2003 11 月の高原日記

    


2003-11-12(水)    晴     自宅(都内)

2003-11-14(金)    晴     自宅(都内)

 ここ3週間ほど、とにかく忙しかった。
 中野〜小海を2往復。
 ヒュッテの冬支度。
 Special Olympics 2005 冬季大会の Kick off party で、KR が司会のサポートを担当したこと。
 11/6 → 11/11 の期間、浜松で開催された「わかふじ大会」への KR の参加と、その応援に僕が馳せ参じたこと!・・・・・・等々・・・・・・・
 とにかく、バカみたいにいそがしかった4週間だった。
 ・・・・・・お陰で、先月の16日以来、高原日記の方は、まるで白紙状態。
 これから少しづつ、前に遡って手帳を頼りに日記をつけて行く事にしたいと思うが、いつまで掛かるかまるで見当がつかない。

 そして・・・・・・この後も、KRの大阪大会への参加と、その応援。
 その後の月末のコーチクリニックの受講が終わると、もう・・・・・・年賀状書きとクリスマスカード書き。

 ホントになんで、こんなに忙しいんでしょうね〜〜〜〜???

 夜、昨日のブラジル戦に引き続き、バレーの対キューバ戦が TV で放映された。
 家内と2人で夢中になって応援をする。
 ・・・・・・・結果は(15−25,25−21,19−25,25−23,15−13)で、キューバを下たので、2人とも大喜び。

 最終戦は、明晩の1位の対中国戦だが・・・・・・全く、ガンバレ日本である。

    

     
2003-11-15(土)     曇のち雨      自宅(都内)

 今日は、東京は世田谷区の卓球愛好家クラブ LYPP (Love Your Pingpong) の仲間達と、茨城県「袋田の滝」に日帰りバスツアー!

 07:20 新宿、京王プラザホテル地下のバス発着所発。
 上野駅に立ち寄り、別の参加者をピックアップしたあと、常磐道を通って一路、花貫渓谷へ・・・・・・

 途中、気が付くと、サッキまで話に夢中になっていた N コーチが静かになったので、振り返ってみると、隣の美女に寄り掛かって、天使みたいに幸せそうに居眠りしている。
 これを見つけた筆者は、シメシメとばかりにその様子をパチリ・・・・・・・

   

誰だ?・・・・・・ 「ウラマヤシイ!」なんて言ってる奴は?

     
 
筆者は?・・・・・・と言えば、上野駅より相乗りした隣の座席のおじ様とズ〜〜ッとお話。1時間半ほど、よく話をする、そのおじ様のお話を伺っておりました。
 旅は道連れ・・・・・・そのおじ様の、話もなかなか面白いお話でございました。

 11:15 花貫渓谷入口でバスを下車。
 降りたとこで、美しく紅葉したカエデの樹をバックにして、早速何枚かの写真をパチリパチリ・・・・・・

美しい紅葉をバックに、皆んな幸せそうなイイ顔してるよネ〜〜!!

    
 花貫渓谷は、とても水流のキレイな渓谷・・・・・・・
 その渓谷を遡ること約1時間。
 適度の疲れがでたところで、丁度、お腹もお昼時・・・・・・
 僕は流れが巻いている岩の上に腰掛けて、素晴らしい景色を眺めながら、早速、お弁当を頂きましたが・・・・・・その美味しかった事!
 まさに「絶景かな! 絶景かな!」でありんした・・・・・・・・ハイ!
 (・・・・・・でも、同じ岩の上で、一緒にお弁当を食べた3人の女性の写真を撮るのを忘れて仕舞って・・・・・・・残念々々!)

 ・・・・・そして、昼食後訪れた「袋田の滝」が、今日のメインスポット・・・・・・・!!

   
    

豪壮な眺めの袋田の滝・・・・・・ 

    

その滝の前に集まった LYPP の面々・・・・

  
 今迄に、何回か写真や TV の番組などで見ていた「袋田の滝」は、実際に傍で見てみると、予想を越えたスケールの大きさ・・・・・・!
 崖の一部が崩壊した後の現在の「華厳の滝」よりも、遥かに迫力があるというのが、筆者の感想・・・・・・・そう思ったのは、あながち筆者一人だけではなかったようです。

     
 

袋田の滝の見物のあと、たまたま立ち寄った甘酒屋で見せた
 LYPP の面々のフトしたくつろぎのポーズ
      

静かにお茶を楽しむ2人・・・・・・いいですなア!

      

どうです? 里芋団子の串を手にした幸せそうな顔々々・・・・!!

     
 

この写真が、今回の旅行の最高傑作です・・・・・・
 ・・・・・・でも、皆んな何を見てるンダロ・・・・・・??

     
 

可愛らしいミニチュアの首振り人形を見る3人・・・・・・

   
  
・・・・・・ってな訳で、今回のツアーの写真展を終わりますが、もう皆様もお気付きの通り、この一連の写真の中には、筆者は一度も出て来ておりません!

 でも、そんな事は全く問題ではありません・・・・・・
 今日の一日のバスツアで、面白かったのは、バスがサービスエリアに入る度に、幹事の S さんが、新しい座席の組み合わせを、籤引きで変えて発表したこと!
 ・・・・・・その度に僕は、新しく隣に坐ったお嬢様方と、楽しいお話をすることが出来ましたんでありンす。

 中でも楽しかったのは、そのお嬢様方の何人かが、僕と同学年もしくは1級下の人たちだった事で、終戦時の小学校4年生から、大学時代の青春時代の話にまで、大いに花が咲いた事でした。

 そして・・・・・・その中の或るお嬢様と話をしている時、彼女の高校時代、学校の帰り道に、(その時我々が乗っているバスが丁度通りかかった・・・・・・市ケ谷の)、
 「お堀でよくボートに乗ったの・・・・・・」と言ったので、僕が直ぐに
 「ア、不良・・・・・・!!」
 と言ったトタン、近くの座席の何人かから、
 「アラ、ど〜して?」
 「え? ど〜してエ・・・・・・?」
 「違うわ、不良なんかじゃないわ」
 「そうじゃないわヨね〜・・・・・エ!」等々と、黄色い抗議の声が上がったのには、僕はビックリギョ〜〜〜テン!
 思わず、女性陣の鉄壁の防御陣の固さに舌を捲いたヒト幕がありやんした・・・・・・

 ・・・・・・ハフハフハフハフ・・・・・・・!!

 これにて、本日の日記の終わりでございます・・・・・・チョン!!

        
       
2003-11-17(月)     晴      自宅(都内)

 TV のニュースを見ていたら、今日は、東京地方に今年初めての「木枯らし」が吹いたとか・・・・・・そして、その「木枯らし」が去年に比べると、15日も遅かっというような気象情報が流れていた。

 「成る程、もう冬も間近かな・・・・・・?」
 なんて思っていたら、午後2時過ぎに・・・・・・玄関のチャイムが
 「ピンポーン!」と鳴った。
 「ハーイ!」と言って、玄関に出てみるとリンゴの入ったダンボール箱を宅配業者が抱えて立っていた。

     
 

    
 リンゴは、今年の夏、LYPP の人達とフィンランド・ヴィリッジに一泊して、卓球を一緒にやって来たリンゴ農家 S さんから、注文したものが届けられたものである。
 ・・・・・・嬉しかったので、ダンボール箱の写真を撮って、高原日記に載せる事にした。
 今夜、家内とデコ助が帰って来たら、皆んなでリンゴを頂く事に致しましょう!!
 ・・・・・・そんな事を考えていたら、何んとなく顔が綻んでしまう晩秋の一日でした。

     

     
2003-11-20(木)     雨      自宅(都内)

 今年は、いつもの年より寒くなるのが遅いようです。
 ・・・・でも、今年も・・・・・・晩秋の花の、我が家の玄関先のサザンカが満開になりました。
 どうです? 可愛らしいでしょう?

 でも・・・・・・この花が咲くと、もうすぐ冬なんです・・・・・・ハイ!

    

       

 ・・・・・・今日の午後、シマチューに出掛けて、玄関のドアに塗る油性塗料を買って来たけど、店内に入ると、クリスマス・ツリーやらリースや点滅するスモールランプなどが、先ず目を惹いたので
 「オヤオヤ・・・・・・もう、そんな時期かね・・・・・・?」
 と、改めて、季節の移り往く早さに驚いた次第である。

 色即是空・・・・・・
 刻一刻と、流れ行く・・・・・・この世の全ては、何んて美しいんだろ!!!!!!!

     

      
2003-11-21(金)    曇     自宅(都内)

 今日、今まで僕のパソコンで使っていた IO DATA の LAN Card ( 10M Card BUS ) を外し、この間ヨドバシカメラから買って来た BUFFALO 社製の LAN Card ( 10 / 100 M Card BUS ) ”LPC-CB-CLX ” をインストールした。
 ・・・・・・前の LAN Card のドライバーをアンインストールした後で、新しい LAN Card をインストールした事は勿論である。

 この作業は・・・・・・言わずと知れた・・・・・・今使っている 12M の ADSL から、100M の「ひかり」通信に変更する為の、前段階の作業である。

 切り替え日は、11月26日・・・・・・!!

 もう 「光ファイバー」 の引き込み作業は、2週間ほど前に終わっているので、あとは、Media Converter にルータを取り付けて貰い、家内のパソと僕のノートパソにパラに接続して貰えば、それで OK である。

 本当なら、このルータの取り付けも自分でやってみたいのであるが、我が家では、2台のパソを LAN 組むのは初めて事なので、業者に任せる事にした。

 それにしても、「早く来い来い、切り替え日!!」である。

 
 ところで・・・・・・話は全く変わるけど、昼時の、TVの 「今日は何ンの日?」 によると、今日は禅僧 「一休宗純」 の命日だとか・・・・・・
 彼が他界したのは 1481年11月21日 (享年88歳) との事。

 チョット取っ付き難い男だけど、素晴らしい生き方をした人である。
 彼の 「狂雲集」 は破格であるが・・・・・・自分の気持ちに実に素直な生き方をした人物である。
 僕は、色即是空を地で生きたような・・・・・・こんな彼が大好きである。

 全く・・・・・・「ああ、一休!!」・・・・・・・である。 

     

      
2003-11-24(月)   曇    自宅(都内)

 今回の連休中、大阪桜島のアミティー舞州で開かれた 「第4回全日本障害者卓球選手権大会」 に息子が参加。
 ・・・・・・僕も息子の応援の為、大阪まで出掛ける事にした。
 ・・・・・・今回の試合会場となっているアミティー舞州は、障害者の為のスポーツ施設だが、体育館と宿泊施設が一緒になった素晴らしい施設である。

 ところで・・・・・・
 今回の大会に於ける息子の試合経過を細かく書くと、長くなるので、要点のみを簡潔に書くと・・・・・・

    

          
予選リーグで戦う KR (何れも奥)

   
 予戦を2位で通過した KR は、その後の決勝リーグで当たった、兵庫件の H 選手に 1 - 3 で敗退したが、H選手のバックのイボ高との粘り強い応酬は、自分の息子ながら、よくもまあ戦ったものだとほんのチョッピリ嬉しく思った次第である。    

          

   H 選手のバック・イボ高ラバーからの返球に小さなドライブをかけてラリーを続ける KR
・・・・・・その粘り強さに、感動して下さった方が何人かいました!
 (写真が手ブレで見にくくてゴメンナサイ!)

 この感情は、あながち僕一人だけのものではなかったらしく、KR が卓球台から応援席の僕の許に引き上げて来ると、神奈川県の女子身体障害の名選手 I さんが、僕達の所にやって来て、僕達親子と握手を交わしながら、
 「よく戦ったわね〜、素晴らしかったわよ・・・・・・」
 と、とても喜んで呉れました。
 ・・・・・・と、その瞬間、もう一人の身体障害女子の選手(・・・・・・この人も、試合を見ていると物凄く上手な人だったけど、何県の何方だか、僕は名前を知らない・・・・・・!)が KR の所にやってくると
 「ねえ、ねえ・・・・・・私にも握手をしてよ! 見事!!!! 凄いわ・・・・・・感動したわよ!!」
 と、褒めて下さいました。
 ・・・・・・気が付くと、その女性の目は少し潤んで、いたような気がします。
 すると・・・・・・その女性の言葉を受けて、先刻の I さんが、僕とその女性のどちらにとも無く声を掛けて
 「そうなの! それはね〜・・・・お父さんがいつも一生懸命、息子さんの相手をしているからなの・・・・・・」
 と言ったあと、僕の眼を覗き込んで
 「・・・・・・ネ?・・・・・・」
 と言った。
 その時の I さんの目つきは、少女の様に澄んでいて可愛らしかった!
 「どうも有難う・・・・・・!」
 僕はそう言うと、もう一度、I さんと握手を交わした。

 この感情・・・・・・
 他の選手の見事な動きに、無心に感動する!
 ・・・・・・という心の動きは、スポーツをしている人のみに与えられた、素直で純粋な喜びなのかも知れない!!

 この一事のみをとってみても、僕は卓球をいうスポーツを親子で夢中になってやって来て、本当にヨカッタと思えてならない・・・・・・

 本当に・・・・・・・ああ、スポーツである!

     
 その後は、本来ならば決勝リーグの最後まで観戦していたかったのは山々だったが、KR の風邪がいま一つという感じだったので・・・・・・風邪気味の体調を気遣った僕は、最後までの観戦を諦めて、早めに帰宅する事にした。
 ・・・・・・と言っても、試合会場は、大阪の JR「ゆめ咲き線」 の桜島。
 帰宅に要する時間は4時間以上。
 都内の自宅に着いて、時計を見たら、もう午後の10時を回っていました。
 もし、決勝戦まで観戦してから帰宅をしたら、多分、午前様となっていた事だと思います。

    
 閑話休題
 今回の遠征の、帰りの新幹線の中で、とても素敵な出会いがありました。
 ・・・・・・それは、新幹線の新大阪駅で 「ひかり」の自由席(5号車8番 A, B 席)に僕達親子が坐った時から始まりました。
 と、言いますのは・・・・・・そのあと暫くして、発車が近付いた時、僕の隣の C 席に若い女性が
 「よろしいですか?」
 と言って、坐ったからです。

 ・・・・・・と、ここまでは、何処にでもある風景だったのですが・・・・・・
 この新幹線が、次の京都駅に止まると、ドヤドヤと大勢の乗客が室内に入って来たのです。
 ・・・・・・しかも、気が付くと、僕達のすぐ傍に 80 歳前後と思しきオバアチャンが立っていたのです。
 瞬間、
 (ああ、立って上げなくちゃ・・・・・・)
 と思ってはみたものの、応援の為、日中の殆んどを立ち尽くめだった僕は、疲れ切っていて、どうしても腰があがりませんでした。
 ・・・・・・と、その時、僕の隣の C 席に坐っていた若い女性がツト席を立って、その老女に声を掛けたのです。
 「よろしかったら、どうぞ・・・・・!」
 すると、そのオバアチャマは驚いて
 「よろしいんですか、私は名古屋まで行くのですが・・・・・・」
 と言った。 
 「ひかり」で行くと、名古屋は我々の新幹線が、たった今とまったばかりの京都駅の次の駅ではあるが、所要時間はおよそ 30 分程も掛かるのではないだろうか。
 すると、その女性は、明るく素直な声で答えた。
 「・・・・・・よろしいンです・・・・・・どうぞ・・・・・・お掛けになって下さい」
 「・・・・・・それでは、お言葉に甘えて・・・・・・失礼致します」
 丁寧にお礼を言うと、そのオバアチャマは、僕の隣の席に坐りました。

   
 さて、それから・・・・・・30分程して、列車が名古屋駅に到着し、そのオバアチャマが
 「どうも有難う御座いました・・・・・・」
 と言いながら深々と頭を下げ、他の大勢の乗客に混じって出口の方に歩って行き・・・・・・今迄、そのオバアチャマの為に席を譲って立っていたその若い女性が、僕の隣の本来の自分の席に戻って来た時に、僕はその女性に言った。
 「どうも有り難う・・・・・・!」
 ・・・・・・すると、僕の声に驚いたその若い女性は、チラと僕の方を見ると、素直な明るい声で僕にこう言ったんです。
 「あら、いいんです・・・・・・本当に!」
 「・・・・・・でも、なかなか出来ないよねえ・・・・・・ああいった風(ふう)に・・・・・・!」
 と、感に堪えて、僕が言うと
 「有難うございます・・・・・・でも、お年よりの方が私の傍に立たれたものですから・・・・・・」
 と、実に素直にこう言うじゃありませんか!
 僕は、もう嬉しくなって
 「僕も・・・・・・あのお年よりを見た時に、”ああ、大変だな・・・・・・どうしよう” と思ったけど・・・・・・今回は、今となりに座っている息子の卓球の試合の応援に来ていて、今日も一日中殆んど立ち尽くめだったものですから、とても疲れていて・・・・・・とても、貴女のようには出来なかったンです・・・・・・ですから、本当に有難かったンです!」
 と言った。
 ・・・・・・でも・・・・・・この瞬間・・・・・・この言葉の他にも、僕は本当は(”どうぞお掛けください” と、そのお祖母ちゃまに僕が言って、席を交代したとして・・・・・・もし、そのオバアチャマが東京まで行かれ、僕がそれから3時間近く立っていなくてはならないとしたら、とてもじゃないけど大変だ!・・・・・・)と心の中で、瞬間的に考えた・・・・・・事は、何ンとなく、彼女に言い出せなかった。
 ・・・・・・すると、この若い女性は
 「・・・・・・ホントの事言いますと、新幹線の中だったから出来たんです。 ・・・・・・って言いますのは、あの方が次の名古屋で降りられるとしても、少なくとも30分は掛かるからです。 よく、電車の中で、近くのお年よりの方に席を譲ろうとしますと ”いや、次の駅で降りますから” なんて言われますと、その後どうしていいのか分からなくなってしまったり・・・・・・ その他、周りの人から ”イイカッコシテ・・・・・・!” などという風に思われるんじゃないかしら? なんて考えちゃうと・・・・・・もう緊張してしまって・・・・・・」
 と言って、言葉を濁らせた。
 ・・・・・・僕は、瞬間、この女性の心の透明さと素直さに感動した。
 「貴女は、ホントに素直な人だよねエ!・・・・・・貴女のような人に逢えて、僕は物凄く嬉しいよ!」
 と言うと、彼女も
 「さっき、お客様から ”どうも有難う!” って言われた時、ホントはとても嬉しかったんです・・・・・・」
 と言って明るく素直に笑った。

 この言葉が切っ掛けとなって、僕達はそれから暫くの間、人の生き方や世の中の事など、色々な話題について話し合ったが、話せば話すほど、この女性の素直さが僕を惹き付けた。
 その時、フト気が付いて
 「ねえ、一つお聞きしたい事があるんだけど・・・・・・」と言うと
 「何でしょう?」と彼女。
 「貴女はインターネットを見たり、メールを使ったりしますか・・・・・・パソコンで?」
 「余り得意じゃないですけど、少しはする事がありますが、どうしてですか?」
 ・・・・・・と、少し訝(いぶか)しげに答えたので・・・・・・
 「・・・・・・ああ、それじゃあ、お願いがあります。 今夜の素敵な出会いの為に、貴女と一緒に写真を撮らせて欲しいンです・・・・・・今、僕の隣に坐っている息子に撮らせますから・・・・・・そしたら、その写真を貴女にもメールで送りますから・・・・・・」と言うと・・・・・・
 「分かりました。 どうぞ、よろしくお願い致します」
 そう言って、快く(こころよく)、一緒に撮らせて下さったのが次の 2 葉の写真である。

        

ねえ、皆さん・・・・・・どうです?
とても素敵でしょう、この美しいお嬢様は・・・・・・!!

    

今日の日記をアップロードしたら1時間もしないうちに悪友の一人からメールが届き
「お前っていう奴は、若い女性と写真を撮ると、物凄く嬉しそうな顔をするなア!
そんなお前の無邪気さがオレは羨ましいよ・・・・・・!」と言って来ました。
そう言われてみれば、確かに、この写真、僕は嬉しそうな顔をしているよネエ・・・・!!

     
 それからも、話は途切れる事無く、いつまでも続いていたが、この美しきお嬢様は次の駅で降りて行かれました。
 ・・・・・・何んという素敵な出会い・・・・・・そんな事を考えていると、いま降りたばかりの大勢の乗客が僕達の車両の前を通り過ぎて行く中、他の乗客に混って先刻名前を伺ったばかりのこの素敵な麗人の F さんが、僕達の姿を見つけて、歩きながら笑顔で手を振って呉れました。
 ・・・・・・その姿を見て、僕達親子も車内から 2人して大きく手を振ったのは勿論です。

 ・・・・・・と、短い停車時間がすぎたのか、パンピンポンピン、パンピンポンピンとプラットホームで発車の合図の音楽が鳴ると、僕達の列車も静かに動き始め、グングンとスピードを上げると、アッと言う間に明るい駅の蛍光灯が後方に飛び去り、列車は夜の暗闇の中に突き進んで行きました。

 そう・・・・・・今回の全国大会では、この他にも各地からやって来た素晴らしい人達との沢山の出合いや再開がありました。

 「いいなあ・・・・・・生きているって!」
 今、このページのキーボードを叩きながら、今夜もまた沁み々々と、心からそう思います・・・・・・!!

   

    
2003-11-26(金)     曇     自宅(都内)

 今日の午後、我が家のパソコンに「ひかり」が導入された。
 新しいプロバイダは、So-net で、入ったコースは 「ひかり(TEPCO)」 である。
 早速、色々と使ってみたが、流石に速い!
 今迄、開くのにかなりの時間が掛かっていたサイトを開くのも、今迄の ADSL の時の半分くらいの時間で済んでしまう。

 イ-------ヤッホ〜〜〜!!!・・・・・・・・である。

    

    
2003-11-28(金)     曇     自宅(都内)

 僕は喫茶店が大好きである。
 ・・・・・・よく、アチコチのサテンに出没するが、本を読んだり、友人と長話をする時には、殆んどの場合、いつも Veloce を利用する。
 今日も、そうである・・・・・・友人の M さんから電話があって、 3 時間ほど Veloce で長話をしてきた。
 彼女との話・・・・・・本来の用件は、英語の話であったが、用件が済むと、彼女の出身地の T 県 C 町の話になったが、その町の話が余りに面白かったので、色々な事を質問しているうちに、気がついたら、外にはいつの間にか夕暮れが近付いていた。

 ・・・・・・話は変わるけど、この HP の読者から、
 「Veloce っていう喫茶店の話が、高原日記の中に時々出てくるけど、Veloce ってどんな所なの?」
 っていう質問を今迄に何通か受けていたのを、ふと思い出して、デジカメを持っていたのを幸い、M さんに僕の写真を撮ってもらい、その写真のバックに Veloce の雰囲気をホンの少しだけど、入れて貰った。
 ・・・・・・それが、次の写真である。

    

僕が、良く本を読みに来る喫茶店 Veloce
周囲に人が多くても、読書に没頭出来るのが、とても不思議である
 

  
 ・・・・・・そして、上の写真の前に撮らせて頂いたM さんの写真も、とてもよく撮れていたので、彼女の写真も併せてアップする事にしましょう。

    
   

いつもそうだけど・・・・・・
 M さんと話を始めると、僕達は何時間もクッチャベッテいる事が多い・・・・・・
歴史、宗教、社会、人生、哲学、倫理、そして語学、
でも、可笑しいのは、時々、2人共、理路整然と間違う事があることである
 それに気がつくと、僕達は思わず大爆笑をしてしまう・・・・・・!!

    
 ところで、M さんは、インテリジェンスの高い女性である。
 ・・・・・・成り行きにまかせた今日の会話の中で、談たまたまお寺様と仏教の話になり、このホームページに載っている 「馬でも分かる”空”のお話」 の話をしたら、M さんは大変に興味をもって
 「・・・・・・こんど私、絶対に読んでみる・・・・・・!!」
 と言ったあと
 「今日の八岳さんの「空」のお話、とても面白かったので、こんどお友達にも、このホームベージを紹介しようかしら・・・・・・?」
 とも言っていた。

 心爽やかに嬉しい事である。