2001 年 11 月高原日記

     

     

2001-11-02(金)         晴         ヒュッテ L = -2℃  H = 11℃

 ハイビジョン・フェスタの選考日。
 新井公男さんとカッチャンが中心になって作成したわれわれの作品は入選とでもいう上映作品の一つとなった。
 ちなみに上映作品の数は、全作品24ケ中12作品でした。
 中島さんが作った作品は奨励賞を受賞しました。凄い、凄い!!

    

    
2001-11-03(土)        曇のり雨          ヒュッテ           L = −2℃  H = 11℃

 午後7時より、桔梗屋にて「こうみ塾」の懇親会。

 一級建築士 S 氏と知り合う。
 建築屋さんの裏話を色々と聞いたけど、この業界も結構たいへんだと思う。

    

     
2001-11-04(日)       快晴           ヒュッテ         L = -2℃  H = 16℃

 ビジブルファイルのファイル立てを作った。
 幅30cm、高さ40、奥行30cmの箱物で、手前の引き戸も奥板もないもので、手前と奥の両側からファイルを入れられるという、ホントに簡単な木製の木枠である。 ファイル類というのは、普通は背表紙の部分が一番厚く、見開きの部分が薄くなっているものが圧倒的に多いので、こんな風に、裏と表と両側からファイルの出し入れが出来ると、お互いに厚い部分と薄い部分を補間し合って、実に都合がいいのである。

 ・・・・それが終わったら、今度は、ヒュッテの中の整理である。
 今まで時間が無かったので、家の中は大分ほったらかしになっていた。
 変な趣味だけど、時間があると、僕は家の中を整理したり、ゴミを捨てたりするのが大好きである。

 今日も、片付け物をしたり、アチコチを磨いたりしていたら、公民官報用2本に全く手が付かなかった。
 ・・・・僕も、締め切りが近付くまでペンを握らないタイプのようである。

    

    
2001-11-06(火)       雨のち晴        ヒュッテ        L = -2℃  H = 11℃

 10月22日に、南相木の井出正さんに改造をお願いしていた折りたたみ机が戻って来た。
 出来上がりは、ご覧の通り、素晴らしい机になってしまいました。
 ・・・・ホントに、
 「見て、見て、見てっ!!」って、皆んなに言いたい感じ・・・・・・・・

 ・・・・だから、今日、早速、下の写真とコメントをトップページにアップロードしちゃいました。

チ@チ@チ@チ@チ@チ@チ@

   

筆者の新しい宝物を披露致します。
上の写真に写っている折畳式の読書机が、その宝物なんです!!
・・・・ってな事を言いますと・・・・・
「何んで、こんな机が宝物なの・・・・・?」って、オドロク方がいらっしゃるかも知れません!!
でも、チョット見て下さい。
・・・・机前面の床に近い所にある、硬いナラ材で出来たアーチ型の横梁を・・・・!
以前は、この梁が直線だった為に、足を伸ばすことが出来ずとてもイライラしたものでした。
・・・・でも、今は大丈夫。 思いッキリ足を伸ばして、本を読む事が出来るようになったのです。
この机は薄く折りたたむ事が出来るため、以前から、筆者がトテモ大切にしていたものなのです。
 ・・・・ところが、今はもう、思いっ切り足を伸ばすことが出来るようになったので、
これは・・・・もう・・・・・ホントに筆者の宝物になって仕舞いました。
改造して下さったのは、北相木村の家具作りの名人・・・・アマナ(これは屋号です・・・ハイ)の井出正さんです!
・・・・エートットットット・・・・!!
 ついでだから、コマーシャルもしちゃいましょう!
木工房アマナの電話番号は 0267-77-2485 です!
手作り家具に御用の際は、木工房アマナさんへど〜〜〜〜ぞ!!
エヘン、エヘン、エヘン・・・・!!

      

    
2001-11-07(水)       晴         ヒュッテ         L = −5 ℃  H = 12℃

 公民官報に載せる、蝶の原稿2本を書き上げ、総合センターに届けて来た。

 ・・・・ここ2週間ほど、早く書かないと・・・・と気になっていた原稿にやっと手が付いた。
 それにしても、東京に引き上げる前の日になって、やっと原稿を提出するなんて、やっぱり僕も、締切日の近くにならないと、筆を握らないタイプだということがよく分かった。
 ・・・・それにしても、11月上旬に、
 「皆さん、明けましてオメデトウ御座います」
 なんて書き出して原稿を書くなんて、何んか変な気がするものである。

 町からの帰り道、国道から上がった辺りに、まだキレイな紅葉が残っていたので、デジカメで撮ってきた。
 小海町の自然って、どうして、こんなに美しいんだろう・・・・・・・??!!!!
        


      

     

     
2001-11-08(木)       晴         ヒュッテ → 自宅   

 過去3年ほど、ヒュッテで冬を送ったが、今冬から、冬を中野でおくることにした。
 そして、今日は、ヒュッテを引き上げる日。
 朝早く起きて、水周りの汚れをキレイに洗い流し、留守中に鉄管が凍らないように「水落とし」をし、荷物を自動車に積み込み、水道・ガス・電気の安全の最終点検を済ませ
 「がちゃ・がちゃ・・・・」
 と玄関のドアをロックする音は、本当に淋しい・・・・・!!

 何んかホントにシンミリとしてしまう瞬間である。

 冬の間にも、「こうみ塾」の会合にでたり、チョットした打ち合わせにヒュッテにやって来ると思うけれど、僕が又ヒュッテに住むのは、来春、雪が溶けてからの事である。

 まあ、明日からは、家族とユックリとくつろいだ毎日を送り、このホームページの書き掛けのページを書き足していく事にしましょう。

 午後2時15分、ヒュッテ発。
 午後6時半、中野着。

 家内が作って呉れた晩ご飯の美味しかった事。
 僕が作る晩メシとは、美味しさが何倍も違う。

 家内が居て、息子が居て・・・・・
 やっぱり我が家は本当に素敵である。

    

    
2001-11-09(金)       雨        中野

 午後1時半、中野区の保健所に成人検診の「肺ガン」の検査に行って来た。

 中野区の成人病検査を受けたのは、今回が初めてである。

 保健所のロビーで順番を待つ間、僕の周りに同年輩の人達が沢山いるのを見て、ふと思った。
 「あ、そーか・・・・・俺って、中野区の人間だったんだっけ・・・・・!」って・・・・・

 そしたら、何んかトテモ不思議な気がしました。
 だって、今の今迄、僕は、小海町の住人だと思っていたからである。

 「フーン、そうだったんだ〜・・・・・!」

    

   
2001-11-11(日)       快晴       自宅

 午後、天気がよかったので、和田掘公園まで MTB (マウンテンバイク) に乗って、サイクリングに出掛けた。

 和田掘公園は、僕が小さな頃は、大宮公園と言っていたが、今、昔の事を思い出しながら通ってみると、昔とはスッカリと変わってしまっている。

 昔、バスが通っていた、クネクネと曲がっていた齋美山の下り坂の辺りは、キレイな家が沢山立ち並んだ住宅地となっていて、昔、この辺りまで、昆虫採集に来たなんて思いもよらない雰囲気だったし、中学校2年の夏、石屋の富ちゃん達と小鮒を釣った小川も、護岸工事が施され、昔、この川の両側は草深い田圃の脇道だったなんて、想像もつかない程。

 思えば、僕も、もう65歳。
 あの幼かった美しい日々を、僕はまだ昨日のようにハッキリと思い出せるのに、世の中はどうして、こんなにも大きく姿を変えて仕舞うのだろうか・・・・・?

   

     
2001-11-12(月)       雨         自宅

 高田馬場の Nemus 社を訪問。
 松原湖の小人展に Gnome を展示して頂くお願いをする。
 (後日、追記予定あり)

    

     
2001-11-13(水)       晴          自宅

 午後、天気が良かったので、ふらりとサイクリングに出掛けた。
 ・・・・気が付くと、いつの間にか、落語にも出て来る”堀の内のオソッサマ(お祖師様)”の近くまで来ていたが・・・・・・・ふと、小学校時代、父親と一緒に、オソッサマの下の善福寺川に、何回も夜釣りに来たのを思い出し、その辺りに行ってみることにした。
 ・・・・だが、どうだろう?
 その途中の坂は、環状7号線と化し、当時は、ユッタリと流れていた川には、厚い鉄板がかぶさり、大型クレーン車が走り回っているので、一昨日の大宮公園同様・・・・当時の田園風景は、何処にも見当たらない。

 何んか淋しくなって、川ップチを走って行くと・・・・・オヤオヤオヤ・・・・・・いつの間にか五日市街道に出てしまいました。
 この街道筋も、親父と一緒に何回も走ったものである。
  (そうだ・・・・・この先に大きな農家があって、太いケヤキの森があったっけ?)
 ・・・・・そんな事を考え考え、柳窪の方に走って来ると
 ありました、ありました・・・・・!!
 50年後の今でも、ほんの申し訳け程度に、太いケヤキが何本か残っているじゃ〜ありませんか!!
 僕は、たまたま、肩に掛けていたデジカメで、そのケヤキの林を撮りました。
 それが、次の写真です。

     

      
 当時の道幅は、現在の道幅の半分くらい・・・・・黄色のセンターラインから右半分より少し狭いほどで、中央奥、道路の右側に見えるケヤキ並木が、街道筋の両側にズ〜〜〜ッと続いていたものでした。
 そして、真夏にこの辺りを通ると、何十匹ものミンミン蝉が、太いケヤキの幹にとまって、暑苦しいけれど威勢のよい唸り声を上げていたものでした。

 現在、通常ならば写真よりもズット自動車が多いこの街道筋も、当時の主役はリヤカーをひいた自転車、大八車、それから時折り丸い糞をポッコン、ポッコンと落として行く荷馬車などで、時々しか通らない 3輪オートバイやバス等は、どちらかと言えば、この街道筋の端役達でした。

 この街道筋を当時の僕は、サドルに坐ると足がペダルに届かなかった大人用の自転車に乗って、親父の自転車の後に一生懸命ついて行ったものでした。

 ホント、世の中は変わるものです・・・・・・・!!




2001-11-19(月)      曇        自宅

 今日、掲示板を開いたら、久方振りに百二十翁氏の書き込みがあった。

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しし座の流星群 投稿者:百二十翁  投稿日:11月19日(月)09時57分44秒

八岳さん。久しぶりに、百二十翁、参上です。
ここ、松原湖の、星見ケ丘の星見台。しし座の流星群。今日未明の天体宇宙大スペクタクロ! ケ!マグニヒィカ!でしたよ。
満天の星空に、四方八方、花火のように星が流れて、明け方までにお星様みーんな無くなってしまったらどーしようと心配しました。本当。今夜、確かめるまで心配です。星見ケ丘の、年間入場券をお持ちの八岳さんが、そんな夜、こちらにご不在はまことに残念でした。

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 「あ、Oさんだ!」
 僕は、懐かしさに駆られて、O氏の書き込みを一気に読んだが途中で、次の文章を読んだ時点で大爆笑!

満天の星空に、四方八方、花火のように星が流れて、明け方までにお星様みーんな無くなってしまったらどーしようと心配しました。本当。今夜、確かめるまで心配です。

 ・・・・・なんて書いて来るのが、如何にも彼らしい!

 僕は、早速、O氏のカキコに返事を書いた。

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百二十翁様 投稿者:八岳晴耕(やたけ・せいこう)  投稿日:11月19日(月)13時01分59秒

しし座流星群、松原湖で見たかったです!
僕が見たのは、埼玉県の花園町。 東京から北北西へ 100km 程の畑の真ん中でした。
・・・・何せ、東京は午後に入っても、雲が一杯の天気。
仕方なく、晩御飯をごご6時ころに食べ、家族全員8時頃に就寝。
午後11時に起床。 雨戸を開けて空を眺めましたが、相変わらずの空模様!
・・・・・そこで、ジローチャンは考えた〜〜〜っと、ばかりに・・・・・・
「よ〜し、関越自動車道、雲の無いとこまで北上するぞ〜〜〜〜!!」
と、ゲチを飛ばして、自動車に飛び乗り、関越を北上すること1時間半。
花園ICまで来ると、空は雲ひとつ無い快晴状態。
「よ〜し、ここだっ!!」
指揮官は逡巡すべからず! ・・・・・っと昔おぼえたバカの一つ憶えよろしく、サッサと高速を下りて、カーナビを頼りに、荒川の土手など、2〜3ケ所を回った末、空にさえぎる物の無い畑の真ん中に自動車を止め、車のホロをあげて椅子をウシロに倒し、家族3人、それぞれに毛布にくるまって、空を見上げること約1時間半。

・・・・こんな事があると、すぐに数を勘定したくなる僕は「イーチ、ニ〜イ、サ〜ン・・・・」と数を数え始め、825迄、数を数えました。 最高だったのは、3時10〜20分の間の10分間。バラバラバラッと、1秒間に10ケほどの流れ星が、全天に流れた事もあったのにはビックリしました。
その後、3時40分ころ、帰りのエンジンのスイッチを入れましたが、帰り道、ハンドルを握りながらも幾つもの流星が見えていました。

・・・・ところで、先ほど小生が勘定したと言った825ケは、畑の真ん中で小生が勘定した数であって、家内と長男が「あ、見えた! あ、あそこも・・・・!」と叫んでいた流星の数は、この中に含まれていません。
それから、現地に行くまでの間に自動車の中から見えたもの、それから、途中で休んだサービスエリアで見た沢山の流星もこの中に含まれていませんので、そういったものも全て含めますと、かれこれ、1000ケ以上の流星を見たのではないかと思います。

家内ともども、行き帰りの自動車のなかで
「・・・・松原湖だったら、もっとスゴイよね、きっと・・・・!!」
などと話しておりましたが・・・・・貴台のカキコを読んで、
「案の定・・・・・!!」
と、改めて感じた次第です。

最後になりましたが、帰途、高坂PAで食べたラーメンが、お腹が空いていたのでしょうか、とても美味しかったです。

話は変わりますが、そちらには、いつ頃までいらっしゃるのですか?
年内には、あと1〜2回、そちらに出掛けたいと思っておりますが・・・・・・
お会い出来るや、出来ないやら・・・・・です。

奥様にも、よろしくお伝え願います。

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 午後、散歩に出掛けようとして、玄関の前に置いてある自転車の方に行こうとしたら、センリョウの実がとても鮮やかだったので、写真を撮って高原日記に紹介することにしました。


    

 僕はセンリョウが大好きである。

 赤と緑のコンゴラストが絶妙だと思うし、実のなり方も実に素敵である。
 ・・・・・我が家の庭には、このセンリョウが少しづつであるが、着実に増えている。
 その事を卓球の仲間に話したら
 「それは大変に羨ましい。オレンチのやつは、植えたけれど段々弱って行って、とうとう枯れちゃったよ・・・・・・」
 との事。
 ・・・・・・その後で
 「そりゃあ、八岳さんチは、きっと千両屋敷に違い無え〜・・・・・!!」
 と言って、明るく笑った。

 その彼も、今は北海道の人となってしまっている。


2001-11-21(水)      晴        自宅

 兎に角、毎日毎日がアッと言う間に過ぎてしまう。

 朝、起きてから夜寝るまでの間、ポケ〜っとしている時間が殆ど無い。
 今迄、溜まりに溜まっていた郵便物の整理が一番の頭痛の種。

 その他、成人検診、保険の更新、各種団体のメンバー宛ての通知書・・・・・・・等々。

 今回の帰京を機に、今迄15〜16程加入していた団体の数を見直して、どうしても必要なもの2〜3団体に絞り込みたい。
 ・・・・・・そんな事、あんな事をやっていると、本当にアッと言う間に一日が過ぎてしまう。


2001-11-22(木)      晴         自宅

 過去4年間の高原日記の写真と文章の整理が全て終わりホッとした。

     

       
2001-11-23(金)      快晴        自宅

 家内と一緒に、京橋の並樹画廊に出掛ける。
 家内が油彩を習っている、油彩グループの作品展示会が開かれているからである。

 展示作品の数はおおよそ三十数点。
 絵画が好きな僕は、30分ほどを掛けて一つ一つの作品を面白く見させて頂いた。
 どのモチーフも、絵を画く角度こそ違え、4〜5人の人が同じ物の絵を画いている筈だが、それぞれの作品をジックリと眺めて見ると、画く人の個性が出ていて、とても面白い。

 家内と京橋・銀座界隈を一緒に歩くのも、本当に久し振り。
 最近の東京は、あちこちの通りの電線が地中に埋設されつつあり、街角の風景が物凄くスッキリと変貌しつつある。

 それから,今日初めて気がついたのだが、この界隈の目抜き通りの歩道の幅が、千曲川沿いの国道141号線ほどもあるのにチョット驚いた。 ・・・・・・今日は祝日でお休みの所為か、このあたりのビル街は本当に人影が少ない。

 4年程、東京を離れている間に、東京が大きく変貌しているのに、改めて驚いた次第でありんす。

  
 銀座からの帰途、フト気が付いて、総武線を千駄ヶ谷で降り、日本の将棋界のメッカ「将棋会館」まで足を伸ばし、「駒落ち定跡」の本を買って来た。 会館の建物に入る前、ふと、デジカメを持っていたのを思い出し、前の通りから入口の風景を写真に収めました。

    

    

 さて・・・・・建物の中に入り、お目当ての本を買い、2階の将棋道場を覗いてみると、今日が祝日のせいか、200人程の席は超満員。
 余り、時間もなかったので、目の前で指している大人と中一くらいの子供が指している盤面をのぞいて見て驚いた。
 兎に角、この子が指す手が、見事な位に鋭いのである。

 大人の方は2段ほどの腕前か・・・・・・その大人の居飛穴が、この子の2枚飛車で攻め立てられているのである。
 「あ、勝てる!!」
 と、思った瞬間、チョットした計算違いをやらかして、この子は負けてしまったが・・・・・・
 その子を倒した瞬間、50がらみのそのオジサマは「フーーーーッ」と溜息をついたかと思うと、開口一番
 「さっき、2枚飛車で追い立てられた時は、もう駄目かと思ったよ!!」
 と、嬉しそうに言ったのが、とても印象的でした。

 その子供の余りの強さに驚いた僕が・・・・・
 「エーーーーーッ、本当? これって?」
 と思って辺りを見回し、イガグリ坊主頭の、小中学生と思しき子供達が戦っている盤面を見た瞬間、僕の口はポカンと開いたまま・・・・・
 どの子供達も、滅茶苦茶に強いのである。

 「ウヘ-------、世の中には凄えヤツがいるもんだ・・・・・・・!!」
僕は改めて、世の中の広さを再認識させれました。

 夜。
 ・・・・・・久方振りに、昔の将棋仲間に電話を入れて、今日の昼間の事を話してみると・・・・・・・・
 「そう、世の中にはスゲ〜奴がいるよ・・・・・・・兎に角! 何んか・・・・・・・次回の全日本アマチュア将棋選手権大会の・・・・・・エ〜ト、九州だったか、四国だったかの或る県の県代表は、確か4段か5段の小学校6年生だっちゅう話だよ・・・・・・・!!」
 との事・・・・・・・

 イヤ〜、オッドロイタナーーーー ・・・・・・・ったく!!

     

      
2001-11-24(土)           晴           自宅

 十条の障害者福祉センターまで、卓球の練習に出掛けた。

 最近は、外に出掛けるときには、なるべくデジカメを持って出掛けるようにしているので、時折、面白い写真が撮れることがある。
 今日は、中野駅で総武線に最近導入された新型車両 ”サハ209”系に出会ったので、喜び勇んで、窓のバカデッカイ車体を写真に収めて来た。

 僕は、中学校から高校にかけて、結構な鉄道マニアだったから、未知の車両に出会うと、とても嬉しくなる。

 今でも、よく憶えているが、高校1年の1年間、毎日、学校までの往復に乗った電車の車体番号を小さな手帳に収めたことがある。
 ・・・・・・でも、不思議なことに、1年間を通して、同じ車体番号の車両に乗った事は、たったの2回しかなかったのである。
 それから、もう一つ・・・・・・あの頃の車体で、特に多かったのが、桜木町事件で死者百数十人を出した「モハ63」、「サハ78」系の車両だったが・・・・・・この事件を契機に、乗客が前後の車両に退避できるように、各車両を幌(ホロ)で連結するようになったが、その時の嬉しかったこと!!

 それは、もう50年近くも前のことになるが、その時の喜びは今でも記憶に新しい!!

    

      
2001-11-26(月)          晴           自宅

 午後、小用があって、中野駅北口のブロードウエイに出掛けたが、3階のマンガ本中古書の専門店「 MANDARAKE」の前を通り掛かったら、通路に面した本棚の前に大勢の大のオトナ達が立ち止まって、マンガ本の立ち読みに夢中になっていた。
 僕も、65歳になった今でもマンガが好きで、よく、この MANDARAKE にマンガを買いにやって来るが、この通路で、こんな風に立ち読みした事は一度もない・・・・・!!
 余りにも、面白い光景だったので、ソッと、この光景をデジカメに収録して来た。

     

 「この人達は、どの位の間、ああして立ち読みしてるんだろ?」
 ・・・・・・そんな事を考えて、暫くの間、エスカレーターの脇に立って、時間を測り始めたが・・・・・・・40分も待っても、ついに誰ひとりとして、この場から立ち去ろうとする人は、居ませんでした。

 「フーン、世の中、暇なヤツが居るもんだ!」
 僕は頻りに感心したものだったけど、よく考えてみると、その暇な連中を40分ほども眺めていたヤツは、何処のドイツだ?
 と考えたら、心の中で爆笑をしてしまいました。


夜、メール・ボックスを開いたら南相木村の U さんからビールスに就いてのメールが届いていた。

緊急
   
ウィルスの出所とされる方(小生の知人)から下記のメールを受けました。

《 学生から来たメールがウイルスに感染していて、
それが今度は、私からのメールということで、皆さんにご迷惑をおかけしているかもしれません。
K. Y. 名で何通かメールが届いているとのご連絡をいただいているのがそれです。
添付書類は開封しないで、そのまま削除してください。
もしそのようなメールが来ていてご迷惑をおかけしているなら
どうもすみません。
そうでなければ、お騒がせして申し訳ありません。》

不本意ながらご迷惑をおかけしている可能性がありますので、上記とり急ぎお知らせして、
そのようなことがあれば削除くださいますようお願いいたします。

    T. U.

=============================================================================

お騒がせして申し訳ありません。上記の件について、目下、三人の方から感染メールが送られてきたと、ご通知をいただきました。また、それらの感染メールは、上記の K. Y. の名でなく、私の名で送られていると思われますので、まことにすみませんが、その点もご理解のうえ、削除くださいますよう重ねてお願いいたします。このメールのように、意味のある本文は無く、添付書類があって、その中に Whatever.exe という実行可能ファイルが含まれているはずです。いずれにしても、このメール以外の私からの不審なメールがあれば、すべて削除くださいますようお願いいたします。

重ね重ねご迷惑をお詫び申し上げます。

----------------------------------

T. U.

 ・・・・・・・このメールを読んだトタン
 「えーっ、これって、U さんのパソコンがビールスに感染したっていう事じゃん・・・・・・・このメールだけじゃ分からないけど、気を付けなくっちゃあ・・・・・・!

 

      
2001-11-27(火)        晴            自宅

 午前中、眼科と内科の成人検診に出掛ける。
 ・・・・一昨年、朝起きたときヒュッテのベッドの天井にイヤという程、後頭部をブツケテ眼底出血をした右目は、レーザー光線の手術のお陰で、キレイに出血が止まっているとの事。
 「あと、水の流れる管が少し細くなっているので、心配は要らないけど、予防のため毎年、眼圧の検査をして下さい」との事。
 「何んですか、そりゃ〜?」と先生に訊くと・・・・・総合病院の眼科の女医先生の曰く。
 ・・・・・・
 この管が細くなって行くと、水の通りが悪くなり、水の流れが良くなくなると、眼圧が上がって緑内障を併発する事がある由。
 緑内障というのは、発生してから8時間以内に、キチンとした手当てをしないと失明をしたり余病を併発することがあるとか・・・・・・・
 眼圧が上がるのは、朝起きた時が多いので、
 「朝、起きたとき、頭痛がする、吐き気がする・・・・・・などの症状があったら、至急、救急病院に出掛けて診て貰って下さい・・・・」
 との事。
 ・・・・・そこで・・・・・
 「土日も駆け込みの出来る眼科の救急病院ってえのは、何処にあるですか・・・・・先生?」
 ってきくと、
 「私の西新宿病院か・・・・・女子医大病院です・・・・・・」
 と先生は答え、僕の顔を見て、クスリと笑った。
 ・・・・・でも、どしてだろ〜?
 女の人って、僕と目が合うと、よくクスリと笑うんだよね〜!
 オレって、ヘンな顔してんのかな〜〜〜〜?????????
 クシュン・・・・・!!
        

 夕方、北口の¥100ショップ「ダイソー」に、水仕事をする時用の、腕輪を買いに行った。
 ダイソーは3階建ての、インテリアの明るい、利用者の多い店である。
 ヒュッテのある南佐久郡あたりの100円ショップは、何んか”安物”を売っている店という感じしかないが、このダイソーは、そんなイメージがなく、階段の壁一面が鏡だったりして、とても華やかな感じがする。
 そのせいだろうか、夕方の、会社の退け時になると、写真のようにヤング女性の客がとても多くなる。

 面白いよね〜!
 インテリアひとつで、¥100ショップも、全然、感じが違っちゃうんだもんネ〜!!

        

     

     
2001-11-28(水)         晴          自宅

 午後9時、沢山のメールに混ざって、「ビールスに注意!」というタイトルのメールがとどいた。
 「・・・・・・ン?  そう言えば、おととい、南相木村のUさんからも、感染のメールが届いていたっけ?」
 と、思いつつ、そのメールを読んで行くと、
 「次のホームページを覗いて見て下さい」と書いてあった。

http://www.ipa.go.jp/security/topics/newvirus/badtrans-b.html

 そこで、早速、そのHPにアクセスしてみると

「W32/Badtrans」ウイルスが蔓延!!

11月28日までに寄せられた「W32/Badtrans」ウイルスの届出・相談はあわせて750件以上になっています・・・・・・・・

    
 「・・・・・・・・・成る程・・・・・・・・・フムフム・・・・・・・・!」
 と頷きながら、そのページの文字を目で追っていたが、ページの中程まで読んできた僕は、次の箇所に釘付けになってしまった。

このウイルスは、Internet Explorer のセキュリティホールを悪用してるため、Outlook ではメールを開いただけで、Outlook Express ではプレビューしただけでもウイルスが動作します。
Internet Explorer, Outlook/Outlook Express ユーザの方は、下記の情報を参照して、速やかにセキュリティーホールを解消して下さい。

また、感染すると、パスワード等が盗まれる可能性があります。感染した場合は、ウイルスを修復したのち、パスワード等を変更しておくことをお薦めします。

 「アーッ、こりゃあ飛んでもないビールスが出て来ちゃったよ・・・・・・」
 「・・・・だって〜・・・・パスワードが盗まれるって行ったら、銀行のキャッシュカードの暗証番号が盗まれちゃうのと同じような事だもの! ・・・・・・もう、それこそ、インターネットショップでデッカイ買い物なんかをされて、買ったものがドロボーさんの所に行き、代金の請求書がこちらに請求される・・・・・なんて事も起こりかねないもの〜〜!!」
 「こりゃあ、直ぐにナントカ手を打たなくちゃ・・・・・・大変な事になる・・・・・・・」
 と呟くと、
 「さて、それじゃ〜、ドーシヨー・・・・・・・?????」
 と、考え始めた。

      
 ・・・・・・僕は、今迄、アンチビールスのソフトを使った事は、たった一度しかない。
 それも、たったの10年程まえの 1 年程の間だけ・・・・・・・・
 ・・・・・・その時も、何んかビールスが流行ってきたとかで、Symantech のアンチビールスソフトを買って来て、当時使っていた Macintosh のパソコンにインストールしたもんだった。

 しかし、その時は、1 年程してビールスが下火になったので、ビールスの事はいつの間にか忘れてしまい、いつの間にか、今日に至ったという訳である。

 ・・・・・・・だが、今日のホームページを見た瞬間、
 「ア〜〜ッ、これは大変な事になる・・・・・・・」
 と、呟いた僕は、大真面目で、その対策に乗り出した。

 「さ〜大変、アンチビールス・ソフトは何にする?」
 「Symantech なら、一度、使った事がるので、ある程度は感じが掴めてるから・・・・・・?」
 「・・・・・でも、あのとき使っていたパソコンはマックだったけど、今は、ウインドウズ・・・・・・」
 「ウインドウズマシンは、まだ完全に慣れてないし・・・・・・」
 「そうだ、我が家のパソコンには MacAffee がプレインストールされているので、それにしようか?」
 「ああでもない」
 「こうでもない・・・・・・」
 と、考え続けたが、とうとう、今日は、どのソフトにするかという結論は出ずしまいであった。


2001-11-29(木)         晴            自宅

 我が家には、今、パソコンが3台ある。
 1台は、1995年製の Macintosh 。
 2台は、富士通製のFMである。
 我が家で、富士通に決めたのは、プレインストールのソフトが沢山入っているからである。

 その中の一つに、MacAfee のアンチビールスがある。
 「よしよし、チョット覗いてみよう・・・・・!」
 ・・・・・という訳で、readme.exe を読み始めたが、どうも、今ひとつと言う感じがする。 

 あと一日考えてみよう・・・・・・・!!

     

       
2001-11-30(金)        晴           自宅

 Symantech なら、以前、使ったことがあるので、ある程度は馴染みがある。
 ・・・・・・でも、僕のパソコンには、プレインストールの MacAffee が入っているから、事前に MacAffee を削除しないと、この二つのアンチビールスがバッティングしてしまう。

 って言う事は、MacAffee の方がインストールしやすいのだろうか?

 ・・・・・でも・・・・・長年、Macintosh に馴染んできた僕には、Macintosh で使ったことのある Symantech の方が、何か安心のような気がする。

 でも、明日は、もう買いに行かなくちゃ〜!!!!!!