2001 年 4 月の高原日記

 

2001-04-02(月)     曇      自宅

 夜、メールボックスを覗いてみたら、何通かのメールに混じって、1通のメールが届いていた。

Subject: こんばんは!
     Date: Mon, 2 Apr 2001 22:50:59 +0900

八岳 様

 お元気ですか?
 今はどちらにいらっしゃるのでしょうか?八ヶ岳ですか?
 Tさん(旧姓 O さん)が上京してきているのですが、お会いできますか?5日(木)を予定しているのですが、ご都合をお聞かせください。 突然のメールでまた驚かせてすみません!
 それではお返事お待ちしています。     S. H.

   
 Hさんも、Tさんも、今から25 年ほど前・・・・僕がまだ S 社の係長時代、僕の係で一緒に仕事をしていた女性達である・・・・
 Hさん(旧姓Tさん)は、不二家のぺ子ちゃんみたいに明るくてお喋りの楽しい女の子・・・
 Tさん(旧姓 Oさん)は、どちらかと言うと、野の花の様な、もの静かかな女の子・・・
 僕の係には、その仕事柄、圧倒的に女性が多かったが、中でも、この二人の仲がとても良かった事を記憶している。
 ・・・・神奈川県にお嫁さんに行ったHさんには、その後、何処かで、一度、会ったように記憶しているが、九州に嫁いで行ったTさんとは、その後、一度も顔を合わせた事はない。

 それでは、今回、何んで、二人が僕に会おうかと考えたかと言うと、毎年、僕と年賀状をやり取りしていたHさんが、僕からの年賀状に書いてあった URL を頼りに、このホームページにアクセスたところ、内容が面白かったとかで、
 「八岳さんがHPを作ったワよ・・・・!!」
 と、九州にいるTさん宛てにメールを打った結果、いつしかTさんも、時折り、このHPを見るようになり、今回、Tさんが上京するにあたり、
 「ねえ・・・・八岳さんに、二人で会ってみない?」
 ・・・・という事になったようである。

 (わあ、ホント? ・・・・懐かしいなあ!!)
 このメールを一読し、こう心の中で呟いた僕は、早速、Hさん宛てに返信メールを発信した。

  
Date: Mon, 02 Apr 2001 20:35:31 +0000
    Re: こんばんは!

メール有り難う!

5日は、東京にいます・・・・
二人は、何処で会うのですか?
時間が会えば、出掛けられるかも知れません。
時間と場所を教えて下さい。
・・・・出来れば、久方振りにお会いしたいと思います。

では、メール待ってます。

ンじゃあねっ!


    
2001-04-03(火)      快晴       自宅

 カブリオをオープンにして、家内と二人で中野通りの桜を見に行ってきた。
 早稲田通りを越すと、道路の両側の桜はまさに満開。
 頭の上の空までが、淡いピンク色の花で覆われている。
 ・・・・こういった花の下を通るとき、オープンカーの素晴らしさを沁み沁みとかんじさせられる・・・・!!
  ・・・・途中・・・・・・・・  
 「ところでさあ・・・・ここまで来たんだからさア、ホラ、前に二人で行った・・・・ホラ、何んて言ったっけ? 住宅地の真ん中にある・・・・あの花屋さんに行ってみない?」
 ・・・・僕がそう言うと、家内も
 「そう、いいわね!・・・・しばらく行ってないけど・・・・」
 と家内も賛成。
 僕達は、そのまま家内の運転で、練馬区の閑静な住宅地にある、種苗屋に言ってきました。

 ・・・・ところで、その種苗屋さんでの事だが・・・・?」
 僕が、お店で、ワスレナグサを探していると、家内が僕に言った。
 「ねえ・・・・何んで、ワスレナグサなんか探しているの?」
 「え? 何故、探しているのかって・・・・?」
 「うん・・・・」
 「ワスレナグサってドイツ語で・・・・Vergiss-mein-nicht. って言うんだけどサ・・・・ドイツ語の小説や詩の中で、時々、お目にかかるんだよ・・・・でも、僕は、まだ、この花にお目に掛かった事がないんだよ・・・・小海の花屋さんでは、青い色の花だっていう事は、聞いているんだけど・・・・」
 「ワスレナグサって、青だけじゃないワよ・・・・確か、白とかピンク色のものもあった筈よ・・・・」
 ・・・・こんなことを二人で話ながら、店員さんに訊いてみると
 「はい・・・・ここに御座います」
 と、すぐに案内してくれました。
 ・・・・見ると、オオイヌノフグリを二回りほど大きくした、淡い青色をした花である。
 「あ、これかあ?」
 と僕が言うと
 「ちょっと、淋しいお花よねえ・・・・・」
 と家内。
 「でも、素敵じゃない・・・・買っていって、ヒュッテに植えれば・・・!」
 「どこに植えるの?」
 「どこがいいのかな?」
 「・・・・日当たりがいい所がいいと思うけど・・・・・」
 「よし、分った・・・・でも、物凄く嬉しいよ・・・・だって、去年も、小海の花屋さんで探したけど、見付からなかったんだもの・・・・!」
 「よかったわね!」
 「うん、ヨカッタ・・・・ねえ・・・・これって、多年草かな?」
 「確か、そうよ・・・・」
 「じゃあ、イッパイ増やしちゃおーか? ねえ、二つ買いたいんだけど・・・・どれがいいと思う?」
 ・・・・と聞くと、花好きの家内は、すぐにしゃがみこんで・・・・
 「どれどれ・・・・二つよね・・・・えーと、一つはこれがいいわ!・・・・もう一つはねえ・・・・これがいいかな?・・・・あら、こっちの方がいいわね・・・・でも、これも株がしっかりしてるし・・・・・コレとコレだったら、どっちがいいかな?・・・・こうやって、下から見るでしょ・・・・ほら、こっちの方が、根っ子の勢いがいいでしょ・・・・だから・・・・これが、いいわよ!」
 こんな事をいいながら、二株を選んで呉れました。
 ・・・・・・・・・・・
 その時の家内の姿が、中学生の少女のように見えたのが、とても不思議でした!

         

   

2001-04-04(水)      晴        自宅

 沼袋のカタオカスポーツに卓球の注文したラケットを受取に行ってきた。
 ・・・・その折、卓球場の一週間のスケジュールを貰ってきた。
 それに依ると、毎週、月、水、土の午前中、卓球教室がある事になっている。
 今度、時間がとれる時には、その教室にも出掛けてみる事にしてみよう。

 話は変わるが、片岡さんの息子さんの政人さんが、片岡コーチと一緒に店の後を継いで呉れる事になったとの事・・・・コーチと奥さんにしてみたら、どんなに嬉しい事だろう!!

 ・・・・僕でさえ、何んとなく、こんなに嬉しいのだから!!

   

2001-04-05(木)      快晴       自宅

 午後2時、渋谷のハチ公前で、S社の係長時代、一緒に仕事をしていたH夫人・T夫人と再会する。

 4月2日にメールで約束した通り、午後2時カッキリに僕はハチ公前に駆け付けた。
 「あれ・・・・時間を間違えたかな・・・・?」
 僕は、驚いてあたりを見回した。
 というのは、Hさんの姿も、Tさんの姿も、見当たらなかったからである。
 「・・・・????」
 不審に思いつつ、ハチ公の周りを半周ほどしたとき、後ろの方でバタバタと走る靴音がすると同時に
 「八岳さ〜ん・・・・!!」
 と、僕を呼ぶ声がした。
 振り向くと、HさんとTさんが僕の方に向かって素っ飛んで来るところである。

 「ウワー、暫く〜〜〜〜!!」と僕。
 ・・・・犬コロみたいに丸くなって、転がり込んできた二人は、僕の前で立ち止まると、笑いながら言った。
 「ウワー、八岳さん、お元気そう!!」
 と、藤沢からやって来たHさん。
 「ウワー、ホンとにお久し振り・・・・!!」
 ・・・・鹿児島からやって来たTさんが言う。
 ・・・・二人とも、急いでダッシュして来たせいか、肩で息をしている。
 「ウワー、皆んなに会えて嬉しいよ・・・」と僕。
 「私達も・・・・です〜〜〜〜!!」と二人。
 「・・・・ところでさ、二人とも何処に居たんだい? だって・・・・さっき、来たとき、見回したら、二人とも何処にもいなかったぜ?」
 「ワハハハハ・・・・それがね、それがね・・・・もう可っ笑しくて・・・・ね・・・・ね・・・・そうよね・・・・!!」
 Hさんは、盛んに、Tさんの相槌を求めている。
 「そうなんです・・・・もう、オッカシクテ、オカシクテ・・・・」
 と、お淑やかなTさんが頷く。
 ・・・・これが、25年ぶりに再会した、上司と部下である。

 ハチ公の周りで待ち合わせの為に立っていた大勢の人達は、大声で笑いあっている中年の男女三人の姿をビックリしたような顔で見守っていた。

 ・・・・それから10分後、僕達三人は、渋谷駅から歩いて5分程の、ナントカというフルーツパーラーの2階のテーブルに向かい合って坐り、もうクチャクチャになって、笑いあっていた。
 「・・・・おい、ところで、さっき、僕に会う前になにがあったんだい?」と僕。
 「エ?  あれ?  あれはねえ・・・ああ、おかしい!」Hさんがわらいながら話だした。
 ・・・・その話によると・・・・
 二人がハチ公前に着いたのは、僕と会う約束の2時の少し前だったそうである。
 着くと早速、二人は
 「八岳さん、もう来てるかな・・・・?」
 と僕を探したそうな・・・・
 ・・・・すると
 「あ、八岳さんだ・・・・」と言うHさんの声に
 ・・・・Tさんが見ると、
 「どれどれ・・・・あ・・・・ホントだ!」
 「でも、あれ・・・・よく似てるけど・・・・八岳さんかなあ?」
 ・・・・と二人は考えたとか!

 そこで僕が口を挟んで・・・・
 「ナヌ? 僕が居たって? オイオイ・・・・ホントかよ・・・・オイ?」
 と言うと、Hさんが
 「そう、八岳さんが居たのよ・・・・黒の三つ揃いを来て、ベンチに坐って、スッゴイ格好つけちゃって・・・・」
 と言うと、Tさんも
 「そうなの・・・・腕をこうやってユックリと回して、手を顎の下にやって、斜め上を睨(にら)んじゃって・・・・・」
 と、その男性が坐っている真似をする。
 ・・・・それを受けて、Hさんが
 「・・・・そうなの、物凄く気取ってるの! そしたら、Tさんが ”あんな八岳さんイヤ!・・・・ワタシ1時間くらいで帰っちゃう!”って言うの・・・・! ・・・・それで、私言ったの・・・・”ね、陰に隠れて見ていない?”って・・・・」
 「アハハハハ・・・・そりゃア可笑しい!・・・・そしたら、そこに、本物の僕が現れたっていうワケ・・・・?」と僕。
 「そうなの・・・・その時、八岳さんがいらしたの・・・・それで、二人で ”ア、八岳さんだ・・・・!!”って、ワッと飛び出しちゃったの・・・・もう可笑しくて、可笑しくて・・・・」と笑い転げる二人。
 「そう? ・・・・ソイツ、そんなに僕に似てたんか?」
 「似てた、似てた・・・・黒の三つ揃いを着込んでね・・・・腕をユックリ、こうやって回しちゃってね〜〜〜〜」とTさんが、もう一度、その男の真似をする。
 「バッカダナ!・・・・・大体、ネクタイが大嫌いなオレが、三つ揃いを来てくるワケが無えじゃんかい・・・・!」と言うと、二人は
 「そうよねえ、私達も少しオカシイと思ったのよ・・・・ねえ・・・・でも、可笑しかったわよ・・・・ね!」
 ・・・・という大爆笑で始まった三人の会話。
 ・・・・それからの2時間というのはもう、昔のビジターズ係(S社の中の、海外からの VIP 受け入れ機関)に戻って爆笑の連続。
 その概略を書くと、こんな内容でした・・・・

 ●・・・・往時のS社時代の失敗談、イタズラ、etc., etc..........

 ●八ヶ岳山麓の現在の僕の生活

 ●このHP(ホームページ)の話

 この話題になると、またまた、色んな話が続出・・・・
 彼女達の曰く・・・・・
 「八岳さんのHPには、物凄い沢山の女性の名前が出て来るでしょ・・・?」
 「ウン、そうらしいね・・・・・よく、人にそう言われるもの・・・・」と僕。
 「でも、さあ・・・嫌いな、女の人って・・・八岳さん、居ないの・・・?」
 「えーっ、どうしてエ? 大っ嫌いな女性だって、いるさあ! アッタリマエじゃん・・・・どうしてえ?」
 「ホント、安心したわ・・・・」とHさん。
 「例えばさ、デヴィ夫人みたいに、自分の美貌が鼻の先にぶら下がっているヤツだとかさ、エリート意識に有頂天になっている人とか、金持ち意識に縛られているヤツとか・・・・そう言った女性は、大っキライだよ!!」
 「分る、分る・・・・女の目から見ても、そういった人、イヤよねえ・・・」
 「な、そうだろ?」
 「うん、そうそう・・・・・! でもさあ・・・・」
 「え?」
 「HPに載ってる人達は好きなんでしょ・・・・!」
 「勿論だよ・・・・・皆んな、とても明るくて、いいヒト達だよ! じゃなかったら・・・・HPに書かないよう!」
 「・・・・八岳さんらしいワ!」
 「そう言えばね・・・・」と、僕が小さな声で言うと
 「え?」と、Hさんがもっと小さな声で言った。
 「僕の友達で、一人、こんな事を言ったヤツがいた・・・・」
 「どんな事?」
 「お前のHP見ていると、ペンネームの晴耕(せいこう)は、”セックスが交わる”って書くんじゃないのか?・・・・・て!」と僕が言うと、
 Hさんが
 「えーっ? ホント〜? でも、オカシイワね、ワハハハハハ・・・・」
 と言って大笑い。
 ・・・・・すると、おしとやかなTさんが言った。
 「・・・・わたしね、今のハナシ途中まで聞いて、すぐに分かっちゃった! そうじゃないかな?・・・・て! そしたら、矢張り、そうだったの・・・・」
 これには、僕が驚いた
 「えーっ? Tさん、貴女があ〜〜? 僕は、サッちゃんが、そういうこと先に気が付くと思ってたんだけどな〜〜!」
 ・・・・すると、サッちゃんと言われた、Hさんが言った。
 「そうなの、そうなの・・・・昔っから、私より、Tさんの方が、そういった事さきに気が付くの・・・・こんなに、オシトヤカな癖に・・・・!」
 そこで、又、大爆笑が巻き起こってしまいました。

●対人関係の難しさの話題になった時のこと・・・・・

 Hさんが僕に言った。
 「私、どうしても合わない人がいるの・・・・」
 「ふーん・・・・それって、男性、女性?」と僕。
 「女の人・・・・」
 「そう?  どんな風に合わないの?」
 「うん、時たま行なわれるパーティの席上なんだけど・・・・私が、他の人と話してると、その女の人が間に入って来て邪魔をするの・・・・」
 「貴女が話している他の人って、男? 女? どっち?」
 「・・・・男の人達・・・・」
 「どんな風に邪魔するの?」
 「私が男の人達と話してるでしょ・・・・そうすると、すぐ、そのハナシに割り込もうとするの・・・・・」
 「ふーん、彼女、ツマラナイんじゃないの?」
 「でも、それだけじゃないの・・・・」
 「どんな風に?」
 「一度なんか、そのパーティの時に、ピチッと体にあったミニスカート(もしかするとショートパンツだったかも・・・・?)を履いて来て、私が男の子達と話してたら・・・・こうやって・・・・そう、こうやって・・・・間に入って来てハナシの邪魔をするの・・・・・いい、こうやってよ・・・・こうよ!」
 そう言って、Hさんは、その女性の体つきの真似をした。
 「ふーん、それで、男の子達はどうなの、そのミニスカートの女性とハナシをするの・・・・?」
 「そうでもないの! だって、私、みんなとワイワイやってる方が面白いでしょ・・・・男の子達も、カラオケしたりしてワイワイやってるのが楽しいらしくて・・・・”おい、お前、こっちに来いよ”なんて言われちゃうから・・・・」
 「それで、そのミニの子は、その仲間に入らないの?」
 「そう・・・・どっちかって言うと、入ってないかなあ・・・・?」
 「ふーん、そのミニの女性って美人?」
 「うん、美人、美人・・・・すっごい美人・・・・」
 「じゃあ、ボイン?」
 「ボイン、ボイン・・・・すっごいボイン!」と彼女。
 「じゃあ、分った・・・・いい方法がある・・・・!!」
 「ホント?」
 「ホント、ホント!・・・ねえ、ねえ・・・僕を、そのパーティに呼んでよ!」
 「え? 八岳さん、来てくれる?」
 「うん、行く、行く・・・・行っちゃうよ!」
 「ホント? じゃあ、呼んじゃおかな? 八岳さんだったら、楽しいわ!」
 「よし、決まり〜〜〜〜!」
 「ねえ、それで、そのパーティに来たら、八岳さん、どうするの?」
 「まかしとけって! 僕が、そのミニの女性の相手をしてるから、貴女は他のお友達と好きなことをやってればいいよ!」
 「嬉しい・・・・で、そのミニの女性と、どんなこと話すの?」
 「何んでも話しちゃう! ・・・・あること、ないこと!」
 「あ、分った! 私の悪グチ言うんでしょ・・・・」
 「当ったり前だよ・・・・オレ、そのミニの女性に言っちゃうもんね・・・・”ねえ、Hってさあ・・・・アイツいい奴だけど、貴女の方がずっと素敵だよ・・・・だから、Hみたいな、あんなバカほっときゃあいいよ!”ってね・・・・それから、こんな事も言っちゃうもんね!・・・・”ン? なになに? ・・・・Hがそんな事言ってたんか? うん、それで貴女は何んて言ったんだ? うん、ナニナニ・・・・そうか、そうか・・・・そりゃあ、貴女の言う事の方が正しいよ! ・・・・全く、貴女の言う通りだよ!・・・・だから・・・・もう、気にすんな・気にすんなって、あんなバカなH!・・・・それよりもさあ・・・・Hなんかほっといて、僕と仲良くしようよ!!!”って・・・・・ね!」
 ・・・・僕が言い終わった瞬間である、

  「バカア・・・・!!」

 と、言ったかと思うと、Hさんの右手が僕の頭上でひらめいた。
 ・・・・瞬間的に僕はヒョイト頭をひっ込めたが、彼女の右手は、僕の髪の毛を撫でる様にかすめて行った。
 ・・・・彼女は、自分の右手の力に、じゅうぶん手加減を加えていたようである。
 「・・・・ンもう、八岳さんたら〜・・・・!」
 そう言って、彼女は笑いながら僕を睨んだ!!
 「ハハハハハハハ・・・・」
 「アッハッハッハ・・・・」
 「ワ〜、オッカシイ! ハハハハハ・・・・」
 Tさんも、転げるようにして大笑いをしました。

●2時間ほど話した、最後のほうの事。

 Tさんが僕に言った。
 「八岳さんって、前より若くなったような気がする。 ねえ・・・・どう思う?」
 ・・・・彼女は、お友達のHさんの方を向いた。
 「そう! 私も、そう思ってたの・・・! そして、どしてかな?・・・って」
 「え? 僕があ? うーん・・・そうだなあ? あの当時と比べて、違っている事と言ったら、一番大きな事は、「空」(くう)って事が、物凄くシャープに分って来たって事かな?」
 「何んですか? その「空」って?」
 「うーん、「空」っていうのはねえ・・・・あ、そうだ・・・・貴女は”色即是空”っていう言葉を聞いたことある?」
 「ええ、言葉だけはきいたことあります・・・・」
 「うん、「空」ってえのは・・・・その”色即是空”の「空」の事なんだよ・・・・で・・・・この「空」ってえのは、学生時代から考え続けて来たことなんだけど、要するに、一ことで言っちまえば、全て、この世の物事は時々刻々変と化してるって事なんだよ。貴女だって、サッちゃんだって、このテーブルだって、地球だって・・・・皆、時々刻々に変化してるんだよ!」
 「はあ、それで・・・・・?」
 「うん、だからだね・・・・学生時代から、色々な事を考えたり、経験したりしている間に・・・・時々刻々、変化しているような不安定な物事に、しがみつく事なんか止めた方がいいんじゃないの・・・・って考えるようになって来ちゃったんだよ。 ・・・・いいかい・・・・お金だって、不動産だって、地位だって、名誉だって、愛情だって・・・・みんな時々刻々、変化してるんだよ!」
 「分ります・・・分ります!」とTさん。
 「・・・・ところがだね・・・・一般的には、人々はそうは考えない!早い話が・・・・今日の自分は、明日(あした)も同じ自分だと考えているし・・・・」
 「・・・・・」
 「この世の中のものは、変わらない・・・・と考えて、そう言ったものにシガミツクんだよ! 分るかな?」
 「少し、分るような気がするけど・・・・」
 「・・・・よし、それじゃあ、又、僕自身の事に話が戻るけど・・・・昔の僕は、お金、地位、財産、名誉・・・・などと言うものの力を信じていたんだけど、今の僕はそうじゃないんだよ・・・・勿論、お金っていうものは大切なものだ、とは思うよ・・・・でもねえ、そのお金をイッパイ集めたり、お金の力を過信するようになると、そのお金が人間を悪魔に変えちゃうんだよ・・・・だから、今の僕は、そういったお金の力というものに昔ほどの魅力を感じないようになってしまったんだ。・・・・だって、ここの所を間違えると、とても大きな間違いを起こすようになっちゃうんだもの・・・・!!」
 「どんな風に???」
 「うん・・・・例えばさ、今の与党の一部の連中も官僚も金まみれ泥まみれになっているけど、あれは、”お金の力が最高だ”・・・・なんて考え方をしてるから、あんな醜悪な事態を引き起こしてしまったんだよ! ・・・・しかも、こんな事態になっても未だ懲りないで、そんな考え方にしがついている!」
 「・・・・」
 「・・・・全く、”どうしてなの?”って悲しくなるけど、今の世の中には拝金主義者が一杯いて、そういった人達が、今迄通り、そういった連中と官僚を支援しているので、一応、与党は形をなしているけど、この体制は、そのうち、絶対に崩壊するよ! 見ててごらん! あと五六十年したら、今の与党にたいする評価は、今迄と全く違っているから・・・・・場合によっては、今の与党なんて、どっかに吹っ飛んでるかも知れないよ!」
 「・・・・」
 「それから、もう一つ話して置くと・・・・お金や不動産の価値が変わらないなんて思っている連中が引き起こしたのが、実はバブル経済で、そのバブルが弾けて、”変わる筈がない”と思っていたお金や不動産の価値が飛んでもない変化をしたために、一番困っているのが、その引金を引いた連中なんだよ!」
 「なるほど・・・・そう言われて見れば、そうよね!」
 「・・・・それからねえ、これは、もう呆れるとしか言いようがないんだけど、時々、僕が生活している八ヶ岳の山麓に来てまでも、自分の過去の輝かしい経歴とか、高い地位の事を自慢気に言う人がいる・・・・のには、驚かされる事があるよ」
 「いるいる・・・・そう言った人達っていますよね・・・・!」
 「勿論、僕だって自分の過去の事を話す事はあるけど、それは、そうする事で、相手の人ともっと親密になれそうだと思った時とかそれに類似するような場合しか、そんな話はしたくないよね・・・・もっと分りやすくいうと、僕は自分の過去の事を話す時は、叩けばホコリの出るようなハナシをしているほうが、ずっと気が楽だもの・・・・!」
 「分ります。そんな気分」・・・・今度はHさんが相槌を打った。
 「・・・・でも、自分の過去のポジションに誇りをもっている連中ってえのは、自分の過去の素晴らしい経歴やポジションのハナシはするけど、格好の悪いハナシは、極力しないんだ! ・・・・って言うのは、そういった話をすると ”自分は、こんなにも優れた人間なんだ”って言えなくなっちゃうからなんだよ! ・・・・その典型が、今の政府だよ・・・・”私達は、いい事しかしていません。悪い事とは無関係です”と盛んに言ってるけど、出てくるニュースは、収賄・斡旋利得・官僚や企業との癒着とか、もう悪臭フンプンのドロドロしたものばかり・・・・どうも、そう言った連中とは、僕は付き合いづらくてね!!」
 「分るわ・・・・その気持ち!」二人は大きく頷いた。
 「・・・・ところで、話が大分横道に脱線しちゃったけど・・・・・要するに、「空」が分るようになって来たために・・・・僕は、お金だとか・地位だとか・財産だとか・権力だとかに・シガミツイタリ、過去の恨みや未来の不安なんかに引き摺らる事が以前よりずっと少なくなって来たと思うんだよね! そして、その為だと思うんだけど・・・・以前より、毎日毎日を、楽しく生きられる様になって来ているんじゃないかと思うんだよね・・・・言い換えるとさあ・・・・今のこの瞬間を、余計な事は何も考えずに、無心に元気よく生きる・・・・っていう事ほど仕合わせな事はないと思うし・・・・そのために僕が毎日、こんなに素晴らしい人生を送ることが出来たとしたら、こんなに仕合わせな事って無いと思うよね・・・・・・・!!」
 「私もそう・・・・今のこの瞬間を元気よく生きるのが一番幸せだと思う!!」
 とHさん。
 Tさんも・・・・
 「おっしゃる通り、とてもよく分るわ・・・・!!」
 と相槌を打った。
 「・・・・だからかどうか、僕にはよく分らないけど・・・・・今の僕には、楽しい友達が沢山いるし、素晴らしい家族もいる! そして、毎日毎日をこんなに楽しく元気に生きていられる・・・・! それが、ホントに嬉しくて、その幸せの源になっている「空」のお話をこのホームページのトップにある、

馬でも分かる「空」(くう)のお話し・・・・「線と現在と色即是空」

に掲載してるんだよね!
 ・・・・あの話はねえ・・・・
 ・・・・偉いお坊様から見たら、”誰だ、こんなにバカみたいな事を言ってる奴は・・・・??!!”・・・・とお叱りを受けちゃうかも知れないけど、僕の心の中のオリジナルな考え方で、僕自身、ホントにそう信じていることが書かれているんだよ! ・・・・だから、僕以外の人にも、ぜひ読んで頂いて、皆さんに幸せになって欲しいと思っているんだよ・・・・だって、あのページを読んで「空」に生きられるような人が出て来たら、その人は絶対に幸せになれるって、自信を持って思っているもの・・・・ただ、残念な事に・・・・この「空」のお話の原稿は殆ど全部が書き上げてあるんだけど、時間が足りなくて、仲々ホームページにアップロード出来ないんだよ・・・・でもね!・・・・ホントは、このホームページの中で僕が一番「力」(ちから)を入れているのが、あのページなんだよ!! だから、多くの人達にゼヒ読んで欲しい!! ・・・・そんな想いから、あのページには、個別のアクセスカウンターが付けたあるんだよ・・・・!!」

 ・・・・等々、自分でも分らない位に、熱を入れて、こんな戯れ言(ざれごと)を話してしまいました。
 ・・・・こんな話をしたら、可愛らしいお嬢様二人に嫌われちゃうかも知れないのに・・・・!!
 でも、このHお嬢様とTお嬢様は、ホントに素直に僕がクッチャベッテル(クッ喋ってる)事に耳を傾けていて呉れました。
 ・・・・ホントに有り難う!!

  
 それから、20分くらいしてから、我々三人は、その店を出て、ワイワイ言いながら渋谷駅までやって来て、そこでサヨナラを言ったけど、分れ際の僕達の挨拶はこんな風でした・・・・
 「・・・・今日はスッゲエ楽しかったよ!!」
 「うん、私達も、とても楽しかったです・・・・!!」
 「じゃあ、これでサヨナラになっちゃうけど、Tさんは気を付けて九州まで帰ってね!!」
 「はい、八岳さんもお元気で!!奥様にもよろしく仰言って下さい・・・・」
 「うん、有り難う!! ・・・・それからさあ」
 と、僕はHさんの方に向き直ると、彼女に言った。
 「今度、パーティをやるときには、絶対に呼んでよね・・・・僕を! ・・・・オレにあのミニスカートの女性をまかしとけば、ゼーンブ・オッケーだから・・・・・」
 Hさんは、ゲラゲラ笑いながら、こう答えた。
 「うん、呼ぶ呼ぶ! そして・・・・あの子、八岳さんに任せちゃウ! それからさあ・・・・こんど、八岳さんと一緒にカラオケやりたい・・・!!」
 「よーし分った! でも、あのミニスカートの女性の世話、絶対忘れんなよ!!」
 ・・・・・といったら、二人のお嬢様は
 「八岳さんって、ホントにオッカシイ!!」
 と言って笑うこと、笑うこと!!

 ホントに素晴らしい25年振りの再会でした・・・・!!!!!!!
     
        

          
2001-04-06(金)      晴        自宅

 
  夕方、東京渋谷のヤマハ楽器から
 「ご注文頂いておりました、ヴァイオリンの顎当て(あごあて)、サンプルと同じものが出来上がって参りました・・・・!!」
 と連絡があった。
 ・・・・・・嬉しい・・・・・・!!!!!!!
これで、やっと、ヒュッテでもヴァイオリンが奏けるよ・・・・・!!
 ウワーイ!!!!!!!!

 ・・・・
 実は、今、東京の自宅にあるヴァイオリンの顎当てが、実に、僕の体形にピッタリと合っているらしく、その顎当てを使うと、何んと、楽器の重さが半分くらいに軽くなってしまうのである・・・・!!
 ・・・・
 「これと同じものを、ヒュッテにある楽器にも使いたい・・・・!!」
 そう思った僕は、その顎当てを持って、アチコチの楽器屋に出向き、
 「これと、同じ物を買いたいのですが・・・・・」
 と店員さんに訊いて回ったのである。

 だが、残念な事に・・・・何処の楽器屋さんにも、同じものは、とうとう見付からなかったのである。

 それでは、これと同じものを作って呉れる楽器屋さんはないものかと・・・・・これも、アチコチのお店を尋ねてみたが、
 「・・・・申し訳ありません。サンプルに合わせて作るのは、やっておりませんが・・・・」
 と、軒並み、断られてしまったと言うワケ!!

 ところがである・・・・
 去年の11月・・・・渋谷のヤマハ楽器さんに、電話を入れて訊いてみると、それが可能だという返事が返ってきたのである。
 ・・・・僕は、早速、サンプルを持って渋谷まで素っ飛んで行き、制作をお願いした次第である・・・・!

 ・・・・・制作期間は2ヶ月・・・・との事!!

 待ちに待った・・・・その「出来上がり」の連絡が、今日、やっと届いたのである。
 僕は、早速、ヒュッテから長距離電話を入れ、弦楽器コーナーご担当のF氏と話をした。

 丁寧な応接と説明のあと、F氏の声が受話器から聞えて来た。
 「・・・・というワケで、そちら当てに、お送り致しますので、お使いになって見て下さい・・・・!!」
 との事。
 僕は、早速、住所と電話番号を受話器の向こうのF氏に伝えた。

 嬉しい!!

 ・・・・だって、同じ形の顎当てを探し始めてから、もう2年以上が経っていたのだもの!!



      

     
2001-04-07(土)      晴        自宅 → ヒュッテ

 午前中、中野の家の庭のシジュウカラの巣箱の清掃をした!
 ・・・・巣箱の屋根蓋(やねぶた)を外して、中を覗いてみると、クマンバチの巣が中にあった。 ・・・・色は、鮮やかな黄色で、形は親指の指サックみたいな形をしていた。
 この話を、僕から聞いた家内の曰く。
 「だから、シジュウカラが巣箱に入らなかったのよ!!」

 お昼のテレビで、現在の日照時間は、8月の日照時間と同じだ・・・・と言うような事を言っていたが、確かにそうである。
 ・・・・それなのに、8月の方が、ずっと日照時間が長いと思えるのは、どうしてかなあ?

   
 13時24分、高尾発、普通列車で小海に戻って来た。

   

     
2001-04-08(日)      晴       ヒュッテ    L = -1°C, H = 17°C

 この間、東京・練馬区の種苗屋さんで家内が選んで呉れた、2株のワスレナグサを庭に植えました。
 1株はシラカバの根本に、もう1株は、ヤマボウシの根本に・・・・・

     

      

   

   
 夕方、山を下りて、ヤナショーで霜除けのプラスチック・カヴァーを買ってきて、被せてやりました。

 これで、ワスレナグサは霜にやられないでしょう!!

    

2001-04-09(月)      曇      ヒュッテ     L = 0°C, H = 7°C

 今朝、今年初めてのウグイスの初音を耳にした。
 ・・・・まだ、こんなに寒いのに・・・・

  ホーホケキョ!!

 鳴いたのは、唯一回きりである。

   
 午後、渋谷のヤマハ楽器から、宅急便でヴァイオリンの顎当てが届いた。
 ・・・・待ちに待った顎当てである。
 兎に角、嬉しかった!!

 そのあと、色々な雑用に追われて、顎当ての事はすっかり忘れていたが、夜、HPの日記をアップロードし、ホッとひと息ついた時・・・・急に顎当ての事を思いだした。
 時計を見ると、午前0時半・・・・・
 (あ、もう、こんな時間かあ!! ・・・・それじゃあ、ヴァイオリンに顎当てを取り付けるだけ取り付けて、今夜は寝る事にしよう!!)
 そんな事を考えながら、うっすらとホコリのついたヴァイオリン・ケースから楽器を取りだして、顎当てを付けてみた・・・・!!

 ・・・・顎当ての位置を決めるのに、20分ほど掛かっただろうか?
 取り付けが終ったところで、僕は・・・・
 (じゃあ、チョットだけ奏いてみよう!!)
 そう思いつつ、楽器を構え、弓を弦に当てて G Dur のスケールを奏いてみた。
 ・・・・すると、突然、体全体がメラメラと燃えるような気がして、この真夜中だと言うのに、僕は、気狂いみたいに楽器をならし始め・・・・気が付くと、いつの間にか午前4時になっなっていました・・・・・!!

   
   

  
2001-04-10(火)    晴のち曇      ヒュッテ     L = 0°C, H = 9°C

 ・・・・今夜もそう・・・・
 寝る前に風呂に入り、出てきたトコロで、パジャマ姿のままヴァイオリンを手に持ったら、もうイケません・・・・翌日の午前2時まで奏きっ放しでした・・・!!

   

   
2001-04-11(水)     晴       ヒュッテ     L = 0°C, H = 22°C

 ひと頃に比べると、可成りあったかくなっては来たが、まだ、道路に端に雪が残っているところがある。 気温も最低気温が0度まで上がって来てはいるが、一向にプラスにはならないままである。

 午前中、ベランダのペンキ剥(は)がし。
 一昨年までは、ベランダにペンキを塗っていたのだが、ペンキは余り良くないことが分ってきたので・・・・防腐剤のキシラデコールに塗り替える為である。
 昨年から、ペンキはがしを始めたが、ほんの一坪ほどをやっただけ!!
 このままだと、ベランダ全体が腐ってしまうので、もうこれ以上は放って置けない!!

 ・・・・そんな気持ちにせっつかれて、今日からまた、ペンキ剥がしに精を出さなくちゃ・・・・というワケである。

 使う道具は回転グラインダーにワイヤーカップを取り付けたもので、
 「ウィーンンンン!!」
 って、一気にやるワケだが、何分、静電気が発生するので、アースされた金属に触れたり、雨の日や湿気の多い日は避けなくてはイケナイのでありんす!!
 ・・・・でも、剥がしたのは、今日も一坪ほど・・・・これじゃあ、一体いつになったら完成するのだろう??

 午後、佐久町の平安堂まで、先月たのんでおいた Espace のCDを受取に行ってきた。
 ・・・・帰宅後、ワクワクしながら、聴いてみたが、何んと Espace は2分足らずの短い曲。
 しかも、曲想には、ドボルザークのチェロコンチェルトの第二楽章に似たトコロがあって、初めて聴くと少し(いいな!)って思うのだが、何回か繰り返して聴いているうちに、何んとなく面白くなくなって来る!! ・・・・この曲以外の小品もどちらかと言えば退屈なものが多く、・・・・このCDが 3,000 円もしたのかと思うと、チョット憂鬱である。

   

2001-04-12(木)    曇のち晴     ヒュッテ    L = -1°C, H = 22°C

 朝8時半。
 ・・・・ジムニーで山を下り、総合センターまで、無料の植木配付を貰いに行って来た。
 一人一回に一本づつで、合計二本まで・・・・!!

 ブルーベリー、ミツバツツジ、カイドウ、サルスベリ・・・・などが20種ほどあったが、僕が貰って来たのは、ミツバツツジが2本でした。
 ミツバツツジは、春が来ると、葉が出てくる前に、ピンク色の花が咲くという美しいツツジである。
 ・・・・帰宅後、良く見ると、幾つか蕾がついているのに気が付いた。
 ヒュッテでは、今でも霜が時々降りるが、大丈夫だろうか?

 午後、フィンランド大使館宛てに、”Tonttu”に関する問合せの英文ファックスを発信した。
 ・・・・いくら、フィンランドに関する事だとは言え、こんな個人からの問合せに対せて返事を呉れるものだろうか?

 ちと、疑問である!! 

   
2001-04-13(金)    快晴      ヒュッテ     L = -2°C, H = 12°C

 きのう総合センターで貰ってきたミツバツツジを庭に植えた。
 植えた場所は、ベランダの正面!
 ・・・・お茶を飲みながら、美しい花を眺められるように!!・・・・と考えたからである。

 午前9時40分。
 観光案内所の手伝いに出掛けようと、車のエンジンを掛けようとしたら
 「ブルン、ススススス・・・・・・!!」
 と、音がしてエンジンが止まってしまった。

 驚いた僕は、早速、エンジンルームを開けて、中を覗いて見たが、特に悪いところはなさそうである。
 バッテリー液、バッテリーの寿命、電灯などの付けっ放し・・・・・
 どれもこれも、全く、身に憶えのない事ばかりである!!!!!
 ・・・・でも、その後、何回やってもエンジンは、ウンともスンとも言わないのである。

 困った僕は、早速、アチコチに電話を入れ始めた。
 よその車のバッテリーでエンジンを始動させて貰う為である。
 新和オート、美術館、別荘管理センター、などなど・・・・・
 でも、皆さん留守か、来客中などなど・・・・と、仲々、条件が合わない現状!!
 「ああ、万事休す」
 と、思った矢先、
 「そうだ! 圭太さんに電話してみよう!」
 と気が付いて、電話をしてみると・・・・ラッキー!
 「分りました! すぐ行きますから・・・・」
 との事。
 圭太さんは旅館「立花屋」さんの息子さんで、大の自動車ファンである。

 待つこと、10分余。
 到着すると、長い、バッテリーコードでアッと言う間に、エンジンを始動させて呉れました。
 「フウ、助かったあ・・・・ホンとに有り難う!!」
 「・・・・いえ、どう致しまして!!」
 静かな彼は、ニコリと笑うと、もと来た道を帰って行った。

 今迄の事を、総合的に考えると、どうやら、何等かの理由でバッテリーが上がったと考えるのが一番、順当のようである。
 「だとすると、バッテリーが充電出来るまでエンジンを切るワケにはいかないよ!」
 ・・・・そう考えた僕は、案内所に着いてからも、来客の準備ができるまでの間、エンジンをつけっ放しにして、充電を続け、出掛ける準備が出来たトコロで、もう一度、我が家から一番近くにある新和オートさんに電話を入れた。

 すると、今回は、店の若い衆が電話に出て来て
 「社長はいないけど、持って来て頂ければ、すぐに診ますから・・・・」
 との事。

 「よし・・・・それじゃあ!!」
 とばかりに、僕は早速、山を下りた。

 さて、店に着くと、色々と調べてみた彼は
 「オカシイナ、バッテリーもビンビンに充電出来てるし・・・・液も十分あるし・・・・」
 などと言いながら、アチコチ触っていたが、暫くして
 「あれ、バッテリーコードのネジが弛んでいるみたいですよ・・・!!」
 と言って、スパナでしっかりと止めて呉れました。

 「え? そんなあ・・・・・」
 僕は、半分あきれ顔で言ったけど、その後、ずっとエンジンは快調にスタート出来るので、彼の言ったことが正しかったみたい・・・・・

 こんど、こんな事があったら、バッテリーコードの付け根のネジを締めてみよ〜ッと!

   

2001-04-14(土)     曇のち雨      ヒュッテ    L = -4°C, H = 7°C

 僕が一人ボッチで生活をしているのを知っている人達から、ときどき、思わぬ差し入れがあり、嬉しい思いをさせられます。
 今日も、ペンション「森のふぁみりい」の平松夫人が、小諸の展示会に出掛けた帰途、
 「お野菜を煮たので・・・・」
 と、大好物の煮物などを置いて行って呉れました。
 ・・・・皆さんの、好意が本当に嬉しく思える、今日この頃である。
 どうも有り難う!!



2001-04-18(水)    曇      ヒュッテ      L = 0°C, H = 19°C

 今日も朝からベランダのペンキ剥がし。
 午後2時まで、掛かって、ベランダの床面のペンキ剥がしを一気にやってしまいました。
 ヤレヤレ・・・・!!

 ところで、午前中、僕が夢中になってベランダに四つん這いになっていると
 「いやあ、精が出ますねえ・・・・」
 と、突然、ベランダの端から声を掛けられた。
 顔を上げてみると、真っ黒に日焼けした60前後のおじさんがニコニコ笑って立っている
 「やあ、何んでしょう・・・・?」
 と仕事を中断して、彼の方に行ってみると
 「シャクナゲを持ってきたんだけど、見ませんか・・・・?」
 と言う。
 「シャクナゲ〜? シャクナゲって、枯れちゃうんで有名な植物でしょう?」
 と僕が言うと
 「・・・・いや、旦那、実生のヤツは大丈夫なんで・・・・」
 と彼が言う。
 「へえ、そうかな・・・・いや、僕の友人に大のシャクナゲ好きがいてねえ・・・・彼に言わせると、シャクナゲっていうのは、今迄、元気だったヤツが突然、枯れる事があるんだそうだよ・・・・そんで、彼に言わせると、癪(シャク)に触ってブン投げ(ナゲ)るから、シャクナゲって言うんだそうだよ・・・・!!」
 と言うと
 「旦那、そりゃあ、挿し木のシャクナゲだからだよ・・・・」
 という彼の説明である。
 「何んだい、そりゃあ〜?」
 と、重ねて聞くと、彼の曰く。
 ・・・・シャクナゲの枝を切って地面に植えて挿し木をしたものは枯れる事があるけど、種を蒔いて育てた、実生は「絶対に大丈夫」だというのである。
 「へえ〜、そんなもんかね?」
 という説明に相槌を打つと
 「ねえ、旦那」
 と前置きをしたあと、シャクナゲ屋さんは
 「シャクナゲは、低いところより、こういった高原の方が育つのにいいだよ・・・」
 と言い
 「兎に角、いいのがあるだで、見るだけでいいから見ませんかね?」
 と言葉を結んだ。
 ・・・・そう言われてみれば、標高 1,300m の我が家よりずっと高い標高 2,100m の白駒の池の周りには、シャクナゲがタクサン自生している。
 この親父さんが言う事は、あながち嘘でもないようである。
 ・・・・勿論、この親父さんが言うことを、僕は 100% 信用しているワケではないのだが、その人懐こい話振りに何ンとなく親しみを感じさせられる。

 「まあ、いいや、そいじゃあ、見るだけでも見てみるかい?」
 と言いながら、親父さんと一緒に門の方に行ってみると
  日本一シャクナゲ
 と大書したトラックが止まっていて、その上に、シャクナゲが数株載っている。
 ・・・・なるほど・・・!!
 桃太郎の「日本一のキビダンゴ」ならぬ・・・・
 「日本一シャクナゲたあ、うめエ事〜言うもんだ!!」
 と、こちらは、半ば感心の面持ち・・・・!!
 

 そして、トラックのそばに行ってみると、成程!! どの株もみな立派な蕾を持っている。
 「へえ、親父さん、みな立派な蕾だね〜!!」
 と僕が言うと
 「ねえ、旦那、旦那、ちょっと来てみて下さいよ・・・・」
 と言ったかと思うと、親父さんはズンズンと庭の中に入って行き、ちょっと開けたシラカバの根本に立ち
 「ここに一本でしょう・・・・・それから〜〜〜」
 と言いながら、門の方に戻ってきて
 「それから、ここの入口のトコロに、もう一本・・・・・ホンとは、三本植えるといいんだけど、この2本だけでも、全く庭が見違えちゃいますよ・・・・・」
 と、仲々、能弁である。

 「う〜ん、そんな事言ったって、シャクナゲって高いって言うジャンかい?」と言うと
 「まあ、町ン中に行きゃア高いけど、ワシみたいに車に積んで来りゃあ、人件費も店の家賃も掛からねえから、安く出来るんですよ! ・・・・今日はねえ、旦那・・・・名刺代りに安くして置いて行くから、酒一本だけ付けて下さいよ・・・・・ それに、ねえ、旦那、これ植えといたら、奥さんが喜びますよ! もう、どこ行ったって、男衆よりオナゴ衆の方が、シャクナゲに夢中になっちまうんだから・・・・!」

 ・・・・ってな、やり取りが色々あった後、最終的に、シャクナゲ2本の植え込みをして 2 万 8,000 円で手を打つ事になったが・・・・ホントに家内が喜んで呉れるかなア?

 チト心配です・・・・・!!

 ・・・・でも、一番楽しかったのは、この人懐こい親父さんとのヤリトリだったのかも知れませんね・・・・・??

 チョン!!


ベランダの正面に植えられたシャクナゲ
枝先には、フックラとした立派な蕾が付いています

  

門の入口の「お山」に植えられたシャクナゲ
この株にも大きな蕾が付いています

   

2001-04-19(木)     曇のち晴     ヒュッテ    L = 4°C, H = 19°C

 朝一番で、洗濯をした後、部屋の掃除などをする。 

 午後は、昨日に引き続き、今日も薪割り。

 今日は、今年に入ってから初めて、一日の最高気温がプラスになりました。
 

   

2001-04-20(金)     曇のち快晴     ヒュッテ    L = -4°C, H = 21°C

 午前中、薪割り・・・・2時まで!
 僕は、薪割りが大好きである。

 何故かって言うと・・・・・

体を動かすのが気持ちいい
汗を掻くと、老廃物が外に出ていく様な気がする
お腹が空く
余計な事を考えない
家の周りが片付く
薪小屋が整理できる
薪が十分に出来ると、「さあ、冬よ、来い!」という気分になる!!!!

 だから、僕は薪割りが大好きである・・・・
 ・・・・随分単純な僕ですよね〜・・・・ハハハハ!!

  

2日半で割った薪です・・・・!!

     
 ・・・・・・・・・・・
 夜、中部電力事務所で開かれた「こうみ塾」で、今月12日に ”Tonttu に就いての問合せ”の英文のファックスを、フィンランド大使館宛てに送信したけど・・・・と説明をしたところ、皆から

「・・・・八岳さん、個人でメール出しても、返事なんか呉れねえじゃねえだかい・・・? だって、大使館ちゅうたら、国の機関だべ! いちいち、個人からの問合せに答えてたら、時間がいくらあっても足りねえずらい?」
 とか
「いやあ、フィンランドは日本とは違うだべ・・・・!! 日本人だったら、”この忙しいのに、バカこくでねえ”・・・・で終っちゃうかも、知れねえだけど北欧の人達は、日本人より、気持ちがユッタリとしてっから、以外と、オラット達が考えてるより、こんな事でも、返事さ下さるかも知れネエだよ!」
 とか・・・・議論百出!!

 ・・・・勿論、皆さんが心配して呉れた事は、僕も考えた上で、このファックスを送ったのだが、それでも
「もし、返事が来なかったらどうしよう? 皆んなに迷惑掛けちゃうよ〜!」等々
 ・・・・真夜中近くに、ヒュッテに戻ってくる自動車の中で
 何故か、僕ちゃんは、こんな言葉を呟いてしまいました。 

    話は変わるが、この所しばらくの間、森首相の後継者選びで、自民党の中が大いに揺れ動いている。・・・・目下のところ、橋本竜太郎、亀井さん、小泉元厚相など4人が立候補しているが、話を聞いていると、小泉さんが一番マトモな事を言っていると思う。
 ・・・・この間、NHK のニュース解説で、小泉さんの演説の模様を放映したが、それを聞いていた僕は
 「ヨーシ、小泉! ガンバレ!」
 と、大声で声援を掛けてしまった。
 ・・・・僕は、野党党員なのに・・・・

 ところで、自民党党員による、予備選挙では、小泉氏が一番善戦しているようである。

 もし、予備選挙で自民党員が、彼を選んだら、自民党にも、まだ救いはあるかも知れない。

    
2001-04-21(土)        ヒュッテ

 昼間、洗濯をしたり、ヒュッテの室内を片付けながら、シューベルトの弦楽四重奏曲、全15曲を聞く。
 ・・・・シューベルトは、僕の一番好きな作曲家・・・・
 一般的には「歌曲の作曲家」というイメージが強いようであるが、僕は彼の歌曲以外のジャンルの曲も大好きである。・・・・特に、「死と乙女」を始めとする弦楽四重奏曲の一群、「鱒」、「未完成」、それから D894 のピアノ・ソナタ「幻想」などを素晴らしいと思う。

 このうち、D894 などは、あらゆるピアノ曲の中で一番好きな曲ではないだろうか?

 午後7時。
 小諸の喫茶店「ひだまり」の開店一周年のパーティに出掛けた。
 小海町から出掛けて行ったのは、勝っちゃん、ハーちゃん、立花屋のとよ子ちゃん、僕の4人。
 ・・・・帰りは、アルコールが飲めない僕がドライバーの役を引き受けた。

    
 自民党員による予備選挙では、小泉さんが圧倒的な勝利を収めた。

 橋本竜太郎など、足元にも寄せ付けなかった勝ちっぷりであった。

 ・・・・これで、自民党も少しは良くなるだろう!!

   

2001-04-23(月)     快晴      ヒュッテ     L = -4°C, H = 17°C

 午後、土村の篠原八郎さん宅を訪問して、「数学茶話会」スタートへの協力をお願いし、その後で、宿渡の上金さんの所に、ホームページの為の取材に出掛け色々と話を伺って来た。

   
 話は変わるが・・・・
 今月12日に、フィンランド大使館宛てに出した Tonttu の質問に対すして、同大使館より寧な E-mail の返事を戴いた。
 ・・・・こんな事は、殆ど期待していなかった為、とても嬉しかった。
 ・・・・さあ、これで、又、新しいぺーじがこのHPに加わることになると思う!!

   

   
2001-04-24(火)     曇のち雨      ヒュッテ     L = 4°C, H = 11°C

 自民党の国会議員による総裁選びの選挙が行なわれ、予備選挙で圧倒的な勝利を収めた小泉さんが、過半数以上の表を集めて、森首相の後継者に決定した。

 彼が言い続けてきた「首相公選」を、彼が何処まで進められるか?
 ・・・・コレからが見物である。

  

2001-04-26(木)     快晴        ヒュッテ     L = -2°C, H = 17°C

 自民党の三役が決まった・・・・が、その中には橋本派の議員は入って居なかった。
 ・・・・小泉さんは、可成り、本気らしい・・・・
 首相の公選制に移行してしまえば、派閥の中から首相を送り出すという、今迄のやり方が意味をなさなくなるから・・・・派閥が解消されるはずだ・・・・と言うのが、彼の持論だが、「お金」を神様にしてきた、自民党の議員さん達の意識が、それ程、簡単に変わるものだとは思えない。

 小泉さんの「靖国参拝」は、賛成出来ないが、首相公選・構造改革・・・・などは、どの程度実現出来るか分らないが、主旨としては、今迄の「何事も曖昧模糊のアングラ処理を好んできた」自民党からは、考えられないような意識であり、とても素晴らしいと思うが・・・・多分、従来の派閥政治に温められてきた議員さんからは、可成りの反発が出てくる事と・・・・僕は思う。

 ・・・・それから、田中真希子さんが女性として初めて外務大臣に就任したが、開口一番、
 「機密費の総点検をし、予算の見直しをします・・・・また、私はその検討過程の段階から、参加して参る積りです」
 と、いっているのも、大いに評価出来ると思う。
 ・・・・しかし、その裏には、霞が関の一大組織が控えている・・・・自分たちが、拡げてきた予算の枠を減らすことには、可成りの抵抗をして来るものと思わなければなるまい。

 何しろ、斡旋利得禁止法案を、一致団結して廃案にし・・・・民主党が提案した「機密費の見直しにも、全く、耳を貸さなかった」自民党である。
 ・・・・議員さんのなかには、この田中外相の発言を苦々しくおもっている連中も、可成りの数、居るはずである。
 ・・・・田中さん、大いに頑張って、そのあたりをクリアにしてみて下さい。

   
 ところで、今回の首相就任と、女性5人の入閣・民間人の採用などのアピールが功を奏して、次回の参院選では、無党派層のかなりの票が自民党に流れると思うが・・・・一番、懸念されるのは、小泉さんの言っている事とは裏腹に、派閥維持派の議員達からのなしくずし的な抵抗に合い・・・・彼の気迫が、竜頭蛇尾に終ってしまうことである。
 ・・・・だって、今回の閣僚人事を見ても、留任のポストが可成りあり、必ずしも、スカッとした人事にはなっていないからである・・・・!!!!

   

   
2001-04-28(土)     晴      ヒュッテ  

 午前5時半、起床。
 今日は中野の自宅に帰る日である。
 10時までに、朝食、後片付け、洗濯、水落とし等々を全て終え、10時20分にヒュッテ発。
 小海駅着、10時40分。
 ・・・・そこで、ジパングで切符を買おうと思ったら、今日はゴールデンウイークの期間中に入るので、ジパングは利用不可との事。
 それじゃあ・・・・と言うワケで、中央高速バスの予約センターに電話を入れてみると、
 「申し訳ございません。本日は、夕方まで、予約席は万席でございます」
 との事。
 それでは、と、JRを調べてみると・・・・中央線の特急も、これまた、夕方まで万席との事。
 結局、いつもの通り、普通鈍行で帰京することになってしまいました。

 ところで、皆さん、知ってますか?
 鈍行列車で楽な席は・・・・ボックスシートではなくて、ドアの両側にある窓を背にした2席のシートだという事を・・・・!!

 嘘だと思ったら、今度、この席を利用してみて下さい。
 多分、皆様には、ご納得頂けると思います。

   
 夜、ヒュッテから持ち帰ったヴァイオリンに今回ヤマハで作って貰った顎宛てを付け、チェコ製のヴァイオリンにオリジナルの顎宛てを漬けて、奏き比べをしてみる。
 ・・・・結果は、今回作ってもらった顎当てが、実によく出来ている事が分った。
 バンザイ!
 ・・・・これで、ヒュッテでも、中野でも思いっ切りヴァイオリンが奏く事が出来るようになったというワケ!!
 もう、嬉しくて、今夜は真夜中近くまで、ヴァイオリンを奏いてました。

   

    
2001-04-29(日)     曇のち雨      自宅  

 午前中、前から気になっていた庭木の消毒を行う。
 ・・・・消毒をしている最中に、今年はアンズの実がタクサン付いているのに気が付いた。
 バンザイ! 
 僕は、初夏に甘酸っぱく熟すアンズが大好きである。
 ・・・・うんとよく熟すると、酸っぱさが無くなって甘い美味しい果物になる。
 そんな、アンズだったら、10個とか15個くらいペロリと食べてしまう僕・・・・!!
 ウワーイ、今から、とても楽しみだよ〜〜〜!!

   
 午後、渋谷のヤマハ楽器に顎当ての支払いに行って来た。
 弦楽器コーナーのFさんの話によると、去年の10月末、顎当てを作って呉れると行った業者さんと、今回の顎当てを作って呉れた業者さんとは、全く、別の業者さんになってしまったとか・・・・!!
 要するに、僕が、今回サンプルとして持っていった顎当ての形が、ケッコー特種な形をしているため、(作るのが、大変!!)ということになってしまったようである。
 ・・・・それにしても、今回、この顎宛てを作って下さった方には、ホントに、感謝の気持ちで一杯です・・・・!!

 ・・・・今夜も嬉しくて、11時過ぎまでヴァイオリンを奏いていました。
 幸せッ・・・・・!!