2001 年 12 月の高原日記

    

     
2001-12-01(土)        晴            自宅

 天気が良かったので、家内と自転車で新宿のヨドバシカメラに出掛けて、矢張り・・・・・・・以前、使ったことのあるアンチビールス・ソフト ”Symantech” を買って帰って来た。

 「ヨーシ、じゃあ、インストールするか〜?」
 ・・・・・・・と、揉み手をしながら、プレインストールしてある、MacAffee をアンインストールしようとして、readme.exe を読んでみたが、
 「アチャー、何処にもアンインストールの事は書いてないよ!・・・・・こりゃ〜駄目だわ・・・・・・!!」
 ・・・・・・・と呟いた後、
 「ンじゃあ、ショーガネエ・・・・・・MacAffee のホームページでも、覗いて見るか〜?」
 と、気を取り直して、MacAffee のホームページにアクセスし、改めて、色々な事を読んでみると、この MacAffee のアンチビールスが、なかなか素晴らしいソフトである事に気が付いた。

 「よ〜し、それじゃあ、もう一度ヨドバシカメラに行って、Symantech を MacAffee に取り替えて貰って来よ〜っと!」
 ・・・・・・叫ぶが早いか、僕はもう一度、ヨドバシカメラまで出掛ける事にした。

 さて、それから20分後・・・・・・・ヨドバシカメラに着いたところで、もう一度、アンチビールスのコーナーに行ってみると、ちょうど、ウマイ具合に、ソースネクスト社のキュートな女の子が MacAffee の事を盛んに説明をしている所!

 そこで・・・・・・・
 その女の子に
 「最新のビールス”W32/Badtrans”の定義はインストールされてるの?」
 「プレインストールされている Virus Scan の上に、この新しい Virus Scan をインストールしちゃっていいの?」
 「・・・・・ンじゃあ、旧バージョンの削除は、どうやってするの・・・・・・??」
 ・・・・・・などなど、約15分程、色々な質問をした後、
 ・・・・・・今朝ほど、買ったばかりのSymantech を MacAffee に取り替えて貰って帰宅。

 30分ほど掛かって、説明書を読んだあと、インストールを済ませたが、兎に角、あらゆる手続きが物凄く簡単・・・・・・インストールだけだったら、ものの2分と掛からない・・・・・・・!!
 「え、これって、物凄く簡単じゃん・・・・・・?!」
 ・・・・・っていう訳で、インストールも無事に済み

 「ヨーシ、パソコンをスキャンして、ビールスがいるかどうか、見てみるか?」
 と言いながら、スキャン・ボタンを押すと、まあ凄い!
 ・・・・素晴らしいスピードでファイルを片っ端から、スキャンをし、15分程で 77,000 ケ程のファイルを全てスキャン!!
 その結果は、ビールスは 0 匹!!
 「ウヒョヒョヒョヒョ・・・・・・!!」
 ・・・・・・と喜んだのも束の間、今度は、
 「このソフトの中には、最新のビールスを見つけ出すデータは入っているのかな????」
 ・・・・・・と・・・・・・その辺りの事が、チト不安になり、色々調べてみると、最新のビールスの定義が入っていない事が分かり・・・・・・
 「アチャ〜、こりゃあアカンわ! さっきのスキャンでは、最新のビールスは発見できね〜〜よ!!」
 ・・・・・・てな失敗を繰り返し。

 ソレジャバ!・・・・・・っとばかりに、最新のビールスの定義をダウンロードしてみると、これまた、そのダウンロードが何んと簡単なこと・・・・・・

 まったく・・・・・・左ウチワに、右センプウキ、頭の上にはファンクーラー、それで寒けりゃソクオンキ・・・・・!!」
 こんな具合に鼻歌混じりで、スキャンをしてみると・・・・・・・・・・
 あ〜、ビックリシタヤノコウトクジ(吃驚下谷の高徳寺)

 ビールスが見付かっちゃったんです・・・・・・・僕のパソコンの中に!!

    C¥WINDOWS¥Temporary Indent Files\ContentE5\HHBTU5GO\readme.exe

 ・・・・・・が、そのパス名とファイル名!
 「ナ、ナ、ナ、ナ・・・・・・ナヌ〜? readme.exe がビールス・ファイルだと〜〜? ふざけるんじゃねえや!」
 「これじゃあ・・・・・ウッカリしたら、皆んなが、このファイルを開けちゃうじゃねえか!」
 いやあ〜、驚いたの、驚かないの・・・・・・・でも、これから、まだまだ、ビールス騒動は続くんでありんす!!

   

 さて、この見付けたビールス・ファイルをどうするか?
 Virus Scan で出来るのは、「駆除」か「削除」・・・・・・もちろん、僕が選んだのは「削除」でした。
 ・・・・・・はい、ビールスさん、サヨウナラ・・・・・・ナーンチッテ!!

 でも、ヨカッタ〜! ・・・・・・・ビールスが悪さをする前に、「削除」が出来て〜〜〜!!

 ふぁーーーーっ!!
 今日は、いささか疲れました!
 では、皆さん、サヨウナラ!!

    

      
2001-12-02(日)           晴           中野 → ヒュッテ

 久方振りのヒュッテ行き!
 ・・・・・・ここ、暫くの間、ビールス対策に追われていたので、何かホッとした感じ。

 午後6時、ヒュッテに着いて、最高最低温度計を見ると、過去3週間の最低気温はマイナス7度、最高気温は11度でした。

     

       
2001-12-03(月)            晴            ヒュッテ

 午前中は、総合センターで経済懇談会。
 午後は、やすらぎ園で、結婚相談員の会議。
 午後11時、ヒュッテに帰宅。

    

      
2001−12−04(月)             雪           ヒュッテ → 自宅

 朝、目を覚ましてみると、カーテンの隙間から漏れてくる光がやけに白い。
 「ン・・・・・・雪かな?」
 と思ってカーテンを開くと、窓の外は白一色の銀世界。
       

      
 ベランダの手すりの上には 10cm 程の雪が積もっている。
 門の方に回ってみると、雪景色が素晴らしい。 
 早速、そのアングルをデジカメに収めた。

 ところで、今回のように冬季、僕一人だけでヒュッテに一晩か二晩泊まる時は、水道に水を通さないことがある。
 ・・・・・そうすると、東京に帰るとき、水落としをしなくて済むので、帰り支度がとても楽なのである。
 勿論、お湯をチョット沸かすとか、トイレを流す水は、屋外の蛇口からヤカンやバケツに水を汲んで来て、使わなければならないけど、その不便な分だけ、帰る時には楽が出来るとゆうものである。

 午後1時、小海町発。
 ・・・・下仁田峠を越えて中野に帰宅。

 帰宅後、すぐに気になったのは、例のインターネット・ビールスの事である。
 MacAffee の Virus Scan は、パソコンに入ったビールスを探し出して、駆除したり削除するソフトであるが、それだけやっておけばパソコンは安全なのだろうか?
 ・・・・という事である。
 今回ヨドバシカメラで買ったソースネクスト社の”インターネットセキュリティーPro”には
     Virus Scan
Fire Wall
Privacy Service
 ・・・・の3つが同梱されているが、ハッカー対策を目的とした、”Fire Wall” もインストールしといた方がいいのではないだろうか?
 ・・・・それから、ビールス関連のホームページによると、パソコンがビールスに感染された時は、パスワードを変更した方がよいという事である・・・・でも、有線放送の Web から Nifty のインターネットに加入している我が家のパソコンには Nifty から貰ったパスワードと、CATV (City TV Nakano) から貰ったパスワードの2種類がある。
 ・・・・・パスワードを変えるときは、この両方を変えなくちゃいけないのだろうか?

 詳しい事はよく分からないけど、ビールス対策関連のホームページには、パソコンにビールスが入ったときは、パスワードを変更した方がよいと書かれているので、とりあえず、直接関係のある @Nifty のパスワードを変更する必要があるのではないか?

 そんな風にかんがえたので、@Nifty のパスワードの変更を、今夜して置いた。
 パソコンの動作環境は以前同様、とても快適である。

    

     
2001-12-05(水)         晴           自宅

 わずか 200km しか離れていないのに、ヒュッテと我が家では、まるで気温が違う。
 同じ日本なのに随分違うものだと沁み々々と感心をする。

       

    
 

 City TV Nakano から貰った、パスワードも変更しようと思い、変更手続きをとった所、その操作方法を間違えたらしく、パソコンの調子が急に悪くなってきた。

パソコンを使い終わって、終了しようとすると

**************************************************
ログオン
        サーバー pop.s06.ctn.ne.jp

ユーザー  : ________________________________________

パスワード : ______________

**************************************************

というウイザードが出て来て、それこそ、もう、どのパスワードを入れても弾かれてしまうと同時に、クローズボックスをチェックすると、

  「エラーが発生しました」

というコメントが出て、終了直前の真っ黒い画面は出るものの、画面左上にカーソルが点滅しているだけで、フリーズしてしまうのである。

一体、どうなってんの〜〜〜〜? ・・・・・・・・助けて〜 !

    

      
2001-12-06(木)           晴              自宅の子

 昨夜は風が強かったせいか、庭の杏の木の葉が沢山落ちていた。
 「まあ、こんなに沢山・・・・・!」
 と、落ち葉を前にして、少し溜息が出たが、春、美しい花を咲かせて僕達の眼を楽しませて呉れたこと・・・・・・初夏、甘酸っぱい実で美味しいジャムが出来たこと・・・・・・盛夏、緑色の葉で庭に涼しい日陰を作ってくれた事を思うと、余り罰当たりな事は言えないと思う。
 そう思ったら、
 「杏さん、今年も有難う!・・・・・・・来年もヨロシクネ!」
 と、思わず心の中でお礼を言ってしまった。

 @Nifty に連絡を入れ、昨日から上記のウイザードが出る状況を伝えたところ、ctn のメールを使わないのなら、ctn 関連の pop を削除すれば、このウイザードを削除することが出来る由。 その指導を受け、ctn の pop を削除すると、成る程、このウイザードが出ないようになった。

 ・・・・・これで、どうやらパソコンは正常な状態に戻ったようである。
本当は、暫くの間パソコンを使いこなして、様子を見なくてはいけないのであるが、とにかく、ビールス対策を急がなくてはならないので、エージングを省いて、今夕、我が家のパソコンに、MacAffee の Fire Wall をインストールした。

 夜、家内が Outlook Express, Internet Explorer などを使ったあと、パソコンを終了しようとしたら、画面が真っ暗くなっても、画面左上に点滅するカーソルが残り、パソコンが終了できない状況が残った。 仕方なく、電源ボタンを6秒ほど押し続けて強制終了をしたが、これは昨日トラブッた状況と同じである。
・・・・・という事は、昨日の状態は完全には解決されていなかったのだろうか?

              

     
2001-12-07(金)          晴             自宅

 朝、家の周りを掃くとき、気が付いたのであるが、満開だったサザンカが昨日あたりから、散り始めた。

 我が家のパソコンは、色々なソフトを使っているとき全く問題はないのに、終了するときだけ、どうも調子が良くない。 その原因を探ってみるに・・・・・今迄の経緯から考えてみると・・・・・これはどうも、我が家のパソコンにビールスが侵入した為ではなく、僕が何かチョンボをした為だと考えるのが、一番に素直らしい!!

 それにしても、@Nifty, Fujitsu などに電話を入れて、その修復方法を色々ときいているのだが、一向に埒があかない・・・・・・・まったくオヤ、オヤ、オヤのオヤである!!

 夜、メールボックスを覗いて見ると、T. K. さんよりメールが届いていた。
 このメールも、ビールスに感染した・・・・・・というメールである。

■■■緊急情報■■■

12月4日I(火)の午後1時ころ、私のパソコンに友人からEmailが入りました。しかしとても不自然な形でした。

1)件名が文字化けしていて読めない
2)本文は白紙
3)しかし「添付ファイル」付き

このEmailが全く見知らぬ送信人から送られたものなら、ウイルスを心配して削除したかもしれません。しかし送り人が親しい友人の名前(文字化けなし)だったため、気にしないで添付ファイルを開きました。添付ファイルも白紙でした。

数時間後に友人からの連絡で前夜(12/3)自宅のPCにウイルスが侵入し、勝手にMail address帖にある登録者全員に流れたことが分かりました。

昨日の日経新聞朝刊にも載っていた最近はやりのウイルス:
Bandtrans.Bでした。今回私のPCから流れたウイルス・メイルを受け取り、ウイルス撃退ソフトで事前に発見され削除された方はよいのですが、私のように事前に気付かず添付ファイルを開いた方には大変ご迷惑をおかけしたと思います。深くお詫び申し上げます。そのメイルは即刻完全に削除されるようお願いします。

このメイルは私の使っているメイルソフト・Outlook Expressのアドレス帖に登録されている方全員に送っています。今後いろいろな形でウイルス・メイルが送られてくる可能性があります。完璧に防御することは困難かもしれませんが、疑わしいメイルは迷わず削除することをお奨めします。

12月7日(金)2001

*********************************
T. K.
C1***** Int***** Corp. Tokyo
*********************************

 ・・・・・・それにしても、今回のビールスの感染力は大したものである!!
 イヤー、参ったサン、参ったサン・・・・・・・!!

     


2001-12-08(土)        晴          自宅

 とにかく、パソコンの状態が良くないので、とうとう、Fire Wall をアンインストールする事にした。
 Fire Wall を削除後、例の「終了不可」トラブルは、少しは、改善されたようだが、まだまだ、根本的解決までには至っていない。
 まったく、どうすりゃ〜イインデショーネー!!

 終日、ビールス問題に端を発した、我が家のパソコンの「終了不可」問題に頭を悩まし続けた。
 現在までの追跡結果は下記の通りである。

● @Niftyに連絡をとり、設定関連のチェックをしてもらったが、特に問題はない模様。 しかも、現在インターネットに接続し、HPを閲覧したりメールを送受するのに全く問題は無いので、これは、@Nifty 関連の設定の問題ではないと思われる。
● 富士通にも連絡をとり、最初の初期状態に戻して調べて貰ったあと、現状に復帰して再チェックをしたりして、色々と調べて貰ったが、特に、以上は見付からなかった。
● ・・・・・・とすると、残るは只二つ、ソースネクスト社の Fire Wall をインストールしたことによるトラブルか、LAN カードが このパソコンの設定条件に合わないかのどちらかである。
● でも、Fire Wall は今朝ほど、アンインストールしてしまったため、現状では、その影響がほとんど無いと考えてもよいのではあるまいか?
● ・・・・・・とすると、これから先、このトラブルを解決するために、一番最初にやらなくてはいけないのは、LAN カードのメルコ社に連絡を入れて、意見をきいてみることだと思う。
・・・・・・そのチェックを早急にしたいのだが、残念ながら、今日は土曜日なので、会社はお休み!!
月曜日まで待たなくちゃ・・・・・・・!!

    

2001-12-09(日)         晴          ヒュッテ

 本当に久方振りに、教会に顔を出した。
 今日はアドベント(待降節)の第2週目。
 礼拝堂の天井から、吊り下げられた大きな赤いローソク2本に、灯がともされていた。
 懐かしい教会員の皆さん! ・・・・・・・本当に懐かしかった!!

 ・・・・・・ところで、吃驚したことが一つ。
 ユーカリストの時、爽やかな表情の素敵なお嬢さんが一人いるのに僕は気が付いた。
 ・・・・・・健康的な顔色、明るい瞳がとても澄んでいる
 「オヤ? 誰だろう・・・・・これは・・・・・・?」
 僕は首を傾げた。 

 ・・・・・・そう言えば・・・・・・
 「前に一度だけ会った I さんにチョット似てるけど・・・・・・?」
 そう思って、この女性を改めてよく見たけど
 「違う! 違う! ・・・・・・・どこか似ているけど、絶対に違うよ!」
 と、僕は心の中で、頭を振った。
 だって、からだ全体の感じも、髪の形も、顔の色艶も、瞳の輝きも、とにかく全く別人だからである。

 (でも・・・・・・・オカシイナア・・・・・・どこか I さんに似てるけど・・・・・?)
 ・・・・・・僕は、自分がボケて来たんじゃないかと、チョッピリ我が身を疑った次第である。
 ウヘ〜〜〜〜〜!!

 ・・・・・・・
 それから、2時間ほどして・・・・・・昼食と皆さんとの話も終わり、三々五々、教会員の皆さんが散り始めたのを契機に、僕も皆さんにサヨナラを言って・・・・・・Kさんと一緒に教会を出た。
 Kさんと僕は、帰る方向が同じだからである。
 ・・・・・ところで・・・・・僕とK氏は、同じ日に洗礼を受けた仲間同士。
 道々、教会の最近のイベントや、教会員の皆さんの近況などを話しながら歩いていたが、二人が中野駅にかなり近付いた時、僕は、ふと先刻の女性の事を思い出して、Kさんに声を掛けた・・・・・・
 「ところでさあ・・・・・・今日の礼拝に若い女の人が居たんだけどさ〜・・・・・・ほら、ジーンズを履いていて、明るい感じで目がキレイで〜・・・・・・・分かるかな〜? 礼拝堂の右側に坐っていた人なんだけど・・・・・・そう、前に、一度だけ会ったことがある I さんていう女性に、何んか雰囲気が似ているけど・・・・・・・あの人なんていう名前なのかな?・・・・・・知らない、あの人の名前?・・・・・・・」
 と、言うとKさんは例の落ち着いた口調で・・・・・・
 「え? ・・・・・ああ、あの人?  あれは、八岳さんが今いった I さんですよ!!」
 と言うじゃありませんか!
 その言葉を聞いた僕はもう、オッタマゲーションの3乗!!
 「えーーーーーっ! ウッソ〜! ホント〜? あれが、ホントに I さんなの〜?」
 と、思わず立ち止まりそうになった程!
 すると、Kさんは感慨深そうに言った。
 「ええ、そうです・・・・・・彼女は、あの I さんですよ・・・・・・そう、確かに彼女は以前と感じが変わってきましたけど・・・・・・・・」

 それを聞いたトタン、僕は慌ててKさんに言った。
 「アチャ〜、チョット、チョット・・・・・・・Kさん!・・・・・・オレ、そんじゃ・・・・・・悪いことしちゃったよ・・・・・・彼女に挨拶もしないで〜!! Kさん、ゴメン!! オレ、チョット、ひとっ走り教会に戻って、謝って来るよ・・・・・・・だって・・・・・・彼女と顔を合わせても、ケンモホロロの態度でツラ〜っとしてたみたいなんだもの〜!」

 てな訳で、僕は、急遽、踝を返して教会に逆戻り!

 戻ってみると、当の I さんは、一階の会議室で牧師夫人、S氏、ヤングのSさん達と打ち合わせ中!
 ・・・・・・そこに飛び込んだ僕は、大きな声で
 「・・・・・お話中、ゴメンナサイ!」
 と言ったあと、その I さんと思しき女性に声を掛けた。
 「ねえ、貴女、I さんなの?」
 「はい・・・・・」
 I さんは、澄んだ瞳で、僕の目を見詰めた。
 ・・・・・・澄んでいて、とても素直な、明るい視線である。
 「アチャ〜、ヤッパリ、そうなんだ〜。 今、Kさんと中野駅の近くまで一緒に帰ったんだけど・・・・・・ふと、思い出して、Kさんに聞いたんだよね! ・・・・・・”今日の礼拝に若い女の人が居たんだけどさ〜・・・・・・ほら、ジーンズを履いていて、明るい感じで目がキレイで〜・・・・・・・分かるかな〜? 礼拝堂の右側に坐っていた人なんだけど・・・・・・そう、その人が・・・・・前に、一度だけ会ったことがある I さんていう女性に、何んか雰囲気が似ているけど・・・・・・・あの人なんていう名前なのかな?”って・・・・・・  そしたら、Kさんが言ったんだよ・・・・・・・”あれは、I さんですよ”って! ボカア、もう吃驚しちゃって、Kさんに言ったの”あちゃ〜、ヤバイよオレ・・・・・・彼女と顔を合わせても、ケンモホロロの態度でツラ〜っとしてたみたい! おれ、ひとっ走り教会に戻って、謝って来るよ”って! そんで、こうして大至急もどって来たってえ訳。 本当にゴメンナサイ!」
 ・・・・・・と、言ったら、牧師夫人も S 氏も、ヤングの S さんも大笑い・・・・・・・・!!
 それにつられて、当の I さんも爽やかに笑いながら僕に言った。
 「私の方こそ、ゴメンナサイ・・・・・・・本当に失礼してしまって・・・・・・・・!!」
 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・それから、僕は彼女とホンの1〜2分、話をしたあと改めて
 「ホントにゴメンナサイ・・・・・・気が付かないで・・・・・・貴女も困ったでしょう・・・・・・僕が木で鼻をくくったような顔をしてたんで・・・・・・・・」
 と、お詫びをして部屋を出ようとした。

 すると、今迄、可笑しそうに笑っていたヤングの S さんが、突然、僕に言った。
 「あの〜、八岳さん、こんど卓球を一緒にやって下さいよ! 僕、前から、八岳さんが東京に来たら、一緒に卓球をやりたいって思ってたんです・・・・・・実は、僕、小学校から高一まで卓球部だったんです・・・・・だから・・・・・・もう、10年くらいブランクがあったんですけど、つい最近、また、卓球をやりだしたら、もう面白くて、面白くて・・・・・今、滅茶苦茶に卓球をやりたいんです!」
 その言葉を聞くと、僕は即座に言った。
 「あ、いいよ、やろう、やろう・・・・・・・僕も卓球が大好きだから・・・・・・・じゃあ、今度、中野体育館あたりでやろうじゃん・・・・・・!」
 ・・・・・・すると、急に S さんが I さんに声を掛けた。
 「貴女も一緒にやらない・・・・・」って。
 すると、驚いたことに、この I さんが、コックリと頷いて
 「ええ、いいわよ!」
 と、言ったじゃありませんか!
 ・・・・・・・・・
 それを聞いた僕は、本当に吃驚してしまったが、次の瞬間、こう口走っていた。
 「よ〜し、決まった。 それじゃあ、そのとき、ウチの長男も連れて行くから、男3人、女1人の4人でやろうじゃん・・・・・・・・・」

 ・・・・・・・・
 それから5分後、僕は、教会からの帰り道、もう嬉しくてこんな事を考えていた。
 「よ〜し、そのうち、我々4人でチームを組んで、中野区の大会にも出るか?」って。

 人生って、どうして、こんなに素敵な事が次々に起こるんだろう? 

 ウワーーーーイ!!


2001-12-10(月)        晴         自宅

 今朝はちょっとしたヤボ用が出来て、高井戸西3丁目までチャリンコで行って来た。
 道さえ間違えなければ50分ほどで、帰って来られたのであるが、途中で迷子になった為、1時間を5分程出てしまった。
 ・・・・・・体を動かすのは、兎に角、気持ちがいい。
 明日は、新宿辺りまで、又、行って来てみようか?

 話は変わるが、今日は、メルコに電話を入れて、LAN カードの事を聞いて見た。
 担当者の話によると、
 「LAN カード ”LGY-PCI-TXC”は、Windows Me に使用しても、今迄のところ、別段問題は起きておりません・・・・・」との事。
 その後で、念のために、電話でリガバリをしてくれたが、夜、家内がパソコンを使ってみると、1時間ほどしてから、インターネットの閲覧中に、あちこちでフリーズしてしまい、最後には、パソコンが上手く立ち上がらなくなってしまった。
 昨日までは、インターネット / メール の両方を滅茶苦茶につかっても何等問題は起こらず、ただ、最後にパソコンを終了出来なかっただけなのに、・・・・・・今日、LANカードの設定のリカバリをしたら、今度は、インターネットやメールを使っただけで、フリーズをしてしまうようになってしまった。

 全く、オヤオヤである。

 明日は、Nifty に電話を入れて、再度、設定のしなおしをして貰う事い、その後で、富士通に電話を入れて、一日も早くパソコンを復旧しなければ・・・・・・と思うけど、本当に、一体全体、何がどうしちゃったんだろね〜〜?」


2001-12-12(水)         晴           自宅

 我が家のパソコンの調子は、相変わらず調子がよくない。
 Nifty とか Fujitsu とかに電話を入れて、色々と相談をしているが、少しずつ調子が悪くなって行く。 

 そこで、ついに・・・・・
 「えーい! ヤケノヤンパチ・・・・・・!!」
 ハードディスクを全消去して、パソコンを購入時の状態にする、リカバリをする事にしました。

 ・・・・・・と言っても、リカバリは決して簡単な事じゃありません。
 今のところ、今日と明日はその関連資料に目を通しておき、明後日にリカバリをする予定を立てています。
 ・・・・・・そして、あしたは、先ず手始めに、色々なデータのバックアップをとる事を考えています。


2001-12-14(金)         晴           自宅

 過去3日ほど掛けて、取扱説明書とトラブル解決マニュアルの2冊の「リカバリ」に関係あるページ、約58ページに神経質なくらいに、細かく目を通した。
 ・・・・・分からなかった15ケ所も、徹底的に調べまくった次第である。

 なにせ、このリカバリは、一度スタートしたら、途中で
 「あ、分からない・・・・・!!」
 「誰かに訊かなくちゃ・・・・・」
 は許されない代物(しろもの)なのである。

 ・・・・・・しかも、リカバリのスタート・ボタンを押したら最後、パソコンの中は一瞬にして・・・・・・スッカラカンの無一物・・・・・・アッと言う間にドロンキュ〜〜〜!!・・・・・・の状態になってしまうのである。

 だから、今朝の午前9時。
 パソコンが
 「ホントにリカバリをやりますか?」
 と訊いて来た時、(ウン、やるよ!)を意味する
 Y (Yes) ボタンを押したとき、僕の指は微かに震えていたような気がする。

 そして、先刻の午後10時、約80%の処理が終わるまで、僕はA4版の大学ノートに、自分がやったキーボード操作を詳細に逐一メモしまくったのである。

 こんな事をすると、ノートを取らない人の3〜4倍くらいの時間が掛かってしまうのだけれど、事パソコンに関する限り、僕は新しく覚えたことを細かくメモする習慣がついてしまっています。

 だから、もし、もう一度、リカバリをしなくちゃいけない様な事があったら、多分、僕は、ノートを取っていない人の三分の一くらいの時間でリカバリが出来ちゃうんじゃないかと思います。

 それにしても、パソコンって、どうして、こんなに面白いんだろう!!

     

      
2001-12-15(土)       晴          自宅

 「やったぜ、ベイビー!!」
 午後8時、我が家のパソコンのリカバリに成功した瞬間、僕は、子供のように歓声を上げた。

 嬉しかった。
 兎に角、嬉しかった!!
 ・・・・・だって、こんなにスムースにリカバリが出来ると思っていなかったからである。

 これで、過去一週間の緊張が、一挙にぶっ飛んだって訳!
  

 だから、今日はとても楽しい事が二つありました。
 一つは・・・・・・もう、言わずもがなの我が家のパソコンのリカバリに成功したこと。

 もう一つは・・・・・・今日はじめて、教会の佐藤さんと二人で、中野区の勤労福祉会館に卓球をしに行った事でした。
 ・・・・・・そしたら、どうでしょう?
 二人で練習をしていたら、何んと、あの旧友のダブルス(久松、浦川 組)から試合を申し込まれ、5セットマッチを佐藤・八岳 組で戦ったところ、何んとフルセット(9 - 11, 11 - 9, 13 - 11, 14 - 12, 11 - 13)で戦えちゃったんで・・・・・・ありんす!!

 だから、僕は佐藤さんに言っちゃいました。
 「ねえ、僕たちって、今日は惜しいところで負けちゃったけど、二人で練習をしたら、少しは戦えるようになるかも知れないよ・・・・・」って!

 How wonderful!!

    

      
2001-12-16(日)        晴          自宅

 今日も、教会で、色々な人たちとお話をしました。

 牧師夫妻、Kさん、Mさん、Sさん、もう一人のSさん・・・・・・・等々。
 僕は、子供と一緒・・・・・話し出すと、兎に角、夢中になって話を始めちゃいます。
 それくらいに、僕はオシャベリが大好きって訳。

 ・・・・・でもオッドロイタのは・・・・・・
 途中で、話が一段落したとき、あの瞳の澄んだ I さんが
 「八岳さん、まだメールアドレス伺っていなかったんですけど、よろしかったら、戴けませんか?」
 ・・・・・と僕に言って来た事でした!
 瞬間・・・・・僕はマジ、思わず、我が耳を疑った程。
 でも、それが夢じゃないって分かると、思わず言っちゃいました。
 「うん、いいよ! 上げる、上げる・・・・・・・その代わり、貴女のも頂戴よ!」
 ・・・・・・・・
 すると、彼女は何んと言ったと思います?
 「いいですわ・・・・・ハイ・・・・・・!」
 ・・・・・ですって!
 信じられる〜〜〜〜?
 もう僕の心は、まったく
 「・・・・・?##&%’¥!!&%%????・・・・・」
 でした。
 この 「     」 の中の意味は分かりますか?
 これって、
 「僕の気持ちは全くどう言っていいか分かりませんでした」
 ・・・・・て〜意味です。

 分ッカルカナ〜?
 分ッカンネ〜ダロ〜ナ〜?!

 でも、オレって、どうしてこう幸せなんだろ〜?
 だって・・・・又、ひとりメル友が増えちゃったんだもの〜〜〜!!
 ・・・・・しかも、物凄く素敵なお嬢さんだよ〜〜〜〜!!

 分ッカルカナ〜?
 分ッカンネ〜ダロ〜ナ〜?!

     
 ・・・・・・
 ・・・・・・ところで・・・・・
 家に帰って来て、パソコンの前に坐ったら、リカバリは無事終了したけど、パソコンの完全修復が済んでいないことに気が付いた。
 ・・・・・・まだ、CATV からのインターネットへの接続が終わっていないからである。
 ・・・・・・
 僕のパソコンはダイヤルアップでインターネットに繋いでいるので、比較的簡単に接続が出来るのだが、我が家のパソコンはケーブルテレビから Nifty に繋いでいるので、LANボードの設定が必要である。
 ・・・・・・そこで、ケーブルモデムをパソコンに繋いで、パソコンを立ち上げたけど、あ〜ら大変!
 僕は、スットンキョウな声を上げた。
 「ナヌ・・・・・・パソコンがLANボードを認識しないじゃないか・・・・・・」
 「じゃあ、ドライバーはどうなってるんだ?」
 「取扱説明書には何んと書いてある?」
 等々、色々とやってみたが、途中でどうしても一箇所が引っかかってしまう。

 そこで、もう一度、LANボードの説明書を覗いてみたら、まあ、何んという事でしょう?
 我が家のパソコンの OS の Windows Me の説明が抜けているじゃありませんか?

 「糞ったれ〜! こんな説明書ってあるかよ〜!」
 僕は思わず、こう怒鳴っちゃいました。

 ・・・・・と言っても仕方がありません。
 たぶん、この製品は Windows Me が市場に出てくる前に出荷されたのでしょう・・・・・
 そして、その製品を、ヨドバシカメラさんが、パソコン購入時に、我が家のパソコンにインストールして呉れたのでしょう・・・・・・
 ですから、ドウノコウノ言っても仕方がありません。・・・・・・後は、明日、LANボードの製造元に電話をして、パソコンに LANボードを認識させる方法を聞いてみることにしましょう・・・・・・!!

 イヤ〜、参ったサン、参ったサン!!

     

       
2001-12-17(月)          晴           自宅 → ヒュッテ

 ポッポッポッポーーーーン!
 9時半の始業時間と同時に、僕はLANボード製造会社のインフォメーション・センターに電話を掛けた。
 ・・・・・・ところがである。
 電話の発信音は、話中の「ツーツーツーツー・・・・・」である。

 アッタマに来た僕は、直ぐにこの会社の本社に電話を入れ、事情を話した。
 すると、受付の女性は、
 「大変申し訳御座いません。今日は月曜日で大変に混み合っているものですから・・・・・」
 それを聞いたトタンに僕は、受話器に向かってこう言った。
 「チョット待ってよ。 どうして、そんな事が可能なんだよ。・・・・・だって、僕は9時30分01秒に電話したんだぜ。それなのに、もう話中なんて・・・・・・・」
 その時、僕は彼女が、
 「皆さん、9時半丁度に電話を下さるものですから・・・・・・」
 と言うのではないかと、思っていました。
 (・・・・・・そうしたら、僕は、更におおごえでガナリ立てたかも知れない)
 「何言ってんだよ、この間なんか、9時半丁度に掛けたら・・・・・受付時間内にご連絡願います・・・・・なんて言われたんだぞ」って。

 でも、受付の女性は、丁寧に応対したので、僕も直ぐに質問を始め、間も無く、LAN board の設定も済み、その後は Nifty による設定も無事済み、やっと、またインターネットに接続が出来たという訳。

 バンザーイ!
 これで、リカバリも完全に終わったんでありんす。

 思えば、この一週間ほど、ホントにビールスに追いまくられッパナシ!
 ・・・・・・本当に
 「ンもうッ!!」
 でした。

 でも、これで、リカバリも 100% 成功・・・・・・・本当にメデタシ、メデタシでした。

 「よ〜〜〜し、これで全て OK だ!」
 リカバリが全て上手く行った事が兎に角嬉しくて・・・・・・
 ・・・・・小さな声で、そう呟くと、僕は大至急で、荷物をまとめると
 「ソラ行けッ!!」
 ・・・・・・とばかりに、東京駅の長野新幹線を目指して、家を飛び出しました。

 今日は、松原湖の観光案内所のギャラリー「創」で開かれる「小人祭り」の搬入日だったからである。

     

      
2001-12-18(火)       晴           ヒュッテ

 昨日、午後5時半頃、観光案内所のギャラリー「創」に着いて見ると、小人祭りのセッティングは、殆ど全て終わっていた。
 教子さんが作った、森の中で焚き火を囲んで、丸く輪になって坐った可愛らしい小人達・・・・・
 八千穂村の方の手になる、森の木の葉や、木の実で作った小屋の中にチョコナンと坐った Ptylitza ・・・・・・
 伊藤律子さんが編んだ爽やかな小人の籐細工・・・・・・
 看板屋の公男さんが写した Ptylitza の夢のような写真集・・・・・・等々
 中でも圧巻だったのが、Nemus 社の佐久間さんが展示して下さった60体ほどの愛らしいノームと森の動物達・・・・・・・

 こうして、出来上がった森の小人展は、本当に素晴らしい展示会になった。

 ・・・・・本当に、How wonderful ! How splendid ! である。

 話は変わるが、今日は余った時間を利用して、今回、ノームの人形の展示に協力してくださった Nemus 社の佐久間なほみさんに小海町の中をホンの少しばかり見て頂いた。
 ・・・・・まず、なほみさんをヒュッテに案内し、一緒にお茶を戴いたあと、フィンランド・ビリッジ、音楽堂「ヤルヴィ・ホール」、芦平のつり橋、稲子湯、Hotel Re-ex、チャペル等に案内し、最後は、宮本屋旅館の久紀さんにバトンタッチ。
 久紀さんに、松原湖駅まで、なほ子さんを送って頂いた。

 ところで、我々一同にとって、とても嬉しかった事は、この佐久間なほ子さんが、効率とかお金とかを優先的に考える人とは全く違った、手作りのものを大切にする、心の優しい人だった事である。
 ・・・・・・宮本屋旅館の比佐子さんも、
 「・・・・・そうそう・・・・・・佐久間さんて、とても優しい方よね!・・・・・今の人って、すぐ、時間をお金に換算して損得勘定で、色々なものを考える人が多いけれど、彼女は、本当に手作りのものが好きな方で、話していても、ホントに優しい方なの! とてもイイ人に出会えてとてもヨカッタわ・・・・・!」
 と、沁み々々と言っていたのを聞いても、僕の評価が、あながち間違っていたのではない事が分かるであろう。


小人展に就いて、楠本さん・井出さんと話し合う佐久間さん


佐久間さんと話し合う井出さん(左)と楠本さん(右)

 だけど、どうしてだろう?
 ・・・・・・今回の展示会に参加してくださった方は、本当に皆さん、心の優しい方ばかりである。
 井出教子さん、佐久間なほみさん、伊藤律子さん、楠本悦子さん、井出幸江さん、上金さんご夫妻、藤森さんご夫妻、中島さんご夫妻、井出勝彦さん、新井公男さん・・・・・・・・などなど・・・・・・・
 本当に気持ちの優しい方達が揃いも揃ったものである。


2001-12-19(水)        快晴          ヒュッテ       L = -14 ℃  H = 6 ℃

 「工房あらい」の公男さんが、小人展の看板を作って来てくれました。
 その看板が玄関の入口の所に飾られると、関係者全員が、その見事さに拍手喝采。
 それもその筈、公サ(きみさ)はプロの看板屋さんだからである。
 ・・・・・誰かが、それとなく彼に訊いたところ、
 「へえ・・・・・このくらいの看板だったら、一枚 \ 15,000.- ってとこじゃねえだかい・・・・・」
 との事。
 トホホホホ・・・・・その看板を2枚も作って来て呉れたなんて・・・・・・・!!
 全く、頭が下がっちゃいます!!

    
 

   矢張り、本職の看板は見事である。 公サ(きみさ)に敬礼!!
   

 一方、部屋の中では、デザイナーの勝ちゃんが、Ptylitza の家族の肖像画を壁に打ち付けていました。
 この画も、みんなヴォランティア仕事。
 ・・・・・でも、皆さんがニコニコしながら、楽しそうに仕事をしているのを見ると
 「なんでかな? 何故かしら?」
 とホントに思っちゃいます。

     
 

Ptylitza の一家の肖像がを展示中の勝ちゃん・・・・・・

 ・・・・・・これで、今日する予定の準備は全て終わったので、午後はヒュッテに戻って、
 今迄、気に掛かっていた夏タイヤのしまい込みと、薪小屋の屋根に降り積もったカラマツの葉っぱの掃除をした。

 これで、今年の冬の準備は全て終わりである。

 ・・・・・・さあ、冬よ、いつでも来い!!

     

     
2001-12-20(木)         晴         ヒュッテ         L = −10 ℃  H = 6 ℃

 今日は、「森の小人展 2001」がスタートの日である。

 本来ならば、今日の日記は、写真入の日記になるはずであったが、写真の点数がとても多くなりそうなので、
別途、「森の小人展 2001」のページを設ける予定をたてています。

 ・・・・・・したがって、今日の日記は、これにて終わりに致します。

 チョン・・・・・・!!

    

     
2001-12-21(金)         雪          ヒュッテ        L = -6℃  H = 2 ℃ 

 臼田町の See-na で、近隣の市町村の「町興し」の合同忘年会がありました。
 帰宅は、真夜中の12時半過ぎでした。

    

     
2001-12-22(土)         晴           ヒュッテ → 自宅

 今回の4日間のヒュッテ滞在中、屋内の上水は使わなかったので、今日の帰り支度は、とても楽でした。
 ・・・・・・でも、その反面、その間の生活は、結構、不便でした。

    

      

2001-12-23(日)         晴           中野

 久方振りのクリスマス礼拝。
 ・・・・・・過去4年間、冬も、ずっとヒュッテで生活をしていた為・・・・・・・そして、日曜日は、観光案内所で受付の仕事の手伝いをしていた為・・・・・・クリスマス礼拝に出席するのは、ホントに久し振り!!
 そして・・・・・・久方振りに聞く、塚田先生のクリスマスのメッセージは、とても素敵でした。
 いつも、思う事だけど・・・・・塚田先生の一番素晴らしい所は、兎に角、人を差別しない事である・・・・・・
 僕も、人を差別するのが好きではありませんが・・・・・・先生に比べたら、月とスッポン!!
 ・・・・・・先生の話を聞いていると、
 「ああいう風に生きられたらイイノニサ・・・・・・・!!」と沁み々々と思ってしまいます。

 ・・・・・ところで、今日の愛餐会のご馳走は、とても素敵でした。
 兎に角、関係者の皆さんが作って下さったご馳走の他に、個人的に色々と美味しいものを作って持ち寄って下さった方が、何人もいたりした為、大きなテーブルの上には、大きな七面鳥、お赤飯、サラダが3種類、ケーキ、果物、フルーツポンチ・・・・・・・等々、 ホントに素敵なご馳走が勢揃い。
 普段、山の中で、一人で自炊をしている僕は、本当にお腹一杯に食べちゃいました。

 それから、もう一つ楽しかったのは・・・・・・
 久方振りに会えた、沢山の懐かしい、兄弟、姉妹達!!!
 アチコチで、楽しい話に花が咲いて、とても楽しい一日を送ることが出来ました。
      

 ・・・・・・本当は、書きたい事が、まだまだ沢山あるんだけど・・・・・今夜は時間が余り無いので、今日のスナップ写真を、日記に掲載しておきます。
       

ローソクの灯る祭壇の前で説教する塚田牧師

     

賛美歌を歌う男性トリオ

   

本川なお子さんの転会式

   

ユーカリスト(主の食卓)

   

愛餐で七面鳥のカッティングに苦戦する H兄

    

・・・・・同じく、七面鳥と格闘する M兄

    

本日の愛餐会の司会者、露木姉妹
サンタさんの帽子がこの人の雰囲気にピッタリです

   

言う事を聞かないプロジェクターに苦戦する牧師先生

   

賛美歌を歌う教会員の皆様(その1)

    

賛美歌を歌う教会員の皆様(その2)

      

  ・・・・・・・ところで、明日はクリスマス・イヴです。

  素敵なイヴであります様に・・・・・・・

    

      

2001-12-25(火)          晴            中野

 コンピューター・ビールス騒動が終わり・・・・・
 松原湖高原の「森の小人祭り」の展示がスタートし・・・・・・
 クリスマスも終わったけれど・・・・・・・
 ・・・・・・僕は、相も変わらず、ガタガタとあちこちを駆けずり回っている。

 ・・・・・・と言うのは、この暮れの迫った25日になっても、まだ年賀状が一枚も印刷できてないからである。

 それもその筈・・・・・・・今回のビールス騒ぎで、大幅なスケジュール変更を強いられた上、今年から初めて使い始めた Windows machine で、年賀状の作成をしなければならないからである。

 更に困った事には、住所録などの重要なデータは、全て、昔の Macintosh のパソコンの中にあるので・・・・・
 「あ〜あ、面倒臭せえ・・・・・住所録を Macintoxh からウインドウズに移さなくっちゃ〜!!」
 と思いつつ、色々と、やってみたが、ど〜も、ファイルの移動が上手く行かない。

 いろいろと試行錯誤をやってみた4日間。
 ・・・・・・もう頭の中が疲れ切っちゃって、クルクルパ〜になっちゃったって訳!
 そんなこんなで・・・・・・
 「よし、もう、住所録をマックからウインドウズに移すのは諦めよう。 そして、お正月、年賀状を頂いた方々の住所を、パソコンの中に打ち込み、そのあとで、すぐ、年賀状を出す事にしようか・・・・・・」
 ・・・・・などとも考えはじめています。

 本来なら、今迄いただいた年賀状を基に、今のうちから、住所録の作成をすればいいんだけど、その頼みの綱の年賀状数年分はヒュッテに行っちゃているので、これも全くのお手上げ状態!!!!

 「ア〜ア、本当にいつになったら、ユックリと本を読む事が出来るようになるんだろ?」
 ここ2〜3日、ボヤキのプーさんになっている僕ちゃんであります。

    
2001-12-26(水)          晴             自宅

 今日も、Macintosh の「すぐれ筆」の住所録を Windows machine で何んとかして読み込めないかと考えつつ、エルゴソフトに電話したら、いつもだったら話中ばかりのエルゴソフトの電話が、何んと今日は通じてしまったじゃありませんか!

 そこで、Macintosh 版 ”すぐれ筆” の住所録をテキスト・ファイルに変更する方法を聞いてみると、
  住所録を開く>ファイル>別名で保存>保存ウインドウが出てきたら>保存形式→テキスト形式(カンマで区切る)を選び、保存場所→デスクトップを選び>保存ボタンをクリックしたら、データをカンマで区切ったテキストファイルが出来上がってしまったではありませんか。

 ウヒョヒョヒョヒョ・・・・・・・・・

 ・・・・・ってな訳で・・・・・・・ 更に、そのファイルを FD にコピーして一丁出来上がり!!

 ・・・・・・これで何んとかナレバイイノニサってしきりに思います。 

 そして、夕食後、この FD を自宅の Windows machine に挿入して、このファイルを開いてみると、何ントこのファイルを読むことが出来るはありませんか?

 って言うことは・・・・・・・このままの調子で行くと、もしかすると、Macintosh で作った住所録が、Windows machine で読み込めるかも知れません・・・・・・
 上手く行くといいんだけど!!

   

     
2001-12-27(木)         晴           自宅

 今日も一日中、Mac の住所録データを、Windows machine で読み込む作業に掛かりっきり!
 これが出来ると、150人分の住所録データのインプットのし直しをしなくて済むのである。
 そして・・・・・それよりも何よりも・・・・・僕が一番興味をもっているのは、Macintosh のデータファイルを、どの様にしたら Windows machine で読み込む事が出来るのか・・・・・っていう事である。

 今日、分かった事は、次の事である。

 ● 昨日つくった Macintosh の「すぐれ筆」の住所録(データをカンマで区切ったテキストファイル)を Windows machine で開いて読む事は可能である。

 ● しかし、このファイルを Windows machine の年賀状ソフト「筆ぐるめ8.0」で開こうとすると、Drive A : のFD に入っている筈の、テキストファイルが全く画面に表示されないのである。
   ・・・・・そこで、「筆ぐるめ」を終了して、Drive A : を覗いてみると、そこにはチャント、例のテキストファイルが存在しているのである。 一体、これって、どういう事?

 ● もしかすると、市販の「筆ぐるめ操作マニュアル」の中の一箇所が意味不明のため、その部分の操作ミスが原因かも知れないと思い、富士ソフト・インフォメーションに電話を入れてみたけど、ずっと話中。
 そこで、メールに質問状を書き、富士ソフト宛に発信をしました。
 でも、返事が返って来るのは、今夕だろう?
 ・・・・・っていう事は、今日の作業はこれで中止という事になる。

   
 午後、年賀状の裏面のレイアウトを考えることにした。
 何せ、この「筆ぐるめ」は初めて使うソフトなので、1から10まで、取扱説明書と首っぴきで、読み漁らなければいけない。

 だから・・・・・結構、大変な作業なんでありんす。

 午後10時、やっと図案がまとまったので、今日はこれでお休みにします。   チョン

     

    
2001-12-28(金)         晴           ヒュッテ

 今日も、Macintosh のデータファイルの Windows machine への読み込み作業を続けた。

 ● 昨日のメールの返事が来たので、その指示通りにデータファイルを操作したが、「筆ぐるめ」には、どうしても読み込む事が出来ないことが分かった。

 ● ・・・・・そこで、「筆ぐるめ」の富士ソフトに電話を入れてみると、ラッキー! 今日は、電話が繋がっちゃいました。 それで、Drive A : に入っているテキストファイル(カンマ区切り)を読み込もうと思って、「筆ぐるめ」を立ち上げ、Drive A : を開いて見ると、ある筈のテキストファイルが見当たらない旨をつげ、その対策を聞いてみた。
 すると、応対に出た男性の曰く。
 男 「Drive A : に入っているテキストファイルを開いて読む事が出来るそうですが、その時、使われているソフトは何んですか?」
 僕 「・・・・・メモ帳で開かれていますが・・・・・・・」
 男 「そうですか? メモ帳で開かれているというのは困りましたね! そのデータファイルが Excel で開かれないと、筆ぐるめでは読み込めないんです」
 僕 「・・・・・それは、又、どうしてですか?」
 男 「っていうのは、筆ぐるめは Excel 様式を使っているからです。 要するに、お客様が Drive A : のテキストファイルをダブルクリックなさった時、本当は Excel が、そのファイルを開きたがっているのですが、Excel ではうまく開けないものですから、仕方なく、メモ帳の力を借りているのです・・・・・」
 僕 「それでは、僕は、パソコンメーカーの富士通さんに、どうしたらいいか聞いてみたらいいんでしょうかね?」
 男 「そうですね、そうなさってみて下さい」
 という訳で、電話を切りました。

 ● 次に富士通に電話を入れたが、まあ、いつも話中。
 それでも、何回かやっているうちにやっと繋がったので、この問題についてきいてみると
 男 「大変、恐縮ですが・・・・・・そのテキストファイルがメモ帳で開けないと言うのでしたら、当社関連のご質問なのですが、お客様が仰るように、Excel で開けないというのでしたら、それは Micro soft さんの守備範囲になるとおもうのですが・・・・・・・」
 僕 「なるほど・・・・・そう言われてみれば、確かに、仰るとおり・・・・・・・・では、マイクロソフトさんに聞いてみましょう」
 っていう訳で、ここでも電話を切りました。

 ● さて、その次に Micro soft 社に電話をいれてみると、
 受話器から聞こえてきたアナウンスマシンの声は・・・・・・・・
 ア 「前もって、お客様にお伝え致しますが・・・・・・当社は12月29日より、1月4日まで、お休みを頂かせております・・・・・・」
 そのアナウンスを聞いたトタン、僕は言った。
 僕 「アチャ〜、12月29日って、明日じゃないですか? って言うことは、あと年内の残された時間は、あと3時間しか無いってえことだよね・・・・・・」
 ・・・・・・・・
 いや〜、これは超特急で急がなくっちゃあ!! とボヤキのプ〜さんの僕。
 ・・・・・・
 そして待つこと3分。
 ・・・・・・そのアナウンスの声に引き続いて、呼び出し音が鳴ると・・・・・・明るい声の女性が応対に出たので、事情を話してみると・・・・・・・・・
 女 「・・・・分かりました。 では、Excel を立ち上げて頂いて・・・・・そう・・・・・・・ファイルメニューの>開く>・・・・・で、マイドキュメントの中のお客様が Macintosh から持ってこられたファイルを開いて見て下さい・・・・・・ただし、その場合には・・・・・・・」
 等々、細かく指示をして呉れて、幾つかのステップを踏むと、突然、目の前の大きな Excel の計算表に、キチンと整理された住所録が現れたではありませんか・・・・・・!!
 僕 「ウワー、凄っげ〜!」
 ・・・・・・と、僕が大きな声をだしたものだから、受話器の向こうの女の子は、可笑しそうにクスクスとわらっているのが、手に取るようによく分かる。
 僕 「これって、すべてのデータはカンマで区切られているんですよね?」
 女 「はい、おっしゃる通りです・・・・・・」
 僕 「うわ〜、助かったよ、どうも有難う。とにかくこれで、一度、やってみるから・・・・・」
 と言って、僕は嬉々として、受話器をおきました。

 ● 僕は早速、「筆ぐるめ」を開いて、この Excel の表の住所録を読み込んでみると、読み込めたデータは最初の一人だけ・・・・・・・!
   「アチャ〜、どうなってんの、これ?」
 僕は、大至急、もう一度、「筆ぐるめ」の富士ソフトにでんわを入れて訊いてみまし。
 すると、応対に出た女性は
 女 「それは、多分、その Excel の表に落とされた住所録のデータの保存形式が、CSV 形式で保存されていない為だと思われるのですが・・・・・・・」
 僕 「あの〜、お嬢様、カンマで区切られたテキストファイルと CSV 形式のテキストファイルは違うものなんですか?」
 ・・・・・・と訊くと、可笑しそうにクスクスと笑った後、彼女の曰く
 女 「はい、少し違うのですが・・・・・・」
 僕 「アチャー、僕は又、データがカンマで区切られたテキストファイル全てを CSV 形式と呼ぶのかと思ってましたよ! ・・・・・・・分かりました、そんじゃ〜、もう一度 Micro soft に訊いてみますから・・・・・・・」
 と、電話を切り・・・・・・

 ● もう再度、Micro soft 社に電話を入れて事情を話し
 僕 「・・・・・・という訳で、先程、別のお嬢さんからお聞きして作成した、Excel の表形式の住所録を CSV 形式に変更したいのですが・・・・・・・・」
 と言うと
 女 「分かりました。 それでは、先刻、保存した Excel の表を開いてみて下さい。 ・・・・・・そうしたら、メニューからファイルを選んで頂き、”別名で保存する” をクリックなさって下さい。 そうしますと、保存ダイアログが出てきますから・・・・・・そうです、ファイル名を新しく打ち込んで頂きます。 そうですね、分かりやすく、新しいファイル名は ”住所録CVS” とでもなさっておいたら、いいと思いますが・・・・・・よろしいですか? そうしますと・・・・・・今、画面の下のほうに、保存形式のウインドウが見えてるとおもいますが、その中から、CVS(カンマ区切り)というのが、見えているとおもいますが、それを選んでいただいてから、保存ボタンをクリックなさって下さい。  そうしますと、マイドキュメント・フォルダーの中に、新しいアイコンがみえて来たと思うんですが・・・・・いかがですか? そのアイコンには、” X に a, ” というマークが付いていると思いますが、如何ですか? 見えてますね・・・・・・それでは、これで大丈夫だと思いますので、もう一度、”筆ぐるめ” で読み込んで見ていただけませんか?・・・・・・・」との事。

 ● そして・・・・・・僕は、再々再度、”筆ぐるめ” を立ち上げ、この Excel ファイルを読み込んで見ると・・・・・・

    ジャーン!

 バッチシと、あの Macintosh の ”すぐれ筆” で作った住所録 145 件が今 Windows の ”筆ぐるめ” のウインドウ上に読み込まれているじゃありませんか?

 「ウワーイ、やったね・・・・・・とうとう成功しちゃったよ! よ〜し、ここまで来れば、後は、データの関連付けだけだ! もう大丈夫、ヤッタ、ヤッタ・・・・・・! でも、随分、梃子摺らせやがったけど・・・・・・イヤー面白かったなあ!」

 と言って、時計を見ると、今年の Micro soft 社の仕事修めの今日の午後7時まで、あと30分を残すだけのナローエスケープ・・・・・・!!

 イヤ〜、本当にスリルのあった一日でした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 今回は、マック・パソコンの或るソフトで作ったデータファイルを、ウインドウズ・マシン上の別のソフトの中に読み込んだ訳だけれど・・・・・・・・こんな経験は初めての事!

 以前から、こんな事って、ホントに出来るのかと思ってましたが、やってみると、これが出来るんですね〜!!

 ・・・・・・・
 ・・・・・・・
 でも、面白かったのは、今回の4日間の応対の折々・・・・・・パソコンに再起動を掛けた後の立ち上がるまでの3〜4分の間、 お互いに手持ち無沙汰なのを利用して、応対に出た電話口の男女と、色々とパソコンの雑談をして笑い合ったけど、特に面白かったのが、その中の何人かのお嬢さん方・・・・・・・話していると、彼女達の応対が可愛い位でした・・・・・・・そして・・・・・・僕も大いに笑ったけど、受話器の向こうのお嬢さん達も、本当に可笑しそうに笑い転げていたのが、とても印象的でした。

   
 そのお嬢さん達の中の一人の弁。
 「お客様の場合は、コチラで、して欲しい事を申し上げますと、直ぐにパソコン上で反応して下さって、的確にご返事いただけるものですから・・・・・・・とても仕事が進め易いんです! それに可笑しくって・・・・・・楽しいくらいでした・・・・・・」
 ・・・・・・ですって!!

 ウヒョヒョヒョヒョヒョ・・・・・・・・・


2001-12-31(月)           晴            ヒュッテ

 今年も、例年のように、本当に色々な事があった年でした。

 楽しい事、哀しい事、嬉しい事、儚い事・・・・・・・

 ・・・・・・そして、時間がないから書けないけど、

 ・・・・・・淋しい位に馬鹿みたいな事!!

   

 こんな事を考えていると、改めて、良寛の生き方の素晴らしさを思い出す。

       

生涯 身を立つるにものうく

騰々として天真に任す

嚢中 三升の米

炉辺 一束の薪

誰か問わん迷悟の跡

何ぞ知らん 名利の塵

夜雨 草庵の裡

双脚 等閑に伸ばす

     
      
  ・・・・・・・ああ、良寛である。


 さあ、間もなく夜が明けると新しい年である。

 また、元気に新しい年を歩んで行くことにしよう・・・・・・・

                    (2002-01-01 04:05 am.)