2000 年 12 月の高原日記

    

2000-12-01(金)     雪のち曇        ヒュッテ     L = -5°, H = 5°

 初めての積雪。

 2, 3 日前に初雪が降ったけど、全然積もらなかったので、今日の降雪が今年の初雪という感じがしてならない。 いよいよ冬である。 ヒュッテの冬は寒いけど、僕は東京の冬よりもこっちの雪の方が遥かに好きである。
 なるほど、ヒュッテの寒さは東京の寒さに比べたら、遥かに物凄い!
 でも、あのピリリとした冬の寒さ、澄みきった夜空の美しさ・・・・それを想うと、ヒュッテの雪の方が圧倒的に素晴らしいと思ってしまう。

 いよいよハイビジョン・デジタル放送が始まった。
 今日の午後、小海小学校の子供達の絵を残しておくことがデジタル放送で少し放送された。

 フォーラムで知り合った大町市の小林初美さんより手紙が届いた。
 おかしかったのは、手紙の中で、彼女が僕を変人の友達の一人に数えていた事である。
 ・・・・僕は、もともと自分自身が変人だと思っていたので、別にどうとも感じなかったが、「変人」だと言われてみると、とても気持ちが楽になったのが、自分でもとても不思議な感じがしました。

  

   
2000-12-03(日)     晴       ヒュッテ      L = 00°, H = 00°

 今日は八千穂村で卓球大会。
 男子ダブルスは山口さんと組み、男女ダブルスは佐久北高校の女の子とペアを組んだ。
 両方とも、1戦目は勝ったが、2線目で敗退した。
 ・・・・それでも、とても楽しい一日を送れました。

   

    
2000-12-04(月)     快晴      ヒュッテ → 自宅

 何たるドジ、またまたスピード違反で捕まっちゃいました。
 場所は国道の254号線の「コスモス街道」。
 21km のスピードオーヴァーで、罰金 15,000 円。減点 2 点でした。

 オヤオヤオヤ・・・・でした!!!!

 でも、考えて見ると、世の中は全く狂っているのに、気が付いた。
 ・・・・こんな些細なスピード違反は全て実刑が科され、罰金を払わされるのに、自民党の政治家共が、臆面もなく繰り返す、贈収賄事件の殆どに執行猶予が付き、ノウノウと大手を振っていると言うのは、全くオカシナものである。

 アイツラがやっている、最初から、悪いとしりつつ意図的に誤魔化しをしている悪事に執行猶予がつき、天気が良くて、ついルンルン気分でアクセルをチョットだけ踏み込んだスピード違反が全て実刑が科される・・・・というのは、どう考えても、悪徳政治家や官僚温存の政治風土に日本が染まっているとしか、言いようがない・・・・と思うが、如何なものだろうか?

  

2000-12-05(火)     快晴      自宅

我が家には変わった絨毯があります。
 大きさは 90cm x 45cm ほどの、小さなものですが、面白いのはその模様で、表の模様と裏の模様が全く違った図柄なのです。

 余りに不思議な絨毯なので、小海の看板屋の新井公男さんに、両面が見られるような額縁を作って貰いました。
 ・・・・今日は、その額縁入りの絨毯を家内と二人で、新宿のコタニmまで車で持って行き、壁から吊るせるように、紐を付けて貰って来ました。
 帰宅後、家内とアソコデモナイ、ココデモナイ・・・・と大騒ぎをして、最終的に玄関の大きなモデル・シップの後ろの壁に吊るす事にしました。 メデタシ、メデタシ・・・・!!

   

2000-12-06(水)     快晴      自宅

 川越行き。
 ホームに入居している母親に会いに行って来た。
 僕が行くと、入居している大勢のご老人達が、手を振って挨拶をして下さる。
 嬉しい事である。
 3時間ほど、母親と話しをし、お習字が始まったところで、母親にサヨナラを言ってから帰宅。・・・・また、スピード違反で捕まると癪に障るので、妙に真面目にドライブをして帰って来た。 

   

2000-12-07(木)     快晴      自宅 → ヒュッテ   L = -12°, H = 7°

 新宿発 10:40 の高速道路バスでヒュッテに戻って来たが、小淵沢で、またまた、時間を1時間見間違えるチョンボをしてしまった。 お陰で、本来なら楽に乗れる 14:03 発の小海線に乗り遅れ、1時間待ちの15:09 の列車で小海までやって来た・・・・全く、オヤオヤである。

 夜、ホームページに掲示板を取り付けた。

   

2000-12-08(金)     快晴      ヒュッテ     L = -9°, H = 5°

 19:30 将棋クラブの練習に顔を出し、その後で小海塾の例会に出席。午後 11 時少し前に帰宅したが、ここ暫くのあいだ何故だか知らないけど、やけに、忙しい!
毎日の日記が、あとで思い出せるようにメモをするだけでおわってしまっている。
 もう少し、時間的な余裕があればと、沁み沁みと思う!!

 開戦記念日。
 ・・・・12 月 8 日が近づいて来ると、あの暗くて苦しかった戦時中の事を、どうしても思いだしてしまう。・・・・そして、連合国が勝利をした神の手の不思議さを、沁み沁みと感じさせられる!!
 あの幼かった小学生の頃、海軍士官に憧れた僕だったけど、今、過去の戦争史をひもといてみると、大日本帝国の皇軍の本質は、非常によく訓練された暴力団的な組織だったと言う事が出来るような気がしてならない。
 ・・・・それと、もう一つ・・・・!!
 戦時下の陸軍大臣東条英機は、戦後、戦時中の悪事の総元締めの役割を果たていた・・・・と散々こき下ろされたが、この彼が一つだけ、とても素晴らしいことをした事に、多くの日本人は気が付いていない。
 それは、欲の皮を突っ張らせ、大東亜戦争勃発の後ろ盾となった・・・・あの巨大悪の財閥と・・・・侵略を旨とし下級兵士をイジメ抜いた帝国陸海軍を粉々に粉砕したことだと思うが・・・・こう思うのは僕だけなのだろうか?

   

2000-12-09(土)     快晴      ヒュッテ     L = -7°, H = 4°

 Finland village christmas party.
・・・・小海町、南相木、北相木、川上村、八千穂村、佐久町、臼田町、佐久市、東京、埼玉、神奈川、愛知・・・・などから集まった男女約 35 人によるパーティ・・・・

 皆でワイワイやっているうちに、時間はどんどんと過ぎ、ヒュッテに帰って来たのは、午前 4 時過ぎでした!!

 明日は眠いぞーーーーーー!!

   

   
2000-12-10(日)     曇       ヒュッテ      L = -3°C, H = 6°C

 春のように暖かい一日。

 朝、起きた時、作り付けの2段ベッドの端に、頭をイヤッという程ぶつけた。

   

   
2000-12-11(月)     晴のち雪     ヒュッテ     L = -3°C, H = 7°C

 昨日に続いて今日も暖かい一日。

 マイナス3度というと、最近の東京では、真冬でも、この温度まで下る事はないが、この時期のヒュッテでは、気持ちの悪いくらいの暖かさである。
 ・・・・と思っていたら、日が暮れてから雪が降り出した。

 たった今・・・・今月に入ってからの日記をぜんぶ見直したたあと、二階の窓から外を覗いたら、いつの間にか雪は止み、真っ白な庭の上に青白い月の光が真昼のように輝いていた。

 純白の雪の上に青白い月の光が輝いているのを見ると、何故だかしらないけど、僕は必ずと言っていい程、あのノイシュヴァンシュタイン城を作った、南バイエルン公国の、若き日のルートヴィヒ皇帝を思いだしてしまう。
 ・・・・飛んでもない乱脈政治を行ない、国民の税金で、自分の趣味に合せた城を二つも作り、円卓の騎士とヴァーグナーの楽劇に酔って、莫大な恩賞をこの作曲家に与え、最後には、暗殺とも謂われている不幸な死に方をしたルートヴィヒ・・・・!!

 本当に、どうしようもない王様ではあったけど、このルートヴィヒが若き日々・・・・生涯、頭の上がらなかった自分の従妹でもあり恋人でもあったエリザベート(だったとおもうが・・・・?)と一緒に、青白い月の光の下、真っ白な雪の上をソリで走り回った夜の情景を・・・・今夜のような真っ白い雪と青白い満月を見る度に・・・・僕は何故だか知らないけど、いつも思いだしてしまう!!

 本当に、哀しいくらいに自分の世界だけに閉じ篭もっていたルートヴィヒ!!

 それにしても、正面から眺めたノイシュヴァンシュタイン城は何んと美しい城だろうか!!

 ああ・・・・!!

   

   
2000-12-12(火)     快晴      ヒュッテ   L = -10°C,   H = -2°C

 今日は、急に冷え込んだ一日となった。
 日中の最高気温がマイナスの2度・・・・
 ・・・・今冬最初の真冬日である・・・・

 マイナス2度というのは、東京の真冬の最低気温である。
 その温度が、今日のヒュッテの最高気温である。
 この一事をもってしても、ヒュッテの冬が如何に寒いかが分かるだろう!!

 ・・・・ちなみに、真冬のヒュッテの最低気温はマイナスの20度くらいまで下降する。 そんな晩は、とにかく寒い!

 夜中に薪小屋に薪を取りに行く時の頬の痛さ・・・・!
 凍てついた真冬のガラス窓。
 冬枯れの樹々の梢に鳴る木枯らしの口笛。
 ・・・そして、ガチガチのガラス戸の向こうに震えている冬の星座・・!

 ・・・・ヒュッテの冬は本当に寒い!
 その寒さはハンパではない・・・・
 でも、僕は、東京の冬よりも、ヒュッテの冬の方が遥かに好きである。

 それは、何故か・・・・?

 それは、真冬のヒュッテの星の方が、東京の星より何十倍も澄んでいるからである。

   

   
2000-12-14(木)     晴       ヒュッテ     L = -7°C, H = 4°C

 明日から、1週間ほど家に帰る予定なので、今日は、「水落とし」の下準備をしなくては!

 ヒュッテの冬で何が面倒臭いかと言えば、この「水落とし」くらいイヤな事は無い。
 何せ・・・・12月に入ると、夜明け前の最低気温は、マイナスの10度位まで下ることは、そう珍しくない。 そのため、家を2晩以上空けるときには、縁の下の鉄管の水を全部抜かなくてはならないからだ・・・・!

 そのため、今日は、寝るまでにドッサリあった選択を全部済ませ、明日の朝御飯の用意をし、明日は手際よく「水落とし」が出来るように、用意を済ませておいた。

   

   
2000-12-15(金)      快晴     ヒュッテ → 自宅

 午前6時、起床。
 昨夜、用意しておいた朝食を食べ、食器を洗い、流しをキレイにし、水を大きな薬罐、魔法瓶、洗濯機の水槽にとり、いよいよ、水栓を止めて「水落とし」の開始。

 以後の作業は省略するが、兎に角、小さな事でも器を抜けないのが、この「水落とし」である。・・・・気を抜いたら、どうなるか?
 ・・・・答えは簡単!
 何処かの鉄管とか水栓が壊れて、修理にン万円のお金が掛かるだけの事である。

 午前10時、渡辺歯科行き。
 11時、帰宅。
 昼食後、室内の片付け。

 午後2時、「水落とし」に間違いが無い事を確認し、ヒュッテにサヨナラを言う。

 ・・・・いつも思うことだが、ドアをギーと閉め、鍵をガチャガチャと掛ける乾いた音がとても淋しく、そして、懐かしく感じれれる・・・・ああ!

 あとは、いつもの列車、いつもの高速バスで、新宿に着いたのは午後7時20分。

 晩ご飯は、大好きな塩鱈のフォイル蒸し、納豆、おひたし、お吸い物等々・・・・
 そういった美味しいご馳走を、一家三人で食べる幸せ。

 やはり、我が家はイイと思う・・・・!!

   

   
2000-12-16(土)     晴      自宅

 午前10時、ミサワホームの山田さんが、隣のアパート「ポコ・ア・ポコ」の外装の塗り替えの作業終了の打ち合わせにやって来た。

 今回の外装の色は、今までのグレイ・ライトブルー系と全く違ったピンクオレンジ色。

 ・・・・これは、塗装屋さんが、
 「以前、この色で塗り替えたアパートが、とても、よくなりましたよ・・・・」
 と言ったのを受けて
 「オッケー、オッケー、いいよ、いいよ、面白いからその色にしようよ!!」
 と僕が面白がった事もあり、その色でしあげたものである。

 塗り上がった後、僕は
 「アッチャー、こいつぁ少し派手すぎたかな・・・・?」と苦笑したものだが、
 「あらあ、素敵じゃない?」
 と、いう意見が結構多いのには、僕自身とてもオドロイテいます。

 夕方、喫茶店「Gザック」にお茶を飲みに出掛けたが、とても素敵な感じの田中さんという男性に会った。
 田中さんは、現在58才。
 定年後は、どこか山の中でボランティアの仕事をして、生活なさりたいとか・・・・
 「それでしたら、是非、我が家に遊びにいらして下さい・・・・お力になれと思いますので・・・・」
 と言って、電話番号、住所、氏名等をメモ用紙にかいて渡して来た。

 楽しい人で、僕と知り合った事をとても喜んでくれました。

   
 夜、クリスマスと一人息子KRの誕生日のお祝いを兼ねて、ロイヤル・ホストで夕食。
 ・・・・僕が一番大きな、クリスマス.コースを注文。
 ステーキがとても美味しかったけど、最後の、デザートのサンデイ・パフェが運ばれて来たとたん、傍から、スプーンが2本出てきて、半分ほどがアット言う間に姿を消し、サンデイ・パフェがサタデイ・パフになってしまいました。

   

   
2000-12-17

 午前10時、家内と一緒に、新宿のヨドバシカララに出掛けた。
 ・・・・目的は、中野の自宅用のパソコン選びである。

 ヨドバシカメラに着いてみると、店内は、大勢のお客さんでゴッタ返している。

 NEC、ヒューッレットパッカード、シャープ、ソニー、富士通、日立、等々・・・・目移りするデスクトップやノート型パソコンがズラリと並んでいる。

 それら、一つ一つを店員さんを掴まえて
 「ああでもない」
 「こうでもない」
 ・・・・と3人で話しあい、最終的に

 富士通、液晶デスクトップの FMVC580LR3 (\ 243,000.-)

CPU : Intel Pentium III (800MHZ)
Memory : 64 MB (max. 512 MB)
HD : 40G
Display : 15" Liquid crystal
CD/DVD : CD-R/RW

 に家内と二人で決定。
 決め手は、Display のデザイン、機能性(特にCD-R/RW)、搭載ソフトの多さでした。

 あとは、明日、シティテレビ中野と LAN card やコネクターの事を相談して、最終的に買う事にする予定である。

 帰途、新宿南口の高島屋に出掛け、家内と二人で昼食を取り、帰宅。

 家に着いたら、午後3時を回っていて、家に入るや否や、二人が異口同音に言ったのは
 「ああ、疲れた・・・・!!」
 でした。

 午後6時、沼袋の「すし政」で、コッチロがお世話になっているカタオカ卓球の忘年会。
 久方振りに会った片岡コーチ夫妻や村田コーチ・・・・皆さん、とても元気でした。
 散会は10時近くになってからでした。
 ・・・・今夜の I さん、Kさんというお母さんと話をしたけど、色々と勉強になりました。

   

     
2000-12-18(月)   晴      自宅

 昨日、家内と選んだパソコンを CATV につなぐためには、何が必要かを、シティ・テレビ中野に聞きに行ったが、今月は日曜と月曜が定休になっている由。
 お蔭様で、無駄足を運んでしまったという訳。

 夕方、年賀状の文面を作成する。
 あさって迄に、年賀状の印刷は全部終るだろうか、聊か疑問である・・・・・!!

  

   
2000-12-19(火)     晴のち雨      自宅

 今日はチョンボのし通しの一日でした。

 午前中、シティ・テレビ中野に電話をし、今日買いに行く新しいパソコンを CATV に繋ぐには、LAN カードと LAN ケーブルを揃えれば、すべておっケー・・・・であることを聞き、新宿のヨドバシカメラに出掛け、パソコンと LAN カードと LAN ケーブルの購入手続きを全て済ませて、ホッとひと息。

 そのあとで、2階の売り場に行き、年賀状用を印刷する為に、プリンター用のカートリッジ付きのインクセット人揃えを買って帰宅。
 家に買えって来ると、早速、古いカートリッジと今買ってきたばかりのカートリッジを取り換えようとしたが・・・・よく調べてみると、いままでプリンターの中に入っていたカートリッジは、カラーインクだけがイカれているだけで、カートリッジ本体と黒インクはまだまだ使えそうである。

 「それならば、何も、今買って来たばかりの新しいをおろすこたア無いんじゃないの?」
 と、その足でヨドバシカメラ迄とって返し、再度、カラーインクを買って帰宅した次第・・!

 そして再度の帰宅後、カラーインクを新しいものに取り換え、
 「よーし、出来た出来た! ・・・・はい、それでは試し打ち〜!!」
 と、喜び勇んで試し打ちをしてみると
 「アレレレレレ・・・・何んじゃい、こりゃ〜〜〜〜??」
 と、僕はスットンキョウな声を上げた。

 試し打ちをした紙を見てみると・・・・・
 何んと、いま取り換えたばかりのカラー部分だけは印刷されているが、さっきまでキチンと印刷されていた黒インクの部分が全く白紙の状態なのである。
 「えーーーッ、そんなア〜〜〜〜!」
 ボクはしきりにボヤイタがもう、後の祭り、どうあがいても、黒インクは出て来ないのである・・・・・
 「一体、どうしちゃったのよ・・・・??」
 とふて腐って、よく調べてみると、ナント、黒インクは本当に乾いてしまっているのである。

 と、いう事は・・・・驚くなかれ・・・・カラーインクを買いに行く前に打てた、黒インクは、あの時の最後の一滴だったってえワケ!!

 「えーっ、ホントかよう、まったくう〜〜!!・・・・じゃあ、ション無エヤア・・・・もう一度、ヨドバシカメラさ行って来っかあ!」

 と、もう一度、新宿まで足を運んで、黒インクを買って来て、
 「どりゃあ、今度はよかっぺかあ?」
 と、疑心暗鬼で、試し打ちをしたところ、メデタシ、メデタシ・・・!!
 今度は、無事、キレイに印字する事が出来・・・・一件落着!!・・・となった一幕でござんした・・・・・

 ふぅーーー、疲っかれたあ〜〜〜〜!!

 まったく、今日はナンテエ一日だったのでしょう!!

   

   

2000-12-21(木)     晴      自宅 → ヒュッテ

 午後2時半。
 小海駅の改札を出て、駅前の商店街に出たら、道の両側の街灯全部に厚手の青い旗が付いていて、その旗の真ん中にプティリッツァのイラストが入っているのに気が付いた。

 今月のこうみ塾の例会で、品ちゃんから、そのような話をチラと聞いていたので、
 「・・・・ああ、これが、品ちゃんが言ってた旗なんだ・・・・」
 と、すぐに分かったが、この話が、ホントに実現しちゃったのには、僕もビックリした次第。

 あしたでも、天気が良かったら、写真をとって、早速、HPにアップロードすることにしよう。

 そのあと、嶋屋書店の前の公衆電話で、電話を掛けようとしていたら、橋の方から、キレイな女性が歩って来て、目が合うとニッコリと笑ったので
 「今日は・・・・!」
 と言うと、その女性も
 「今日は・・・・?」
 と挨拶を返して来た。
 ・・・・暫く話をしていると
 「あした、総合センターで福祉作業所のクリスマス・パーティーがあるので、お出掛け下さい」
 と、僕をパーティーに誘って呉れた。
 「ああ、どうも有り難う・・・・でも、明日は観光案内所のお手伝をするので、チョット難しいかも・・・・だけど、作業所のパーティなら、是非、出たいなあ・・・・」
 等々、暫くの間、話をしたあと、サヨウナラをしたが・・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・
 その後で、
 「ハテ、今のキレイな人は誰だったんだろう?」
 ・・・・と考えて見たけど、どうしても、誰だか分からず仕舞い。

 夕方、福祉作業所の宮下さんと、電話で話をしたが、その女性のことを宮下さんに聞いてみると・・・・
 暫く考えていた彼女は
 「それは、毎日、作業所に通ってくる△△ちゃんていう子だと思うけど・・・・」との事。


 ・・・・出来る事なら、ホンの少しでもいいので、パーティに顔を出したいと思います。

   

   
2000-12-22(金)      晴      ヒュッテ    L = -7°C, H = 2°C

 午前中、小海駅前商店街のプティリッツァの写真を撮りに行く。

 3年前の初夏、このホームページで初めて紹介したプティリッツァ が、いつの間にか小海町のシンボルとなり、こうして商店街の町並みを飾るようになるとは、全く夢のような話である。

 その陰には、小林総研の小林章先生、美代治さん、品ちゃん、勝っちゃん、公男さん、拓ちゃん・・・・などなど、大勢のこうみ塾の人達の努力があったからであるが、僕は、本当に素晴らしい仲間に恵まれていると沁み沁みと感じさせられる・・・・・

 本当に、嬉しいことである・・・・!!

 でも、本当はこれからが本番・・・・少しづつ、少しづつでいいから、この町が楽しい町になって行くように地道な努力を続けて行きたいものである・・・・
   

    

   

 こうして、ホームページ用の写真を撮った町からの帰り道、総合センターに立ちより、福祉作業所の子供達のクリスマス・パーティーに顔を出してみた。
 そしたら、どうでしょう?
 ・・・・丁度、美術館の中島さんも写真を撮りに来ていて
 「やあ、やあ・・・!」
 とお互いに驚きの声・・・・中島さんは、後のスケジュールが詰まっているとかで、足早に引き上げて行ったが、僕も余り時間が無いので、サンドイッチ、ピザ、のり巻きなどのご馳走を頂いて、大急ぎで帰って来た。

    

 帰る前、子供達の代表が
 「誰か、参加者の人達の中から、飛び入りでやって下さーい!!」
 と、声が掛かったので
 「ハーイ、やりまーす・・・!!」
 と僕は大きな声で手を上げ、子供達の前で、ホワイト・クリスマスの歌を歌ったあと、今度は袈裟敏さんに前に出て貰って相役をして頂き、例の「腕を捻るインチキ手品」をやったら、子供達皆んなが
 「え、どして? どーして? そんな事できるのオ〜?」
 と、大騒ぎになってしまった。

 子供達の笑い顔を見て、僕は皆に会いに来て本当にヨカッタと・・・・嬉しく思った次第であります。

 ・・・・・・
 ・・・・・・
 夕方、ヒュッテに帰ってきてから、大急ぎでイワシの生姜煮を作り、急いで晩ご飯を食べると町の公民館の将棋の例会に出掛けた。
 今夜の出席者は「みや書店」のご主人、新津宣久さん、役場の裕次郎さん、それから顔は知ってるけど未だ名前を憶えていない人と、僕の大人5人と、子供が6人の計11人。

 僕は2局目に、一回負け越している宣久さんと僕が先手でお願いしたが、兎に角、この人は強い・・・・! 1時間半の長丁場の末、やっとの事で、勝つ事が出来たが・・・・もしかすると、我々の将棋クラブの中で、僕が初めて、この人に勝ったのかも知れない!!

 兎に角、二枚腰のシブトイ人である・・・・・!!

 新年は、第二金曜日から例会を始める予定!!

 さて、話は変わるが・・・・
 帰り間際、下駄箱のところで、子供達の一人が、
 「来年は、忘年会をやって下さいよ・・・・!!」
 と、明るい声で、僕に言った。
 「なに? ボーネンカイ〜〜〜?」
 「エエ、そうです・・・・忘年会やって下さいよ・・・・」
 と、その少年・・・・
 「・・・・・・??」
 ・・・・瞬間的に、僕はどうしようかと考えたが、
 ・・・・・・・
 ・・・・・・・
 「よーし、分かった、来年は忘年会をやるぞ〜〜〜〜!!」
 と大声で言ったら、子供達から歓声が上がった。

 そーか、そんな事を子供達は楽しみにしてるのか・・・・?

 ・・・・と沁み沁みと思いました。

 ・・・・・・
 ・・・・・・
 では、皆さん、来年も又、宜しくネ・・・・!!

   
 熊が出たっ!!
      
       

2000-12-23(土)    快晴のち小雪    ヒュッテ     L = -7°C, H = 7°C

 冬至から二日目。
 ・・・・もう着実に日が伸びてる・・・・という事だが、その実感はまだまだ湧いてこない。

 毎日々々の僕の生活は、ホームページの更新、将棋の勉強、読書・・・・等々、やりたい事が沢山詰まっていて、その日その日がアッと言う間に過ぎてしまう・・・・
 ・・・・そんな事のためか、明日がクリスマス・イヴだという事に全然気付かなかった僕。

 夕方、突然、
 (・・・・そう言えば、今日は佐久中央教会のイヴ礼拝だった筈だけど・・・・)
と思い出して、中央教会に出掛ける事にした。

 行ってみると、星子先生、栄先生、泉さん、信ちゃん、サッちゃん・・・・など、本当に懐かしい人々に会う事が出来、とても嬉しかった。

 イヴ礼拝が終った後、泉さんのお母さんから声が掛かり、小林宅でお茶をご馳走になりました。
 ・・・・何せ、皆さんにお会いするのは、1年ぶりと言う事もあって、次から次ぎへと話は尽きる事が無い。
 結局、おいとまをしたのは、真夜中少し前・・・・・

 午前0時半、帰宅。
 帰宅後、パソコンを立ち上げメールボックスを覗いて見ると、去年、お会いした「町の駅」の斎藤文子さんから、綺麗なクリスマス・カードのメールが届いていた。
 ・・・・素敵ッ!
 とても可愛らしいメール・カードだったので、コピーして、今日の日記にペーストしようとしたが、上手く行かなかったので、あきらめることにした。
 斎藤さん、どうも有り難う!!

   

    
2000-12-24(日)     晴        ヒュッテ     L = -5°C, H = 7°C

 午前中、12月24日の日付指定で金色の封筒に入ったキュートなクリスマス・カードが届いた。

 

 封筒の裏の差出人を見たトタン・・・・
 「うわー、Hitomi からだー・・・!!」
 ・・・・懐かしさが込み上げて来て、僕は思わず呟いてしまった。
 僕よりも、ずっと背の高い彼女・・・!
 でも・・・・書いてある言葉は、
 「・・・・これからも、ずーっと友達です・・・・」
 少女のように可愛らしく清々しい・・・・!!

 僕は、嬉しくなって彼女からのカードをデジカメで撮って、今日の日記にペーストした。

 夕食後、Masa ちゃんから戴いたバニラティーを飲みながら、昨夜、佐久中央教会の星子先生や小林さんのオバアチャンから戴いてきたケーキを美味しく戴いた。

 でも、僕って、何んて仕合わせな人間なんだろう!!

 ・・・・本当に静かでしんみりした素敵なクリスマス・イヴ・・・・!!
 今日の高原日記のキーボードを叩いていた僕は、指を止めると、大好きなローソクに火を灯し、これまた大好きな新約聖書の「ルカ伝」を開くと、あの美しい冒頭のイエス様の誕生の場面を静かに、ひと言、ひと言、味わいつつ読みました。



 わたしたちの間に成就された出来事を、最初から親しく見た人々であって、み言葉に仕えた人々が伝えたとおり物語に書き連ねようと、多くの人が手を着けましたが、テオピロ閣下よ、わたしも全てのことを初めから詳しく調べていますので、・・・・


 この美しい書き出しである。
 静かな夜、沁み沁みとした夜・・・・これが僕にとっての、本当のクリスマス・イヴなのではないだろうか・・・・と思う。

 10時過ぎに、東京の家内に電話したら
 「今、少し前に、KRが教会のイヴ礼拝から帰ってきて、ご飯を一緒に食べ終ったところなの・・・・そしたら、今日、KRったら教会にけん玉を持って行って、子供達の前で、連続10回の世界一周をやって見せたんですって・・・・そしたら、子供達が、みんなビックリしちゃって・・・・!!」
と、言っていた。
 大好きな家内と、心の優しいKR・・・・!!

 こんなに素敵な家族にも恵まれて、本当に、僕は何んて幸せなんだろう!!

 ホントに素晴らしいクリスマス・イヴでした・・・・

 ・・・・・・・
 ・・・・・・・
 イエス様、こんなにも素晴らしい貴方の誕生日を私達にお与え下さり、心から感謝致します。
 ・・・・・・・
 ・・・・・・・

 現在の時刻は、クリスマス.イヴの午後11時20分。
 居間のベイ・ウィンドーのカーテンを開けて、空を見ると、冴え渡った冬空に、美しい星星がキラキラと瞬いています。

 ・・・・
 それでは、今日の日記をアップロードして、斎藤文子さんと Hitomi ちゃまに、「どうも有り難う!!」のメールを出してから、休むことに致しましょう。

 皆様、オヤスミナサイ!

 Very merry Christmas ! !

  
(追記)
寝る前に、メールを覗いたら、富山県の智子ちゃんから、クリスマス・カードが届いていた。発信したのは、今日の午後2時。
・・・・っていう事は、今日の午後は、メールボックスを覗かなかったのだろうか? 僕にしては、珍しい事である。

   

   
2000-12-25(月)    曇のち雪     ヒュッテ     L = -7°C, H = 2°C

 静かなクリスマスの朝。
 起きた時には、晴れ渡っていた空も、午前10時くらいからドンヨリと曇り始め、11時過ぎには、チラチラと白いものが舞い始めた。

 久方振りの雪模様。
 テレビの天気予報では、各地に大雪が降るらしい。
 八ヶ岳の山麓にあるヒュッテも大雪に見舞われそう・・・・
 でも、今日のクリスマスは文字どおりホントのホワイト・クリスマスなっちゃうかも・・・!

 午前中は、昨夜、眠くって書けなかった斎藤文子さんや、智子ちゃんにメールを出したりして、静かなクリスマスの朝を過す。

 その後、山を下りてヤナショーに行き、スチーム型の加湿器を買って来た。

 今年の、自分へのクリスマス・プレゼンとはこの加湿器でした。

   

   
2000-12-26(火)      晴       ヒュッテ     L = -10°C, H = -4°C

 積雪 10cm。
 テレビの天気予報で、盛んに「各地に大雪」の予報を出していたが、余り大した雪にはならなかった。 今冬、初めての雪掃きをする。

 今日の最高気温はマイナス 4 度。
 一日の最高気温がマイナス 4 度というのは、余りないことである。

   

   
2000-12-27(水)      快晴      ヒュッテ     L = -15°C, H = -2°C

 今冬の最低気温である。

 久方振りに、ユッタリとした気持ちの休日。

 午前中、渡辺歯科に出掛けたら、待合室で「みや書店」のご宮崎三段と出会い、ヤアヤアと挨拶をし、30 分ばかり、将棋の話に夢中になる。
 ・・・・僕達の話を聞いていた患者さんが二人話の中に入ってきて、ひとしきり話に花が咲いた。そのうちの一人の患者さんは、昨日の夕方、羽生と藤井の龍王戦のテレビ実況があり、残り時間2分と追い詰められた藤井の粘り勝で、龍王座を守ったということである。
 その時の二人の気迫が物凄く、そのお年よりは
 「・・・・へえ、もうテレビの画面に縛りつけられてしまって、もう他の事がてに着かなかっただよ・・・・!!」
 との事!!
 振り飛車党の藤井が王座を守ったというのは、四間飛車に夢中になっている僕には、吉報であった。

 その所為かどうか分らないけど・・・・今日は、珍しく一日中、将棋の「次の一手」の本を夢中になって読んでいたような気がする。

 午後、やすらぎ園に出掛けて、来月、小海町に嫁いでくる中国人の女性の話を聞いて来る。
 ・・・・遠い吉林省からやって来るお嫁さんは、色々と不慣れな事もあると思うが、仕合わせな結婚生活を送る事が出来れば・・・・と心から願っている次第である。

 ・・・・そのあとで、町の中に食料の買物に出掛けたが、帰途、コメリに寄って、Hitomi ちゃまから貰ったクリスマス・カード用の小さな額縁を買って来た。

 ヒュッテに戻ってきたのは午後6じ過ぎ。
 車を降りると、凍り付いた地面はバリバリと音を立て、頬に吹き付ける風は、心地よく冷たい!! 
 寒暖計を見ると、マイナス1度。

 カラリと晴れた西の空には、まだ、夕暮れの余韻が残っていたが、白い木星が大きく光っていた。 
 ・・・・静かな夕べ!
 こんなに美しい景色の中に住んでいられる僕は何んと幸せなんだろう!!

 夜、寝る前にレッド・ジンジャーのハーブティーの最後のティーバッグでお茶を飲んだ、
 素敵な、香りと爽やかな味!

 本当に、シンミリとして仕合わせなひと時である。

   

   
2000-12-29(木)    晴       ヒュッテ     L = -7°C, H = 2°C

 一昨夜、コメリ・グリーン・センターで見付けてきた額縁に、クリスマス・イヴの日に届けられた Hitomi からのクリスマス・カードを入れて、ダイニングのカラー・ボックスの上に置いてみた。

 

 そしたら、何んとなく、部屋の雰囲気にピッタリと合ったので、とても嬉しかった。
      

 

       
 そのあとで、このクリスマス・カードを、Masayo が置いて行ったヴァニラ・ティーの缶とならべてアップで撮ってみたら、とても仲良しに見えたので、とても可笑しかった。
 ・・・・今頃、二人は何をしているのだろうか?


   

      
2000-12-30(金)    晴       ヒュッテ     L = -11°C, H = -2°C

    
午前7時半になっても、冬の太陽の位置はまだとても低い。
今朝、東側のカラマツ林の向こうから上って来た太陽の
殆ど水平線に近い、明るい朝の光が庭を照らすと
細い枝先までも霜に覆われた白樺が
樹氷のようにキラキラと美しく輝いていた・・・・

   

  

   
この素晴らしき景色をボンヤリと眺めていた僕は
「生きてるって、いいなあ・・・!!」
って、心の中で沁み沁みと思いました・・・・・・・!!

   
 午後6時半。
 松原湖少年探偵団の山荘にお邪魔する。

     (つづく)

   

    
2000-12-31(日)     晴      ヒュッテ     L = -6°C, H = 5°C

 午前6時半、長湖のワカサギが解禁になった。

 南の方から気圧の谷がやって来たとかで、やけに暖い。
 正午近くなると、屋根の雪や、道路の雪が柔らかくなって溶け始めたのには驚いた。

 紅白が終ったあと、松原の諏方神社に初詣でに出掛けた。
 神社で吉松さん一家に出会い、皆で神社の座敷に上がって、神主さんのお払いを受け手から帰宅する。
 ・・・・驚いたことに、その神主さんは、去年(2000年)一月、松原湖スケート大会の時に、一行の世話を焼かれたいた、鷹野教諭でした。
 全く、世の中、狭いものである。

 最後に、20世紀の最後に受け取ったメールは Masayo からのメールでした。

(つづく)