2001-08-01(水) 曇時々晴 ヒュッテ → 自宅
いつもの通り、鈍行列車で帰宅。
高尾駅で中央特快に乗り換えようと1番線ホームに移動すると、東京寄りのホームの端に大勢の人の人だかりがしている。
「何んだ、何んだ、何んだ・・・・・・?」
・・・・行って見ると、これが何とまあ、ビカビカの新型車両が2連並んでいる。1連は白地に黒模様の遠距離用列車。
もう1連は、ジュラルミン地に大きな窓のついた通勤用車両。
鉄道ファンの僕としては、デジカメを持っていない事を悔やんだが、まあ仕方が無い。新型車両を拝めただけラッキーというものである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それにしても、JRの列車は何んだって、ああガンガンと冷房を効かすんだろう?
Tシャツの上に、半そでのジーンズを着ても、まだ寒いし、ウッカリすると風邪さえもひきかねない。
あんなに、余計なエネルギーを使ったら電気代だって、馬鹿にならないだろうに・・・・・・・・・・!!
2001-08-02(木) 快晴 暑し 自宅
川公園を阿佐ヶ谷のドトールまで、4km の道を散歩する。
阿佐ヶ谷の商店街は、七夕の飾り付けが大々的にしてあって、人手が物凄かった。
商店街の一角で、トルコ人が例の肉の柱を削り取ってチャパティの皮に包んだのを売っていたが、とても懐かしくなって何んとなく食べたくなってしまった。
・・・・・・・家に帰って来たときは、汗をビッショリと掻いていたが、とても気持ちが良かった。
シャワーを浴びたら、何んと壮快で爽やかな事。
やはり、僕は運動をしないと気持ちがわるいタイプだ。
2001-08-03(金) 曇 自宅
夜、HPを覗いてみたら、ぶーちゃんからメールが届いていた。
文末に、僕の質問に答えた数行が載っており、それによると、彼女は三重県の女の子で、お友達から聞いて、僕のHPにアクセスしている由。
「エーッ? ・・・・・だとすると、そのお友達って、Hitomi か Masami だろうか? そうだとしたら、ウヒャーッ懐かしい!」
僕は、心の中が、パッと明るくなるのを感じた。それにしても、ぶーちゃんって、とても素直な女の子みたい・・・・・・・・・・・・・・
だって、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんだかホッとしました…私は常日頃、たとえお金がなかったとしても(あるにこしたことはないですが)心が豊かで、心にゆとりを持ち笑顔の絶えない人でありたいと思ってるんですね。ん〜私の例えはおばあちゃんなんですけど…(笑)おばあちゃんてちょっとした事では怒らないし、動じない。のほほ〜んとして見てるだけであったかい気持ちになれるでしょ。そんな風になれたらって…
なんて書いているくらいだから・・・・・・
何故だか分からないけど、この数行を読んだ時、
「あ、この子は大丈夫、絶対にしあわせになれるよ・・・・・・・・・・・・・」
と、確信してしまいました。だって、森羅万象と自分の心に、こんなにも素直になろうとしているんだもの!!
今度、書き込みをするときには、そんな書き込みをすることにいたしましょう・・・・・・・・・・・
ぶーちゃん、貴女は大丈夫・・・・・・・十中八九、幸せになれるからねって!!
2001-08-05 (日) 曇 自宅
一昨日あたりから、曇っているせいか、兎に角、日中が過ごし易い。
今日は、午前中、SN である国会議員のサポート会議・・・・・・・・・
僕は、こういった会議に出席するのは、生まれて初めてだったが、皆さんの話を聞いていて、とても勉強になったと思う。一番、面白かったのは、ある国会議員さんが
・・・・・去年の衆院選で当選した自民党の代議士さんたちが、各省の課長さんクラスに
「お世話になりました!」と、
盛んにペコペコと頭を下げていたのを目撃した話で、
こういった官僚の課長クラスが、自民党系の代議士達から持ち込まれた話に、自分の自由になる予算を回してやったり、パーティ券などもゴッソリと世話してやるもんだから、自民党の代議士サン達が、各省の課長クラスに三間(さんげん)バッタのようにペコペコと頭を下げ回っていたという話・・・・・・これじゃあ、いくら、小泉さんが改革を唱えても、十中八九、上手く行く訳がないよ・・・・・・・・・・・・・と、フト思ってしまった。
2001-08-07(火) 曇ときどき晴 ヒュッテ
・・・・今年も、又、ヒメシャジンの美しい花が咲いた。
僕は、色は薄い淡紫、釣鐘の形をしたこの花が大好きである。多分、ヒュッテに咲く花の中で、この花が一番好なのではないかと思う。
ご覧の通り、兎に角、美しい花である。
2001-08-10(金) 晴 ヒュッテ
今、玄関の前に植わっているブッドレアの花が真っ盛りである。
兎に角、英語で " Butterfly bush" というあだ名の付いている、この花が咲くと辺りには蜜の匂いが漂い、虫達が沢山集まって来る。
どうです? 美しいでしょう?
2001-08-12(日) 雨のち晴 ヒュッテ
昨日と今日、松原湖畔でクラフト・フェアが開かれた。
このフェアが開かれると、毎年活躍するのが、別荘地 W-222 番にお住まいの鬼久保さん率いるアルプホルン演奏家のグループである。
アルプホルンというのは、長さ 3m40cm の木製のナチュラル・ホルンで、吹奏可能の音は、低い方より
ド − ソ − ド − ミ − ソ − ド − レ − ミ − ファ −ソ
の 2 オクターヴ半だそうな・・・・・・・
鬼久保さんが演奏したのは、アルプホルンの外にもナントカ・カントカという往時の手風琴のような蛇腹のついた楽器だったが、その楽しかった音楽の数々・・・・・・・本当に器用な人達でありんす。
****************
閑話休題 :昨夜、お招きに預かって、土砂降りの雨の中、鬼久保邸にお邪魔して、色々とアルプホルンの話を伺って来ましたが、談たまたま、薪割りの話になったとき、鬼久保さんの曰く・・・・・・・
「八岳さんの家の前に置いてある太いハンノキ・・・・・あれでアルプホルンを作ったら、いいホルンができるんですけどね〜」
との事。
・・・・・そこで、普段から鬼久保さん達のボランティア活動にいたく感動していた僕が・・・・・・・・・・・
「もし、よろしければ、ご自由にお使い下さい」
と言ったら、目を輝かせて
「えっ? いいんですか、ホントに・・・・・?」
との事。
「ええ・・・・・・だって、どうせ、あれは薪になっちゃうんですから・・・・・」
と言った後、
「また、もう一本ホルンを作って、又、じゃんじゃん町のイベントの際に吹いて下さいよ・・・・・・」
と言おうとしたけど、何んとなく言えなかったよ・・・・・・だって、物凄くいい人達なんだもの〜〜〜〜!!!!
2001-08-13(月) 快晴 ヒュッテ
今、フシグロセンノウの花が真っ盛りである・・・・と言うよりも、真っ盛りを少し回ったところである。
・・・・兎に角、ヒメシャジンにつづいて、この花も筆者のお気に入りの花。
2001-08-15(水) 晴 ヒュッテ
本来ならば、観光案内所は水曜日は休みであるが、今週は観光客が多いので、今日は出勤である。
・・・・こんな日は、別荘地の人が結構、案内所にやって来る。
今日も何人かの人がやって来たが、その中の3人をご紹介して置こう。
午後3時過ぎだったろうか・・・・浅黒く日焼けした健康そうな一見すると、山男風の男性がやって来て、
「・・・・・・ちょっと伺いたいんですけど、国蝶のオオムラサキってどれですか?」
と僕に声を掛けた。
「オオムラサキですか・・・・・そこにあります。ええ、その先の、その箱に入っていますが・・・・ええ、それです・・・・・」
「なるほど・・・・・これですか? そうか、チョット違うな・・・・・・」
「一体、どうなさったんですか?」
聞いてみると、最近、山に入った時に、薄い青色に光った蝶がフワフワと飛んでいたのを見て
「あ、これがオオムラサキだ・・・・!!」
と、思ったので、一度、オオムラサキを見たかったのだと言う。・・・・・と、傍にいた W-44 番地の Oさんの奥様が
「八岳さん、これ、うちの主人なんですけど・・・・・・・」
と仰言られた。
「え、この方が・・・・・・?」
僕は、改めて、彼の横顔を眺めた。
この方のことなら、僕は、観光案内所のホームページの「コワーイお話」のページで紹介がしてあったからである。以前、裕ちゃんの話を聞いた時は、もっとゴツイ感じの人かと思っていたが、今日会った感じでは、何かこう爽やかな山好きの青年っていう感じなのである。
・・・・・・それから、僕達は20分ほど立ち話をしたが、その間にも O 氏は、展示中の蝶の標本を見ながら
「ヘーエ・・・・・近くで見ると、蝶って、こんなにキレイなんだあ・・・・・」
と、少年のように目を輝かせながら、盛んに繰り返していた。「あ、この人は素晴らしいナチュラリストだ・・・・・!」
・・・・・僕は、嬉しくなって、色々な事を、この O 氏と話し合った。と、言うのは、ここ何年かの間、こんなに夢中になって蝶の標本を眺めていた人を知らなかったからである。
・・・・・・本当に、この部屋に遊びに来る子供達より、ずっとずっと少年らしいのである・・・・・・!!(もしかすると、僕は、この人と仲良くなれるかも知れない・・・・・・?)
・・・・・・本当に、僕は、そう思ってしまった程である。
もう一人は、W-356 の I さんの奥様である。
・・・・・このフランス語が滅茶苦茶に上手な I 夫人は、色々なボランティア活動をなさっている。
大体に於いて、真面目にボランティア活動をしている人には、優しい人が多いが、彼女も典型的なそんなタイプの一人である。
だから、彼女と話をしていると、とても気持ちが休まるような気がする。
・・・・・この彼女が、今日、観光案内所にやって来たのは、機織(はたおり)の体験教室に参加するためだったのである。
なぜだか、分からないけど、ニット、パッチワークなどに興味を持つ女性はとても多い。
でも、機織なんかに興味を持つ女性は、余り居ないんじゃないかなと思っていたら、今日はこの I さんが、機織に挑戦した。
・・・・・僕は
「ねえ、ねえ、ねえ、ねえ・・・・・・・写真撮らせてよ! 機織なんて初めてだから、写真に撮って・・・・・・・・ホームページに載せたいから!!」
こうお願いをして、撮ったのが、この写真である。
正直な話し・・・・・「鶴の恩返し」や「はだかの王様」などのお話を通して、僕は機織という単語は知ってはいたけれど、実際に人間が機織の機械を使っているのを目にしたのは、今回の体験教室が開かれてからが初めての事でありました。
その意味からも、この写真は、とても記念すべき写真なんでありんす。
I さんの奥様、本当に有難う御座いました。
3人目の方は、明日のコンサートの詳細を聞きにいらしたご夫婦の方。
あいにくと僕の手許にはコンサートの細かい資料がなく、聞かれた質問には殆ど答えられなかった・・・・・というお気の毒なお客様だったけど、帰りがけに、そのお客様は玄関を出たと思ったら、すぐに戻って来られて、僕にこう尋ねられた。
「・・・・・アノ〜、松原湖の事で、色々とホームページに書いている方ですか?」
「え? はい、ホームページは作っていますが・・・・・・どうしてですか?」
「いえ・・・・・・・あのホームページは、よく見てるんですけど・・・・・・今、帰ろうとして、駐車場を見ると、ホームページで見た車が目の前にあったものですから・・・・・・もしかして?・・・・・・・って、思ったものですから・・・・・・・」
と言われた。
「ああ・・・・・・あの車ですか? ええ・・・・・・それだったら、僕だと思います・・・・・・」
そんなこんなやり取りを暫くの間していたが、ホームページをよく見ているという事なら、別荘の人かも知れない。
そんなことを考えながら・・・・・・・
「ところで、お客様は別荘の方ですか・・・・・・?」
と聞いてみると
「ええ、東38番の O と申します」
という返事。
(矢張り・・・・・・)
・・・・・と思いつつ、それから暫くの間、僕は、この静かな感じの O さんと話していたが、帰り掛け O さんは車に入る前に
「今迄も、よくホームページ見ていたんですが、これからも楽しみにしてますから・・・・・」
と言ってから、ハンドルを握られた。
こんど、この O さんと話をするのはいつの事になるか分かりませんが、その時には、又、よろしくお願いします。
2001−08−16(木) 快晴 ヒュッテ L = 00 ℃ H = 00 ℃
今日は非番の日だったので、久方ぶりに H に出掛けてお茶を飲んで来た。
今日、僕がここで出会った人は、Tというイニシャルの方が二人。
・・・・・どちらも、今日、初めて会った人達である。
ところで・・・・・話は変わるが・・・・・以前、町の中で・・・・・
「・・・・・・むかし、T さんと I さんは、仲が良かっただよ・・・・・」
という話を聞いたけど、その T さんとは、きょう出会った二人目の T さんだろうか?
午後、ヒュッテで日記を整理していたら、3時少し前、電話が鳴った。
受話器を取ると、国立音大の花村教授だった。
「いや、今日、小海の音楽堂で音楽会があるものですから、ご招待しようと思って・・・・」
・・・・・と元気な声が、受話器から聞こえてきた。
「いや〜、招待されなくても行く積もりでしたよ・・・・・」
・・・・・・・・・・・・
そう言って、受話器を切ると僕はデジカメと写真機をジムニーに放り込むと、観光案内所に出掛けた。案内所に着いてみると、今日も子供達が、
「こんなチョーチョがいればいいな・・・・・・!!」
のワークショップで、想像に任せた楽しい新種(?)の蝶を作っている。
・・・・その子供達のすぐそばで、僕は、今年小海町で捕まえられたオオムラサキの写真をデジカメに収めた。
というのは、今夏は6頭ものオオムラサキが町内の方々から町のコレクションに寄贈されたので、その標本の写真をホームページに載せたいからである。
これは小海町の人達から贈られた
今年捕れたオオムラサキです
・・・・・と、
「今日は〜、お邪魔します」
という元気な声と共に、東京は葛飾区にお住まいの篠原さん一家が案内所に入って来た。「ウワー、いいとこ・・・・・篠原ファミリーの写真を撮らせてよ・・・・・」
・・・・デジカメを抱えていた僕は、ご主人の篠原章さんに声を掛けた。それでは、ここで、この篠原ファミリーの事を紹介しておこう。
ご主人の篠原章さんは、もともとは小海町東馬流ご出身の方で・・・・・小海町では有名なデザイナー「何んでも屋のカッチャン」こと、井出勝彦さんの奥様と同級・・・・・熊のようなガッチリとした体つきをした、心の優しい方である。この方の面白い所は、身は東京にあっても、ふるさと小海町の大ファン!!
それが証拠に、小海町のホームページは言うに及ばず、観光案内所やこのホームページによくアクセスしている・・・・・・・そうな!!しかも、驚くのはそれだけじゃないよ!!
東京で乗り回している自分の乗用車の窓ガラスには、プティリッツァのシールを貼り・・・・・・東京で使っている自分の名刺にもプティリッツァのマークを入れている・・・・・・という「小海町の文化財」的な人!!
そして、元気なのがワイワイとはしゃいでる子供達とご家族の皆さん方。
僕は、元気で明るくて素直な人が大好きである。
・・・・初対面だというのに、僕は、ご一家の皆さんに大声で怒鳴った。
「さあ、子供達・・・・静かにして〜! 皆んな、ここに並んでっ! おじさんが写真を撮るから・・・・・」
と言って静かになったところをパチリと一枚。
これが小海町の文化財(?)篠原ファミリーでありんす!
・・・・それが終わると、僕は午後4時開演の依田貴美子さんの歌を聴きに町の音楽堂「ヤルヴィ・ホール」に一直線!!
・・・・音楽堂に着いて見ると、
「アレレレレ・・・・」
知人の誰かさんが、あの美しい車のウィドウミラーにペタペタとガムテープを貼っているじゃありませんか!!
「え、一体、どうしたの〜〜?」
驚いて声を掛けると、
「いや〜、夕べ、すれ違った車とウインドウミラー同士がぶつかっちゃってね〜」
と、ご当人のご返事。
・・・・・でも、怪我も無く、無事でよかったですよね〜〜〜〜〜!!
さて、午後4時になると、依田さんの「日本の歌とピアノの夕べ」が開演になり、「浜辺の歌」、「芭蕉布」、「砂山」、「おかあさん」などの美しい日本の歌が、ホールの中を流れて行きました。
僕が座っていたのは、いつもの通り一番前の座席!!
これらの美しい日本の歌の数々を、僕はユックリと楽しむ事ができました。
・・・・・・・ところで・・・・・・・今日のコンサートの共催者の国立音大作曲科の花村教授と僕はひょんな事から友達になったけど、今宵のマドンナの依田さんは、僕達二人とほぼ同年齢の方である。
・・・・僕も歌を歌うことが大好きで、自分一人のときも、よく歌を歌うが、兎に角、この依田さんの歌声の重量感と美しさは、僕の何倍も、物凄いのである。
僕が一番前の席に座っていたせいかも分からないけど、兎に角、マイクを使って歌っているような感じなのである。
そして、特に素晴らしいのが美しい日本語の発声法。
依田さんの歌を聴いていると、日本の歌っていいな・・・・・と思うと同時に、日本語ってキレイだなと思ってしまうから不思議である。
ホントに、「ビックリシタヤノ高徳寺」でした。
・・・・・・さて・・・・・・・
約45分の第一部が終わったところで、15分間のインターミッション。
その休み時間を利用して、僕は、花村教授を取り巻く「国民学校の同級生」の一人に、僕達二人の写真を撮って貰ったが、とてもよく撮れたので(チョット明るさ不足かな?)、ここにアップすることにしておきます。
・・・・そして・・・・
今日の音楽界の最後は、全員で「夏の思い出」を歌い、時間オーヴァーで、お開きになりましたが、とても楽しい2時間半でした。
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
さて、それから3時間ほど経った午後8時からは、恒例毎年8月16日の松原湖の花火大会。
ここ2,3年、いつも雨に祟られていたけれど、今夜は雨がほんのチョッピリだけ降った、花火日和。
僕は、白い空家の水辺の板にひとり腰掛けて、美しい花火を眺めていたけど、こんなに美しい花火を家内や長男と一緒に、見られたらよかったのにな〜・・・・・・って、ホンの少しだけ思った次第です。
これって、少しセンチかな〜?・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
ところで、今日の一日はこれだけでは終わりませんでした。
花火のあと、9時過ぎに家に帰り、晩御飯を作り・・・・・・
「さあ、食べようか・・・・・・?」
と思ったら、玄関のチャイムがピンポーン!!
「え〜、誰れ〜、こんな時間に〜・・・・?」
と思って玄関のドアを開けると、これが何んと松原湖少年探偵団団長の
「な〜んだ、昆野さんじゃない・・・・・・・まあ、上がって、上がって・・・・・・・!!」
ってえ訳で、晩御飯はそっちのけで、又々、話すこと小一時間。
これも又、楽しいひと時でした。その後、今日撮ったデジカメ写真を全部整理して、掲示板の返事を書き、その後で Incomming mail に返事を書いて発信し、最後にシャワーを浴びて寝床にはいったら、何んと午前5時過ぎ。 カーテンの外は、もう少し明るくなっていました。
でも、楽しい一日だったな〜!!
・・・・・・
でも・・・・・・・ここで、最後に一言。
・・・・・・今日の音楽会の休み時間に、昨日、観光案内所で会った別荘地 E-38 番地の O さんに会いました。チョン!!
2001-08-17(金) 晴 ヒュッテ
・・・・・・7月、8月の過去2ヶ月・・・・・・・兎に角、滅茶苦茶に忙しかった。
お陰さまで、高原日記も、スッカリそっちのけ・・・・・・・
あんまり、ひどい状態だったので、昨日からの休みを利用して、今日の日記まで、どうにかこうにかキャッチ・アップ。全く、ホントにやれやれでした。
ファ〜〜〜〜ッ、ツッカレタア・・・・・・・!!
チョン!!
2001-08-19(日) 曇のち晴 ヒュッテ
昨日と今日は薪割りの二日間。
・・・・僕は薪割りが大好きである。何も考えないで、無心になってコツコツと薪を割る。
・・・・・考えてみると、とても淋しいんだけれど
その淋しさが、たまらなく気持ちがいい。
そんな事を考えていたら・・・・・・こんな詩が出来てしまった。
薪割り
晩夏のヒュッテに、乾いた薪割りの音が響く・・・・・
眠くなるような・・・・・長閑(のどか)で静かな午後
見上げると、ミズナラ林の彼方の空に
夏の終わりの入道雲が淋しげに光っていた
先刻(さっき)割ったばかりの薪をネコ車で運んで
コツコツと薪小屋に積み上げていると
その間延びした音が・・・・・・・
咽び泣きたくなるような仕合わせな寂しさで、僕を包んでくれる
そして・・・・・・・おやつのお茶の午後のひととき。
太いハンノキの丸太の上に腰掛けて
ボンヤリとあたりを見回していると・・・・・・・
ついこの間まで・・・・・・・
あんなに、煌(きら)めいていた美しい高原の夏も、
目が痛くなるほど、まぶしく照り返していた白樺林の緑の葉も
いつの間にか、寂滅(じゃくめつ)気味なのを知って
・・・・・しみじみと、時の移ろいを感じさせられてしまう。
・・・・・そう・・・・・・
そんなせいだろうか・・・・・?
ハンノキの根本に置いたラジオから流れてくる
高校野球「夏の甲子園」のアナウンサーの声も
今日は、やけにアッケラカンとして、淋しげだ・・・・・!!
(でも、薪は割らなくちゃア・・・・・・・・!!)
こう心の中で呟くと・・・・・・
僕は、足元に転がっていた鉞(まさかり)の柄をつかむと
ユックリと立ち上がった。
晩夏のヒュッテに、乾いた薪割りの音が響く・・・・・
眠くなるような・・・・・長閑(のどか)で静かな午後
見上げると・・・・・・・ミズナラ林の彼方の空の
夏の終わりの入道雲は、何時の間にか、消え去っていた。
夕方、今日の薪割りを終わって、丸太に腰掛けてトウモロコシを齧っていたら、散歩の途中の O 夫人が通りかかった。
見ると、手に、いかにも晩夏らしい草花を握っている。
「・・・・・どうするの、それ・・・・・?」
聞くともなく聞いてみると
「・・・・・あした、お客様が来るから・・・・・・」
そう言って、奥様は静かに笑った。O 夫人はオシャレである。
当人は、自分はそうじゃない・・・・・と言うけれど、僕から見ると、とても目立たないオシャレをしている人のように見受けられる。そう言えば、三、四日前の僕が観光案内所の当番の日に、彼女が案内所の上金さんの所に、体験教室で作った自作の陶器を取りに来たことがあった。
・・・・・・・・その作品が可愛らしかったので、
「ねえ、その作品・・・・・・撮らして、撮らして・・・・・デジカメで・・・・・」
と言って、僕は、その作品のデジカメ写真を撮らしてもらった。
僕が、シャッターを押そうとしたとき
上金さんが、
「チョット待って・・・・・!」
と言って、箸置きのうえに箸を置いてくれたのが、下の写真である。
彼女は、ヤルヴィ・ホールで音楽会があると、必ず聴きに行くし、散歩の折々、よく野の花の小さなブーケを作って大事そうに抱えている。
時折り、ご相伴にあずかる料理も、スタンダードなものに自分の嗜好を活かした自分のオリジナルな素敵な料理をご馳走して下さる。
・・・・・・・こんなことを考えてみると、僕には、どうしても彼女がオシャレな女性に思えてなりません。
この話を聞いて、皆さんは、どう思われますか?
2001-08-20(月) 曇りのち雨 ヒュッテ
きのうヤナショーにチョット立ち寄ってみたら、アルミニウム製の枠にキャンバスをはった、ディレクター・チェアが目に付いた。
(これは、いいものがあった・・・・)
こう独り言を呟くと、僕はその椅子に腰掛けてみた。
座り心地は、そんなに悪くない。
しかも、肘掛に巻いてあるゴムのクッションの肌触りが何とも素晴らしい。
・・・・そして、一番気に入ったのは、右肘の下に小さな四角い板が付いていて、ヒョイト持ち上げると、それがテーブルになり、ティーカップとポットぐらいは楽に置けそうなことである。
僕はお茶が大好きである。
一番好きなのが紅茶で、そのほかにも日本茶、ウーロン茶、ハーブティー・・・等々、あらゆる種類のお茶が好きです。
ところで、お茶を美味しく戴く際に欠かせものの一つに、お茶を飲む雰囲気があります。
・・・・勿論、自分の家の中の、一番くつろげる場所にユッタリと腰を下ろして戴くお茶がとても美味しいのは勿論です。
でも、見晴らしのいい高原の山肌に腰を下ろし、遠くの山々の清々しい姿に目を細めながら、飲むお茶の味はそれ以上に素敵ですし・・・・・・・爽やかな白樺色の風が吹く林の中で、大好きな古い詩集やヘルマン・ヘッセの作品を読みながら口に含むハーブティーの味には、本当に素晴らしいものがあります。
さて、景色のいい屋外で飲むお茶が美味しいことは、誰にでもよく分かっているのですが、いざ、それを実行に移そうとした時に、一番厄介なのが、ティーテーブルなんです。
特に、筆者のように、常時ひとりで生活している者にとっては、エッチラオッチラ、椅子とテーブルの両方を用意するなんて事は、面倒臭い事この上もありません。
・・・・ところが、どうでしょう。
きのう、ヤナショーで見つけたテーブル付きのディレクター・チェアは、パチンと椅子を開いてから、カチャリとテーブルボードを持ち上げると、あっという間にお茶用のサイドテーブルが用意出来ちゃうのです。
値段をみると ¥2,400.− ・・・・・買って来たのは勿論でありんす。
・・・・それで、今朝は、早速、その椅子を我が家の前のアルタイル通りを隔てた園部さんの家のスロープの中腹に持ち上げて、パチン・カチャリとテーブルチェアを開き、熱い紅茶を淹れて、我が家を中断から見下ろしながらお茶を戴いた・・・・という訳。
でも、ホントにそのお茶の美味しかったこと。
・・・・そして、葉隠れに見える、ヒュッテの素敵だったこと。
このアルミニューム製の軽いテーブルチェアは、買って、ホントによかったと思っています。
・・・・閑話休題・・・・
四、五日前から不穏な動きをしていた台風11号は、何んだかんだ言いながらも、いつの間にか、種子島のすぐ傍まで北上して来ていて、今日の午後3時を回ったあたりから、台風の前触れの雨が降り出したっていう訳・・・・・・・・・・
ラジオのスイッチを入れると、NHK の第一放送は、もうひっきりなしに台風の動きに関する放送ばかり。
・・・・台風は種子島の東方海上から潮の岬方面に向かっていると、何回も繰り返しているじゃありませんか・・・・・・・
夜、メールボックスを開いたら、明日、遊びに来ることになっていた、紀伊半島の Masayo と Hitomi から、メールが届いていた。
八岳さん やっぱり今回はあきらめます。もーークヤシー!!タイミング悪いよね。何でこんな時に台風なんかくるの...八岳さんと会えるの楽しみにしてたのに残念。Hito ちゃんとは△月には行きたいなぁって言ってたの。だから また決まったら連絡します。じゃあ またね(^o^)/
八岳さん。こんばんわ Masa ちゃんから聞いたと思うけど、今回は台風が東海地方に直撃みたいで、みんなに心配をかけるといけないので残念すぎるけど行くのはやめておきました。台風の…バカァーと思いながら窓を開けています。だんだんと風も強くなってきたみたい。少し怖いけど昔から台風とか雷ってドキドキ。ワクワクするんだよね。変な私。 Masa ちゃんは大笑いしてたよ。だけど今回はホンと悔しいよ。すんごく楽しみにしていたのにーくやしいです。 Masa ちゃんと八岳さん一生懸命スケジュール考えてくれてたのにね。しょうがないけど、くやしいなぁー
2001-08-21(月) 台風11号 雨、雨、雨そして雨
今日は小海町公民館報に載せる「小海町の蝶」の原稿の締め切り日。
・・・・午後2時くらいまでに、原稿を仕上げ、その後は、雨に振り込まれたヒュッテの中で、ヘッセの「秋の徒歩旅行」を読む。
・・・・いつもそうだけど、僕は、ヘッセを読むと、必ずと言っていいほど、一人旅に出掛けてみたくなるから不思議である。
そんな事を考えていたら、ずっとずっとの大昔、青春時代に8回も読んだゲーテの「若きウエルテルの悩み」にこんな件(くだり)があったのを、フト思い出した。
・・・・げにも、私は巡礼だ。この地上の巡礼だ。しかし、あなた方とて、それ以上の何者だろうか?
懐かしい青春時代。
夕方、「台風、大丈夫・・・・?」ってメールを打った Masayo と Hitomi から、夜、こんなメールが届いていた。
ご心配ありがとう。大丈夫よぉ。おとなしく家にいるわよ。風はすごいよー 雨は まだそれほどでもない。八岳さんの方も これからひどくなりそうだから 十分気をつけてね。
休みなのに一歩も外にでてないのだぁー。雨戸を閉めっぱなしで家は暗い。テレビの台風情報を丸一日見てましたー。風と雨が、けっこうスゴクなってきたみたい。串本に上陸したみたいだから近くにやってきた。このままだと八岳さんの所にも明日ぐらいに接近しそうだね。大変だ。
2001-08-22(水) 豪雨 ヒュッテ
朝起きて、ラジオのスイッチを入れてみると、台風11号は、熊野灘を東北に向かって進行し、現在、愛知県の知多半島付近にいる・・・・・と言う。
「えっ、何んだい、こりゃあ〜?」
僕は、昨夜、送られて来た、Hitomi と Masami からのメールをもう一度読み返してみた。
・・・・・・・って言うのは、ラジオの放送を分析すると、台風は、二人の女の子の家のすぐ近くを通過したに違いないからだ。 朝ご飯を食べ終わるころの放送では、台風は豊橋の辺りをウロツイテイルとの事。
しかも、このまま進むと、夕方近くには東京の八王子近くを通過するかも・・・・なんて言ってる。
僕は慌てて、家内宛てにメールを発信した。
台風、そっちに行くよ・・・・!!ラジオの放送(テレビの受信状態が良くないので、最近は、ずっとラジオを聞いてます)によると、今夜6時頃、八王子の辺りを通過する予定との事。
気を付けてね。 雨風の状態はどうですか?
こちらは雨が断続的に降ったり止んだりしています。 今日は水曜日で案内所は休みなので、台風に気を付けて、午前中、佐久市まで電気砥石をとりに行って、午後は高校野球の決勝戦を聞きながら、家の中の片付けでもしようかと思ってます。 ンじゃあねっ!
それから、以前から欲しくて仕方が無かった回転砥石を買いに出掛けた。
・・・・そして午後4時ころ早めに帰宅した僕は、ジムニーから降りると、すぐに雨の中を回転砥石を抱えて玄関の中に飛み、家の中に上がると、すぐにパソコンを立ち上げ、メールボックスを覗いてみた・・・・・・・ 家内からのメールを読むためである。
雨は昨日からずっと降り続いています。午前中は雨、風とも強く吹き荒れていましたが現在は(午後1時30分)空が明るくなってきました。しかし雨は止みそうもありません。
KR のお仕事は台風のため今日はお休みになりました。
私のカルチャー教室は帰りが心配なのでお休みしました。 ・・・・・・・・云々 KK
「やっぱり、大丈夫だったよ・・・・・・・!! オッケー、オッケー、大丈夫、大丈夫・・・・・!!」
家内からのメールを読み終わると、僕はホッとして、また回転砥石を抱えて、雨の中に飛び出した。・・・・・・・・回転砥石を物置にしまう為である。
2001-08-26(日) 曇のち雨 ヒュッテ
今日の午後、臼田町の U さん親子が、過日、娘さんの J子さんが、観光案内所で開かれた「機織の体験教室」で織ったテーブルセンターを受け取るために、案内所にやって来ました。
J子 さんは素直で可愛らしい素敵な高校生・・・・・!!
・・・・・面白かったのは、案内所でこの二人と雑談をしていると、プティリッツァのTシャツを目にした、母親のF子さんが・・・・・・
「あら、この小人さんの事よね・・・・・・この間、新聞に載っていたの〜・・・・・・?」
と、驚きの声を上げ、娘さんの J子さんの方を振り返ったことである。
「あら、ホント・・・・・!」
J子さんは、言葉少なに返事をしたが、その笑顔が何んとも可愛らしい・・・・・・と、いうことなのだが・・・・・・・U さん親子が本当に面白かったのは・・・・・お母様の F子さんが、小海町のシンボル「森の小人プティリッツァ」に大変な興味を持たれていた事なのである。
彼女の曰く:
○「新聞で読んだんですけど。 小海町には、東京から来た方で、この小人に会ったヒトがいるそうですね・・・・・?」
●「・・・・・はあ、そのようですね・・・・・・」
・・・・・・僕は、いささか座り心地悪いような気持ちで、曖昧な返事をした。
○「・・・・・その方(かた)が、健康上の理由で、東京に帰られちゃう・・・・って事でしたけど・・・・物凄く残念ですわ。そう思いませんか?」
●「・・・・・ええ、まあ、そう言われれば、そうかも知れませんねえ・・・・・」
○「実は・・・・うちでは、主人が小海町出身なものですから、私たち、このプティリッツァの大のファンですの・・・・・」
●「はあ・・・・・それは、有難うございます・・・・・・」
○「でも、この小人さんの絵、とっても可愛らしいですよね〜・・・・初めて見たトタンに、”あら、可愛い”って大好きになっちゃいました」
●「はあ、そりゃあどうも・・・・・でも、その絵は、小人に会った当人が描いたものじゃなくって、井出勝彦っていうデザイナーが描いたそうですよ!」
○「あら、そうですか? 私、ご当人が描いたのかと思ってましたの・・・・・・」
●「いや〜、当人は、それほど、絵が上手じゃないようですよ! いや、どちらかと言えば、下手な方で・・・・いや、ありゃあ絶対に下手ですな・・・・・!」
○「そうなんですか・・・・・でも、このプティリッツァの絵が可愛らしくって、初めて見たトタンに大好きになっちゃいました・・・・・!!」
●「はあ・・・・そりゃあ、どーも・・・・・そう言って頂くと、描いた当人はとても喜んでくれますよ」
○「それにしても残念ですよね〜 ・・・・・その小人に会った人が東京に帰っちゃうの!・・・・・東京に帰ったら、もうこちらには来ないんでしょうか・・・・・・・・?」
●「いや、そんな事はありませんよ。 当人は、今後は東京を中心にした生活をしたいと言ってるだけですから・・・・彼は絶対に来ますよ・・・・この町が大好きなようですから・・・・・・・・」
○「あら、それはヨカッタわ・・・・・東京に帰りっきりになって、もう、こちらに来ないんじゃないかしら・・・・って思ってたもんですから」
・・・・・・・etc. etc. 色々な話をされた後・・・・・・・F子さんは、娘さんの J子さんに、2000年バージョンの Ptylitza T シャツ(・・・・もう、2000年版の残りはタッタの1枚だけになってしまいました・・・・・・だから、後は、たったお一人様だけに 2000年版のTシャツをお買い上げ頂けます・・・・・・サアサア、あとは早い者勝ちダヨ〜〜〜〜!)を!・・・・・・それから、ご自分の自動車用にはガラス窓に貼るプティリッツァのシールをお買い上げ下さるという徹底ぶり・・・・・!!・・・・・暫くしてから、Uさん親子は
「・・・・・本当に長い間、時間を取らせてしまってゴメンナサイ・・・・・・・」
と挨拶をして、案内所の玄関を出て行きましたが・・・・・それまで
(・・・・・・どうしよう?)
と思っていた僕は、意を決すると、脱兎のごとく外に飛び出して、今まさに座席に座ろうとしていた Uさん親子に声を掛けました。
「Uさーん、チョット、チョット・・・・・・・ゴメンナサイ」
こう大声で呼び掛けると、僕は、ビックリ顔の U夫人に近づき、口早に言い足した。
「いや〜、実は、ズーッと、どうしようかと思ってたんですけど・・・・・・実は、僕が、その〜、小人に会ったと考えている男でして・・・・・」
・・・・・ここ迄言うと、U夫人は
[アラー、ご免なさい! 本当に勝手な事を色々聞いてしまって・・・・・・」
と言ったかと思うと、乗りかかっていた自動車を娘さんと一緒に下りて来て、またまた、Ptylitza の話が再燃してしまったという訳。
さて・・・・それからの話は、先刻にも増して、小海の自然と Ptylitza の話題で話が盛り上がり、最後にはお互いの住所を交換した程・・・・・・30分ほどしてから、 Uさん親子は 臼田町に帰って行かれました。ところで・・・・・・その間に、案内所で陶芸教室を開いていた、上金さんに撮って貰ったのが、下の写真・・・・・・・・・です。
本当に素晴らしい思い出が出来た、21世紀最初の年の晩夏の出来事でした。
2001-08-27(月) 曇のち大雨 ヒュッテ
今日、トップページに写真と一緒に、こんなコメントをのせました。
松原湖高原の家並みの上に広がる晩夏の雲は
盛夏の雲に比べると、
やはり、今ひとつ元気がありません・・・・!!
道行く人の数も、大分少なくなり
往く夏の淋しさが・・・・・・少しづつ感られる
今日この頃です。
あと10日もすれば、
本格的な秋がやって来ることでしょう・・・・・・・!!
(8月27日 午後1時過ぎ・・・)
・・・・・・閑話休題・・・・・・
午後10時半。
三日間、KKと一緒にヒュッテに遊びに来ていて、今夜、早目の夕食後にヒュッテを発った家内から
「さっき、家に着いたの・・・・・」
と電話があった。「途中はスムーズだったの・・・・・・?」
と聞くと
「物凄いことがあったの・・・・・・」
と、突然、家内の声が緊張した。
「何んだ、何んだ、何んだ・・・・・・一体、何があったんだい?」
と聞くと
「上信越は物凄い雨で、ワイパーを一番早く回しても、前が見えなかったくらいだったの・・・・・・」
「うん、それで?」
「松井田と下仁田の間あたりで、雨が上がったんだけど、カーブの所で、前の車が皆んなウインカーを出して右側に寄るのよ」
「うん」
「変ねえ・・・・と思って、私も右側にハンドルを切ったら・・・・・」
「・・・・・・・?」
「そしたら、突然、前が真っ赤になって大きなトレーラーが道路の左側で燃えてるのよ・・・・・」
「え、ホントかよ・・・・・」
「そしたら、バーって火が近づいて来たので、火の中を走り抜けたの・・・・・・ビックリしたわよ・・・・・・・!!」
「何に? 火の中を通り抜けたって、ホントに、火の中を通り抜けたの〜?」
「ホントよ・・・・・バーって、火がこっちの方に近づいて来たの・・・・・」
「うん・・・・・それは、そのトレーラーからガソリンが流れ出していて、ソイツに火が付いたんだよ、きっと・・・・・」
「ソーカー・・・・・ でも、ビックリしたわよ・・・・・・」
「それは、ビックリするよねえ・・・・・・それで、何も無かったの?」
「うん、大丈夫だった・・・・・でも、屋根の幌に火が付いたんじゃないかと・・・・・・・気が気じゃなかったわ・・・・・・」
「ソーカー、うちの車、屋根は幌だもんな〜」
「そうなの・・・・・ホント、気が気じゃなかったわ・・・・・」
「うん、分かる、分かる・・・・・・」
「だから、何んだか、物凄く疲れちゃった〜」
「そうかあ、それは、大変だったよね〜! でも、それ以外は何も無かったの・・・・・?」
「うん、何も無かったわ・・・・」
「KKは、元気・・・・?」
「うん、元気よ・・・・」
「ホントにご苦労様・・・・大変だったよねえ!・・・・・・じゃあ、もう、今夜は早く寝て下さい・・・・・・・」
「うん、そうするわ・・・・・」
「じゃあ、ユックリ休んでね・・・・・」
「うん、じゃあ、お休みなさい・・・・・・」
「お休みなさい、KKにもヨロシクね・・・・・!」
「はい、じゃあね・・・・」
「じゃあね・・・・・」
と僕が言うと同時に、受話器からガチャリと向こうの受話器を置く音が聞こえてきた。
「フーッ、よかったあ・・・・・・」
・・・・・・僕も、受話器を置くと、こう呟いた・・・・・・・何んか、物凄くホッとしたからである・・・・・・
2001-08-28(火) 晴ときどき曇 ヒュッテ
ヒュッテの近くに Y さんというジャンボ・ジェットのパイロットのセカンド・ハウスがある。
・・・・・・・・・・・・僕の本来の本職は商船の航海士だったので、海と空の違いはあっても、仕事の内容は、或る程度、Y さんの仕事と似通っているところがあるのかも知れない。
その所為かどうかは分からないけど、僕も Y さんもガーデニングが好きである。
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・僕も彼も、年に何回か、草刈機をブンブンと回して庭の草を刈るし、石を動かしたり、庭に穴ボコを開けたり、ペンキを塗ったり、砂利を敷いたり・・・・・とにかく、庭を片付けたり、キレイにするのに夢中になっている事が多い。だから、ときどき顔を合わすと、話題は、すぐに草刈や、庭いじり・・・・・そうじゃなければ・・・・・・建物のメンテやクルマの話になってしまう。
ところがである・・・・・・・
この Y さんが、去年の玄関前のポーチの敷石に続いて、今年はつい最近、ベランダの前面に美しく敷石を敷き詰めたのである。
上の写真の敷石を近くで見ると、こんな感じなのであります・・・・・・・・・
どうです・・・・・奇麗でしょう!!ペーブメントの両側には、湿気に強い栗材の枕木を配置し、敷石の下には本職の仕事と同じように砕石を敷き詰めてあるのです・・・・・・!!
敷石の配列も、表面の平面性も、これも本職と同じように、タコ糸をキチンと張り、そのタコ糸に合わせて配石したので、ご覧のように美しい。「フーム、成ある程・・・・・・・こりゃあ、いい・・・・・・・・!!」
この仕事の出来具合を見た瞬間、僕は、思わず唸ってしまった程である。
こういった仕事(?)を見ると、僕は
「いいな・・・・・!」
って思ってしまう。
・・・・・・・と言うのは、
「・・・・・これと同じような事、僕もやってみたい・・・・・・!!」
と思うからである。・・・・・・・つい最近、健康管理上の理由で、今迄4年間、お手伝いをさせて頂いて来た仕事に退職願を提出したけど、僕の仕事を引き継いで下さる人が見付かったら、健康増進を兼ねて、色々なことをしたいと思っている昨今です。
庭を今まで以上にキレイにしたい。
ベランダを自分の手で補修してみたい。
ヒュッテの近くで、カブトムシが棲めるようにしたい。
八ヶ岳の山麓をマウンテンバイクで走り回ってみたい。
男性ボーカルのカルテットを組んでみたい。
家内が買って呉れたミニ・トランペットで「北の国から」のテーマ曲を吹いてみたい。
オカリナかリコーダーのカルテットを組んでみたい。
ギターとヴァイオリンのデュエットを組んでみたい。
小海町の風景を透明水彩で描いてみたい。
アルプホルンを自分の手で作ってみたい。
小海町の蝶の標本を、もっと、もっと充実させたい。
このホームページを一番素敵な日本語のホームページにしたい。
八ヶ岳を何回も縦走してみたい。
八ヶ岳を自分の家の庭のように歩き回ってみたい。
・・・・・・・・etc.
・・・・・・・・etc.
・・・・・・・・etc.
本当に、色々な事を沢山やってみたいよ・・・・・・!ワーイ !
2001-08-29(水) 曇ときどき晴 ヒュッテ
Cainz home 佐久町店にマウンテンバイクを買いに行った。
前から思っていた事だけど、八ヶ岳の山麓をマウンテンバイクで走り回って見よう・・・・・と考えていたからである。・・・・・・事の起こりは、何年か前、茨沢林道に蝶の採集に行った時、20歳台の若者たち3人が、マウンテンバイクに乗って、僕を追い越していったが、その時の爽やかな姿が目に焼きついていて、
「・・・・・・僕もいつか、あんな風に、この八ヶ岳の山麓でマウンテンバイクに乗るんだ・・・・・・!!」
と、その時以来、ズッと思い続けていたらしい。さて、Cainz home に着いて見ると、電話で聞いたとおりに、マウンテンバイクはシマノ製とアサヒ製の2機種だけがあったけど、値段はどちらも¥29,800.-・・・・・・・ 全くの門外漢の僕には、どちらのメーカーのものがいいのか、よく分からない。
「・・・・・・・それならば、色で選ぼうジャン・・・・・・」
という訳で、黄色が好きな僕は、黄色い車体のアサヒWサスの方を選ぶ事にした。
ウヒヒヒヒヒ・・・・・・・やったね〜!!・・・・・・ところで、ガキと言われるかも分からないけど、僕は黄色の乗り物が大好きである。
それが証拠に、2シーター・オープンのホンダBeat が出てきた時なんざ、
「アレ欲しい・・・・・!!」
と誰かれとなく言ったものだから、周囲の人達に大いに笑われたものである。と言う訳で、やっと黄色の乗り物が手に入ったのである。
・・・・・・でも、ねえ、聞いて聞いて、このイエローの乗り物って、物凄い乗り物だよ・・・・・・!!
だって、「前進 10 段、バックギアー無し!!」ってヤツだもの〜!!
●注)
・・・・・・この日、買おうとした、この自転車は、長い間展示してあった為だろうか、車体も少し汚れぎみ、ゴムの部品もヒビ割れていたので、
「この汚れとヒビ割れ何んとしてよ〜!」
と言うと、店員さんは
「それじゃあ、1週間ほど、お待ち頂ければ、新しいのをメーカーからとりよせますから・・・・・・・・」
との事。
・・・・・・・そう、お願いしたのは勿論の事である。 チョン!
2001-08-30(木) 曇ときどき雨 ヒュッテ
今日は、今まで気になっていたことを2つ片付けた。
おととし建てた薪小屋の屋根にたまっていたカラマツの葉っぱをキレイに捨てることと、家の前の通りに面した所に立っている、大きくなり過ぎたハンノキを短く切ることである。
● 薪小屋の屋根
薪小屋は、数本のカラマツの木の下に建っているため、落葉の季節になると、かなりの量の葉っぱが、屋根の上に溜まってしまう。 しかも風では飛ばないし、雨でも降ると、その場で腐って苔(こけ)が生えたり、カビがはびこったりするので、放っておけない。 大体、ベランダが腐ったり、屋根に苔が生えたりするのは、このカラマツの葉っぱが悪さをしている場合が非常に多い。 屋根をそうじして分かった事でけど、雪止めの上側に溜まっていたカラマツの葉は固まっていて、一部分を持ち上げたら、ズーッと長い羊羹のように、つながって持ち上がるのだ・・・・・・・!!
カラマツの葉っぱを除けた所は、屋根がしめっていて、チョット黴(かび)臭かった。
・・・・・・その意味では、今日、掃除しておいて本当によかったと思う。● ハンノキの切り倒し
晩秋のハンノキは、いささか不細工である。
何んと言っても、晩秋のハンノキは、紅葉にも黄葉にもならず、黒っぽい色に変色するだけなので、見ていると、何んとなく憂鬱な気分に引き込まれてしまう。
しかも、樹高が高くなりすぎてしまった為、ウッカリ根本から切り倒すと、道の反対側に張られている電線をバリバリと切ってしまうかも知れないのだ。
そこで、色々と考えた結果、木の幹に梯子を掛けて、地上から4メートルくらいの所から切り倒すと、倒す方向さえ間違わなければ、電線を傷つけなくて済む・・・・・・・・!!
この事に気づいた僕は、木の幹の傾き加減を計算に入れて、倒す方向を慎重に選び、念には念を入れて、このハンノキに鋸(のこぎり)の刃を当てたのである。
結果は、大成功でした〜!!
・・・・・・・・・でも、一発間違えたら、近所は、皆んな停電してしまうという、オマケの条件付き!!
本当にヒヤヒヤものの本番でした!!