2003 年 8 月の高原日記
2003-08-01(金) 曇 自宅(都内) 気温 (最低=22度、最高=31度)
月日がたつのは早いもの・・・・・・気が付けば、今日から8月である。
でも、東京地方の梅雨はあけ切れず、今日あたりの最高気温は 31 度、最低気温は 22 度と比較的過ごしやすい。ところで、今日は朝から、Paintshop Pro 7J のマニュアルと首っ引きである。
・・・・・・理由は、僕のホームページの Top page を始めとする、色々なページの画や写真を、もっと美しく処理したいからである。
たとえば、長年の夢だった・・・・・・Top Page の「森の小人」の絵の白い台紙を削除する・・・・・・などの処理である。以前から、心の中で気にはなっていたが、逃げ回っていた画像処理(グラフィック)であるが、とうとう、少し本腰を入れて勉強してみよう!・・・・・・という気に、ヤットなったのである。
・・・・・・お陰様で、Paintshop Pro 7J の出版元の P & A のサポートを得ながら、とうとう、Top Page の画像処理(Ptylitza, 麦藁帽子の白い台紙を消したり、ダルマ・恋人ちゃんの写真の縁をボカス事)に、ついに成功したのである。アハハハハ・・・・・・愉快愉快、これから先も色々と Graphtic の勉強をして行く事にしましょう!!
2003-08-01(土) 曇のち晴 フィンランドヴィリッジ
午前9時、中野駅北口のニッポンレンタカーを出発、10人乗りのレンタカーと A さん宅の6人乗りので、フィンランドヴィリッジに向う。
今日は、LYPP の人達とフィンランドヴィリッジに泊まり、八千穂村の体育館で、現地の人達と卓球の交流会をする予定である。 レンタカーの運転手は、長身の水谷さん、中西コーチ、佐藤コーチ、それから僕の男性4人。天気の方は、未だに、梅雨明け宣言がないためか・・・・・・今日も気温は余り上がらず、朝からハッキリしない空模様。
・・・・・・という訳で、出発をしたのはいいけれど・・・・・・関越に入り、所沢まで行ったところで、自動車がみんなハザードランプをつけ始めたじゃありませんか!
「アッチャ〜〜、こりゃあ大変な渋滞だよ・・・・・・・」
「エッ? T I (Traffic Information) だと、藤岡まで3時間だって・・・・・・ゲゲゲの鬼太郎だア!」
「ま、仕様が無いさ・・・・・・ユックリ落ち着いて行きましょう・・・・・・」
等々、ワイワイガヤガヤと、車内は賑やか・・・・・・それでも、3時間近く掛かってやっと、上里の SA に着いてみると、コリャ〜又ド〜ジャ〜!
レストランもトイレも人が一杯・・・・・・!!
という訳で、トイレタイムだけをとって、横川の SA で昼食という事にする。
ひどい渋滞の為、3時間遅れで、ダルマ弁当を戴きました(横川SAにて)
渋滞は長野自動車道に入っても、軽井沢の例の対面通行の箇所で 7km も続いた為、結局、 Finland Village に着いたのは 4 時間半遅れの午後 3 時半。・・・・・・っていう事は、もう直ぐにでも、八千穂の体育館に出掛ける時間!
兎に角、荷物を Finland Village の Main building の Hongisto に抛り込むと、そのまま、八千穂の体育館へ・・・・・・
着くと早速、中西コーチの紹介に続き、相互のメンバーの紹介・・・・・・それが済むと、それぞれ相互の相手を選んでの練習。
八千穂体育館はとても広い・・・・・・LYPP 側のメンバーは12人、八千穂側のメンバーも15人ほどいたが、卓球台を10台以上出した為に、お互いに思う存分練習や試合をすることが出来ました。
僕も1時間ほど練習をやった後、安積さんと男女ダブルスを組んで、 先方の Y - Y 男性ペアと対戦、3−0 のストレート勝ちしたのはいいが、その後対戦した男女ペアに 0−3 でストレート負け・・・・・・結局、1−1 と勝ち星を分かちあいました。
まずはメデタシ、メデタシ・・・・・・!!
・・・・・・・・・・・
・・・・・・そして・・・・・・
午後7時半、練習が終わると、今度は場所を八千穂村の篠屋旅館に移し、お風呂でサッパリと汗を流したあと、「白樺の間」で、一大懇親会!!先ずはビールで乾杯のあと、美味しいご馳走と並んで、黒澤さんから差し入れられた清酒や焼酎で大いに盛り上がり・・・・・・・特に、篠屋旅館から 1km と離れていない醸造元で作られた地元の銘酒「井筒長」の冷酒は大人気・・・・・・いやが上にも盛り上がった事は言うまでもありません!!・・・・・・・です。
賑やかな八千穂村 - 世田谷区(LYPP)の懇親会
![]()
美女2人の会話に耳を傾ける中西コーチ
何やら秘密めいた話題に没頭しているらしい美女3人組
昔、バンドでベースを弾いていた水谷さん・・・・この人は絵になる人です
佐久町の名手2人(川崎さん、友野さん)と談笑するアンちゃんと玲子さん
「はい!」パチリ・・・・・・レンズに向って V サインを作る、地元のカットの名手(左)と章子ちゃま
ねえ、見て見て見て・・・・・・スッカリご機嫌の佐藤コーチの顔・・・・イイ顔してるなア!!
マイクを握ってニコヤカな富枝ちゃまとアンちゃんの美女ペア
歌ってる曲はね〜・・・・・ウーーンと、忘れたア(ゴメン)!!
八千穂(黒澤さん)・世田谷区(博子ちゃま)のデュエットの名コンビ
川崎さん・章子ちゃまのデュエットに合わせて踊る黒澤・博子ちゃまペア
この黒澤・博子ペアは一緒に歌ったり、ダンスを踊ったりして・・・・何んとなく怪しい!!
それにしても、黒澤さんっていう人は・・・・・・
卓球・カラオケ・ダンス etc. 何んでも上手な人ですね〜〜!!
本日のカラオケ真打の門岡さん・・・・歌った歌は「古都逍遥」でした!!
長野・東京の混成美男・美女軍団・・・・ネエ〜、素敵でしょう!?
写真でご覧の通り、本当に楽しい一夕を、千曲川の流れのすぐ近くの宿「篠屋」で過ごさせて頂きました。
・・・・・・この後、Finland Village に戻ってから、まだ色々あったんですけど、もう疲れたので、今日の日記はコレデオシマイデス・・・・・・!!
2003-08-03(日) 晴 自宅(都内) 気温 (最低=22度、最高=33度)
・・・・・・明けて8月3日・・・・・・午前7時起床。
目が覚めてみると、今日はきのうと打って代わってビカビカの上天気・・・・・・!!
そして、Finland Village の窓から眺めた景色のよさに、全員がビックリ!!
散歩をしたり、写真を撮ったり・・・・・・あたりが急に活気付いて来ました。一方、その頃キッチンでは、佐藤コーチ、水谷さん、門岡さん・・・・・・それから女性陣が入れ替わり立ち代り、サラダ、ポテト、ヨーグルト、ベーコン、卵・・・・・・などを準備中。
・・・・・・そして出来上がった、素晴らしい朝食。
残念ながら、今日のスケジュールの事前確認連絡の為、写真を殆ど撮る事が出来なかったけど、本当に楽しい朝食を楽しむ事が出来ました・・・・・・!!
仲良く朝食を準備する水谷さん・門岡さん・佐藤コーチ
・・・・・・そして、朝食後は松原湖湖周を散策。
標高 1,100m 、周囲 2km の、朝の松原湖の眺望は素晴らしい・・・・・・!!
色々な話題に花を咲かせながら、少年少女の昔に戻ったように、明るい声で話し合い笑い合っている LYPP の皆さん。
ヒグラシの羽化を見つけて大騒ぎ・・・・・!!
そうかと思うと、蝉の羽化を見つけて大騒ぎをしたり、湖畔の たぬき屋 さんでコーヒーを飲んだりして、楽しいひと時を過ごし・・・・・・
風通しの良い湖畔の「たぬき屋」さんで、ひと休み
お昼ご飯は、美術館裏のミズナラの大木の木陰でバーベキュー。午後は午後で、女性陣はパターゴルフに夢中になり・・・・・・関越の渋滞が物凄いという情報が入ったため、出発時間を遅らせる為、Re-ex ホテルやスキー場を垣間見たあと国道 299 号線沿いの白樺の美林を眺めながら小一時間のドライブ・・・・・・夏の午後の遅い日没を目途に、141号線から長野自動車道に向う・・・・・・
帰りのドライブは、水谷 → 中西コーチ → 八岳 → 佐藤コーチ → 八岳・・・・・・とバトンタッチして、練馬 IC を通過・・・・・・したのはイイケレド、長野県で戴いた野菜と漬物のオミヤゲが多かった為・・・・・・当初、中野駅で解散だった予定を、急遽変更!!
・・・・・・大原交差点から環八に入り、世田谷区は赤堤通りの経堂駅経由で皆さんを次々に下ろし、最後は年若い(?)八岳さん一人になって・・・・・・中野駅北口のニッポンレンタカーへ!車を返却したのは・・・・・・翌8月4日の午前1時04分でした・・・・・・!!
でも、この2日間の卓球ツアーは本当に素晴らしい思い出深い旅になりました・・・・・・!!
2003-08-05(火) 曇のち雨 自宅(都内) 気温(最低=24度、最高=35度)僕は人間が好きである。
・・・・・・でも、よく考えてみると・・・・・・どうも、全ての人が好きではないらしい!
もっとハッキリ言うと、僕が好きなのは人間が好きな人達らしい・・・・・・そして、僕が嫌いな人達と言うのは、自分の事しか考えない人達らしい・・・・・・!
・・・・・・だから、国民の事なんか殆ど眼中に無い族議員なんかは好きじゃないし、自分達の既得権を温存し、自分達のミスで問題が起きてもその責任を問われないような法体系を作り上げようとするヘドロのような官僚は、大嫌いである。
そんな人達に比べると、今回の卓球ツアーに参加した人達は、何んと清々しい人達なんだろうか?
・・・・・・先刻、今回お世話になった黒澤さんにメールを発信したが、上で述べたような意味も込めて、そのメールをここにアップする事にしたいと思います。
黒澤さん、今日は!
その節は、大変お世話になりました。
お蔭様で、そちらの皆様方と有意義な練習と、楽しい交流会のひと時を持つ事が出来て、参加者一同とても喜んでおります。
本当に有難う御座いました。
・・・・・・また、新鮮な野菜・美味しい野沢菜漬け・素敵なプラムなども沢山頂戴し、重ね重ね、心からお礼を申し上げる次第です。
実は、一昨日、こちらに戻って来る際は、往路と同様、ケッコウな渋滞に巻き込まれたのですが、その間も、そちらで過ごしました2日間の事共が色々と話題に上りました。
・・・・・・景色の素晴らしさ、体育館の素晴らしさ、皆さんとした練習の話題、試合の話、卓球技術の話、交流会で戴いたご馳走の話、美味しかった清酒の話、伺ったキノコ刈りや山菜取りの話・・・・・・その間に皆様と交わした様々なお話・・・・・・本当に話題は次から次へと、止まるところを知らぬありさまでした。
・・・・・・ただ、小生が困ったのは、当方のメンバーが黒澤さん以外の、皆様方の一人一人の名前が、よく分っていない事で・・・・・・「水色の鉢巻をしていて上手な方」(たぶん、川崎さんの事?)、キノコと山菜の話の方(友野さん?)、紅いTシャツの上手な方、独身で病院に勤めている男の方、プラムを戴いた明るい女性、野辺山の天文台に勤めていらっしゃる方、野沢菜を戴いた方、将棋の強い子、夜勤に出かけた方・・・・・・等々、の名前(?)が出て来た為に、解説をするのが聊か大変でした。
あの日、貴台から戴いた沢山の野菜の中のキュウリは、フィンランドヴィリッジに戻ってから、洗って2ツに割って塩を掛けて食べたら大好評・・・・・・キャベツ、レタスなども、サラダにして大好評・・・・・・・プラムは、2日目のバーベキューの後のデザートで特に女性たちに大モテ・・・・・・・オミヤゲに戴いた野沢菜は帰宅後の我が家でとても美味しく戴きました。
可笑しかったのは、練馬 IC を出てから、「オミヤゲが沢山あるから・・・・・・・」という理由で、本来は中野駅解散だった予定が、急遽、世田谷区の経堂経由のルートに変更になり、若い(?)八岳(やたけ)さんが、皆さんを送って行ったあと、一人でレンタカーを中野まで運転して帰って来た事でした。
何れにせよ、6時間という長いドライブに倦み疲れる事もなく、楽しく帰宅できた事は、本当に皆様方のお陰と申し上げざるを得ないところです。
・・・・・・そして、小生が一番嬉しかったのは、
全員が「ホントに気持ちがよくて、楽しい人達よネ〜〜〜!! 東京の人とは全然違うわ・・・・・・」
と言っていた事です。
そして、最後の最後のフィナーレが
「又、来年も行きたいわよネ〜〜〜〜!!」
の大合唱・・・・・・!!
・・・・・・でした!!
黒澤さん、本当に有難うございました。
色々とご心配下さった事を心から感謝すると同時に、
少なからずご散財をお掛けしたのではないかと、危惧の念を禁じ得ませんが、
これに懲りることなく、又、来年もお会いできればと心から楽しみに致しております。
最後になりましたが、
昨日、今日と沢山の電話を頂戴した中で、中西コーチが
「黒澤さんに呉れ呉れも宜しくお伝え下さい・・・・・・!!」
と、何回も繰り返していた事を、書き添えて、お礼のメールを発信させて頂くことに致します。
皆様方にも、呉れ呉れも宜しくお伝え下さいませ・・・・・・・
本当に有難う御座いました。
2003年8月5日午後
八岳晴耕(やたけせいこう)
2003-08-06(水) 曇 自宅(都内) 気温(最低=24度、最高=31度)
台風10号が、日本列島に近付いているとかで、今日は一日中曇り模様・・・・・
お陰様で、気温の方は 31 度と、涼しげであるが、明後日ころ日本に接近する台風が聊か期に掛かる次第・・・・・・話は代わるが、7月上旬の集団疎開の集いが終わり、今回の卓球ツアーも終わった為、今迄手がけて来た大きなイベント全てが無事終了・・・・・・お陰様で、ホッとひと息の、ここ2〜3日でアリンス。
これからは、Paintshop Pro の習得と、Web Site の手直しに時間を掛ける事が出来ると思うと、とても嬉しい。
ウワ〜〜〜イ・・・・・・まさに、日々是好日・・・・・・の毎日デ〜〜〜ス!
2003-08-07(木) 曇 自宅(都内) 気温(最低=24度、最高=32度)
台風10号は、那覇を通過したあと、午後11時現在奄美大島の名瀬に達したとの事。
・・・・・・那覇の最高風速は、 55m/sec との事。TVの気象担当官は、
「こんなに物凄い降水量を持った台風は、初めてお目に掛かりました」
と言っていたけど、これから台風が進む進路がとても気になります。
2003-08-09(土) 台風10号 自宅(都内) 気温(最低=24度、最高=30度)
藤沢市の大庭斎場で開かれた義父の1回忌に、家族3人、愛車の VW Cabriolet で出掛けた。・・・・・・さぞかし、渋滞することだろうと思ったが、実際に走ってみると、台風の所為だろうか、普段より遥かに少ないため、いつもよりずっと快調に走る事ができ、半ばアッケにとられてしまった程。
ところで、義父の戒名は、
「空天楽院没弦法音居士」
・・・・・・であるが、この戒名が示す通り、義父は一生、ヴァイオリンを弾き続けたという幸せな人である。 そんな事も含めて・・・・・・いつもながらの、いつものメンバーがいつもの様に集まり、3時間ほどを皆で楽しく過ごして来た。
話は全く変わるけど、昨日から、散文詩集「白樺色の風」の目次ページのタイトル 「86. 雨に降られた草刈」 と本文のリンクがどうしても張れないのである。
・・・・・・今夜も、又、本を引っ張り出して、色々とやってみたのであるが、どうも上手く行かない!
一体、どうなっているんだろう・・・・・・と、物凄く興味が湧く!また、明日も色々とやってみることにしよう!!
最後になってしまったが、台風10号は、今日の正午ころ関東地方に一番接近、午後の9時頃には、津軽海峡を通過中ということであった。東京は特に被害をうけなかったようだか、ヒュッテはどうだったろうか?
なにしろ、台風はヒュッテのすぐ近くを通過したようだから・・・・・・・
2003-08-11(月) 晴 自宅(都内) 気温(最低=25度、最高=34度)
午前中、ヒュッテの管理棟に電話を入れて訊いてみたら、台風の被害は特に無かった由。
テレビのニュースによると台風が中部地方に上陸してから、暴風域の範囲が急速に小さくなったと言っていたが、今回、ヒュッテ近くの被害が少なくなったのは、恐らく、その為ではないかと思う。
・・・・・・いずれにしても、友人関係の家に被害が無かったというのは嬉しい事。
聊かホッとした次第である。・・・・・・ところで、台風一過のあと、気温がうなぎ上りに高くなって来ているけど、テレビのニュースによると、ヨーロッパのこの夏の気象は異常との事。 特に、気温が異常に高くなり、ロンドンの昨日の最高気温は 38.1℃だったとか・・・・・・
今年の東京の最高気温は、まだ、そこまで行っていないので、現時点では、東京よりロンドンの方が熱い事になってしまう・・・・・・しかも、緯度はロンドンの方が 18 度も北だというのに・・・・・・!!確かに、私達が住んでいる、この地球は少しづつではあるが着実に不自然な方向に動いていることは確かである。
2003-08-12(火) 曇 自宅(都内) 気温(最低=25度、最高=32度)
友人たちに言わせると、僕は非常に好奇心が旺盛だということである。
自分でも、その事を否定はしないが、一つだけ、注意しないといけない事があるのに気が付いてきた。 それは、新しい事に目が向くと、その事を・・・・・・すぐにやってみたくなり、気が付くと、その事柄に関係したグループのヴォランティア・メンバーになっている事がよくあるからである。新しい事を始めるのは決して悪い事ではないが、ボランティア会員にでもなると、次から次へと会報やニュースが届けられ、送られてくる書類を読むのにもケッコウな時間が取られ、時々は打ち合わせに刈りだされ、その他に年会費とか寄付をする為、チョコチョコと目に見えないような出費が嵩んでいく。・・・・・・・比較的最近まで、僕は15程の集まりのメンバーになっていた為、ニッチモサッチモ行かなくなり、とうとう、全てのメンバーを辞める事にした。
・・・・・・そしたら、あの厖大な郵便物が殆ど送られて来なくなり、会議にも刈り出される事もグッと少なくなり、年間の出費も圧倒的に少なくなってしまった。
いうなれば、一石二鳥というよりは、一石三鳥・・・・・・程の効果が上げられつつある。
何とも素敵な事ではある。
最近、よく思う事に生活を簡素にしよう。
・・・・・・質素な生活を楽しもう!!・・・・・・という事がある。
面子も要らない、地位も名誉も要らない、本も、教養も、知識も不要・・・・・・
しんみりと寛(くつろ)げる家族と、素敵な友達と、僅かな本と、パソコンが一丁・・・・・
それに、困らない程度の、生活費があればそれでいい・・・・・・あの良寛和尚ではないけれど
風花水月と、思いっ切り双脚を伸ばせるに足る畳があればいい・・・・・
と思う。
・・・・・・家の中のガラクタを捨てよう・・・・・・
・・・・・・そして、心の中のガラクタはもっと捨てよう・・・・・・
そしたら、チッタア、人様の事やお月様やお星様の事を考える
心の中のスペースが出来て来るかもしれない!!
2003-08-13(水) 曇のち晴 自宅(都内) 気温(最低=21度、最高=28度)
本当に秋の日の様に爽やかな一日。
・・・・・・午後2時
中野駅の南口でLYPPの田島さんと会う。
・・・・・・田島さんは、最近、時々、僕とダブルスを組む健康的で明るい奥様である。
たまたま昨日、過日の卓球ツアーの預り金の精算の事で、会計を引き受けてくれた彼女の家に電話をしたら、
「・・・・・・アラ、丁度よかったわ・・・・・・実は、明日、中野に住んでいる姉と円井の5階で会うことになっているの・・・・・よろしければ、その時に、精算金をお預かりしてもいいわ・・・・・・」
・・・・・・という願っても無い話だったので、今日の午後2時に、南口の改札で彼女に会ったという訳である。・・・・・・預かり品を彼女に渡した後、丸井の5階に向う彼女と駄弁りながら、丸井の中に入り・・・・・・化粧品コーナーの一隅で立ち話をしていたら、後から、店内に入って来た可愛らしい感じの女性が、僕の直ぐ傍で立ち止まって僕の顔をジッと見詰めだしたのである。
「・・・・・・・?」
田島さんとの話しに夢中になっていた僕は、見覚えのあるその顔に・・・・・・・ハテ? と考えていると・・・・・・
「八岳さんですよね・・・・・・!」
と言われて、ハット気がついた、Special Olympics Tokyo の事務所でよく顔を合わせる女性である。
「ア〜〜〜〜ッ!!」
僕は、思わず、彼女の顔を指差しながら大きな声を出してしまった。「ネエ、2人を紹介するよ・・・・・・!」
と言ってから、田島さんを彼女に紹介して
「こちらは田島さん・・・・・・世田谷区の千歳船橋で開かれている LYPP という卓球教室で、貴女もご存知の中西さんから、一緒に卓球を習っている方です・・・・・・」
「初めまして、私は Special Olympics Tokyo の事務所で・・・・・・」
彼女も悪びれずに素直に自己紹介をしたあとで言った。
「お2人とも、中西さんから卓球の指導を受けていらっしゃるのですか?」
「はい、そうです・・・・・・」
「うん、そうそう・・・・・・」
・・・・・僕達は異口同音に答えたあと・・・・・・茶目っ気を出して、僕はひと言付け足した。
「そんだから・・・・・・僕達は、チットモ怪しい関係じゃナイノ!!!!」
その言葉に、2人の女性は明るい声で屈託無く笑った・・・・・・・・・・・・と、急に若い彼女は思い出したように言った。
「・・・・・・でも、とっても不思議な気がしますわ・・・・・・!」
「エ? 何が? どうしたのサ?」
彼女の声に、こう聞き返すと、彼女の曰く。
「だって、私、ここに来たのは・・・・・・今日で2回目なんです!」そう言えば、僕と田島さんが中野で会ったのも、本当に偶然中の偶然である。
それから、暫く雑談をしたあと、2人はそれぞれに会う約束の人が居て、別々の方角に向って行ったが、人生には時として、こんな風に偶然が重なる事があるのである。
人生って、本当に不思議で、素敵で、面白いものである。
2人の女性と別れた後、フト、僕は左手に将棋の本を抱えていたのに気が付いて、TAC の近くにある VELOCE に足を向け、中に入ると \ 199.- の Cafe Late を注文し、静かな席を見付けると、素敵な香りを楽しみつつ・・・・・・四間飛車戦法の練習問題の解答に没頭した。
午後5時少し前、僕は大きなビニール袋を抱えて、我が家に帰って来たが、その中には、たまたまシマチューで見付けた、サーキュレーターが入っていた。
そのサーキュレーターなるものは、床の上に簡単に於けるサーキュレーターで、一見して使いやすい優れもの!
今迄、こんなサーキュレーターは見た事が無かったうえ、とても効率が良さそうだったので、逡巡することなく、大枚 \ 2,980.- を払ってあっと言う間に買って来てしまった次第である。今日の一日、何んと素敵な偶然が続いた日だったんでしょう・・・・・・!!!!!!!
チョン・・・・・!!
2003-08-15(金) 雨 自宅(都内) ⇒ ヒュッテ
昨日の朝から雨が続いている。
今日も朝から雨・・・・・・それも、いわゆる、煙(けぶ)るような雨なんていうんじゃなく、土砂降りに近い雨である。 だから、一瞬、ヒュッテに出かけるのを中止しようかと思った程である。
・・・・・・でも、一家で出掛けるのは久方振りの事。
そう思ったら決断は早い・・・・・・ひどい雨の中を、昨日来用意をした荷物を、ずぶ濡れになりながら愛車に積み込み、着替えを済まして午前10時頃中野を出発。雨の為か環七も目白通りも自動車が少なくてスイスイだったけど・・・・・・・練馬の料金所を通過したトタン、上り車線は結構な渋滞。
何んの事は無い、今迄、都内に自動車が少ないと思っていたのは雨の為なんかじゃなく、お盆の帰省で東京の車が地方に出掛けていただけの事に気が付いた。12時、上里にて昼食を済まし、午後1時半佐久ICを出て、2時過ぎに雨の中をヒュッテ着。
KRと2人で、ワッセワッセと荷物を下ろしてやっとひと息。早速お湯を沸かして3人でお茶。
我が家の3人はお茶が好きである。
お茶を飲みながら、ヒュッテの周りの事をアアデモナイ、コウデモナイと話していたら、家内が
「この前来たの、去年の何時だったかしら・・・・・・?」
と言ったので、ビックリしたのは僕。
「エッ? 貴女ここに来たの、今年、初めて?」
と聞くと、そうだと言い
「そうそう・・・・・・去年来たのは、母のところから、このイスを貰ってきた時よ・・・・・・!」
と言って、女王様と綽名されているクラシック調のイスの肘を可愛がるように手で擦った。考えてみれば、息子KRのアイルランド行きの卓球の強化練習の為、僕自身も・・・・・・今年に入ってから、僅かに3回(外壁の塗りなおしのため 5月に5日間・・・・・・草刈のため 7月に5日間・・・・・・LYPPの皆さんとお茶を飲みに立ち寄ったのが1回)、日数にして延べ11日間だけである。
「フーン、そうなんだ・・・・・・?」
と、時間が経つことの早さに妙に感心した次第である。・・・・・・ところで・・・・・・いつもの事だけど、ヒュッテに来ると、時間が流れるスピードが東京にいる時と全然違ってしまうからとても不思議だ・・・・・・
東京にいる時は、いつもあんなに忙しいのに・・・・・・
ヒュッテに来ると、家の周囲を散歩して、ごく稀にしか出会わない道行く人の中の顔見知りの人達と立ち話をたり、ヒュッテの庭を見て回ったり、片付け物をしたり、本を読んだり、バイオリンを奏いたりするだけの事である。
・・・・・・今日もそう・・・・・・家内が晩御飯を作っているキッチンの隣のリビングルームで、僕は夢中になって2時間ほどバイオリンを奏いていたけど・・・・・・あれって、家内はウルサクないのかしら?
・・・・・・ちっとも、文句を言わないけれど・・・・・・????
2003-08-16(土) 曇時々雨 ヒュッテ 気温(最低=19度、最高=14度)
今日は朝から、家の前の通りに面した山側の樹木の間引き。
午後は、2時過ぎに一家3人で E - 190 宅のアンティークショップを見に行き、その足で山を下りてピクシーで買い物、更に高原美術館に足を運んで一家3人で「プティリッツァ物語」(第1巻)を見せて貰いました。・・・・・・
このビデオ作品に関係のある家内が、この作品を見たのは今回が初めて・・・・・・
見終わったあと、彼女はクスクスと可笑しそうに笑っていました・・・・・・その後の今日のスケジュールは、午後4時から、観光案内所前の広場で、ジャズコンサートがあり、7時半からは、毎年8月16日夜恒例の精霊流しと花火大会。
・・・・・今夜はほんのチョッピリ雨模様だったけど、松原湖の静かな湖面に浮かぶ精霊流しの淡い灯と、夏の夜空に広がる打上げ花火の美しい風物詩を静かに楽しむ事が出来ました・・・・・
2003-08-17(日) 曇時々雨 ヒュッテ 気温(最低=21度、最高=15度)
14年前に、松原湖高原にヒュッテを建てて以来、我が家では、コブシ、ダンコウバイ、アンズ、クリ、カシワ、キハダ、サクランボ、ナナカマド・・・・・・等々、色々な樹木を庭に植えて来たけれど・・・・・・足掛け15年が経った現在、改めて庭全体を見渡してみると、どこかにアンバランスなところがあり、庭全体の雰囲気がどうも今一つサッパリとしない!!
・・・・・・そこで、
「ソーカ、それでは・・・・・・1から全部やり直し!! エイヤッ!!」
と、ばかりに今迄植えて来た、上記の樹木をゼ〜〜ンブ切っ倒したあと・・・・・・
返す刀で、隣家との境界に昔から植わっていた大きなモミノキも伐採!!
・・・・・・そしたら、ドーデショ〜〜〜!!
庭が本当にスッキリしてしちゃったじゃありませんか!!「これは素晴らしい!!」
・・・・・・そう思って、家内に見て貰うと、家内も
「・・・・・・とっても素敵!!」
のひと言。そこで、家内と相談をして・・・・・今後は、余計なものを一切植えないで、このまま白樺と短く刈り込んだ草の庭にする事にした。
何んだか、ヨーロッパ・・・・・・それもドイツとかオーストリアの家々の庭みたいになって仕舞いました。
・・・・・・でも、素敵!!
こんど来た時には、ヒュッテの庭を綺麗に刈り込む事にしました。
2003-08-18(月) 曇 ヒュッテ ⇒ 自宅(都内)
今日は、KRの夏休みの最終日なので、東京に帰る日である。
・・・・・・午前中は、何はともあれ、きのう大車輪で切り倒した倒木(モミノキ、ヤマハンノキ、ズミ)の後始末。
・・・・・・と、ひと言でいっても、実際はとても手間の掛かる仕事なんです、これが・・・・・・!!
だって、根元の直径が 25cm 程もある木だったから、倒木の位置を少し変えるだけでも・・・・・・もう、ホントに大変。
それに、枝葉の量もハンパじゃない!!
・・・・・・3時間ほど掛かって、この仕事が終わる頃には、もう体中が汗ビッショリ・・・・・・そこでシャワーを浴びて、サッパリとした木綿のズボンと長袖のシャツに着替えを済ますと、今度は、東京に帰る荷物の整理・・・・・・
この帰り支度も、一瀉千里(いっしゃせんり)にキチンと済ませて、午後3時ヒュッテ発。いつもの事だけど、スッカリと戸締りをしたあと、あのガチャガチャと掛ける鍵の音が妙に心に響きます・・・・・・
ヤツガタケのわが家(いえ)
なつかしのわが家
タラララ、ララララ、ランラララン
そして、この歌を聴くと、小さい時に歌ったあのキャンプファイヤーの歌が、心の中に湧き返るから不思議です・・・・・・
閑話休題今日は、家内が勝沼でブドウ園を開いてるお友達の所に寄る用事があったので、須玉 IC経由で 中央高速に向った・・・・・・
中央高速の渋滞があまりにヒドイ為、ここ何年かの間、中央高速を走った事が無かったけど、改めて今日走ってみると、今日もヤッパシ、中央高速は、ひどい渋滞・・・・・・!!
・・・・・・って言うのは・・・・・・走ってみて気が付いてのであるが、中央高速のところどころでは片側3車線の拡幅工事が進行しており・・・・・・いつの間にか、勝沼〜大月間が 3車線になってはいたものの、大月からの上り線が、まだまだ2車線の為、そこからがマタマタの大渋滞!余りにもひどい渋滞の為、談合坂SAで夕食を済ませて帰宅したら、自宅に着いたのは午後10時すぎの事でした。
ア〜〜〜〜疲ッカレタ〜〜〜〜!!
追伸:
・・・・・・でも、あの拡幅工事が完成すれば、この大渋滞はだいぶ緩和されんじゃないかと思います。 でも、まだ2〜3年は掛かりそう・・・・・・!!
2003-08-19(火) 曇時々雨 自宅(都内) 気温(最低=18度、最高=25度)
今日の午後、新宿のヨドカメに行って、新しいデジカメを買って来た。
ついこの前まで使っていたソニー製のデジカメが壊れてしまったからである。さて、ヨドバシカメラのメディア館のデジカメ・コーナーに着いてみると・・・・・・オーマイゴッド!!
物凄く多機種のデジカメが展示台の上に並んでいるではないか!さて、この機械の中からどれを選ぶ?
・・・・・・前以て、僕がデジカメを選ぶ条件は下記の通りである。
というより、こんなカメラがあればいいと思っていたのである。● 小型軽量
● 持ち易くて、掌(てのひら)に心地よくフィットする事
● オートフォーカス・オートフラッシュが使いやすい事
● 使用目的により、画素数の変更が簡単に出来る事
● 接写が出来る事
● 撮った写真を簡単にパソコンに取り込める事
● 値段は \ 40,000.- 以内である事以上の条件にあうカメラだったら、メーカーの名前は問わない積もりである。
・・・・・・そこで、沢山並んでいるデジカメを右手にとってみて、どれが一番、手のひらにフィットするかを調べてみた。
その結果、選んだのが Nikon : Coolpix 3100
あとの 「オートフォーカス」 以降の条件は、店員さんに聞かないとよく分らない!
・・・・・・という訳で、たまたま傍にいた店員さんを捕まえて色々と話を聞いてみたらば、このカメラが上の全ての条件にピッタシな事が分って来た。
・・・・・・と言うわけで、わずか20分たらずの時間で、そのカメラを買うことにした。さあ、今夜から、このデジカメの使い方を勉強する事にしよう・・・・・!!
でも、嬉しいなア・・・・・!!
これで、又、ホームページの写真を撮る事が出来るヨ〜〜〜〜!!
2003-08-20(水) 曇のち薄日 自宅(都内) 気温(最低=20度、最高=28度)
午後2時、桃三の会議室で「集団疎開を考える会」が開かれた。
・・・・・・今日の議題は、データ資料の収集方法に就いてであったが・・・・・・
その他にもアンケート用紙の配布と、9月30日までに回収する事が、検討、実行する事になった。
来月の集会日は、普済寺の寮長の塚さんが出席出来る様に9月26日(金)午後2時と決まった。夜、きのう買って来た Nikon : Coolpix 3100 の調子が妙に変である。
シャッターを半押しにすると、フォーカスがキチンと合った事を記す、AFランプがつく事になっているのだが、いくら説明書の通りにカメラを操作しても、AFランプは黙秘権を行使しているだけである。
ホントは、今すぐにでも Nikon のテクニカルサポートに問い合わせをしてみても、今の時間は ニコンのテクニカルサポートは閉まっているからダメ!!・・・・・・っていう事で、明日の朝、9時半以降に Nikon のテクニカルサポートに連絡する事に致しました。
2003-08-21(木) 薄日 自宅(都内) 気温(最低=23度、最高=30度)
午前9時半過ぎに Nikon のテクニカルサポートに電話を入れて聞いてみた。
・・・・・・電話に出た女性は、僕の説明を聞いたあと、「それでは・・・・・・こうしてみて下さい」
「・・・・・・ああしてみて下さい」
などなど、20 分ほど僕とやりとりした後、
「・・・・・・お客様がお求めになった機械は、どうも不良品のようです・・・・・・」
と言ったあと、これからどうしたらいいかを、教えて呉れました。
午後、ヨドカメに一昨日買ったデジカメを持っていって、新しいカメラと交換して貰った。
デジカメ・コーナーの説明員は、おととい買ったばかりの僕のカメラを手にとると
「・・・・ホント、シャッターボタンを半押ししても、AFランプが点灯しないなんて・・・・・こんなの初めて見ました!」
と言って、気持ちよく新しいカメラと交換して呉れました。ヨカッタヨネ〜〜〜!!
・・・・・・これで、又、新しい写真を撮ることが出来るぞ〜〜〜〜
2003-08-22(金) 晴時々曇 自宅(都内)
午後、東京電力から光ファイバーの屋内調査にやって来た。
・・・・・こんど、我が家のパソコンを光ファイバーに変更して貰うための下調べである。光ファイバーの工事費が3万円まで無料だというので、お願いする事にしたが、直径 5mm 程の線がまた1本壁を走る(しかも色は黒だとのこと)のが気になるが、NTT はクリーム色の線をもっているのだろうか? そのあたりの事を、少し調べてみる事にしよう・・・・・・!!
2003-08-23(土) 晴 自宅(都内)
久方振りに、千歳船橋まで卓球の練習に出掛けた。
・・・・・・いつものように、素敵な仲間の皆さん。
練習をおわってから、喫茶店に行って駄弁って来たが、話題の中心は今月始めの卓球ツアーの事。
中でも、皆が爆笑したのが、
「あの10人乗りのレンタカーを八岳さんが運転したのを・・・・Y さんがトテモ怖がっていたの・・・・!」
のひと言!
・・・・・・
皆が笑いながら、Y さんの方を見ると、別の女性が可笑しそうに付け加えた・・・・・・
「・・・・・・そうなの、Y さんたらね〜、こうしてイスにしがみ付いていたのよ!」
と言って、彼女がイスにしがみ付いていた真似をしたので、またまた皆が大爆笑!!
・・・・・・
こんな話をしている内に、1時間ほどがあっと言う間に過ぎてしまったが、ホントに皆さん素敵な人達である。
午後11時、僕は愛車 VW Cabriolet のエンジンキーを捻り、一人で関越の練馬入り口に向った。
・・・・・・息子の次の卓球の試合が近付いている為、今、ヒュッテに行かないと、当分の間、ヒュッテに行く事が出来なくなってしまうからである。
関越に入ると、夜の空気は暑くもなく寒くもなく・・・・・・ホントに素晴らしい夜気である!
料金所を通過すると、直ぐに僕は路肩に止まって、幌を下げて屋根をオープンにした。
気温は25度くらいだろうか?
夏の夜風に吹かれながらのオープンカーのドライブはとても気持ちがいい!
普段なら、CDの音楽を聴きながらドライブするのだが、夜風と草にすだく虫の声や、蝉の声が素敵だったので、とうとう上里のSAまで、カーステレオは使わず仕舞いでした。
ところで上里のSAでのことである。
何んとなく、お腹が空いたので、ラーメンを注文したあと、出来上がるのを待っていたら、一人先客がいるのに気が付いた。
近付いてみると、オヤオヤオヤ・・・・・・これが何んとマア、外人の女の子である。
しかもティーンエージャーだろうか・・・・・・兎に角、若くて可愛い女の子である。
僕に気が付くと、その女の子はニッと小さく微笑んだ。
”Hei !”(やあ!)僕は思わず英語で声を掛けた。
すると、
「今晩は!」とキレイな発音の日本語が返って来た。
「今晩は! ・・・・・・日本語上手だね! 何処で習ったの?」
「日本で」
「そう? どの位勉強したの?」
「2ヶ月くらい・・・・・・」
・・・・・と、その時、食堂の女性が、その女の子に声を掛けた。
「はい、お客様、お待ちどう様でした・・・・・・」
でも、その女の子はその日本語が聞き取れなかったらしい・・・・・・少しキョトンとしていたので、僕は、トッサに英語で言った。
”Your meal is ready !”(食事ができたってサ!)
”Thank you ! Your English is very good !”(どうも有り難う! 英語とても上手ね!)
”Thank you ! By the way, are you driving yourself ?”(どうも有難う! ところでさあ、貴女は一人で車を運転してるの?)
深夜のSAの食堂には、僕達2人のほか誰もいなかったので、さっきから気になっている事を、彼女に聞いてみた?)。
”No ! I came here in a bus...............actually !” (違うわ! バスで来たの・・・・・!)
”Where are you heading for ............then ?” (じゃあ、どこに行くの?)
”Kanazawa...........” (金沢よ)
・・・・・・と、今度は僕が食堂の女性に呼ばれた。
「はい、お客様どうぞ!」
僕は、食事を受け取りに行きながら彼女に言った。
”Shall we talk talk together while eating ?” (食事しながら話さない?)
”Yes ? Of course !” (あらそう? いいわよ、勿論・・・・!)
”Then would you please find a table ? I'll be comming to you soon.............”(じゃあ、席見つけといてよ? すぐに行くから・・・・・・)
ラーメンの丼を受け取ると、僕はお箸と水を持って、その女の子のテーブルに行き、坐りながら「どこの国からやって来た?」のかを聞いてみた。
”Where are you from ?”
「カナダから来ました・・・・」
彼女は、再度、キレイな発音で日本語で言った。
”Your Japanese pronunciation is very good. By the way, how many languages do you speak ?” (日本語の発音とてもキレイだよ! ところでさア・・・・・・貴女は何ヶ国語はなすの?
・・・・・・彼女は、少し考えてから、こう言った。
”English, 日本語スコシ・・・・・・French and Spanish.............” (英語、日本語少し、フランス語とスペイン語...........”
それを聞いたトタン、僕はフランス語で聞いてみた・・・・・
”Parlez vous Francais ?” (フランス語話すの?)
驚いたのは彼女である・・・・・・・
”Vous parlez bien Francais...........!!” (フランス語、上手!)
”Merci beaucoup ! 'A propos.........y-a-t-t'l beaucoup de gens qui parlet francais 'a votre pays ?”
(どうも有り難う! ところでさあ・・・・・・貴女のお国には、フランス語を話す人は沢山いるの?)
”Oui,.............bien sur !” (ええ・・・・・・もちろんだわ!)
”Donc, ou est-ce-que vous avez etudi'e la langue Francais ?” (それなら、何処でフランス語を勉強したの?)
”Chez nous...........nous parlons francais toujouus .!” (自分の家で・・・・・いつもフランス語を話してるの・・・・・・・)
・・・・・・どうやら、彼女はフランス系カナダ人のようである・・・・・・!!
それから、5分間ほどの間、僕達は何もかも忘れて、夢中になって喋りつづけた・・・・・・!バスの発車時間が近付くと、彼女は早足で、入り口の方に立ち去ったが、その前に僕達はお互いの写真を取り合った。
”Would you please send me the picture ?” (写真、送って下さる?)
”Yes, of cource..........!” (うん、勿論だよ・・・・・・)そう言って僕達は分かれたが、下の写真が、その時に撮った彼女の写真である。
・・・・・・旅と人生って、色々な出会いがあって、ホントに素敵である!
2003-08-24(日) 曇時々雨 ヒュッテ
少し寝不足気味・・・・・・!
昨夜、ヒュッテに着いたのは2時近く。
それから・・・・・・・荷物を運び込んで、シャワーを浴びて寝床に入ったときは、もう午前3時を回っていたからである。今回、ヒュッテにやって来たのは、前回来た時に切り倒したヤマハンノキとモミノキを片付け、庭の草刈後をキレイにするためである。
・・・・・・兎に角、少しでも、庭をキレイにする事!
僕は、雨が小ぶりになるのを待って、何回も庭に出て片付けを続け、雨に濡れながら少しづつ庭片づけをして行った。午後3時頃、雨が本降りになって来たので、仕方なく、ガーデニングを切り上げ、シャワーを浴びてホッとひと息ついた後、暑い紅茶を飲んだが、その美味しかった事!
紅茶を飲みながら、久方振りにトルストイの「戦争と平和」の続きを読んだ・・・・・・
静かなヒュッテは本当に心が落ち着く所である・・・・・・・
2003-08-25(月) 晴 ヒュッテ
午前中、杉尾の三浦さんの家に出掛けた。
・・・・・・ブルーベリーの畠を見せて頂く為である。
行ってみると、とても大きな二階家と離れの二棟建ての素敵なおたくである。家の周りには、250坪ほどの畠があり、トマト、ナス、キューリ、インゲン、エダマメ・・・・・・等々が作られていて、野菜類を買うという事は殆どないようである。
ブルーベリーの畠は、家の裏手の日当たりの良い斜面に40本程が植えられており、毎年 7 〜 8kg のブルーベリーが収穫できるようである。
三浦さんによると、野良仕事は毎日午前中にこれを行い、午後は、家の中の片付け物、読書、手紙書き・・・・・・等々、農作業以外の仕事をしていそうである。
「午後は畑仕事はやらないの?」
と訊くと、
「ええ、やりません・・・・・・!」
と言ったあと、
「だって、畑仕事は、半日もやれば、ひどく疲れちゃって・・・・・・」
と、付け加えて、静かに笑った。そのあと、お宅に上がって、小一時間ほど話を伺ったが、途中で
「・・・・・・こんな山の中で生活してて、不便な事はありませんか・・・・・・・?」
と訊くと
「それは、色々とありますよ・・・・・・でも、それが良くて、ここに来たわけですから・・・・・・」
と言って、再度静かに笑った。それから暫くして、大きな瓶に入ったブルーベリージャム、キューリ、トウモロコシ・・・・・・などなど沢山のオミヤゲを貰って、帰途についたが、途中、静かな農道をドライブしながら、静かで豊かな彼の生き方に僕はひどく感心したものである。
彼と僕は、松原湖で毎年行われるラジコンのヨットレースの仲間同士であるが、最近の彼はラジコンのグライダーにも熱を上げており、
「この間、墜落させちゃって、翼を壊しちゃったンで、又、新しいのを作っているんですよ・・・・・・・」
と言って、長さ 1m80cm ほどの美しい翼を見せてくれたものである。人には色々な生き方があるが、三浦さんのように、自分の生きたい様に素直にいきるのが、本当に豊かな生き方だと改めて思った次第である。
家に帰り、昼食をとったあと、2回目をよんでいる「戦争と平和」を今日もよみ続けたが、僕は本当にトルストイという作家が好きである。
・・・・・・読んでいる最中に・・・・・・この壮大なロシア貴族のロマンは、史実にどの程度近いのだろうか、と、ふと思ったが・・・・・・それにも増して、僕は主人公のピエール・ベズーホフという青年が大好きである。お陰様で、今日のガーデニングは、夕方になって、ほんの申し訳程度にやっただけである。