたのである。まず、第一に、園田さんのコーチは・・・・・・基本姿勢の構え方・両足の位置・スマッシュする時の体重の移動と両足の動き・フリーハンドの位置・打ち終わった後の右足の形・・・・・・等々、細かい点までも含めた 「理に適ったフォーム」 を、多球打ちにより本当に徹底的に繰り返し繰り返し練習する事だった。
・・・・・・正直な話、この様に徹底したフォームの取り方の練習というのは、我家の息子の今迄の卓球人生には存在しなかった事である。
その背景にある、一番大きな原因は、
●
・・・・・・園田さんのコーチの最大の特徴と言うのが
「無駄な動きを極力避け、全てのエネルギーを必要な動きに集中する!」
という、理詰めの指導方法にある事と・・・・・・●
知的障害のある、我家の息子を・・・・・・知的障害者としてではなく、ごく普通の健常者と同等に取り扱おうとしている事。
・・・・・・そして、その様な接し方が可能だという・・・・・・園田さん自身の卓球技術に対する自信と、燃えるような信念を園田さんが持っておられる・・・・・・という事にあるのではないかと、筆者は沁み々々と感じさせられている次第である。
・・・・・・そして・・・・・・その意味に於いて、今回、こうして・・・・・・基本練習を徹底的に指導して下さる園田さんと、心の暖かさと誠実さでフォローをして下さる藤井さんに出会えた事は、本当に幸せな事だと、沁み々々と感謝している次第です。本当に、この世の中の素晴らしさは、心と心の出会いで、もっている様なもの・・・・・・!!
僕の好きな言葉に、誰かの漢詩の一節に・・・・・・・
僧は叩く月下の門・・・・・・・
という、背筋が ゾクッ とするような ・・・・・・道を求むるに真摯な 表現があったのを憶えているが
・・・・・・今、こうして、又、素晴らしい人達に出会ってみると、改めて、人の心の温かさと誠実さの勿体無さを感じさせられる思いがする次第である。本当にあり難い事である・・・・・・
2004-11-06(土) 晴 自宅(都内) 気温(最低= 15℃、最高= 20℃)
僕はマンガが好きである。
・・・・・・一番好きなマンガは、園山俊二の 「ギャートルズ」 だが、その他は、学習マンガが殆んどである。 その主なものは・・・・・・●集英社 世界の歴史 16巻
●集英社 日本の歴史 18巻
●集英社 中国の歴史 10巻
●中央公論社 日本の古典 32巻
等々だが、こう言ったマンガは、我家の書架の一隅を占めており、僕の愛読書の一つとなっている。
・・・・・・最近、テレビのスイッチを入れると、よく・・・・・・
「最近、いい大人が、電車の中でマンガを読んでいるが・・・・・・ア〜ュ〜ノは、どうかと思うね・・・・・・?!」
という様なコメントを耳にする事があるが、僕は何故、大人がマンガを読んじゃイケナイのかと疑問におもう事がある。っていうのは・・・・・・マンガの中には、読んでいて、気持ちが悪くなって、途中で放り出してしまうようなものも確かにあるが、中には、上に挙げた様な、素晴らしい作品も沢山あるからである。
ちなみに、高校時代に社会と国語が大嫌いだった筆者は、歴史や文学に関する知識を持ち合わせていない事で有名だったけど、つい最近の事、行きつけの喫茶店で仲間達と話しているとき、談たまたま歴史の事になった時・・・・・・筆者が 「平安時代」、 「ルイ14世」、 について話をした時・・・・・・また別の機会に、筆者が・・・・・・「春色梅児誉美」 って何んてよむのか?・・・・・・そして、どんな内容の書物なのか? を説明した時・・・・・・その仲間達から・・・・・・
「色んな事、よく知っているよねえ・・・・・・!!」
と言って、ひどく感心された事があったけど・・・・・・その種を明かすと・・・・・・
それらの知識の大半は、上記の マンガ本 から得たものである事を、正直に申し上げて置く事に致しましょう。最後になりましたが・・・・・・ってな事があったものですから、現在の筆者は、喫茶店の中でも、電車の中でも、平気でマンガの本を拡げたりしています。
もう、これでお分かり頂ける・・・・・・と、思いますが・・・・・・
マンガ って、「本当に素晴らしい知識の源だ!!」 って、筆者は、もうホントにそう思っちゃているんです・・・・・・ハイ!!
2004-11-08(月) 晴 自宅(都内) 気温(最低= 14℃、最高= 18℃)
今週の勤労福祉会館の練習は、会館の催事のスケジュールの都合で、木曜日から今夜に振り代った為、今夜は長男に同行して、勤福に多球練習の球拾いに行って来た。
そしたら、どうだろう・・・・・・??
その練習会場で、僕はトテモ信じられない様な光景を目にしたのである。・・・・・・それは、今日の練習が全て終ったあと、旧い卓球仲間の岡野さんにお願いして、長男の KR とシングルスの 5 セットマッチをして頂いた時に、突然、起きた事なのである。
我家の息子 は、僕が予想していた通りのセットスコア、0勝 3敗 (4 - 11、 9-11、 6 - 11) で、岡野さんに負けて仕舞ったが、その試合中・・・・・・何回かの物凄いラリーの応酬が展開された後、辛(から) くも KR が得点を得た時・・・・・・今日に至るまで、試合中に・・・・・・ただの一度も声を出した事の無かった、我家の長男が・・・・・・突然! 本当に突然・・・・・・小さな声ではあるけれど・・・・・・ラケットを持っていない左手で、拳骨を握り締め、その拳骨を小さく振って
「ヨシ・・・・・・!!」
「ヨシ・・・・・・!!」と、自分自身に、納得の掛け声を掛けたのである・・・・・・
この掛声を聞いた瞬間、僕は、思わず・・・・・・
「・・・・・・エ? ホント? ・・・・・・これって何かの聞き間違えじゃないの・・・・・・??」
と、思わず、わが耳を疑った程である。
と、言うのは・・・・・・今迄、中西先生や我々夫婦を始めとする沢山の卓球ファンの人達から
「ねえ、ねえ・・・・・・試合中に点をとった時はサア・・・・・・”ヨシ!!”、 ”ヨシ!!” って、元気な声を出して頑張ろうョ!!」と、それこそ、もう何十回、何百回・・・・・・となく、周囲の皆さんから アドバイスを受けていたけれど・・・・・・今日に至るまで、息子の口からは、ついに、ただの一言も、掛け声らしい声が聞かれた事が無かったからである!!
ところが・・・・・・どうだろう・・・・・・?
今夜、岡野さんと試合をしている最中に・・・・・・
その長男が、突然、過去 20年間の沈黙を破り・・・・・・・生まれて初めて、”ヨシ!!” と言って、自分に気合を入れたのである!!
・・・・・・これが驚きでなくて何んであろう・・・・・・?
「エッ・・・・・・ホント・・・・・・これ・・・・・・??」
僕は KR の掛け声を聞いたその瞬間、本当に我が耳を疑うと同時に・・・・・・改めて、自分の聴力に全神経を集中してみたのである・・・・・・・
すると、どうだろう ?
・・・・・・小さな声ではあるが・・・・・・
我家の息子は、大事な場面で得点をすると、確かに、「ヨシ・・・・・・!」
「ヨシ・・・・・・!」と、自分に活を入れていたのである・・・・・・・
午後9時過ぎ・・・・・・・
今日の練習を終り、帰宅後、家内にこの事を話すと、家内も本当にビックリ・・・・・・
盛んに・・・・・・
「信じられない・・・・・・!!」
を繰り返していました。もしかすると・・・・・・
相手をして下さった岡野さんの、あのバックのロングサーブが、強烈だった為に、点が取れた事がとにかく嬉しくて・・・・・・思わず〔ヨシ!!」
・・・・・・のひと言が思わず、口から漏れてしまったのかも知れない・・・・・・
その意味において、彼女には、心から、お礼を申し上げたい気持ちで一杯である。・・・・・・岡野さん、本当に有難う・・・・・・!!!!!!!
兎に角、滅茶苦茶に嬉しいです・・・・・・
2004-11-11(木) 曇のち雨 自宅(都内) 気温(最低= 13℃、最高= 20℃)
相変わらず忙しい毎日。
・・・・・・本当に、いつになったら、この忙しさが終るのだろうか・・・・・・?
今日は、息子が 「第4回 全国障害者スポーツ大会」 に出掛ける日。
家内共々、上野の文化会館前まで、見送りに出掛ける。集合場所はいつもの通り、文化会館前の広場・・・・・・行ってみると、土橋さん、小野寺さん、武田君・・・・・・など、顔馴染のアスリート達が元気な姿を見せていた。 こんな時、ホントにスポーツっていいな!・・・・・・と思ってしまう。
皆さん、元気でいってらっしゃい・・・・・・!
2004-11-13(金) 晴のち曇 自宅(都内) 気温(最低= 13℃、最高= 17℃)
一日中、本の整理に追われた一日だった。
・・・・ここの所、我家では・・・・って言うより、僕は・・・・・・本を捨てるのに夢中になっている。
・・・・・・って言うのは、本っていう代物は、いつの間にか増えてしまっていて、気が付くといつも家の中が手狭になってしまっている。 ウッカリすると、本が家の中に居て、人間様が外に追い出されそうなので、いつも、要らない本は捨テッチマエ・・・・って言う事になってしまうんでありんす。それにしても、この廃棄する本の多さは、結構なもので、今迄に 300 冊程の本を、5〜6 回ほど処分した事がある。
・・・・・・それでも、本を処分する気になるのは、 何んでも、「いつか使うだろう! いつか使うだろう・・・・!!」って言いながら、本を溜め込むと、もう家の中は、ゴミ屋敷みたいになっちゃうからである・・・・
・・・・・・ってな訳で今日も一日、本棚の整理と格闘していたので・・・・聊か、疲れたでアリンス!
2004-11-14(日) 曇のち雨 自宅(都内) 気温(最低= 12℃、最高= 16℃)
今日は、「第4回 全日本障害者スポーツ大会」 の卓球部門に KR が参加する為、埼玉県行田市の総合体育館まで足を伸ばした。
起床、6時。
眠い目をこすりながら朝食を済まし、新宿ー赤羽 経由で、高崎線の行田駅下車、駅前から出ているシャトルバスにのって、9時50分、行田市総合体育館着。 KR の第一試合 40 分前だった。
第一試合早々、バックスピンサーブの構えに入った KR
午前中の試合は、この1試合だけだったので、試合終了後、休憩を兼ねて体育館の外に出てみると、コリャドウジャ・・・・・・それを見たトタン、僕は思わず目をみはってしまった次第である。
・・・・・・そこにあったものは何んと・・・・・・巨大な 「お焼き」 だったンでありんす。筆者が、総合体育館(グリーンアリーナ)の前の広場で目にした光景は、こんな場面でした。
どうです・・・・・・?
ばかデッカイ お焼きでしょう?
筆者が見たとき、この 「おやき」 の片側が焼けた時でした。
普通の 「おやき」 は、この段階で裏側に引っくり返すのですが
このばかデッカイ 「お焼き」を
どうやって、裏返しにするんでしょうネエ〜〜??
そしたら、どうでしょう・・・・・・?
もう一枚、別の鉄板を用意してから、
食用油をホウキみたいなブラシで塗りたくり・・・・・・
その・・・・上の写真の新しい鉄板を、
先刻の お焼き の上に、裏返しにして被せ
・・・・・・
続いて・・・・・・間に 「お焼き」 が入ったまま
の 2枚の大型の鉄板をクレーンで吊るし上げ
・・・・こんな風に・・・・・・ 2枚の鉄板の上下を引っくり返し・・・・
出来上がった 「お焼き」 を
今度は 2人係りの大きなカッターで切り分け・・・・・・
・・・・・・更に、巨大な 「フライ返し」 を使って、
何回か引っくり返し・・・・
出来上がった 「お焼き」 を、
普通の フライ返し と フォークで、小さく切り分け(右の人)・・・
周りのの見学者達に、無料で配るんでありんす・・・・
・・・・・・サテ・・・・・・
この巨大 「お焼き」 が出来上がる頃には、もう午後の試合は始まっていました。
そして、KR は、この午後の試合にも無事 勝利を収める事が出来・・・・・・ 318 のリーグ戦で優勝を収める事が出来ました。。
・・・・・・ところで、話は少し横道にそれますが・・・・・・
今日の試合でも、息子は得点をすると、ラケットを持っている右腕をサッと上げて
「オ〜〜ッ!!」
と、掛け声を掛けるなど、今迄の公式試合では考えられなかった、大きな変化が見受けられた。
・・・・・・それを観戦していた北区養護学校の大塚先生は、
「八岳君が、あんな風に・・・・・・ガッツポーズを取るのを見たのは、初めてです。 ・・・・・・イイデスネ! 元気そうで・・・・・・」
と、お褒めの言葉を戴いた事が、親の僕にも、とても嬉しかった。・・・・・・でも、このガッツポーズも、基を質せば・・・・・・つい、この間・・・・・・岡野さんとの試合中に・・・・・・生まれて初めて見受けられた素晴らしい掛け声・・・・・・!!
岡野さんには、心から感謝している次第であります。
2004-11-15(月) 雨のち曇 自宅(都内) 気温(最低= 11℃、最高= 13℃)
夕方、高田馬場の スペシャル・オリンピックス の卓球教室に出掛ける。
そしたら、あのマー君 が4球のラリーに成功した・・・・・・のを目撃した。「凄い!!」
・・・・・僕は、本当に涙が出るくらいに嬉しかった・・・・・!!
2年掛かって・・・・・・4本のラリー・・・・・・ではあるけれど、あのマー君が、ついにラリーをしたのである・・・・・・!!!!!
これが、嬉しくなかったら、何が嬉しいんだろう?
ホント、ホント、ホント・・・・・・この教室に来始めた頃の・・・・・・何もしないでただ卓球台の前にポツネンとたっていた頃のマー君に比べたら、本当に、もうホントに・・・・・・天と地くらいの格段の違いである。このマー君のラリーを見たあと、僕はもう本当に嬉しくなって、以前から思っていた事をお母さんに言った。
「あと暫くしたら、試合をするようにもなりますよ・・・・・・」
・・・・・・すると、お母さんは・・・・・・
「エ〜ッ、本当?・・・・・・信じられない!!」
と言って、僕の眼を覗き込んだ。
「なりますよ・・・・・・きっと・・・・・・! って言っても、今日あしたじゃ駄目ですよ! 見ててご覧なさい・・・・・あと何年かしたら、きっと、そうなりますから・・・・・・」
「信じられない・・・・・・そんな事・・・・・・」
彼女は、(そんな事、とても無理・・・・・)という感じを顔全体に漲らせて、そう言った。
「どうして、そんな風に考えるんです? だって、ここまできたじゃないですか・・・・・・! たしか、2年前・・・・・・”そのうち、少しづつ打てるようになりますよ” って僕が言ったら・・・・・・”そんな事、信じられない”って、お母さんのおっしゃいましたよね? ・・・・・・でも、現実に、こうして4本もラリーが続くようになったじゃないですか? 見てて御覧なさい・・・・・・きっと、そうなりますから・・・・・・・」
「でも・・・・・・試合なんて・・・・・・・」
「いや、きっと、そうなりますよ・・・・・・だって、こうして見ていると、一生懸命に楽しそうに、やってるじゃないですか?」
「ええ、それは・・・・・・喜んで、ここに来るのですけど・・・・・・」
「じゃあ、大丈夫です! きっと、そうなりますよ・・・・・・」
「ホントかなあ? でも、そうしたら、嬉しくって、泣いちゃうわ・・・・・・私!」
「そう、じゃあ、キット、泣くようになりますよ! ・・・・・・だって、マー君は、上手くなろう、上手くなろう・・・・・・としているもの・・・・・・」
「そうかしら?」
「そうです・・・・・・だって、最近は、笑顔がよく見られる様になっているじゃないですか・・・・・?」
「ええ、それはそうですけど・・・・・・」
「じゃあ、大丈夫です! 喜んで来ている間は、絶対に、そうなります!」
そう言って、僕は・・・・・・人差し指で、彼女のオデコをチョンと押した。マー君は、きっと試合をするようになる!
・・・・・・今の僕には、どう考えても、そうとしか思えないのである。
だって、少しづつではあるけれど、マー君の技術は着実に進歩しているからである。
だから・・・・・・どう考えてみても、(試合が出来る様にならない・・・・・・!!)なんて考える事が出来ないのである。帰り際・・・・・・マー君は僕に向って、言葉は言えないけれど、何回も〜何回も、チョッピリ笑いながら手を振っていたのが、とても印象的だった。
・・・・・・きっと、今日の練習が楽しかったのだろう・・・・・・それにつられて、僕も、その度に・・・・・・手を振り返した。
マー君て、何んて素直な子なんだろう・・・・・・!!ふと、僕は、心の中で、そう呟いていた。
2004-11-17(水) 晴 自宅(都内) 気温(最低= 9℃、最高= 17℃)
一ヶ月ほど前、今年、日本列島を襲った10ケ目の 「台風23号」 が大きな被害をもたらしたが、こんなに沢山の台風がわが国にやって来たのは、史上初のことだとかで・・・・・・・その為だろうか、台風の通り道のアチコチで、崖崩れや地盤沈下などが発生しているようである。
・・・・・・そして、多分その事とも関係あると思うのだけど、我家でも、少し地盤沈下が起きているようである。
って言うのは・・・・・・我家は築 24 年程になるが・・・・・・10年ほど前から、何ン箇所かの引き戸の立て付けが少しづつ悪くなって来たと思ったら、今年に入ってから、その傾向に拍車が掛かった為である。
それでも、最初のうちは、
「マア、気にしない! 気にしない!」
と、タカをくくっていたが、再三の台風の襲来に、とうとう・・・・・・
小海町の町興しの仲間の、建築設計事務所 マイア の油井さんに紹介をお願いして・・・・・・松本市に本社のある 「日建エンジニアリング」さんに・・・・・・兎に角、一度、我家の状態を診て頂く事にしたのである。そして・・・・・・今日の午前中・・・・・・「日建エンジニアリング」さんから、取締役の K さんと工事部の T さんのお2人の方が我家にお出でくださったのである。
お二方に、ダイニングルームにお上がり頂き、ご挨拶が終ると、話は直ぐに、我家の実情・・・・・・どんな所が不安で、今回お越し願ったかを僕が説明すると、今度は、K さんから、地盤沈下の原因となっている地質の軟弱度の測定方法と工事の概略の説明と、それに続く質疑応答の時間が十分にとられたので、僕は本当に色々な事を質問させて頂いた。この第一段階のやりとりが終ると、K さんは
「・・・・・・それでは、実際に、どの程度の歪(ひずみ)が発生しているのかを調べさせて頂きたいのですが・・・・・・」
と、言ったかと思うと、T さんと2人で、車から降ろして来られた三脚をダイニングルームの床の上に立て、その上に円筒形の機材を載せ、パチン・・・・・・と、その測定器のスイッチを入れたあと、アチコチの調整ネジを回していたと思ったら・・・・・・その次の瞬間、僕は思わず・・・・・・
「ウワ〜、これは凄い・・・・・・!!」
と、驚きの声を上げてしまった。・・・・・・と言うのは、突然、そのレベルメーター (この測定器の正式な名称は分からないので・・・・・・この機械の仮の名前を、レベルメーターという事にしておきます) の中から赤い光が出て来て、ダイニングルームの壁や天井、はては柱の上に、美しい真っ赤な水平線と縁直線が投影された為、柱の微妙な傾き、鴨居の水平度・・・・・・などが、アッと言う間に、実感出来てしまう様になったからである。
その光の線は、明らかに赤色レーザー光線なので
「これは、レーザーですよね・・・・・・・!」
と、聞いてみると K 氏は
「ええ、そうです・・・・・・」
と答えた後、僕の質問に答えてこう説明して下さったのである。
「この機械は、鉛直・水平・・・・・・の調整をする必要が無いんです。 ・・・・・・って言うのは、この機械の水平と鉛直が取れると、このレーザー光線がこうして自動的に投影されるからなんです。 言い換えますと、こうして、壁や柱にレーザーが投影された時点で、この測定器の鉛直と水平が保証されるのです・・・・・・」
との事。
その言葉を聞くや否や、僕は
「・・・・・・イヤ〜〜、これは凄い!! そして実に面白い・・・・・・!!」
と、簡単の声を発していた。それと同時に、僕は、先程、K 氏から説明のあった スエーデン方式によるサウンディング検査と、その後の 「不同沈下修正工」 の信憑性と素晴らしさの予兆を、肌で実感させられたのである。
「ヘエエエエ〜〜、これは凄い・・・・・・!!」
僕が感心をしている間にも、測定はドンドンと進み、小一時間(実際には 40〜50分くらいだったのだろうか・・・・・・?)程すると、K さんは
「実情は、こんな風になっているんです・・・・・・」
と言って、ダイニングテーブルを挟んで図を画いて、こんな事を説明をして呉れました。
「床の一番高い所は、キッチンの北側で、一番低い所は、家の建物の中心線上の南端で、その高低差は約 10cm です・・・・・・その外の箇所は・・・・・・」
と言いながら、家の中の何ン箇所かの高低差を、僕に教えてくれました。
「・・・・・・そうですかア・・・・・・・?」
余りの早さに、驚いていると
「それでは、次回までに、今日の測定結果をまとめて参ります。それと同時に・・・・・・もし差し支え無ければ・・・・・・次の機会にはスエーデン方式サウンディングによる地盤検査を、お宅の周囲の5箇所ほどでさせて頂ければ、と存じますが・・・・・・費用は 7万円ほどになりますが・・・・・・」
との事。
・・・・・・・僕は、その額を聞いて更にビックリした。
って言うのは・・・・・・僕が想像していた、半額にも満たない額だったからである。
「・・・・・・それは、もう・・・・・・是非お願い致します!!」
僕は、即座に、地質検査をお願いしてしまった。その後、10分ほど、補足説明をした後、K さんと T さんは帰って行かれたけど、二人を見送った後、ダイニングルームに戻って来た僕は、
(・・・・・・松原湖の油井さんに、工事会社の紹介をお願いして本当にヨカッタ・・・・・・!!)
と、沁み々々と思った次第である。・・・・・・って言うのは、今日、来て下さったお二人の、応対説明の誠実さと、この会社の技術レベルの高さが沁み々々と感じさせられたからである・・・・・・
油井さん、素晴らしい方々を紹介して下さって、本当にどうも有難う・・・・・・
・・・・・・今後とも、色々とヨロシクネ・・・・・・!!
チョン・・・・・・!
2004-11-21(日) 晴 自宅(都内) 気温(最低= 9℃、最高= 16℃)
今日は世田谷区の卓球クラブ LYPP (Love Your Ping Pong) の、年末恒例のダブルスの試合の日でありンした。
今年は男女が入り混じったダブルスのペア 10 組が参加しているので、全体を Aグループ(5組)、 Bグループ(5組) の 2ツのリーグに分けて予戦を行い・・・・・・その結果で、A,B 各リーグの上位2組、計 4組を改めて A グループの決勝リーグとし、 て決勝リーグを戦って順位を決め・・・・・・残り 6組の間で、Bグループの決勝リーグを戦う・・・・・・という楽しいイベントである。
いつもの事であるが、この LYPP の皆さん方は、ダブルスの試合が大好きで、普段からワイワイ歓声を上げてプレー夢中になっているけど、今日は、上位チームには賞金が出る・・・・・・というので、その熱中度には、更に拍車が掛かって来るのは必然の事。
パートナーがスマッシュを決めた瞬間
「ヤッタア・・・・・・!」
と、両手を挙げて歓声を上げて飛び跳ねるお嬢様。
・・・・・・自分が打った球がネットに引っ掛ったのを見て
「・・・・ンもうっ・・・・!!」
と口惜しがっている女の子さながらの、奥様。
相手がカットした球を、踏み込んでスマッシュして点数を取り
「ヨシッ・・・・・!」
とガッツポーズを取る中学生。
その楽しさは、いつもの 2倍〜 3倍 と倍加され、見ているだけでも、本当に楽しいひと時を過ごす事が出来ました。
ファイティング・スピリット旺盛なセミ・ギャル同士の熱戦のひとコマ
・・・・・・不思議な事に、この2組の試合結果は、予戦の時と、決勝リーグの時とでは、
全く逆の結果・・・・・・となりました。
今回のイベントの名勝負の一つでした・・・ハイ!
・・・・・・そして、数々の名勝負が戦われた後、本日の試合結果は下記の通りとなりました。A グループ
@ (馬場・吉田) 組
A (天羽・森田) 組
B (デコ・長谷川) 組
C (高草木・田島) 組B グループ
@ (山本・横山) 組
A (宮本・山舗) 組
B (門岡・川端) 組
C (安積・秋田) 組皆さん、お目出度うございます・・・・・・
パチパチパチパチ・・・・・・・!! ( コレ、拍手の音です!!)
A グループで優勝した(馬場・吉田)組の代表の吉田秀子さん
賞金はナント、大枚一万両でござんした。
気が付いたら、我家の デコ助 も・・・・・・
A の3位に入っていました。
いつも思う事だけど・・・・・・この LYPP という卓球ファンクラブの皆さん方は、とても素敵な人達ばかりです。 皆さん、明るくって屈託の無い人達ばかり・・・・・・特に素晴らしいのは、全員が未だに少年・少女時代の若々しさを持っている事です。
これ、ホントです・・・・・・Yyyyyyyyyy Yahhoooooo............!!
2004-11-22(月) 晴 自宅(都内) 気温(最低= 10℃、最高= 18℃)
昼過ぎ、家内が出掛けた後の静かな部屋で、居眠り半分にパソコンに向っていたら、
ピンポ〜〜ン!!
と、門のチャイムが鳴った。
出てみると、横丁の角の O さん宅のお嬢さんが、ニコヤカに立っていて・・・・・・
目が合うと、軽く彼女は一礼をして・・・・・・
「・・・・・・いつも、家の前をキレイにして頂いて有難うございます。 これ、家の庭でなったものなんですけど、皆さんで召し上がった下さい・・・・・・」
そう言って、彼女は、大きな柿が幾つも入った紙の手提げ袋を僕の方に差し出した。読者の皆さんには、少し分かり難いと思うので、ひと言付け加えると・・・・・・
その話は、こうである。
朝起きて、朝食前に、家の周りの通りをキレイに掃除するのが、僕の毎日の日課になっているけれど、僕は道路を掃く時、我家の前だけでなく・・・・・・通り全体を掃いちゃうので、必然的に、通りの向こう側の家の前も掃いてしまう事になってしまう訳だけど、O さんのお嬢さんは、その事を言っているのである。
・・・・・・O さん宅には、日当たりの良い庭があって、そこに、大きな柿の木が植わっていて、美しい柿の実が幾つも艶やかに明るい陽の光に輝いている。「イヤア〜、これは恐縮です・・・・・・!!」
・・・・・・柿の大好きな僕は、嬉しくなって、素直にズッシリと重い紙袋を受け取った。
「ウワア・・・・・・これは素敵だ〜!」
挨拶を終って家の中に戻った僕は、早速、わくわくしながら・・・・・・ザルの中に柿を移し替えた。
すると、どうでしょう・・・・・・!!
・・・・・・中から出て来たのは、この見事な柿の山・・・・・・!!
僕は、小躍りしながら 2 階のパソコンの置いてある部屋まで戻り、再び、夢中になってキーボードを叩き始めた・・・・・・・さっきまでは、とても眠かったけど・・・・・・今やもう頭の中はとてもスッキリ・・・・・・・
(よ〜し、オヤツの時間になったら、アイツを一つ、丸齧りしてやろう・・・・・っと!)
僕の心の中は、何故か遥かに遠い、少年の日のように明るかった。
ウシシシシシ・・・・・・・!!
2004-11-23(火) 晴 自宅(都内) 気温(最低= 10℃、最高= 17℃)
午後7時15分。
渋谷のハチ公前に辿り着いた。
今夜は・・・・・・アメリカからやって来た、スペシャル・オリンピックスの HAP (Healthy Athlete Program) のスペシャリスト お二方が、日本のアスリートのファミリーに会いたい・・・・・・という話があった為、何人かのファミリーが関係者と共に渋谷で落ち合う事になっていたからである。そして、全員が揃ったところで、我々一同は、前以て幹事が予約して置いた瀟洒名な焼き鳥やさんに入り、お二方を囲んで、HAP の事、SOの事、アスリートの事・・・・・・等々、色々な話に花を咲かせたしだいである。
その後しばらくしてから、たまたま、我家の長男の事が話題に上ったので・・・・・・・小さい時からの、主だった事共を話すと、お二方とも、夢中になって、僕の話を聞いて下さった事が、とても印象的だった。
解散10時半。
今夜も、また素晴らしいひと時を過ごす事が出来ました。
話は変わるけど・・・・・・田中さんて、どうしてあんなに英語が上手なんだろう?
本当に尊敬の眼差しです・・・・・・・!!
2004-11-25(木) 晴 自宅(都内) 気温(最低= 11℃、最高= 18℃)
久方振りに、MTB で、いつものコースにサイクリングに出掛けた。
すると、夏の間、あんなに緑に萌えていた善福寺川のほとりは、スッカリと秋色に包まれていた。
本当に全ては色即是空・・・・・・余りの移り変わりの素晴らしさに呆然とした僕は、気の向くままに何カットか写真を撮って来たので、ここにアップする事にします。
2004-11-26(金) 曇 自宅(都内) 気温(最低= 10℃、最高= 17℃)
午前10時。
日建地質調査所の植村さんとその上司の方が来て下さった。
・・・・・・今日は、11月17日の不同沈下修正工の宅内床レベルの調査に引き続いて、スエーデン方式のサウンディングによる地質調査を行う日だからである。
ところで、この地質調査で調べるのは何かというと・・・・・・ひと口で言ってしまうと、地表からどの位の深さの所に、家を支える事が出来るようなシッカリした固い地層があるか?・・・・・・を調べる事なのである。
そして、その方法というのは
三つ目錐(キリ)の様な、先の尖った鏃(やじり)のある鉄の棒を地面に突き刺し、100kg の過重を掛け、ハンドルを回しながら、この錐状の鉄棒を地面の中に捩(ね)じ込んで行き、鏃(やじり)がガッチリとした固い地層に突き当り、もうこれ以上は捩(ね)じ込めないという時の基礎地層の深さを調べる・・・・・・という、方法なのである。
さて、自動車から降り立った2人は、早速、地質調査を開始したが、このサイトの読者の中に・・・・・・不同沈下修正工に興味を持っていらっしゃる方も、何人かいらっしゃる様なので、その一部始終をデジカメで収め、その模様を、このサイトに載せる事にした。
以下は、その撮影写真集でありンす・・・・・・!!
@ A B
@ ⇒ サウンディング棒の先端に付いている、鏃(やじり)状の切っ先。 .
A ⇒ 地質を調べる所に、この鏃を刺し、ハンドルを回して地面に少し捩じ込みます。
B ⇒ 手を離しても、倒れない位に、地面に突き刺さったら、手を離し・・・・・・ .
C D E
C ⇒ 荷重(かじゅう)受け台に、1ケ25kg の重りを載せます。 .
D ⇒ 重り(おもり)が 100kg になったら、ハンドルを回して、更に地中深く差し込みます。 .
E ⇒ 突然、鉄棒がズブズブと、地中深く沈み込みました。そこは地面が軟らかいのです。.
F G H
F ⇒ そしたら、重りを下ろし、予備の鉄棒をつなぎ、その上にハンドルを付け直し・・・・・ .
G ⇒ また、1ケ 25kg の重りを、4ケ載せ . .
H ⇒ 鉄棒に100kg の重りが載ったら、又ハンドルを回して、鏃を地中に突き刺して行くのです
I J K
I ⇒ すると、また、スルスルと重りが下にさがり、重りが地面に着いたら、又、重りをはずし
F → G → H → I を繰り返して行くのです。 .
J ⇒ この様にして、75cm の鉄の棒を、何本も何本も、継ぎ足し継ぎ足し地中に .
突き刺して行くと、100kgの重(おも)りを載せハンドルをいくら回しても、 .
これ以上沈まない箇所に突き当たる時がやって来ます。 .
この固い場所が家を支える基礎地層に・・・・・・なるのです! .
そして この時の、鉄の棒の目盛りを読めば、家を支える基礎地層が、 .
地下何メートルの 所にあるのかが、分かる訳です。 .
K ⇒ 何メートルも地下の基礎地盤に潜ってしまった鉄の棒を引き抜いているところ・・・・・・
こんなに便利な道具もアルンダ〜!! .
そして、この作業を、サンプリングの回数だけ
繰り返せばいいのです。
L M
L ⇒ 鏃(やじり)の部分に、残っていた地層の土・・・・・・・・ .
ねずみ色の土は、砂利が砕けた、一番シッカリした土壌で、この地層の.
上に、家をジャッキアップしてから、鋼管を立てて沈下修正を施して行く予定.
その上にあるのが、関東ローム層の赤土との事・・・・・・ .
この一連の作業で、一箇所の地質調査となる。 .
我家の今回の地質調査は6ケ所でサンプリンゴを行う為、以上の一連の作
業を、あと4回繰り返すことになります。 .
M ⇒ 検査終了後の説明・質疑応答の時間 .
この時の説明で、我家の基礎地盤の深さは .
東北端 = 4.7m 北西端 = 5.2m 南西端 = 4.8m
南縁中央 = 5.1m 南東端 = 5.8m .
・・・・・・である事を伺いました。 又、我家の基礎地盤の.
震度は、程度の良い方で、下町の一部では 30m 〜 40m
木場の一部では 60m 〜 70m の所もあるとの事でした。 .
これで、今日の検査は全て、終わり。
・・・・・・あとは、本番の 「不同沈下修正工」 を待つだけになりました。でも、人生って、本当に色々な事があるものですネェ〜〜〜〜〜?!
2004-11-30(火) 晴 自宅(都内)
夜7時、つい1時間ほど前まで繋がっていたインターネットに突然アクセス出来なくなってしまった。
すると、Outlook Express も立ち上がらなくなってしまった。
「どうしたんだろう・・・・・?」
僕は、不審に思って色々とやってみたが、どうも上手くインターネットに接続出来ないのである。さればと思って、家内のパソコンから、アクセスを試みたが、僕のホームページに、どうしてもアクセス出来ないのだ・・・・・・!!
どうも、その理由が分からないので、とうとう、諦めて明日またトライしてみる事にした。
一体、何が起きたのだろう・・・・・・!!
11月も今日でオシマイ。
明日からは師走でありんす・・・・・・